ジュビア・ロクサー

登録日:2018/04/01(日) 11:43:38
更新日:2023/11/15 Wed 22:31:24
所要時間:約 20 分で読めます




ジュビア・ロクサーとは、『FAIRY TAIL』に登場する魔導師であり、作中No.1の色ボケである。


俄雨 ~概要及び人物像~


水魔法を操る女性魔導師。
二つ名は「大海のジュビア」
登場当初17歳、X786時点で18歳。
青い髪に真っ黒い目が特徴的だが絵柄が変わりやすい本作の中でもハッピーやウルティアに匹敵するほどキャラデザが変わっており、計5度もイメチェンを計っている。
初登場した時と最終巻の彼女を、初見で同一人物だとわかる人はまずいないだろう。
おかげで記事がこんなに長くなりました。

魔法のせいか体質か、異常なほどの雨女で心が荒れたり沈んだりするたびに雨を降らせてしまう。
初登場時には『妖精の尻尾(フェアリーテイル)』と敵対する『幽鬼の支配者(ファントムロード)』特級魔導師「エレメント4」として冷徹な一面を見せていたが、グレイに惚れてからは色ボケ街道を驀進している。

愛しのグレイ様に対する姿勢は憧憬や思慕を通り越して「欲情」と呼んでも過言ではないレベルであり、
  • 初登場時、いつもの脱ぎ癖を披露し始めたグレイに対し「いやー!! まだジュビア心の準備がー!!」と大興奮
  • 敵が男であろうがグレイに対する発言には過敏に反応し嫉妬
  • 最初の頃は普通の部屋で暮らしていたのに、第2部では部屋中グレイグッズ だらけの目が痛くなりそうなコーデに
と、いついかなる時でも自分に一切嘘をつかない姿勢を固持していらっしゃる。
アニメでは更に拍車がかかっており、星空の鍵編でグレイとチームを組んだ際には、顔つきは自分似、髪はグレイ似の幼女と3人で暮らす妄想までしていた程。

モノローグや戦闘内では女言葉で話しているものの、仲間内では普段から親しい相手にも敬語を話している。
ただしルーシィに対しては楽園の塔編以降も「グレイとの恋敵」だと認識しているフシがあり(ジェミニ曰くグレイから見ても外見はタイプらしい。勿論この発言はジュビアは知る由もない。)、紅茶に滅茶苦茶辛いスープを混ぜて飲ませたり、天狼島封印以降の星霊界の話を聞いて「かわいそうに! ルーシィのせいで!!」とうっかり本音を漏らしたりと何気にキツ~~い一面を見せたりしている。
アニメでは班別行動が行われると知ってウキウキするも、たいていガジルやエルザと組まされ頽れるというネタが鉄板であった。

一人称は自分の名前である。



時雨 ~活躍~

Ver1(~楽園の塔編)

髪型:くるくるカール
帽子:黒のロシア帽
衣装:黒っぽいワンピースコート、胸元にてるてる坊主

初登場時は『幽鬼の支配者(ファントムロード)』のエレメント4として現れ、「大地」のソルと協力しルーシィを捕獲。
幽鬼の支配者(ファントムロード)』がギルド間抗争禁止の掟を破り『妖精の尻尾(フェアリーテイル)』に本部ごと侵攻をかけた折には、「大空」のアリア、「大火」の兎兎丸との計4人で
本部に用意した魔道収束砲ジュピターの魔力供給を行っていた。

妖精の尻尾(フェアリーテイル)』上陸を防ぐためジュビアはマグノリアで遊撃体制を取るも、そこでばったりグレイと遭遇。
抵抗せずルーシィを引き渡すよう迫るジュビアであったが、グレイはそれを拒否し、立ち向かう姿勢を見せた。
そしてジュビアはその男らしい姿に一瞬で恋に落ち、戦意を失いグレイに背を向ける。
突然の心変わりに混乱するグレイであったが、もっと混乱していたのは当然ジュビアであった。
ホレタハレタの一心でジュビアは動揺しつつも目的さえ果たせば乱暴はしないと譲歩するも、当然グレイはその条件を突っ撥ねる。
が、そのことがジュビアの「本心」に火をつける結果になってしまった。

「恋敵ィィィィ!! ジュビアはルーシィを許さなィィィィィィ!!!」

いくらなんでもチョロすぎである。
自身が撒いた種の存在に気付かない(気付くわけもない)グレイに向け、ジュビアは煮えたぎる熱湯と化した水流をぶつける。
一瞬後で我に返り焦燥するジュビアであったが、グレイの氷はそんな熱湯をたちまち氷柱の塊に変え、ジュビア本体まで氷漬けにする。

いつしか戦いは終わり、空には雲の切れ間から虹の橋が架かっていた。
大雨は止み、一人の少女の心に恋の太陽が顔を見せた瞬間だった。


幽鬼の支配者(ファントムロード)』壊滅後はマグノリアに留まり、『妖精の尻尾(フェアリーテイル)』本部再建に尽力するグレイに密かに弁当を差し入れ(てナツに食われ)たりしていたが、グレイをストーキングしてカジノに潜入した最中に楽園の塔の孤児たちから襲撃を受け、グレイを体内に隠すという文字通りの隠し玉で難を逃れる。
エルザが楽園の塔に攫われたことを知るとナツたちと結託し、水中から楽園の塔に上陸する道を開いた。

塔内部で暗殺ギルド『髑髏会』三羽鴉のヴィダルダス・タカに襲われると、彼のデスメタルに興味を持ってしまったせいで洗脳され、パンクなネーチャンと化してルーシィに襲い掛かる。
戦闘では開幕から水流でルーシィを水浸しにした上、「その無駄にでけぇチチだな!」という台詞と共にルーシィのドレスの胸元を引き裂き、ヴィダルダスが見ている前で彼女の巨乳を露わにしてしまう。
更には頭突きをかましたり、髪を毟り取ったり、スパンキングしたり、水流で飲み込み水責めする等、圧倒的な実力差で彼女を嬲る。
しかし心中では「恋敵とは言えルーシィさんのことを傷つけたくありません…! ジュビアを倒してください!」と懇願していたため、ルーシィのアクエリアス召喚の憑代としてその身を捧げ*1、更にその場シノギで出来る代物ではない合体魔法(ユニゾンレイド)を一発で成功。
アクエリアスの水流との合わせ技でヴィダルダスを撃破した。

そして楽園の塔崩壊から程なくして正式にジュビアは『妖精の尻尾(フェアリーテイル)』に加入。
それを断る者はだれ一人いなかった。
マスターの孫であるS級魔導師、ラクサス・ドレアーただ一人を除いては…。



ちなみにグレイを主役にしたスピンオフ漫画『アイストレイル 氷の軌跡』(グレイがウルの下を離れ妖精の尻尾(フェアリーテイル)に入るまでの話)では
幼少期の姿が登場しており、この頃からこの黒一色コーデと朝大変そうな髪型だったらしい。
叔父の下に贈り物を持っていく最中、泥棒魔導師ドロンボに荷物を奪われ、悲嘆のあまり雨を呼んでしまう(その結果グレイは無一文になってしまった)。
しかしグレイがドロンボを捕まえ荷物が戻ってくると、その雨は次第に弱まった。
叔父の家はグレイの向かう先とは逆で、この時2人は顔すら合わせていなかったのだが、グレイの向かったマグナリアの空に虹がかかっていたことは、後のジュビアの運命を暗示していたのかもしれない…。

Ver1.1(BOFT編~エドラス編)

髪型:バッサリと切ったショートカット
帽子:白
服装:ミニスカワンピ

髪を切ってイメチェンしたジュビアは、意気揚々と収穫祭に参加。
早速ミスコンに出演するも、他のメンバー共々エバーグリーンに石にされてしまう。
エルザがとある事情で石化を破り、脱出すると他のミスコン出場者と共にバトル・オブ・フェアリーテイルの阻止に向かった。
しかしフリードの展開した術式トラップに嵌り、カナと同士討ちさせられそうになったことで、自ら雷殿に突撃し戦線離脱した。
それは彼女が「ファントムの女」ではなく妖精の尻尾(フェアリーテイル)の一員となった瞬間だった。
意識復帰後は他のメンバーたちと共に雷殿の破壊に戻り、枕を並べて気絶しながらも町の崩壊を防いだ。

そして迎えた収穫祭当日、山車が曳かれパレードが始まる。
ジュビアはグレイと共にお城を模した山車に上がり、二人の水流と氷はダイヤモンドダストとなってマグノリアに季節外れの淡雪を齎した。
その姿を見て、かつてグレイと矛を交えた「蛇姫の鱗(ラミアスケイル)」の4人の頬も自然と緩む。
やがてパレードが最高潮となる中、二人はマスターや仲間と共に高く指を突き上げ、去りゆく雷龍の背を見送った…。

え? 六魔将軍(オラシオンセイス)編? エドラス編? そういやいたね。


Ver1.2(天狼島突入直前~星空の鍵編)

髪型:また伸ばしてクルクルパーマ
帽子:短めのロシア帽
服装:若干スリットが増えた黒コート

エドラスから帰ってきたハッピーが、「エドラスではグレイはジュビアにベタ惚れ」と教えたことで再びジュビアはイメチェン。
速い話が元に戻しただけだが、目は格段に優しくなった。あと口紅変えた。


時は流れて時は12月。
遂に妖精の尻尾(フェアリーテイル)はS級魔導士選抜試験を迎える。
元々エレメント4はS級に当たるポジションだったため、当然ジュビアも候補生に選ばれることとなった(ガジルは落選)。
順当にエルフマンやらナツやらが選ばれる中、グレイもS級候補生に選抜。
グレイのバディになれないことに落胆するジュビアに、エドラスから帰ってきたリサーナはノリノリで応じる。

迎えた試験当日、魚に変身したリサーナを水に変身して天狼島に送るという劉備諸葛孔明もびっくりの連携を見せる二人であったが、なんと関門で待ち受けていたのはよりにもよってエルザだった!
…で、読者の予想通り予選落ちとなった二人は、試験終了まで合格者と共に天狼島に留まることに。

天狼島に眠る初代「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」マスター=メイビス・ヴァーミリオンの持つ「至宝」を目指し、闇ギルド「悪魔の心臓」が侵攻してきた際にはジュビアはエルザ共々「煉獄の七眷属」の一人メルディの襲撃を迎え撃つ。
物理透過を無視して直接攻撃をブチ当ててくるメルディに、魔力を使い切り疲弊していたジュビアは苦戦を強いられる。
「十三位のゴミ」として真っ先に狙われ、痛めつけられるジュビアであったが、彼女が狙う「一位」グレイの抹殺を耳にした際には、完全に正気を失うほど激昂し、瀧のような大豪雨を発生させながらメルディに襲いかかる。

圧倒的な攻撃力でメルディを追い詰めるジュビアであったが、彼女の口車に乗せられグレイの事を思い浮かべてしまい、感覚を強制的にリンクさせられてしまう。
当初こそ悦んでいたジュビアであったがメルディは更に自身とも感覚リンクを繋げ、自害することで三人まとめて始末しようとした。
それを見たジュビアは自ら左足を叩いてメルディの自害を阻止(グレイはとばっちりを受けた)し、折れた足を引きずってメルディのもとへ歩み寄る。
しかしその拳がメルディを打つことは無く、開かれた掌はメルディの背を優しく抱いていた。
メルディにとって師匠ウルティアへの想いは何よりも重く篤かった。
それに気づいたジュビアは、ウルティアがメルディの死など望んではいないことを(多少自分勝手に解釈しつつも)訴えかけ、その熱い思いは感覚をリンクしていたメルディの胸を深く打ったのだ…。
二人の眼を伝った水は、雨よりずっと塩辛く、暖かかった。

…と纏めれば格好はつくが、その後グレイと再会してからは(ウルティアから黒魔導士ゼレフを託された)メルディを怪奇蜘蛛女となりつつも追いかけまわすなどの奇行(笑)に耽る、グレイからの罰を懇願し尻を突き出すなどいつものジュビアに戻っていた。

そして悪竜アクノロギアの飛来に伴い、天狼島の時間は7年に渡り氷結する。



Ver1.3(大魔闘演武編~冥府の門編)

髪型:今度はロングヘア
帽子:白いファーと黄色い蝶の飾りが付いた黒いハット
服装:さらにスリットが凄いことになった黒コート

X784年に大陸に起算した後は、アニメオリジナルの『星空の鍵編』でグレイと共同作業(笑)を行ったりしているが、大魔闘演武開始から程無くしてイメチェンした。
あの巻き髪は真下に垂らす形にパーマを当て、帽子も少し変わった。
合宿中に星霊界で過ごしたため準備期間の大半を使い切ってしまい、途方に暮れる(ジュビア含む)天狼組であったが、そこで一行は中立ギルド「魔女の罪(クリムソンシエール)」を結成したウルティア&メルディ師弟と再会を果たす。
別人のように変わったメルディとの再会を大喜びするジュビアだったが、そこでウルティアからの提案を受け、第2魔法源の開発を受諾。
ナツやグレイ共々猛烈に苦しみながらも無事に覚醒を果たし、7年間のタイムラグを埋めるに至った。

大魔闘演武では「蛇姫の鱗(ラミアスケイル)」のリオン(グレイの兄弟子)に一目惚れされるなどの珍事を巻き起こしつつも、「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」Bチームとして参加。
初日オープニングの隠密では分身したグレイの偽者に「こんなにいるんなら一人くらい」と抱き付いて即ダメージを受ける。
3日目で大鴉の尻尾(レイヴンテイル)が脱落したためそれに伴い妖精の尻尾(フェアリーテイル)チームは統合。
4日目では「海戦」が行われた際には文字通り水を得た魚…かと思いきや、弾き飛ばされて3位に。
そして運命の5日目、全員参加のサバイバルにおいてグレイとジュビアは蛇姫の鱗(ラミアスケイル)と対峙。
リオンとシェリアという強豪相手に二人は合体魔法(ユニゾンレイド)を決め*2、辛くも勝利。
満身創痍になりながらも妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士たちは最後の戦いを挑み、結果としてその拳を下ろすことなく戦わずして優勝を決める。

そして程無くして、時の門を渡り過去の世界から竜たちが雪崩れ込む。
ジュビアはグレイと共に圧倒的な力を持つ七竜に挑むが、運命は非情にも、ジュビアの眼前でグレイの命を奪い去った…。
しかし「ある人物」の「勇気ある1分」のおかげで時は戻り、グレイを始めとした惨劇の犠牲者たちは息を吹き返す。
そしてナツと心通わせたアトラスフレイムの活躍に伴い時の門は破壊され、全ては終わりを告げることとなる。


時は少々流れ、潜伏していた最後のバラム同盟の一門、冥府の門(タルタロス)が暗躍を始める。
空飛ぶ冥王島に殴り込んだジュビア達の前に、冥府の門の最高幹部「九鬼門」の悪魔たちが立ちはだかる。
グレイは九鬼門唯一の人間であるシルバーと戦うが、彼はグレイの父の身体を乗っ取ったデリオラだった。
そして分断されたジュビアの前に立ちはだかったのは、シルバーを蘇らせた張本人であるネクロマンサーのキース。
自らと同じく体を粒子に変えるキースとの激戦の中、ジュビアは真相を知る。
デリオラは本当に死んでおり、シルバーの肉体を操っているのは生前のシルバーの人格であることを。
そしてキースが死ねば、シルバーの命は絶たれ、再び躯に還ることをも。

言葉の裏に隠された父の愛を悟ったグレイは(メッサ力技で)シルバーを破るも、その刃がシルバーを討つことは出来なかった。
涙を流し頽れるグレイの「強さ」を識ったシルバーは、念話でジュビアに語りかける。
キースを討てばシルバーは勿論、冥王島を操るクロフォード(の死体)も潰れ、魔導士への最後通告である「フェイス」は止まる。
当然ながらジュビアはそのことを聞いて愕然とし、キースはそれを嘲笑う。

「そなたの手で少年の父の亡霊を消し去ってやるがよい 父と子の絆を断ち切ってみせるがよい!」

「できない…!!」

「それが人間の愚かさ 我は人間を知っている 感情が理屈の邪魔をする 醜い エゴの塊」

勝利を確信したキースは身体を霧に変え、ジュビアを取り込む。
しかしその体内でジュビアは自らの体積を変え、キースの身体を突き破る。

「あなたに人間同士の絆を切る事なんてできない!」
「グレイ様の想いも・・お父様の想いも・・きっと届く・・」
「たとえ形が消えようと想いはずっと心に残る!! それが人間の愛の力だって信じているから!!」

流した涙は弱さではなく覚悟の表れだったのか。
霧となり消し飛ぶキースの破片をバックに、シルバーの最後の想いがジュビアの脳裏へと伝わっていく。

「グレイを、頼むぞ」という、熱い思いが。


息つく間もなく、ジュビアはキースの体内に含まれた魔障粒子の毒とトラフザーの黒水で意識を失うが、グレイが滅悪魔法で封じ込めたテンペスターの魔障粒子サンプルにより甦生。
そして冥府の門壊滅に伴い、ギルドマスター・マカロフは妖精の尻尾(フェアリーテイル)に解散命令を下した。
父を間接的とはいえ奪ったジュビアをグレイは決して咎めることなく、その手はジュビアの手を取り、共に行く未来を示す。



さて1年の月日が流れ、無事に合流を果たしたナツ&ハッピーとルーシィは妖精の尻尾(フェアリーテイル)再結成を目指し冒険の旅に出る。
かつての強敵ブルーノートをも一蹴したナツはウェンディとシャルルを仲間に引き入れ、3人と2匹…ごめんなさい5人はグレイを探しに向かう。
そんな中、彼らは滝の如くゲリラ豪雨の降る一軒家を見つける。
予想通りそこには項垂れるジュビアがあり、ナツたちを見て「グレイ様!」と飛びつこうとするも人違いだと悟り倒れてしまう。
介抱されベッドで目を覚ましたジュビアは、なんとグレイと同棲していたという恐るべき事実を語り始める。
系統が近いため一緒に修業していた(というかジュビアが押し掛けていた)らしく、脱ぎ癖も移りつつあったらしい。
グレイ様ナイスです。
が、グレイは修業を重ねるうちに滅悪魔導士の証である黒い紋章が肥大化し始め、いつしかジュビアのもとを去った…。

…と思いきや実は黒魔術教団(アヴァタール)を潰すためにジュビアを欺いていただけであり、無事にエルザとも合流を果たした一行は黒魔術教団(アヴァタール)をたった1日で完全壊滅に追い込む。
なんやかんやあってジュビアと再会したグレイであったが、その様子を見て再結集した妖精の尻尾(フェアリーテイル)メンバーからはありもしない噂を立てられたという…。


Ver2(アルバレス以降)

髪型:セミロング
帽子:日替わり
服装:黒コートから青コートに変化、どんどん明るい格好に


西の最強の敵・アルバレス帝国の襲来に備え殺気立つイシュガルにおいても、相変わらずグレイにお熱なジュビア。
戦いにおいてもワールの作った弱点特効兵(ウィークネス)(水の弱点=熱蒸気の使い手)に苦戦するも、グレイとタッチすることで互いの弱点特効兵(ウィークネス)(グレイの場合は火の使い手)を撃破するなど抜群のコンビネーションを見せる。
更にスプリガン12の異端児・ナインハルトの作り出す「屍のヒストリア」で蘇ったキースに苦戦するも、メルディの加勢に伴い(ヒストリアの)ザンクロウ共々一撃で吹き飛ばして討伐した。

しかし、スプリガン12最強の女アイリーン・ベルセリオンにより、突如フィオーレ王国は土地が縮んだ上にバラバラにシャッフルされてしまう。
そこで彼女とグレイが出会ったのは、造形魔導士でもスレイヤーでもない「純粋な氷の魔導士」インベル。
インベルは滅悪魔導士であるグレイにENDを殺すよう嗾けるため、グレイにとって最も親しい友である(と少なくともインベルは思っている)ジュビアに目をつけ、二人に氷の鎖を繋ぎ互いに殺し合わせようとする。
氷や水の魔導士である二人ですら意識を失い始めるほどの低温の中で、闘いは冷酷にもスタートしてしまう。

「ジュビア…」

「グレイ…」

それは初めて、彼女が愛しい彼の名前を呼び捨てにした瞬間だった。

氷と水の実力の拮抗する魔導士、しかも片方は滅悪・造形魔法の二刀流持ち。
誰の眼にも勝者は明らかであったが、勿論無傷で勝てるような死合になるわけがない。
グレイを苦しめることを魂の奥底から否定するジュビアは、自らを作る水の身体に通用するたった一つの矛を作り出す。

それは______水、すなわち自分自身だった。

「出会えて良かったです グレイ様」

過たず自らの胸に刃を突き立てるジュビア。
その視界に映ったのは

驚愕しつつ自らの腹を氷の刃で貫くグレイの姿

だった。

「仲間を__いや」

「お前を傷付けたくない だから こうしたのに_____」

二人の鼓動が止まったことで、氷の鎖は消滅する。
予想外の展開に驚きを隠せないインベルは自らがENDを消し去ろうとその場を立ち去るが、直後にグレイは目を覚ます。
ジュビアは自らの身体を 血 液 に造形し、グレイの鼓動を吹き返したのだ。


「ジュビアはグレイ様の中で生きています だから悲しくはありません」
「ジュビアの命は グレイ様のものだから」


息を吹き返したグレイは瞬く間にインベルを打ち据え、彼より聞かされたENDの正体を知ると親子二代に渡る因縁に終止符を打つべく戦場に戻る。
そして覚醒した「END」と一騎打ちを行うが、そのさなかにエルザが割って入る。
拳を止めたグレイは、シャルルの予知を聞き駆け付けたウェンディにより、間一髪ジュビアが死を免れた事を知るのだった…。



豪雨 ~使用魔法~

彼女の魔法は水流(ウォーター)というもので、身体を水に変えることができるようになる。
これに伴い物理攻撃をすり抜けることが可能になる(グレイに乳を揉まれていたりシモンにぶっ飛ばされたりしている描写を見る限り任意でオンオフが可能)が、「線」「点」による攻撃は回避できても、高所からの落下など完全にバラバラにはじけ飛ぶ場合には再生できなくなる危険性がある。
実際作者の前作『RAVE』では全身を強酸性の毒液に変えるルカンというキャラクターが、高所からの落下による空気抵抗で飛散して死亡している。
劇場版第1作『鳳凰の巫女』では魔弾の衝撃波を受けて全身が吹っ飛ばされて壁に叩き付けられたことによりダメージを受けていた。

また、蒸気や電流など水を直接蒸発・沸騰させうる攻撃は通用する(火は消火できる)。
自らの体積をある程度変えることが可能らしく、自分より体積が大きい(はずである)グレイを無理矢理体内に収納したこともある。

なお水流は単に自らの身体を水に変化させる魔法ではなく水を操る魔法であり、何もない所でも莫大な水による攻撃が可能。
OVA版では地下水流を操ったりしていた。
水の温度はジュビア自身の意思で冷水にでも熱湯にでもできる(当然、怒ると沸騰する)。

漢字の読みがスイリュウだから水の滅竜魔導士にそのうちなるのかと思いきやそんなことは無かったぜ!
続編のスピンオフで期待する声もあるが気にすんな!


以下、使用魔法一覧

  • 水流拘束(ウォーターロック)
水の玉を作り出し、相手を閉じ込める。ド○えもんのルームスイマーのように対象はどんなに泳いでも脱出できない地味に恐ろしい魔法。
逆に水中でも酸素を取り込める特殊な水を作り出すこともできる。

  • 水流斬破(ウォータースライサー)
水のカッターで広範囲を攻撃。
アニメオリジナル「日蝕星霊編」ではグレイの作った巨大な氷山をガリガリ削り取って雪にした。

  • 水流裂鞭(ウォーターカーネ)
腕を水の鞭に変えて薙ぎ払う。

  • 水流激鋸(ウォータージグソー)
自ら水を纏い回転しながら切り裂く攻撃。

  • 水流昇霞(ウォーターネブラ)
自身を中心に螺旋を描くように水をぶちまける。

  • 水流台風(ウォーターサイクロン)
巨大な水の竜巻で相手を押し流す。

  • 水流双牙(ウォータークロー)
水の爪で相手を切り裂く。
ぶっちゃけ火竜の砕牙の水バージョンにしか…。

  • 届け愛の翼グレイ様ラブ
完全にネタ技。もうやだ。



天気雨 ~派生作品・並行世界のジュビア~

  • エドラス編
並行世界エドラスにもジュビアはいるが、ミニスカポリス風の外見で目つきもファントム時代並みに悪い。
ちなみに髪型もファントム時代準拠。

こちらではアースランドとは逆に、一方的にグレイ(フルネーム:グレイ・ソルージュ、超寒がり)に惚れられており、鬱陶しがっている。

  • 妖精学園 ヤンキーくんとヤンキーちゃん
幽鬼高校のスケバン。
傘は日傘派。
漫画版ではモブだが、OVAでは出会った瞬間にルーシィに敵意をMAXにしており、グレイに惚れる一幕まである。
あとTV本編以上に巨乳、顔くらいある。

  • STONE AGE
紀元前1万年の女(メス)村の蛮族の一人。
村長のエルザに率いられて男(オス)村を襲い、棍棒で水門を破って水攻めにした。
グレイを文字通り尻に敷いている。


氷雨は上がり虹を呼ぶ ~その恋の行きつく果て~

とまあ、このダラダラ長い六月の雨のような記事を振り返ってみれば、グレイとの絆と恋の進展こそが彼女の来歴そのものとも言える。
作中ではその妄想癖を爆発させ、読者・視聴者に笑いと妄想の種を振りまいてきたジュビアであったが、彼女の想いについて、結論は出たのだろうか?

その答えは、『FAIRY TAIL』最終回に記されている。



アルバレスとの戦いから1年が過ぎ、妖精の尻尾(フェアリーテイル)での長い長い戦いと絆の歴史を書いた私小説が大賞を受賞し、ルーシィは念願の小説家デビューを果たす。
妖精の尻尾(フェアリーテイル)全体で祝賀会を行う中、下戸のジュビアはいつものように大泣きして酔っぱらっていた。
誰かさんにうつされた脱ぎ癖を披露し始めるジュビアを必死で止めるグレイであったが、そこで彼女の腹に大きな傷が残っていることに気付く。
グレイも体の傷は割と残っている*3のだが、それを見て彼は「男と女じゃ違うだろ」と言葉を濁しつつ、ウェンディに頼んで消してもらわないのかと問いかける。
それに対し疑念を呈するジュビアに対し、どもりつつもグレイは応える。


「おまえの体は…」

「その…」


「オレの… もの… かも…  しれねぇつーか… えーと…」


即座に目をハートにするジュビア、そしてドラゴンの耳でその真意を知り真っ赤になってしまうウェンディ。


どうやら二人の間に降っていた霖も、もうすぐ止む日が来るのかもしれない。








「ハァ…ハァ…グレイ様! ジュビアやっと書き上げました!!」
「いや長すぎるだろこの記事! エルザの1.5倍くらいあるじゃねえか!」
「ルーシィに負けてはいられませんの! どうか! 同課是非ご一読を!!」
「ええい! まずはオレが追記・修正してからだ!!」


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最終更新:2023年11月15日 22:31

*1 このことはアクエリアスにとって不本意だったらしく後で激怒していた。

*2 アニメ版ではエドラス編の前のオリジナルエピソード「ドラゴノイド編」や劇場版第1作でユニゾンレイドを行っている

*3 目の上(リオン)、脇腹(ウルティア戦で自分で切腹した時)、腹(ジュビアのと同じ)