ザキラ

登録日:2019/10/12 (土) 19:20:50
更新日:2023/09/05 Tue 22:53:27
所要時間:約 10 分で読めます



もしかして:ザラキ/ざらき


ザキラ とは、『ウルトラマン80』に登場する怪獣。

■データ

別名:スペース・ジョーズ
身長:50m
体重:2万t
飛行速度:マッハ10
出身:宇宙


■概要

第28話『渡り鳥怪獣の子守歌』に初登場した怪獣。
10年に一度、群れを成して宇宙を渡る渡り鳥怪獣バルの天敵。
オーソドックスな怪獣体型に、頭から後方に向けて数本の角が生えて背鰭に続いている。
格闘が強い他に目から強力な光線を放つ。
さらに、バルを喰うほど強くなる。


■活躍

劇中に登場した個体は異常な食欲を持ち、バルの群れを食いつくしてしまい、落下した卵から孵ったバルを狙って地球へも襲来。
多数のバルを喰っていたためウルトラマン80をもKO。矢的猛(80)に懐いていたバルの反撃をものともせずこれを殺害。
怒りに燃えて復活した80から必殺技のフルコースを受けて倒された。


■余談

80を圧倒した実績と「喰えば喰うほど強くなる」という設定から、
エネルギー不足のまま80を圧倒していたギマイラ(ウルトラ怪獣)と並び
『80』の怪獣の中でもポテンシャル的に最強候補としても噂される。



バルを悼んで追記・修正お願いします。



















   *   *
 *   + もう一人紹介しますね
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *






これも運命…!!

そして…運命は、我が味方なのだァ!!




ザキラとは、漫画デュエル・マスターズ』及び、それを原作とするアニメの登場人物である。
CV安元洋貴(幼年期:田中敦子

悪のデュエリスト集団・ガルドの長にして切札勝舞の宿敵であり、無印からFEにかけてのラスボスをつとめた。


【概要】

イギリス出身。外見や雰囲気から感じさせる貫禄からはとても想像がつかないが、無印の初登場時点での年齢は17歳
青白い肌と赤い瞳、逆立った銀髪が特徴の青年。特徴的な髪型は彼の愛用するフェニックスの羽毛、或いはドラゴン・ゾンビの角をイメージしているのかもしれない。
因みに彼の青春時代を描いた外伝ではまだ髪の跳ね具合が抑え気味だった。
左腕は後述の理由でFE以降鋼の義手を装着している。

フルネームとしては不亞ザキラを名乗っているが、名前はあくまでガルドの前リーダー・ゼウスを倒した時にオアシスに与えられたコードネームであり、苗字の不亞も表向きの大財閥としての活動のために使用しているにすぎない。
ザキラ・ジョールという呼び名もあるがあくまで非公式の表記。しかし、公式のCMで後者が使われたこともありかなりややこしいことになっている(詳しくは後述)。

性格は冷酷無慈悲で、の命をカードよりも軽いと豪語しており*1、目的のためなら不亞幽すら駒として扱い、虐殺等手段を厭わない。
真のデュエル以外で死なない身体や念動力といった人外の能力も扱うがこれらのほとんどはアダム との契約によって得た能力である。
裏切りや背信行為には容赦しない一方で挽回のチャンスを与え自ら部下にあわせたデッキを構築するなど部下たちを大切にしており、部下たちからの信頼も厚い。
自分たちに苦渋の運命を強いてきたデュエマを憎むような台詞もあり、あくまで目的のための手段と割り切っていたが、アッシュにデュエマの面白さを伝えたり勝舞との対戦では密かに心躍らせていたりと心底では憎み切れず楽しんでいた部分がある。

本来はデュエルマスターを守護するガルドの一メンバーだったが、影の存在として戦い死んでいくだけであったガルドの在り方と境遇を憎み、組織を解放し理想郷を築くという野望のために戦った。
その想いは敵であった勝舞にものちに理解された。
デュエマ脳な主人公とは対照的に頭脳明晰で、飛び級で一流大学に社会勉強を兼ね入学した時期もあり、学生時代をともに過ごしたO(オアシス)やA(アッシュ) とは特に仲が良い。


【プレイスタイル】

闇文明を中心に扱い、サイドカラ―には火文明を多用。時にはも使用する。
使用種族ダークロード、ドラゴン・ゾンビ、フェニックス、ゴッドナイトと多岐にわたる。
同じ闇使いでもバロムなどデーモン・コマンド主体の黒城とはこの点で差別化されている。

作中でも群を抜いた強さであり、敗北シーンも僅かしかない実力者(原作ではFEの勝舞との最終戦とSXのアダムとの最終戦のみ)。
彼をコンセプトとした構築済みデッキや拡張パックも多数販売されたロマン寄せの勝舞のデッキよりもこっちの方が実戦的とかいってはいけない
デッキカラーから分かるように破壊による除去や墓地利用といった戦法を得意とする。
使用カードの中には《インフェルノ・ゲート》《魔龍バベルギヌス》《邪神M・ロマノフ》など制限カードに名を連ねるものも多数存在する。
また、彼のS・トリガーからの逆転劇には定評があり、無印最終戦の《バースト・ショット》とSX外伝の《アポカリプス・デイ》発動シーンは今尚名場面として語り草になっている。


【代表的な切り札】



【作中での活躍】

本編以前ではヤエサルの親衛隊として活動しており、当初はアルファベットの称号を持たなかったためNo1と呼ばれていたが、13歳の誕生日にゼウスから与えられたAの称号を不服とし戦いを挑み、ゼウスを追放しガルドの頂点に立つ。

外界を学ぶという名目でオアシスと大学に飛び級で入学するが本人曰く退屈だったらしく1年で卒業してしまった*2。卒業式当日、自分やアッシュを目の敵にしていた教授を真のデュエルで打ち負かした*3

第一回世界大会で遂に行動を起こし、参加者全員を抹殺しデュエルマスターの証を奪おうとするが、切札勝利の妨害で証は7つに分かれ世界中に散らばってしまった。同時期に、スペインの死神城の長を買収し、黒城が闇に生きるきっかけを生んだ。

「覚醒したカード」を手に入れるため不亞幽を暗躍させ、初めて勝舞と対峙する。さらに白凰記憶を奪ったのち誘拐しW(ホワイト)の称号を与えた。奪還のため不亞城にやって来た勝舞と再び対決し左腕を失うも、デス・フェニックスで勝利し退ける。

その後世界各地に部下を差し向けデュエルマスター狩りを行うが、エジプトでエスメラルダを倒した直後、Drルートの策略により捕獲していた3人に逃げられ、さらにUFOを墜落させられ、肉体が崩壊を引き起こすなど一時再起不能に近い状態になる。

第二回世界大会にあわせ部下たちを召集し、再び全デュエリストの抹殺を宣言する。
反逆した白凰をY(イエスマン)に始末させると証をかけて勝舞と三度相まみえる。
ヘヴィ・デス・メタルを従え肉体を癒し、さらにゼロ・フェニックスで追い詰めるもボルフェウス・ヘヴンとラスト・バイオレンスのコンボを受け敗北。
しかし勝舞は命を奪うことを拒み、その想いと証が白凰を生き返らせる奇跡を見届けると仲間たちとともに去った。

その後南極へ落ち延びるも、ニセX(キサナドゥ) にアッシュを除く部下を皆殺しにされ、自身も一度は打ち負かすが囚われの身になる。
アダムを覚醒させるための木偶として扱われるが、実は支配されたフリをしていただけで、隙をつきキサナドゥを始末すると、マッド・ロック・チェスターを用いて覚醒前のアダムを倒そうとする。
しかし対戦中にアダムが覚醒し、起源神に追い詰められる。
しかしなおも臆することなく敗北を受け入れると、アッシュとともに攻撃を受け石化し、消滅した。
その誇り高き最期は敵であった勝舞にも惜しまれた。

記念シリーズとなる『デュエル・マスターズ キング』でも久々に登場。
歴史改変を望むジェンドルと時空の亀裂にてデュエルを行っていたが、自身の持つロマノフのカードを奪われており、《零獄接続王 ロマノグリラ0世》を完成させられた。
それでも動揺することなくジェンドルからドラゴンの王の話を聞くと自身がその力を手に入れる意欲を見せてアポロヌス・ドラゲリオンで対抗するが、不死鳥編王来篇のカードパワーの差は埋められなかったか、《零獄王秘伝 ZERO×STRIKE》によってアポロヌス・ドラゲリオンと共に身体を貫かれる。
自身の死を悟りながらも肉体を失ってもデュエリストの魂は奪われないとジェンドルに宣言するが、彼からは負け犬として切り捨てられた。
切札ジョーとジェンドルの最終決戦ではジェンドルに抹殺されたデュエリストの一人として姿を見せ、ジェンドルの敗北後に発生した歴史の分岐から自身のいた歴史へと帰っていった。


アニメでは各シリーズがほぼ独立しているため、設定がそれぞれ異なっている部分があるが、基本的には原作と同じ。

原作の設定を引き継いだVSRでは「禁断」の導きによって南極にやってきたバサラと対峙。
この時は半身が石化した状態で、守護者・亡霊ともいえるような描かれ方だった。
激闘の末にオールデリートで勝負を中断するとバサラに「禁断のレジェンドカード」についての忠告を残し消え去った。


コロコロアニキの番外編「Z」でまさかの復活。クリーチャー化した身体でロマノフ一族を率いて調査のため南極へやってきた勝舞と対峙し、決闘後宇宙へと飛び立ったがその後の動向は不明。


【カード化】

超ブラック・ボックス・パック」にてまさかのカード化。

究極生命体 Z P 闇文明 (7)
クリーチャー:ダークロード/デーモン・コマンド/ドラゴン・ゾンビ 7000
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体破壊する。
このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。

確定除去持ちのW・ブレイカーというだけでも強力だが、墓地からも召喚できるので破壊に強く、また種族サポートも豊富などザキラに相応しい優秀な性能となっている。
ザキラの歴代切り札とも好相性だが、よりによって敵対した黒城のバロム一族やバサラのドルマゲドンとも相性がいい。まあデュエマではよくあることなので気にしない。
イラストは上述の番外編でクリーチャー化した姿を松本先生が書き下ろしたものになっている。


【余談】

  • やたら全裸になったり顔芸を披露するシーン(よりによってシリアスな状況)が多く、度々ネタにされ、ザキ裸などと呼ばれることも。カードのイラストに登場してもその手のネタでいじられる。じーさん曰く飛び込みたくなるほどセクシーな肉体美。

  • ケシカスくんとコラボにもまさかの登場。ザ・ニラに改名されるなど散々な扱いを受け怒らせすぎたため、最終的にケシカスくんが土下座して謝罪した。

  • その強さやキャラの濃さから現在でもネタも込みで高い人気を誇っている(原作の外伝でもファンの少女が登場した)。

  • 原作では《黒神龍 グールジェネレイド》をバトルゾーンに出した全てのデュエルで勝利を納めているため、ファンの間ではグールジェネレイドは一種のザキラの勝ちフラグとして扱われている。

  • 原作がMagic the Gatheringから移行しなかったIFルートを描いたギャグスピンオフ『切札勝舞はマジック・ザ・ギャザリングを使いつづける』でも登場。
    こちらの世界でも原作通りにDMによる世界征服を目指していたが、原作と異なってDMでの試合を勝舞に断られたことでMtGにチャレンジするのだが…ガルドの部下も含めて絶望的なまでにMtGが弱いという事実が判明してしまった*4。その後は屈辱の勝舞との特訓によって腕前が向上するが、以後もある意味迷走を続けることになる。

  • 「ザキラ・ジョール」という名前はデュエル・マスターズWikiに長らくソース不明のまま書かれていたものであり、そもそも不亞幽の兄であるため不亞ザキラであるほうが自然である。
    しかし公式のCMでそれが引用された(=ファンによるWikiの情報を公式が引用してしまった)ことで混乱が起きてしまったケースとなる。
    なおDMWiki側は現在はこれは間違いであるということを伝えるためのページを作成しており、最古の書き込みがWikipediaの荒らしによるものであることを突き止めている。

  • DM22-EX2発売を記念した公式動画『歴代のダーク・ヒーロー達を闇のキリフダと共に徹底解説!!』では、あの黒城凶死郎を差し置いて「初代闇使い」として紹介されていた。黒城涙目である



追記・修正はガルドのための理想郷を築いてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • DM
  • DMキャラクター項目
  • デュエル・マスターズ
  • 悪のカリスマ
  • ダークヒーロー
  • ラスボス
  • 顔芸
  • 最強候補
  • ロマノフ
  • フェニックス
  • 安元洋貴
  • 田中敦子
  • 銀髪
  • 天才
  • 名勝負製造機
  • 意外と厚い部下の信頼
  • ドラゴン・ゾンビ
  • ダークロード
  • ゴッド
  • 全裸
  • ザキラ
  • ザ・ニラ
  • 全ての元凶
  • 隻腕
  • 名悪役
  • 濃すぎるキャラクター性
  • 哀しき悪役
  • シリアスな笑い
  • デュエマ
  • Z
  • ガルド
  • 不亞家
  • マッド・ロック・チェスター
  • ヘヴィ・デス・メタル
  • 慢心しない強敵の恐ろしさ
  • メタルカオス・ドラゴン
  • 悪の美学
  • 強敵
  • 主人公に勝ったキャラ
  • 真のデュエル
  • 最凶

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年09月05日 22:53

*1 これ自体はガルドに代々伝わる教えである。

*2 のちにデュエルマスターズ・プレイスでこの頃のことを回顧し、才能を摘み取る社会の在り方にも怒りを感じていたことを語っている。

*3 流石に命は取らなかったが敗北した教授は完全に頭がいかれてしまった。

*4 一応あくまでもスピンオフのみの設定であり、原作のザキラはMtGのセンスもあるはず…と思いたいのだが、ザキラが物語に本格登場したタイミングが世界観がDMに移行した後なので考えようがない。