クチナシ(ポケモン)

登録日:2020/01/20 (月) 06:39:18
更新日:2023/11/05 Sun 11:38:17
所要時間:約 8 分で読めます





ニャースたちはいいよな
他人のこと 気にしなくてよ

クチナシとは『ポケットモンスター サン・ムーン』(以下SM)の登場人物である。


概要

アローラ地方ポータウンの交番に勤務している警察官。

灰色の短髪で肌は青白く、赤い瞳をしている。
年齢は40代後半~50代前半ぐらい。猫背気味で目の下にクマがある。
他のおまわりさんと同じく黒っぽい半袖の制服を着用しており、ジャケットの下に紅色のキーネックシャツを着ている。
だが胸元のボタンは外しており、靴ではなくサンダルを履いているなど、他のおまわりさんと違って服を着崩している。

一人称は「おれ」か「おじさん」。主人公のことは、男なら「あんちゃん」、女なら「ねえちゃん」と呼ぶ。
その見た目通りぶっきらぼうで面倒くさがりな性格をしている。
派手な場所や騒々しいことも苦手であり、時々「静かに暮らしたいんだがな」とこぼしている。

一見無気力で冴えない中年警官だが、実はウラウラじまのしまキングでもある
あくタイプポケモンの使い手で、アクZをペンダントのようにして首からかけている。
だが主人公と会った時には素性を明かさず、主人公がウラウラじまを後にしようとした時に自分がしまキングであることを明かす。
ちなみに自分をしまキングに選んだカプ・ブルルのことは「守り神さん」と呼んでいる。

人間嫌いのように見えて意外と面倒見が良く、人望も厚い。
アローラニャースを何匹も保護しており、勤務しているポー交番で面倒を見ている。
ウラウラじまのキャプテンの1人であるアセロラに慕われており、ならず者集団であるスカル団からも信用されている。
なおスカル団はかつてはしまキングを中心とした集団だったので、それもスカル団の面倒を見ている理由の一つなのかもしれない。
USMでは、ポニじまの先代しまキングが亡くなった後はポニじまの大試練も代行していたことが明らかとなった。

自宅はスカル団に支配されたポータウンのどこかにあるが、主人公が訪れることはできない。
ポータウンはゴーストタウンと化しているが、本人曰く「家賃が安いから」という理由で住み続けているらしい。
だがアセロラはスカル団を見張るために住み続けているのではないかと考えている。

大試練達成後は、マリエシティの料理屋ローリングドリーマーでZカイセキ オチムシャを頼むと、1日1回だけおごってくれる。
他にもクチナシのぶんのハートのうろこまでくれる。


過去

今の風貌からはとても想像がつかないが、かつては国際警察に所属していた優秀な捜査官であった。
リラの元上司でハンサムの先輩でもあるようだが、ハンサムと久々に会った時に言葉を濁していたことから過去にハンサムと何かあったようだ。
国際警察を辞めた理由は不明。だがリラの話によると国際警察に所属していた時に組織の体質に不信感を抱いていたようである。


活躍

主人公がポータウンの扉を開けようとしていた時に登場。
主人公にスカル団と対立する覚悟があるのかどうかを聞き、覚悟があると知ると扉を開けてくれる。
いかがわしき屋敷攻略後は屋敷の前で主人公を待っており、主人公のポケモンを回復してくれる。
その時に主人公が助け出したヤングースに懐かれており、足元でじゃれつくヤングースを見て「おじさんなんかにしっぽを振ってよ」などと呟いていた。
そしてアセロラがやってくると、「賑やかなのが来たな」と渋い顔をしていた。

その後はマリエシティ港からエーテルパラダイスに向かおうとしていた主人公を呼び止め、自分がウラウラじまのしまキングであることを明かす。
実はポータウンの一件で主人公の度胸と実力を計っていたらしく、スカル団とやり合った主人公を認めてその場でウラウラじまの大試練を開始する。
この時に大試練を断るとちょっとあざといセリフが聞ける。

大試練を終えると主人公のポケモンを回復した後でアクZを渡す。
この時にアクZのゼンリョクポーズもレクチャーするが、正直微妙なポーズであったので、側で見ていたグラジオもつい驚いていた。
そして主人公が去ろうとすると、グラジオに「強くなりたいならスカル団を頼ってどうするよ?」と忠告していた。
後にグラジオとプルメリにZリングを与えている。

UMでは、マツリカの試練の一環としてもう一度主人公と対戦。勝った主人公に「むらさきはなびら」を渡す。
しかしUSではバトルは発生せず、主人公と話をしてから「むらさきはなびら」を渡してくる。

その後ポケモンリーグが完成すると四天王に勧誘されるが、「カプに選ばれたならともかく、人に選ばれるのはごめんだ」という理由で辞退している。
ちなみに彼の代わりとしてアセロラが四天王に就任した。

主人公がチャンピオンになると、SMでは祝いの祭りには参加していたものの物陰から主人公たちを見つめ、ゼンリョクポーズをしてから主人公の前に現れて二言三言告げてから去っていた。
USMでは他の参加者と一緒に舞台でゼンリョクポーズを披露していた。

SMのウルトラビースト編では主要人物の1人として登場。
かつての同僚だったハンサムたちに捜査協力を求められ、面倒くさがりながらもウルトラビーストの情報を提供していた。
主人公が最後の任務に挑む際には、主人公の実力を試すために再びバトルを挑んでくる。

USMでは彼の大試練達成後にポー交番でサブイベントが発生。
トレーナーになりたいという少年にパートナーとなるポケモンを渡そうとしており、どれにしようか迷っている少年の代わりに選んでほしいと頼んでくる。
ちなみに渡そうとしていたパートナーの3匹は全てアローラニャースだが、どれも性格が違うらしい。


使用ポケモン



おじさん しまキングなのよ
だから 相手しなよ

●SM

◇大試練

◇再戦
  • ヤミラミ♀ Lv63
  • ワルビアル♂ Lv63
  • アブソル♂ Lv63
  • ドンカラス♂ Lv63
  • アローラペルシアン♂ Lv63

●USM

◇大試練
  • ヤミラミ♀ Lv43
  • ワルビル♂ Lv43
  • アローラペルシアン♂ Lv44

◇再戦
  • ヤミラミ♀ Lv52
  • アブソル♂ Lv52
  • アローラペルシアン♂ Lv53


あくタイプのポケモンを使うので、フェアリータイプかくとうタイプむしタイプのポケモンがいれば有利。
フェアリータイプのわざがあれば相手全てのポケモンの弱点を突けるので必ず覚えさせておきたい。
アローラペルシアンが使うZワザ「ブラックホールイクリプス」は威力が高く、Zワザの特性上相性では軽減できないので、フェアリータイプで相手をしていても残りHPには気を配っておきたい。
通常の登場カットインはしゃがんだ状態から立ち上がって気怠げにボールを投げるといったものだが、マツリカの試練で戦うときは立った状態からニヤリと笑うものとなっている。


他作品での活躍


第14章に登場。
原作と同じく常に気だるそうにしている。
カプ・ブルルが怒りを露わにしている様子が目撃されたので、対策を練るためにメレメレじまを訪問する。
その時に開かれていたゼンリョク祭りで、タイプ:ヌルを使うグラジオを一目見て、グラジオに特別な興味を示す。
かつてタイプ:ヌルを資料で見たことがあったので、タイプ:ヌルを「鉄仮面」と呼んでいる。
ライチとは旧知の間柄で、「いちいち回りくどい」と指摘されたことがある。
サンたちがウルトラホールに入った半年後は、ハラの代理で各キャプテンに稽古をつけている。

  • アニメ

CV:相沢まさき

サン&ムーン編に登場。
実はアニメ版に初めて登場したあくタイプ専門トレーナーである。
アニポケの警察でお馴染みのジュンサーは彼の後輩であり、彼女からは「クチナシ先輩」と呼ばれている。
カプ・ブルルは呼び捨てにしている。
交番には原作以上にかなりの数のニャースがおり、けん玉が趣味。

原作とさほど変わったところはないがかなりの面倒くさがりとなっており、
勤務中にもかかわらず交番を抜け出して昼寝をしようとしたり、「しまキングは不在」と嘘を言って追い返そうとしたりしていた。
サトシが自分を訪ねてきた際にも「しまキングは不在」と嘘を言い、ニャースたちの世話を押し付けていたが、後にアセロラによって正体をばらされてしまった。
アセロラには頭が上がらない様子で、試練を面倒くさがっていたことについて叱られる場面もあった。

大試練では相手トレーナーやポケモンを煽るような発言をして動揺を誘う戦法をとる。
最初にサトシに勝負を申し込まれた時には、アセロラの提案で1対1の模擬試合を行い、前述の戦法でサトシたちを手玉に取りワルビアルで圧勝する。
その後はロケット団3人組を騙してメガやす跡地に向かわせ、サトシに「メガやす跡地にいるミミッキュ連れのトレーナー(=ロケット団)を倒してこい」と指示する。

サトシがロケット団を倒してくると、ついに大試練を実りの遺跡で開始。
大試練ではサトシに「ルガルガン1匹で自分の手持ち3匹を倒せ」と厳しいルールを課す。
ルガルガンが成長していたことは見抜いていたが、あえてサトシとルガルガンの絆や実力を煽るような挑発的な発言を繰り返す。
これによって彼らの冷静さを失わせ自滅を誘おうとし、この行為を抗議されると「あくタイプポケモン使いにずるいも何もあるか」と返していた。
だがサトシとルガルガンの絆は予想以上に強く、最後は自分をコントロールできるようになっていたルガルガンのZワザにペルシアンを倒され敗北した。
その後はアクZの代わりにルガルガンZをサトシに渡している。

実はロケット団ボスのサカキとは昔馴染みであり、クチナシが警察官になる前から互いに因縁がある。
サカキと電話で久々に話をした時には、彼が名乗る前にサカキだと気づいていた。
その時の電話の内容からすると「かがやきさま」ことウルトラネクロズマの情報を持っているようで、その正体がウルトラビーストではないかと推測していた。
サカキが彼に電話したのはその情報を得るためだったが、クチナシは「知らない」ととぼけていた。


余談

名前の由来はアカネ科クチナシ属の「クチナシ」。
花言葉は「私は幸せ者」「とても幸せです」「喜びを運ぶ」「洗練」「優雅」「清潔」。

撃破後のモーションや見た目から、ファンにはたまに「ビートたけし」と呼ばれることもある。






追記するのにくたびれちゃってさ
修正してくれないとスネちゃうよ

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ポケモン
  • ポケットモンスター
  • クチナシ
  • ポケモン登場人物項目
  • しまキング
  • SM
  • USM
  • アローラ地方
  • ウラウラ島
  • ポータウン
  • 警察
  • 警察官
  • おまわりさん
  • あく
  • あざとい
  • ペルシアン
  • 猫背
  • おじさん
  • 白髪
  • 先輩
  • けん玉
  • 相沢まさき
  • ツンデレ
  • 面倒くさがり
  • 静かに暮らしたい
  • 最高にカッコイイロリコン
  • 意外と面倒見がいい人

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年11月05日 11:38