カイ・シデン

登録日:2021/11/27 Sat 21:24:19
更新日:2024/03/24 Sun 20:43:11
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ミハル、俺はもう悲しまないぜ。
お前みたいな娘を増やさないために、ジオンを叩く!徹底的にな!


カイ・シデンは、宇宙世紀ガンダムシリーズの登場人物の一人で、初登場は初代『機動戦士ガンダム』。
CVは古川登志夫(『ガンダムさん』では下山吉光)。
ちなみに古川氏は特にTV放映時には永井一郎氏と並んで多くの兼ね役*1を担当していた(その都合か不自然にもカイの影が薄い回なんかも中盤辺りまでは存在した)。

名前の由来は、そのまま第二次世界大戦中の旧日本軍の戦闘機『紫電改』からだが、特にスピードに適正があるとかいうような設定は付けられなかった。


機動戦士ガンダム

ホワイトベース隊の一員で、元々はアムロ達と同様にサイド7で暮らしていた地球からの移民の少年。
名前からもアムロ達と同様に日系かと思いきや、実はプエルトリコ系らしい。
当時は痩せぎすな細面で底意地の悪そうな険のある顔つきをしていた。

U.C.0061年生まれで、登場当初は17歳。
いきなりセイラさん「軟弱者!」と罵られつつビンタされていることで有名だが、実は生年で言えばセイラさんより一つ年上だったりする。

劇中では特に説明されることはなかったものの、父親はサイド系技術者、母親は医者とのこと。(両親とも医者という記述もあり。)
そう考えるとそこそこのお坊ちゃんでもおかしくない筈……なのだが、当人が「カイ・シデンのメモリー」で振り返っている所によれば、両親が“まっとうな仕事 ”*2をしていなかったことには薄々と勘づいていたようで、地球各地を転々とした果てにサイド7に流れ着いたのも「逃げ込むよう」だったと表している。
物心付く以前からそんな境遇だったのならば、本編のように世の中を斜に構えて見るようなやさぐれた少年になってしまっていたのも必然だったのかもしれない。

ただ、その割に劇中では「アムロの実家が地球にある(アースノイド出身のスペースノイド)」と知った際には「へっ、裏切られたな、奴もエリート族かよ」「地球に家があるだけでもエリートさ」とまるで自分は生まれてからの純粋なスペースノイドのようなセリフを発していたが。
シリーズの展開途中で設定が変わったのか、単にカイが自分のことを隠してただけなのか*3、それとも地球で落ち着いて生活できなかったので“故郷”はないという意味か。

若いながらも作業用機械のライセンスを取得しており、ジオンの強襲で正規の人員が居なくなったホワイトベースにて他の子供達同様に臨時クルーとして働く。
ホワイトベースでは、アムロ、フラウハヤトよりもお兄さん……である筈なのだが、だからといって積極的に働いて尊敬を勝ち取る……なんてこともなく、それどころか暇があれば性質の悪い冗談や軽口、相手を煽るような皮肉ばかりを口にしては周囲をささくれ立たせていた。
上述のセイラの他、ブライトやリュウにも殴られた。ハヤト達も含めた数名で脱走しかけたとき殴られたのは彼一人である。日頃の行いって本当大事……
アムロが脱走したときには「脱走者は死刑に決まってらあな」(常識ではある。ブライトも苦笑しつつ認めていた上、セイラも暗に支持していた。セイラは人のことを言えた義理ではないが*4)と発言し、フラウ・ボゥを激昂させた。ミライとリュウが宥めてその場は収まったが。

特に自分より年下ながらガンダムを駆って目覚ましい活躍を見せたアムロにはひそかな嫉妬もあったのか、本格的に打ち解ける以前には割と本気と思われるような辛辣な言葉や態度で接することも少なくなかった。
尚、特にフォローされてる訳ではないものの上記の敢えて怒られるような態度ばかりとっていたのは、後のカイから振り返れば自身のナイーブさを隠すためのブラフだったと予想できる場面も多く、反対に誉められるような時にはあからさまに照れ隠しととれるリアクションを見せている。
普段はぶっきらぼうだったり悪ぶったりしている一方、境遇故にか実は仲間意識も高い。
何気に子供達のことも気にかけていたらしく、ジャブローに到着した後でカツ達が降ろされるという判断がされかけた時には子供達の側に立って同乗を続けることを認めさせている。やだ、ツンデレイケメン……。

初陣では言われるままに機銃席に就いたりハヤトと共にガンタンクを操縦したりしていたものの、地上に降りてからはなぜか*5主にガンキャノンの専任操縦者として前線に出て戦う*6ことが多くなっていく。
最初の頃は機会さえあれば…若しくは自分もガンダムに乗っていればアムロのように活躍出来ると思っていた節もあったようなのだが(他ならぬアムロがそう説明していたし)、そうした傾向は実際に戦場を経験して「とてもアムロのようには戦えない」と悟ったのか自然と改められていった。
この辺は後になる程にアムロへの劣等感が顕著になって空回りするようになったハヤトとは対照的な部分である。

ガンダムを諦めガンキャノンを専任するようになってからは本人の性格もあってか、八面六臂の活躍を見せるガンダム(アムロ)を支える縁の下の力持ちというガンキャノンの特性通りの役割に落ち着いていき、それに伴いアムロや他のクルーとの信頼関係も強まっていった。

ガンキャノンの性能に助けられながらランバ・ラル黒い三連星といった強敵達との戦いを経てカイ自身も成長していったものの、あくまでも自分は民間人という立場を忘れておらず、代理であった筈のホワイトベース隊があからさまに連邦軍に前線に出されるようになった時には反発し、26話にしてベルファストにてホワイトベースから降りてしまう。
一見すると自分勝手にも見えるカイの行動だが、文字通り流されるままに人殺しに加担することの異常性を受け入れられる程戦争へ参加することの意味を持てなかったと考えるのならば、無責任とのみ断じてしまうのは早計というものだろう。

しかし、その降船したベルファストにて両親を亡くした後で幼い弟妹を養うためにジオンのスパイとして働いていた少女ミハル・ラトキエと出会い強く惹かれたことがカイの運命を大きく変えることになる。
持ち前の聡しさから思惑があって自分に近づいてきたミハルの境遇を見抜きつつも敢えてホワイトベースの情報を流していたが、それによって予想以上の危機に陥ったホワイトベースの状況を見たことで「軟弱者」なりに舞い戻ることをカイは決意。
修理が完了したばかりのガンタンクに飛び乗るとガンキャノンで苦戦していたハヤトを救出。アムロの勝利にも貢献した。見直されたかホワイトベースに戻ったカイにセイラも優しく声をかけていた。軽く茶化されたハヤトはむくれていたが。
一方、カイの気遣いもあり見事に仕事を果たしたミハルだったが、ホワイトベースで弟妹達と殆ど変わらない年齢のカツ達の姿を見てしまったことやミハルもまたカイに本心から惹かれていた*7こともあり、罪滅ぼしの為にカイと協力してガンペリーに乗り込んでホワイトベースを救おうとしたのだが、ミサイルを発射した所で爆風に巻き込まれて*8ミハルは空へと消えていった。
確かな運命を感じた相手を失ってしまったことはカイの中に初めて戦争で戦う意味と決意を促すことになり、ミハルの敵討ちはジオンの打倒までを戦い抜かせる原動力となった。
このエピソードが描かれた28話『大西洋、血に染めて』はファースト中でも屈指の名編と言われ、担当声優の古川も思い入れがあると語っている。



実際、臆病者と自重しつつもそれ故の慎重さと洞察力で積極的に戦いに参加するようになってからも激化する戦場を生き抜き、ア・バオア・クーへSフィールドから上陸してみせる等の功績も挙げている。
地味に宇宙に上がってからはアムロほどでは無い物の相当数のMSを撃墜しており、放映当時はホワイトベース隊以外の連邦軍パイロットがほとんど設定されていなかった頃から、雑誌などでは「アムロに次ぐ連邦のNo2エース」と紹介された事も…
まあ、実際の連邦には当時からヤザン・ゲーブルユウ・カジマ、テネス・A・ユングやサウス・バニングやブレイブ・コッド、それに恐らくだがパプテマス・シロッコといった、アムロクラスの超凄腕軍人は結構いるので、アムロとカイでツートップを独占、ということはなさそうであるが。

最終的には乗機ガンキャノンを破壊されるも、仲間達と共に白兵戦でホワイトベースを死守。
仲間達と同じくアムロの「声」を聞いて無事に脱出しており、このことから他のクルー達と同様にニュータイプになれたと解釈される場合もある。

知り合った途端に自分をビンタして鼓舞しその後も戦場で背中を後押ししてくれる機会が多かったセイラに対しては、ミハルとの別離もあってひそかに好意を抱いていたと解釈されることがある。
実際、担当声優の古川はカイを演じていく中で自身でもそう解釈していたようで、ソロモン戦に向かう途中のセイラからの通信に対して「愛してるよ」と返す台詞を本気の告白と捉えて演技したものの、アテレコを聞いて「カイはそんな男ではない」として怒った富野監督演技をやり直させられた
このことは、古川にとって相当に悔しかった思い出とのこと。いやリハーサルの時点で「こういう演技をして欲しい」という打ち合わせを、互いにしてなかったのだろうか?


小説版

此方では、他のクルーと同様に最初から軍人として登場。
ハヤトと共にアニメでは曖昧だったニュータイプにも明確に覚醒。
そして、アムロすら途中で退場する中で最後まで生き抜き戦争の顛末を見届けるという破格ともいえる扱いを受けている。


ORIGIN版

本作ではTV版序中盤あたりのやさぐれた雰囲気というものを膨らませられたのか、年長者にもかかわらず留年を繰り返してアムロ達と同学年のワルという扱いに。
一方で、アニメ以上に何でも屋としての部分を強調されたり謎のガンキャノン愛を発揮したりといった妙なこだわりというか熱血な所も。
特に、ORIGINではガンキャノンが旧式MSの扱いで性能もそれに合わせて思いっきり低く描かれ大破を繰り返しているのにそれでもガンキャノンにこだわっていたりする。
また、ニュータイプの扱いがファーストよりも後続作品に近いのかカイは戦場で成長もしなければ最終局面でアムロの声も聞くことはなかった。


機動戦士Ζガンダム

一年戦争後は軟禁や監視は免れたようで、嫌っていた軍属からは離れつつも連邦の社会復帰プログラムを受けてベルファスト大学でジャーナリズムを専攻。*9
通信社勤務を経てフリーのジャーナリストとして活動するようになっており、数々の著作を残すまでになっている。
特に、立場によらず戦争を拡大させる勢力への批判を基本姿勢としているらしく、戦争屋ともいうべきアナハイム・エレクトロニクスを初めとする月資本への痛烈な皮肉を込めた『月の専制君主たち』は名著として名高いようである。

本編では、捕らえられたエゥーゴの女性士官レコア・ロンドがカミーユ・ビダンに助けられる場面にて登場。どうやらティターンズの台頭により暴走する地球連邦軍の内情を探ろうとジャブローに潜入した所で見つかり、レコアと同じく捕まっていた模様。
24歳になり相変わらず細面だが険が取れて柔和な顔つきになっている。
ジャーナリストになってからはやや青みがかったような白いスーツが基本の服装になっており、本人曰く「フリーのジャーナリストってさ、いつバチカンに取材に行くか分らないだろ?」との事だが、これが文字通りの意味なのか、それとも「いつ死ぬ(=バチカンに取材に行く)か分からない」という意味なのかは分からない。
因みに、この時にレコアは拷問として辱しめを受けてしまったらしく、それを止められなかったことをレコアに詫びる発言があった(後発の劇場版(新訳Ζ)では改められ(恐らくは辱しめを受けたという出来事自体が)無くなっている)。
小説版ではレコアがアーガマに連絡するための通信機が破損しており、「ならジャブロー内の通信機を使えばいいのでは?」とカイが助言し
それで潜入して捕まったために「俺がいらんことを言ったせいでレコアの体を『傷モノに』しちまった」というのが詫びた理由。

救出された後は、ジャーナリストの立場で旧知のブライトやハヤトが居るエゥーゴとカラバに協力。
一方で、一年戦争当時は直接には顔を合わせていなかったもののエゥーゴ士官のクワトロ・バジーナシャア・アズナブルその人であることを見抜いており、本来は人の上に立つ才覚も資格もある彼が一士官に甘んじていることへの不満と、シャアとしての正体を明かし態度を表明しないのならばなぜ(ハヤトやブライトが)共闘を続けていられるのか等の疑問を抱き、ハヤトへと正体を伝えている(TV版ではメモで、劇場版では直接に口頭で)。
劇場版では軟禁の立場にあったセイラ・マスと再会してシャアへのインタビューをする場面が追加されている。


機動戦士ガンダムUC

35歳となり、ジャーナリストとして更に名声を高めている模様。
ネオジオン残党襲撃後のダカールに招かれ、地球連邦政府の移民問題評議会のローナン・マーセナス議長より直々に「ラプラスの箱」を巡るこの一連の動乱におけるビスト財団の関与の証拠を呈示され、公開するよう求められるがこれを固辞。
この時の会話から隕石落としを決行したシャアに対しては徹底的な批判の立場を取っているらしく、結果として反(ネオ)ジオンの立場をとっている。
その為、OVAでは相変わらずブライトにも協力を求められネオジオンのスベロア・ジンネマンとの交渉役を任されたりもしているものの、当人としては不本意な仕事だったのだろう。

漫画版では大幅に出番が増加しており、シャンブロの襲撃により壊滅したダカールを舞台に彼を主役としたエピソードが存在する。
『獅子の帰還』では釈放されたリディ・マーセナスにバナージの生存を伝えている。


【その他の作品】

漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN アルテイシア0083』では、ノア夫妻の依頼で新聞記者を装いイギリスでアストライア財団の一員として戦災孤児救援の為に働くセイラのボディガードとして送られるも、自分の軟弱者ぶりを痛感。その事によりジャーナリストへの道を歩んだと語られる(ORIGINの世界観なので違和感がある位に軟弱であるかもだが)。

漫画『機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―』では、劇場版『Ζ』に基づいた世界観で主役として抜擢。
グリプス戦役当時の活躍が描かれ、カラバのジャケットを着る姿も。

漫画『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』では、ロンド・ベル隊発足記念式典に出席したアムロを影武者と発表するも撤回する騒ぎを起こしている。

漫画『機動戦士ガンダム ピューリッツァー -アムロ・レイは極光の彼方へ-』では、かつての仲間であるキッカがアムロを知りたいという事で協力する事となる。
この協力に関してはキッカへの親切心もあるが、一番の動機は「葬式」…アムロの死をまだ信じられない自分に対するけじめの意味も込められている。
かつてのホワイトベースクルー達との交流は今も続いており、その事でキッカを手助けするのだが…。
なおアムロやハヤトが死んでからはブライトやセイラさんに並ぶ「要注意人物」として扱われているらしい。
それとキッカがトラブルでバスタオル姿になっているときは目をそらす等、彼女をしっかりと「大人の女性」として扱っている粋なシーンもあったりする。

ゲームブック『機動戦士ガンダム シャアの帰還』では、ルオ商会を探しているシャアとホンコンシティの酒場で出会い、シャアが再び歴史の舞台に立つ事を信じ、ルオ商会への紹介状を渡した。ちなみにカイと出会うルートを通らずにルオ商会へ行くと袋叩きにされる。

劇場版機動戦士ガンダムNTでは作中で発生したサイド6ヘリウム3備蓄基地臨界爆発事故について、独自の見解を記したコラムを投稿した。(劇場第2週来場者特典)

伝説のクソゲーゲーム作品『GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH』ではガンキャノンのパイロットとしてガンタンク担当のリュウとともに正規のパイロットとして登場。CVも原作と同じ。髪型は前面禿……ではなく黒い髪をオールバックにして後ろで縛っている。
周囲に対してひねくれた態度をとることはなくリュウと共に高い協調性を持つ。本来民間人の主人公がガンダムで次々と戦果を挙げることに素直に感心している。(まぁそれは選択肢を間違わなければの話で、プレイヤーからすればゲームオーバーの山でストレスが溜まってるところにこう言われて原作とは別ベクトルでイラっとした人も)

ゲーム『スーパーロボット大戦シリーズ』ではファーストガンダムが扱われる作品が稀であるため、基本的にZ・UC時代のジャーナリスト姿でNPCとして登場する。
ギレンの野望シリーズ』では原作を反映した高い射撃能力を持つエースとして登場。イベントのせいで序盤は自由に運用できないが、伝統的に射撃能力が重要なゲームと言う事もあり、最終的にはユウ・カジマとすら並ぶ連邦オールドタイプエースとして活躍してくれる。
Gジェネレーション DS』では序盤*10は敵。宇宙世紀ルートではエゥーゴにパイロットとして復帰する他、一年戦争の終盤でアムロが死亡する事で突入する隠しルートがあり、その場合にカイは上記の小説版オマージュとしてニュータイプに覚醒してジオン軍人と共にギレンを討つ展開の後、エゥーゴでνガンダムに乗っている。


【余談】

ポジションや外見が前々作『無敵超人ザンボット3』に登場する神江宇宙太(CV.ガルマ)によく似ている。
なお同作での古川氏は主人公と序盤は敵対するが、最終的に「一般人サイドの主役」とも呼べる重要キャラ・香月慎吾を演じている。それと同時に、ブッチャーの補佐として嬉々として人間爆弾等の残酷な作戦を実行するガイゾックの士官バレターも演じている。後、いっぱい。



追記・修正は、臆病なくらいがちょうどいいのよね!

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最終更新:2024年03月24日 20:43

*1 オスカ・ダブリン、オムル・ハング、ジョブ・ジョン、バンマス、マーカー・クラン、イリューシン、イワノフ、カヤハワ、コム、コワル、サグレド、ジェイキュー等、割と出番の多い他のホワイトベースクルーをも兼任。

*2 詳細は不明。戦争に先駆けて諜報活動などをしていたのだろうか?

*3 本編でアムロも「(自分は)地球には住んだことはありませんから」と言い出す場面があったりする(第8話)。この時はサイド7に戻らずに地球に住むと主張する女性の「こんな気持ち、あなたにはわからないでしょうね」という発言に返しているので、面倒だから嘘をついた可能性あり。

*4 命令を偽ってガンダムに勝手に乗って戦場に飛び出し、危うく鹵獲されかけた。のちにマチルダから「本来なら銃殺刑は不可避」と釘を刺されている。しかもこのセイラ暴走のエピソード、アムロ脱走事件の前話である。

*5 ガンタンクの砲手は初出撃の第3話からハヤトであり「大型特殊の免許をいくつか持っている」という理由でハヤトに推され駆動系を担当させられたカイがなぜ明らかに移動システムが違ううえ、経験ない砲撃も自分でやるガンキャノンを任されたのかは不明。第8話で「ガンキャノン、ガンタンク発進準備にかかれ!」とブライトが命じた直後、ハヤトとカイが了解した後それぞれ別の機体に乗ってしまっている。

*6 圧倒的な物量で包囲された状態という過酷な状況での初陣。恐怖のあまり忽ち弾薬を撃ち尽くしても逃げずに戦い、ガンダムを援護して奮戦していた。やる時はやる男である。

*7 ホワイトベース潜入時にカイに発見され「カイについていきたかった」旨の言い訳を彼に否定された後、「半分は嘘じゃない」と本音を漏らしている。

*8 夢中だったせいか一つずつミサイル発射レバーを押さなければならないのを忘れていたため

*9 この設定からも、一年戦争後にはミハルの幼い弟妹達のことが気にかかって数年間だけだとしてもベルファストに身を落ち着けていたとも考えられるのだが、さっぱりと掘り下げられていない。それどころか弟妹達は反対に不幸な境遇となったとする外部作品がある程である。

*10 一年戦争のソロモン戦以降をジオン視点でプレイする。