ウルトラマンスコット

登録日:2022/04/13 Wed 15:58:14
更新日:2024/03/29 Fri 04:23:45NEW!
所要時間:約 5 分で読めます




ウルトラマンスコットとは、アニメ映画『ウルトラマンUSA』(原題:『Ultraman: The Adventure Begins』)に登場する主役ウルトラマンの1人。






【プロフィール】

身長:ミクロ~82mマンいったい何食ってんだ……!?
体重:0~6万4000t
握力:9万9000t
腕力:21万t
走行速度:マッハ8
飛行速度:マッハ24
水中速度:マッハ3
年齢:1万2000歳
出身:M78星雲・惑星アルタラ
CV:古谷徹(日本語版)、マイケル・レムベック(英語版)


【概要】

惑星ソーキンの生き残りであるソーキン・モンスターを倒すため、ウルトラマンチャック、ウルトラウーマンベスと共にM78星雲から派遣されたウルトラ戦士。
地球にやって来た際にアメリカ空軍のアクロバット飛行チーム「フライング・エンジェルス」と接触、自身はスコット・マスターソンと一体化して彼の命を救う。

外見はウルトラセブンなどレッド族に近い一方で胸のプロテクターがなく、肩から腹部にかけて大きく入った白い線や腰に備わった星型のバックルなど、独自の特徴も目立つ。
額のビームランプがカラータイマーの役割を果たしており、太陽エネルギーが残り少なくなると色が青→赤の点滅に変わり、警告音を発する(これは他の2人も同様)。

変身にはアイテムを用いず、スコットと彼に宿るウルトラマンの精神が1つになった時に目が光り、そこから変身が始まる。
初変身のガルバラード戦ではスコットの身体が赤い光に包まれ、変身完了後に宇宙空間を飛んで現れるといった演出が取られた。
当初は生命の危機に陥る事で初めて変身出来るが、中盤から自分の意思でも変身出来るようになった。

地球での活動限界時間については特に言及されておらず、太陽エネルギーさえ補充出来ればすぐに活動再開が可能。
キングマイラ戦では攻撃を受け続けてエネルギー切れ寸前に追い込まれたものの、補充後は一度も点滅を起こす事なく最後まで戦い抜いている。


【能力】

3人の中では最も攻撃力に優れ、光線・肉体ともに強力な技を使いこなす。

グラニウム光線
両手を十字に組んで放つ必殺光線。
体内のグラニウムエネルギーを右腕に集め、そこから強力な破壊光線を放射する。
イームに対しては下記のウルトラ・エナジー・ボール、ウルトラ・スライサーから続けて放ち、跡形もなく消滅させた。
3戦士共通の技であり、同時発射すると「ウルトラ・シンクロビーム」となって威力が増す。

ウルトラ・エナジー・ボール
腰のバックルから放出したエネルギーをボール状に固めて投げつける。
小型ながら貫通力は高く、イームの脳天をやすやすと貫いた。

ウルトラ・スライサー
ウルトラ名物の一つ・切断技
グラニウムエネルギーをノコギリ状のカッターに変えて放つ。
劇中では二連続で放ち、イームを十文字斬りにした。

ウルトラ・プッシュビーム
両手をグラニウム光線とは逆の形に組んで放つ黄色い光線。
対象を押し出す効果があり、チャックのウルトラ・バブル・ビームで保護したズーンをアンドロメダ星雲のM11惑星に向けて送り届けるために使用した。

ウルトラ投げ
強大なパワーを活かした投げ技。
身長91m、体重9万1000tもあるガルバラードを持ち上げ、サンフランシスコの市街地から沖合にあるアルカトラズ島まで一気に投げ飛ばした。

ウルトラアタック
猛スピードで突進しながら繰り出す体当たり。
キングマイラを一時的に怯ませた。


【関連人物】

  • スコット・マスターソン
ウルトラマンスコットと一体化したフライング・エンジェルスのメンバー。階級は大尉。
接触事故の後にウォルターからのスカウトを受け、ウルトラフォースの一員としてソーキン・モンスターと戦っていく事になる。
軽い性格で、若さ故に先走ってチャックからよくたしなめられているが、正義感は強い。
顔の前で人差し指と中指を交差させる癖があり、変身後にもこの仕草を取ったのがスーザンに正体を知られる一因となった。


【その後の客演】

新世紀ウルトラマン伝説

アニメ映像の流用という形でキングマイラ戦が紹介された他、終盤では他のウルトラ戦士と共に召喚され、天空魔と戦った。

『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』

他のウルトラ戦士と共にウルトラマンキングの誕生日を祝いにやって来た。

大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE

光の国に攻め込んできたウルトラマンベリアルに挑むが、返り討ちに遭ってしまう。
もっとも、本作ではウルトラチームは噛ませ扱いであり、いきなりベリアルショットの餌食にされたチャック、ウルトラマンパワードに誤射されてしまったベスと比べ、足払いされて頭を打つだけで済んだスコットは一番マシかもしれない。
幸いその後は復活を果たし、ラストシーンではウルトラマングレートやパワードと共にキングの演説を聞いていた。

ライブステージ

ウルフェス2016第2部でレッド族代表として登場。
セブン、ウルトラマンマックスと共にゼットン軍団と戦い、クローンゼットンを光線技で撃破するという快挙を成し遂げた。


そして……







ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突


何者!?

おいおい! 伝説の超人を狙うとは、アンビリーバブルな野郎だぜ!

アブソリューティアンの勢力を相手に、ウルトラチーム全員で参戦。なぜか全員ルー大柴みたいな喋りになってた。
日本語版では古谷徹氏が33年ぶりにスコットの声を担当する事になり、往年の視聴者を驚かせた。


『ウルトラマンレグロス ファーストミッション』


手を貸すぜ! カンフーボーイ!

惑星マイジーでレイバトスの肉体に憑依したレイブラッド星人が蘇らせた亡霊怪獣達を相手に参戦。
ウルトラチーム全員にグレート、パワードを加えた(後にリブットも参戦)海外ウルトラマンチームで、ウルトラマンレグロスのピンチに駆けつけた。


【余談】

『新世紀ウルトラマン伝説』や『ウルトラ銀河伝説』でも使用された初期の実写版スーツはチャック、ベス共々1990年代頃に製作されたもの。
デザインは目に覗き穴が造形されていたりと、よりセブン系統に近い顔立ちとなっている。
書籍『円谷プロ全怪獣図鑑』などの資料では、「『ウルトラマンネオス』のパイロット版製作時に歴代ウルトラマン全員集合ビジュアルを撮影するために製作されたもの」と記述されているが、
円谷作品にも深く関わったデザイナーの丸山浩氏がSNSで言及したところによればそれは間違いとのことで、
実際は丸山氏がイベント事業部に所属していた頃、地方イベントでの展示用に氏が企画監修して開米プロに造ってもらったものであるらしい。

『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』登場に際しては、先んじて新造スーツが製作されたウルトラマンジョーニアス同様、アニメ版のイメージに近いデザインでチャック、ベス共々スーツが新調されている。

古谷氏は『運命の衝突』で出演のオファーを受けた際、(30年以上前に一度演じたきりなので無理もないが)スコットのキャラクターを忘れていたらしい。
そのため自ら『USA』のBlu-rayを購入、当時の演技を確認してから収録に臨んだという。



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最終更新:2024年03月29日 04:23