ウルトラマンジード

登録日:2017/08/25 Fri 01:00:46
更新日:2024/03/13 Wed 21:29:23
所要時間:約 21 分で読めます






運命───覚悟を決めろ。




『ウルトラマンジード』とは円谷プロダクションの特撮番組。2017年7月8日から2017年12月23日まで全25話で放送された。
放送終了後にYouTubeでは終了直後から最新話が1週間、ニコニコ動画では3日遅れで水曜日から金曜日までの3日間、見逃し配信が行われた。
そして、本編終了後の2018年3月10日より、劇場作品『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』が全国の劇場で上映された。


概要

主役はウルトラマンベリアルの息子・ウルトラマンジードであり、同時にベリアルとゼロの物語でもある。
そのため放送するまでの間『ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE』というベリアルとゼロの因縁を紹介していた。
というよりは『ゼロTHE CHRONICLE』の続編が本作と言うべきか。

同時に彼らに関する細かい説明は一切なく物語が進んでいくのも(電ホビで語られているように)特徴的か。
この作品が初見でも問題ないが、世界観を深く理解するには最低でも『ゼロTHE CHRONICLE』分の物語を知っている必要がある。
俳優・声優陣インタビューで語られているように各小ネタも理解するならさらに最低でも『ウルトラセブン』の視聴がいるが。

メイン監督はベリアルとゼロのデビュー作『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の監督を務めた坂本浩一氏が担当する。
坂本氏は16年の9月にオファーがあったと言い、引き受けた後に監督する作品がゼロとベリアルの話だと聞いたという。
かつての岡村と宮迫のネタを目の前で経験した監督には何か運命があるかもしれない。

他の監督は『ウルトラマンオーブ』から続投の市野龍一、武居正能、冨田卓、田口清隆と本作で初監督となる伊藤良一、池田遼の合計7名の監督が参加している。

シリーズ構成は『GOTH リストカット事件』等で有名な乙一氏が担当。本編の脚本では本名である安達寛高名義で掲載されている。
乙一氏本人は「『オーブ』の事をTwitterで言及したことが円谷プロからオファーがあった理由だろう」「『ウルトラマンX』から本格的にシリーズを子供と一緒に見始めた特撮初心者なため、引き受けるのが心配だった」と明かしている。

他の脚本は10人以上いた『X』や『オーブ』と異なり乙一氏中心の少数精鋭で、
三浦有為子(シリーズ構成協力)、柳井祥緒、森江美咲、根元歳三、勝冶京子、足木淳一郎の合計7名となっている。

また乙一氏が主人公とヒロインを書くうえで念頭に置いているのが『涼宮ハルヒの憂鬱』であり、SOS団のような主人公と周りの女の子を意識していた様子。

物語を書く上での対象年齢は自身の子供と同じ小学1年生だが、同時に自身がリスペクトしている小林泰三氏や山本弘氏に叱られないような作品にすることを心掛けているという。
特に「当初の予定ではジードのラスボスは小林氏リスペクトで『アルファオメガ』という名前にするはずだった」とハイパーホビーのインタビューで答えている。

なお、シリーズ構成と言っても設定全部を乙一氏が考えている訳ではなく、円谷プロが元々考えている設定に乙一氏の発案した設定が組み込まれたとのこと。
また乙一氏は設定を序盤に全部バラしてバラエティーに富んだ話をしたかったらしいが、他の監督が設定は終盤まで隠す派だったため、隠す路線で行く事になったという。


音楽は『ウルトラマンネクサス』や実写映画版『DEATH NOTE』前後編2部作、『機動戦士ガンダム00』などを手掛けた川井憲次氏が担当する。
放送後に『仮面ライダービルド』においても音楽担当が発表され、蓜島邦明氏、佐橋俊彦氏に次ぐ3人目のウルトラ・ライダー両方の作品の楽曲を同時に手掛ける人物となった。
ビルッとしてても、ドーにもならねぇ!

なお、今作における作中作として特撮番組『爆裂戦記ドンシャイン』がある。
スタッフのお遊びかとも思いきや、主人公の動機や本編にも大きく関わっている。
バンダイビジュアルからリリースされたBlu-ray BOX1では、『ジード』第1話で一部だけテレビで流れたドンシャイン本編が映像特典として収録されるので、気になる方は要チェック!


あらすじ

朝倉リクは、ウルトラマンベリアルの遺伝子を受け継ぐ者。
巨大怪獣スカルゴモラの襲撃を逃れた朝倉リクと相棒のペガは、地下500mに位置する謎の秘密基地を発見する。

基地の報告管理システム・レムから「ジードライザー」と「ウルトラカプセル」を与えられたリクは、
幼い頃から憧れていたヒーローになるために、ウルトラマンジードにフュージョンライズする!

(公式より引用)


登場人物

ちなみに登場人物の名前は乙一氏がSF作家から名付けていることが坂本監督に明言されている(視聴者からは朝倉リクの由来が明言された時点で他もそうだと推測していた)。
また、主要人物の下の名前は原則としてカタカナで表記されるが、漢字表記は設定されており、名刺や宛名が映る場面で漢字表記を見ることができる。

演:濱田龍臣
本作の主人公。19歳のフリーター。漢字で「陸」と書く。
「99%以上の確率でベリアルの息子」という、歴代ウルトラマンの中でも異彩を放つ出生を持つが、
当人は赤ん坊の頃に天文台に捨てられ、地球人の一家に拾い、育てられたために自分は地球人と思い込んでおり、
ベリアルの息子であることどころか、そもそも自分が宇宙人であることも知らずに育った。
ポジティブで明るい性格の持ち主だが、幼少期に見たヒーロー番組「爆裂戦記ドンシャイン」に憧れてヒーローを志したり、
掃除機を買いに行ったはずがゲーム機を買ってくるなど、19歳にしては子供っぽいところが多々ある。ライハには頭が上がらない。
モアから受け継いだ「ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」が口癖で、ウルトラマンとしての自らの姿に「ウルトラマンジード」と名付けた。

  • 鳥羽ライハ
演:山本千尋
リクとペガのオカン本作のヒロインその1。漢字で「來葉」と書く。
怪獣が人間に戻ったところを殺すために、腰帯剣と呼ばれるようなペラペラの剣(暗器の一種)を普段から持ち歩く謎の女性。間違っても魔戒法師ではない。
2話の時点でジードの正体を知り、リクとは協力関係に。その縁でレムが管理する秘密基地「星雲荘」に住み込むようになった。
生身での戦闘能力が高く、大体の宇宙人に勝利したり重火器では倒せないバリスレイダーを剣だけで次々と撃破するなど地球人離れしている。
武術に優れていることからリクを鍛え上げている他、私生活でも叱ったり心配したりと、まるで母親のような接し方をしている。
メタ的に言うと演者が武術太極拳のジュニア選手権優勝経験者で、腰帯剣を使ったアクションが得意であることによるもの。
6年前、光瀬山麓に現れたスカルゴモラに両親を殺されており*1、この事件がジード世界における初の怪獣被害とされている。
この件もあり当初はなかなか過激な性格も見せていたが、徐々に本来の優しい性格に戻っていく。

CV:潘めぐみ
本作のヒロインその2。ペガッサ星の男の子こう見えても十代後半
リクの家に住み込んでいる少年で、セブンの頃のペガッサ星人に比べ全体的に幼い造形になっている。
創作物の定番、造花の内職をしている他、それ以外にもなかなか多芸であるらしく、
1話ではアイスクリーム販売の冷凍庫を直し(実はどこも故障してなかったんだけどね)、6話ではネイティブが書いたであろうスペイン語を和訳していた。
伏井出の講演会の際には彼なりに「ボクも小説を書いて大ヒット作家になれないかな?」と考えるなど、
ジーっとしていないといけないなりに熱心に家計を支えている。

  • レム
CV:三森すずこ
本作のヒロインその3。
星雲荘の報告管理システムのAIであり、リクに基地の所有権を譲渡した。
必要があれば偵察機『ユートム』を飛ばして情報収集してくれる他、変身前・後を問わず、リクを情報面でサポートしてくれる。
怪獣娘放送開始時にかぷせるがーるずの二人が氏のラジオにゲストに来たことがあったのだが、まさかこの布石だったとは……。
AIなので声は常に冷静沈着で、丁寧だが感情が見えないキャラ…であったが、リクたちとの交流を通して「人間らしさ」を獲得しており、
冗談を言ったり、秘密基地に出入りする面々と実体をもって接したいと考えるようになり、システムAIから進化(?)しつつある。

  • 愛崎モア
演:長谷川眞優
本作のヒロインその4。名前の漢字表記は「萌亜」。
リクの幼なじみのお姉さんで、かなりドジな性格だが内に秘めた正義感は強く、いざとなると勇敢な一面も見せる。
ニコニコ生命保険のセールスをしているとリクには伝えているが、本当はAIBのエージェントをしている。
リクとは昔からドンシャインごっこをする仲で、「ジーッとしてても、ドーにもならない」という言葉をリクに伝えるなど、人格形成にかなり影響を与えている。
また、リクに対して昔から異性として好意を抱いていた節があるが、リクがそういう事柄に鈍いこともあり、まったく気付かれていない。
ライハとは当初はお互い険悪な雰囲気だったが、中盤からは良好になった。

演:小澤雄太
ゼロと一体化する事になった平凡なサラリーマン。30歳。妻子持ちで、家族を愛する優しいパパでもある。名前の漢字表記は「令人」。
普段は気弱な性格だが、事故に遭いそうになった子供を自らの危険も顧みず助けようとするなど、ただ気弱なだけではない人物で、
偶然その場面を見たゼロに気に入られて半ば強引に一体化されたが、なんだかんだで上手く付き合っている様子。
ちなみにそのシーンは『帰ってきたウルトラマン』のオマージュとなっている。

  • シャドー星人ゼナ
演:岩田栄慶/CV:浅沼晋太郎
AIBの上級エージェントでモアの先輩的存在。
特殊な装置を使い地球人に擬態しており、その際は「瀬名日出樹」を名乗りニコニコ生命保険のセールスマンとして活動する。
表情筋がないため常に無表情なのが難点だが、地球の治安を守るその姿勢は本物。会話する際はテレパシーを介し、口が開かれることは基本的にない。*2
シャドー星人が凶悪な宇宙ゲリラとして悪名高いためか、親父がひどく世話になったゼロからはかなり警戒されていた。
ちなみにトークショーによれば、方向音痴かつ小動物好きな一面があるらしい。実際、本編でもそれらしき描写が見られる。
演じる岩田氏はジードのスーツアクターも担当しており、生身でもキレッキレのアクションが見られる。
また、モア役の長谷川氏と『ジード』放送終了後に結婚したことを公表している。

他のAIB職員としてはネリル星人サーペント星人、グローザ星系人(人間体)、ペダン星人(レイオニクスハンター)、ゼラン星人、ドーブル星人、セミ女等が登場している。

  • 久米ハルヲ
演:水野直
リクがバイトしている駄菓子屋『銀河マーケット』の店長。
スカルゴモラの襲撃で店を踏み潰されながらも移動販売でラムネ等を売りさばく気風のいいおやっさん。
伏井出ケイのファンであり、彼の著作「コズモクロニクル」が愛読書。

演:渡辺邦斗
本作のメイン悪役。
普段はSF小説家として活動し、ファンも多く存在するが、
裏では怪獣カプセルを使いベリアル融合獣にフュージョンライズする冷酷で獰猛な謎の男。
リトルスターを追っているらしいが、その目的は不明。
その正体はストルム星人

演:小林涼子
新進気鋭の女性ノンフィクションライター。
ふとしたことから記憶喪失のケイを介抱したことから彼女の運命が狂い始める。
最初は好奇心と小さな善意から彼の無実を証明しようとしたが、ケイが記憶を取り戻しジードと交戦したことから
次第に彼の秘められた狂気と闇に飲み込まれていき……。
と思っていた時期が自分たちにもありました


登場ウルトラマン

朝倉リクがジードライザーとウルトラカプセルを使うことで変身するウルトラマン。
設定的にはジードがリク本来の姿なので、変身というよりセブンのように「元の姿に戻る」という方が正しい…と思われていたが、
作品中盤に明かされた設定上そちらにも厳密には当てはまらない、かなり異色のウルトラマン。
父親譲りの目つきの悪さが特徴的な他、変身時のウルトラカプセルの組み合わせ次第で様々な形態を取る。詳しくは個別で。

CV:宮野真守
光の国でヒカリが作ったウルトラカプセルの行方を追って、ジードの世界の地球に来た。
偶然見かけたレイトの勇気を気に入って一体化し、ベリアルを髣髴とさせる見た目のジードを警戒していたが、彼本人との接触を通じてジードをウルトラマンと認め、
まだ人間としてもウルトラマンとしても未熟なジードを見守り、手助けする先輩ポジションに収まった。要は『レオ』本編の親父のようなポジションである。変身できるけど。
ただし、第1話冒頭で負った傷のため2分間しか活動できなくなっており、ウルティメイトイージスが壊れて従来のタイプチェンジも不可能と大幅に弱体化している。十分強いけど。
第8話にてウルトラマンヒカリからニュージェネレーションカプセルを得て、ウルトラマンゼロ ビヨンドへとネオフュージョンライズ(いわゆる強化変身)するようになる。
だが、傷が癒えたわけではないため本調子ではない*3

CV:小野友樹
かつて超時空消滅爆弾で舞台となる地球がある宇宙ごと消滅させようとした悪のウルトラマン。
クライシス・インパクトと呼ばれている事件以降、消息不明だったが第16話にてついに復活してしまう。。

CV:難波圭一
第1話の回想シーンで初登場。
かつての戦いの最中でウルトラカプセルを開発した。
その後、第8話でゼロのピンチに地球へ訪れ、各種アイテム一式を彼に手渡した。
ちなみに第8話の放送日は担当声優である難波圭一氏の誕生日かつ還暦の日だった。
最終回では光の国からジードの戦いを見守っていた。

CV:森次晃嗣
クライシス・インパクトの際の回想シーンで登場。
この回想シーンで登場したウルトラ戦士ではゼロと並んで唯一喋っており、森次氏が演じている。
最終回では弟子のレオとともにジードの戦いを見守っていた。

CV:檜山修之
クライシス・インパクトによって崩壊する宇宙を自身自身と一体化させるというビックリな方法で修復した。
そのため、キングの意思は宇宙全体に散らばって音信不通になっていたが、ジードの戦いと心を見て「若きウルトラマン」として認めている。
また、ライハはリトルスターを介してキングの声を聞くことができるようになり、第17話にてライハをリクの精神世界に送り届けた。
最終回にて無事復活し、宇宙が修復されたことを伝えると、ウルトラの父とともに帰っていった。

クライシス・インパクトの際の回想シーンで登場。
最終回ではジードの戦いを見守っていた。

クライシス・インパクトの際の回想シーンで登場したウルトラ戦士。

CV:西岡徳馬
第24話、光の国で復活したベリアルの波動を感じ取った。
最終回ではウルトラの父がジード、ゼロのピンチにサイドスペースに降臨。ちなみに放送日はメビウスの時の降臨時と同日。ついでに声優もメビウス客演時と同じ。
ジードたちが体制を整えるまでの時間稼ぎとして、アトロシアスとなったベリアル相手にフォースフィールドを張りながら20時間*4に渡って戦ったが、
パワーアップした宿敵に苦戦を強いられながらも、フィールドを維持しつつ長時間戦ったにも関わらずカラータイマーは終始青のままであるなど、
銀河伝説の時と同様歴戦の勇士としての力を見せた。
そして、ベリアルに引導を渡したジードをキング同様に「若きウルトラマン」と認め、「将来が楽しみ」と称賛した。

最終回にて登場し、遊星ジュランからジードの戦いを見守っていた。
どうやら今でも春野ムサシの近くにいるようだ。
ちなみにM78ワールド以外のウルトラマンではニュージェネレーションカプセルメンバーを除いて本作唯一の登場となる。


本作オリジナル怪獣

詳しくはベリアル融合獣の項目、および各個別項目へ。

  • 宇宙植物ルグス
第4話でフック星人が持ちこんだ、地球に持ち込み禁止の宇宙植物。
パッと見では先っぽが変な形をした観葉植物で、その先端に少しでも触ると催眠花粉を吹き出してくる。
その催眠力は超強力で、人間くらいの大きさの生き物はすぐに眠ってしまい、遥かに大きい怪獣サイズでも動きを封じてしまうほど。

  • 小珍獣ルナー
売れないお笑い芸人の新井タカシに『モコ』と名付けられた小さな怪獣。
ふわふわの毛玉のような体に、子供のように愛らしいつぶらな瞳をもつが、食事には外見に似合わない牙を出す。トコモンかお前は。
モコはリトルスターを宿していた個体のため、ヒーリング能力を持っており、タカシはこれを利用して金儲けをしていた。
お腹を空かしていたところを助けてくれたタカシにひどく懐いている。
タカシも自分を見捨てないモコのことを非常に大切にしていて、一度モアに無理矢理モコを没収された時は意地を張って悪態をついていたものの、
アーストロンに襲われそうになったモコを体を張って守るなど、2人には確かな信頼関係がある模様。
最終的にはいくら保護しても何度もタカシの元に帰って来てしまうため、AIBの監視付きでタカシと共に暮らすようになった。

  • ゾベタイ星人ナビア
他人の心を読む能力を持つため、AIBに協力している宇宙人。自身では『サトコ』と名乗る。
地球に飛来したザンドリアスに対処する一方で、地球人の彼氏探しに没頭する。
母星では誰も嘘をつかないので嘘をつく地球人に幻滅するが、モアとリクの会話を聞いて、相手を思いやるために必要な嘘を理解する。

  • ドーブル星人
第11話でさらっと登場した宇宙人。バグバズンブルードみたいな顔をしている。AIBの職員。
劇場版でも別個体がさらっと出てきた。

  • 時空破壊神ゼガン
シャドー星人クルトが異次元から呼び出した、「時空破壊神」の異名を冠するシャドー星の最終兵器。
水生生物のキメラみたいな風貌と、胸のカラータイマーのような水晶体が特徴の巨大怪獣。
詳しくはシャドー星人の項目を参照。

ベリアル最恐最悪の姿にして本作のラスボス。
詳しくは個別項目を参照。


各エピソード

連続性の強い物語であるため前後編が多く、単発の話も多くが前後の話と強く繋がっている。
また、それぞれ第1話~第4話、第24話と第25話は未公開シーンを追加して1本化したディレクターズカット版も製作されており、タイトルも「運命の始まり」「ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」となっている(いずれもBlu-ray BOXに収録)。
エンディング後には歴代ウルトラヒーロー&怪獣を紹介するミニコーナー「リクのカプセルナビ」が放送される。
話数 タイトル 登場怪獣・宇宙人 脚本 監督 絵コンテ
0話 『ウルトラマンジード放送直前スペシャル』 地底怪獣テレスドン 足木淳一郎 村上祐介 なし
1話 『秘密基地へようこそ』 ウルトラマンベリアル
ベリアル融合獣 スカルゴモラ
安達寛高 坂本浩一
2話 『怪獣を斬る少女』 ベリアル融合獣 スカルゴモラ
ダダ820号
3話 『サラリーマンゼロ』 ダークロプスゼロ
4話 『星人を追う仕事』 宇宙怪獣 エレキング
ピット星人トリィ=ティプ
宇宙植物 ルグス
フック星人
5話 『あいかた』 小珍獣 ルナー
海獣 サメクジラ(幼獣)
凶暴怪獣 アーストロン
ベリアル融合獣 サンダーキラー
三浦有為子 市野龍一 なかの★陽
6話 『僕が僕であること』 ベリアル融合獣 サンダーキラー
7話 『サクリファイス』 シビルジャッジメンター ギャラクトロン 柳井祥緒 武居正能 林谷和樹
8話 『運命を越えて行け』
9話 『誓いの剣』 暴君怪獣 タイラント
ベリアル融合獣 スカルゴモラ
三浦有為子 冨田卓 市川智茂
10話 『ココロヨメマス』 だだっ子怪獣 ザンドリアス
サトコ(ゾベタイ星人ナビア)
森江美咲
11話 『ジードアイデンティティー』 ベリアル融合獣 ペダニウムゼットン
ウルトラマンベリアル
宇宙帝王 バド星人
ネリル星人
グローザ星系人
サーペント星人
ペダン星人
ゼラン星人
ドーブル星人
安達寛高 田口清隆 酒井豊
12話 『僕の名前』
13話 『レストア・メモリーズ』 総集編 足木淳一郎 池田遼 なし
14話 『シャドーの影』 シャドー星人 クルト
時空破壊神 ゼガン
クカラッチ星人
ゼラン星人
根元歳三 市野龍一 西川伸司
15話 『戦いの子』
16話 『世界の終わりがはじまる日』 ゴドラ星人ゴドー=ウィン
ゴドラ星人
ピット星人トリィ=ティプ(人間体の姿のみ)
セミ女
ウルトラマンベリアル
ベリアル融合獣 キメラベロス
安達寛高 坂本浩一
17話 『キングの奇跡!変えるぜ!運命!!』
18話 『夢を継ぐ者』 ダダ116号
帝国機兵 レギオノイド ダダ・カスタマイズ
閻魔獣 ザイゴーグ
ベリアル融合獣 サンダーキラー
柳井祥緒 伊藤良一 岩崎龍介
19話 『奪われた星雲荘』 レム人間態
電子幻像レム2
ロボット怪獣 メカゴモラ
勝治京子
20話 『午前10時の怪鳥』 再生怪獣 ギエロン星獣
レキューム人
三浦有為子 冨田卓 なかの★陽
21話 『ペガ、家出する』 深海怪獣 グビラ
ベリアル融合獣 ペダニウムゼットン
森江美咲
22話 『奪還』 ベリアル融合獣 キングギャラクトロン
ネリル星人
グローザ星系人
サーペント星人
三浦有為子 武居正能 林谷和樹
23話 『ストルムの光』 ベリアル融合獣 ペダニウムゼットン・エボルド
ウルトラマンベリアル
ウルトラマンベリアル アトロシアス
川石テツヤ
24話 『キボウノカケラ』 ウルトラマンベリアル
ウルトラマンベリアル アトロシアス
ウルトラマンベリアル アーリースタイル
時空破壊神 ゼガン
リドリアス
グローザ星系人
サーペント星人
ネリル星人
究極生命体 レイブラッド星人
亡霊魔導士 レイバトス(回想)
ダークネスファイブ(回想)
ピット星人トリィ=ティプ(回想)
安達寛高 坂本浩一
25話 『GEEDの証』

|話数|タイトル|メイン怪獣・宇宙人|宇宙人街の宇宙人|脚本|監督|絵コンテ
劇場版 劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!! クシア人 アイル・サデルーナ、ブラン・サデルーナ
獅子聖獣 グクルシーサー
アンドロイド兵 バリスレイダー
シビルジャッジメンター ギャラクトロン
シビルジャッジメンター ギャラクトロンMK2
ラストジャッジメンター ギルバリス
夢幻魔人ジャグラス ジャグラー
伏井出ケイ(回想)
ウルトラマンべリアル(回想)
ジャキ星人アーロン
マージャー星人
ガルメス人
鉄牛星人ブルック
宇宙野人ラワーン人
殺戮宇宙人ヒュプナス
暗黒星人シャプレー星人
ドーブル星人
ナックル星人
剛力怪人イダラーダ
植物宇宙人ルフル
宇宙鬼ゲマハ星人
魔界人マグドム
宇宙帝王バド星人
侵略宇宙人ノルヴァー星雲人
誘拐怪人ケムール人
昆虫宇宙人クカラッチ星人
根本歳三
安達寛高(脚本協力)
坂本浩一


余談

  • 主演の濱田龍臣氏は子役出身であり、16歳にして既に芸歴約10年というキャリアの持ち主。過去には『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』でナオ役で出演している。
    弱冠16歳で主役に抜擢されたのは10年の蓄積あってのものだろう。
    また、幼稚園児の頃に将来の夢として「ウルトラマンになること」を掲げ、実際にウルトラマン役となった、シリーズファン出身の俳優である。
    とはいえ、「嬉しかった一方でかなり焦った」とも語っている。

  • 坂本監督は本作を「光の国の世界観を踏襲している」「ウルトラマンメビウス以来久々のM78星雲出身のウルトラマンがメインの作品」とインタビューで語っていたが、ゼロが次元を超えてやって来ている、これまでほとんど怪獣が出現していないなどM78ワールドとは別の宇宙であると思われる描写が多々見られた。
    後にに『ウルトラマン全戦士超ファイル(増補改訂版)』にて、明確にM78ワールドと別舞台であることが明言されたため、坂本監督の言葉の意味は「M78ワールドの面子・設定が密接に絡む世界観」ということになると思われる。


  • 第1話のオープニングにおいて森次晃嗣氏と三森すずこ氏が同じ画面にクレジットされているが、森次氏の誕生日と、三森氏が演じた某スクールアイドルの誕生日はどちらも3月15日である。

  • 久米ハルオ役の水野直氏は後に2018年の『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に怪人(の人間態と声)役で出演したが、
    その際にアドリブで「ジーッとしてても…。とおっ!」と本作のキメ台詞を(言いかけだが)放っている。
    水野氏の所属事務所いわく東映側は円谷プロからきちんと許可を得ているとのこと。

  • 愛崎モア役の長谷川眞優氏とシャドー星人ゼナ役の岩田栄慶氏は番組放送開始から2年後の2019年7月10日(ウルトラマンの日*5)に結婚を発表した。
    ウルトラシリーズでの共演者が結婚したのは『ガイア』に出演した高野八誠氏と石田裕加里氏に次いで2組目となる。




僕は、暗闇の中で気が付いた。

ひとりじゃないことを。

僕には仲間がいたから。

そしてわかった。運命は変えられる。自分の力で。


果てしない運命を越えて、未来はある。

辛いことがあっても、立ち上がり、抗う。

そういう力が僕達にはあるんだ。

合言葉は……


ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」


追記・修正は覚悟を決めてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • テレビ東京
  • ウルトラマンジード
  • 円谷プロ
  • ウルトラシリーズ
  • 平成ウルトラマン
  • 特撮
  • 坂本浩一
  • 乙一
  • ウルトラマン
  • ウルトラマンベリアル
  • ウルトラマンゼロ
  • 川井憲次
  • ウルトラマンキング
  • リトルスター
  • 濱田龍臣
  • ジーッとしててもドーにもならねぇ!
  • 爆裂戦記ドンシャイン
  • 市野龍一
  • 武居正能
  • 冨田卓
  • 田口清隆
  • 伊藤良一
  • 池田遼
  • 三浦有為子
  • 平成ウルトラシリーズ
  • 融合
  • 遺伝子
  • 運命
  • 親子
  • 根本歳三
  • 安達寛高
  • ニュージェネレーションヒーローズ
  • シリアス回多め
  • 感動のラスト
  • GEEDの証
  • 稀にギスギスシーンあり
  • 涙腺崩壊
  • ※土曜朝9時です。
  • 鬱トラマン

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月13日 21:29

*1 ライハの父・弾次は植物学者であり、帝能大学でゼミも営んでいた。スカルゴモラの襲撃にゼミの受講生も巻き込まれ死亡。両親に付き添っていたライハはこの事件の唯一の生存者となる。ちなみに受講生には歴代ウルトラの出演者および登場人物をもじった名前が見受けられる。

*2 人間態でも岩田氏の動きに浅沼氏が声をあてる形式で、岩田氏自身が肉声で喋ることはない。

*3 You Tube公式配信第24話での販促テロップで明言されている。

*4 ジードが再変身できるまでのインターバル

*5 初代「ウルトラマン」が初めてテレビに登場した日