ミクラス

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登録日:2016/12/24 Sat 22:16:24
更新日:2023/06/12 Mon 20:01:36
所要時間:約 5 分で読めます




ミクラスとは、ウルトラシリーズに登場する怪獣である。
初登場は『ウルトラセブン』。


【概要】

種別:カプセル怪獣
身長:40m
体重:2万t
出身地:M78星雲バッファロー星
特技:熱光線を吐く

ウルトラセブンの保有する3大カプセル怪獣の一角。『セブン』では第3話、第25話で登場。
ズングリムックリした体型と頭から何本も生えた長い角が特徴的な、見るからにごつそうな姿が特徴。
ウルトラマンギンガ』にて「味方とは思えねえツラしてやがる」と言われるくらいブs……もとい強面だが、モチーフはインカ帝国の神面らしい。

ウルトラ戦士の故郷M78星雲・光の国の近所にあるバッファロー星の出身で、バッファロー星には広大な海が広がっているため、
水泳が好きなウルトラセブンは頻繁に訪れて泳いでいるらしい(『ウルトラマンタロウ』のナレーションによればはない光の国にも室内プールはある)。

カプセル怪獣の中でも一番の力持ちで、パワーはウルトラマンの5倍の500万馬力。
なんとあのキングシルバゴン(470万馬力)を凌駕する程である!!!
劇中でも、自分より5000tも重いエレキング尻尾を掴んで軽々振り回せるなどの活躍を見せていた。
ガンダーともそこそこ渡り合えているので、3の中では一番戦闘力は高いのかもしれない。団栗の背比べとか言うな。
あまり知られていないが、口からは熱光線(バッファフレイム)を吐くことができ、ガンダー戦で使用している。


【活躍】

ウルトラセブン

第3話「湖のひみつ」で初登場。
美少女に化けたピット星人にウルトラアイを盗まれたモロボシ・ダンが、湖で育てられていたエレキングに対抗するために召喚した。
序盤こそ体格が上のエレキング相手に取っ組み合い、押し倒し、殴り合った末に尻尾を掴んでジャイアントスイングをかますなど活躍するも、
エレキングの吐いた放電光線に怯み、更に尻尾で何度も打ち据えられてフラフラになってしまう。
最後はエレキングが尻尾を巻きつけたことで動きを封じられ、50万Vの電流を流し込まれて失神してしまった。

なお、桑田次郎著のコミカライズ版ではエレキングの尻尾の電撃には余裕で耐え、逆に尻尾を掴んで振り回して投げ飛ばすなど優勢に戦っていた。
しかし、ダンがやったか!?」と、余計な一言をつぶやいたばかりに復活したエレキングの電撃光線の直撃を何発も浴びてしまい、
焼き殺される寸前でカプセルに回収されるなどTV版より悲惨な目に会ってしまっている。
ちなみに同漫画のナレーションでは、カプセル怪獣は地球で言うところの家畜に相当するという身もふたもない解説がされていた。

第25話「零下140度の対決」ではガンダーの巻き起こした猛吹雪の中、雪中でセブンがウルトラアイを紛失してしまったため召喚される。
雪に脚を取られながらも果敢にマイナス140℃(!!)の大寒波に耐え抜きガンダーに襲いかかったが、
自在に飛翔する雪中戦のプロ・ガンダーには突撃を躱された上に羽交い絞めにされ、何度も雪に叩き付けられて苦しめられる。
まともな生物ならものの数秒でさっぽろ雪まつりになりかねないような環境ではお得意のパワーも鈍ったか、エレキング戦よりも動きは鈍く、
虎の子の熱光線も回避され、顔面にドロップキックを喰らい敗北する。
ただし、この戦闘による時間稼ぎは功を奏し、ダンはウルトラアイを見つける事に成功している。
媒体によっては「この戦いにおいて再起不能のダメージを負い以後テレビシリーズでは出番がなかった」とするものもある。
実際、セブンはガンダーを倒した後に変身限界時間が出るようになり、その結果最終回では脈拍360・血圧400・体温90℃の過労死寸前になっている。
やはりこんなムチャな環境でイキイキしていられるのはポール星人とガンダーくらいのものなのだろう。

これらの戦況のおかげで怪獣図鑑には「電気が苦手」だの「寒さに弱い」だのと書かれ、
「見るからに電気や冷気を武器に使う怪獣にミクラスをぶつけるとはどんだけダンは戦術の才能が無いんだ」などと突っ込まれて久しいが、
電線を素手で掴むほどの電流ドライアイス並みの低温に弱いのは生物なら当たり前のことであり、善戦できただけでも褒めてやるべきだろう。
もっとも、一部の図鑑では「寒さに強いのでダンはガンダーの相手に選んだ」などと記されており、それを踏まえてか『ウルトラマンSTORY 0』では極寒の星の出身という設定にされている。


平成ウルトラセブン

『ウルトラセブン1999最終6部作』では第6話に登場。
かつて人類により壊滅の危機に陥らされた海底人ノンマルトの残党が繰り出した守護獣ザバンギとの戦いに登場。
ウインダムと共にザバンギに立ち向かうが、自慢のパワーですらまるで歯が立たず、角をへし折られて倒されてしまう。

なお、平成セブンシリーズは、後述の『メビウス』や『大怪獣バトル』シリーズとはパラレルになっているので注意。

なお、ミクラスの登場はオリジナルビデオ『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』の後でミクラスのアトラクション用着ぐるみが造形された事を知った円谷昌弘Pの発案によるもの。アギラェ…
そして実際の撮影では、そのアトラクション用着ぐるみが一部改修されて使われたという。


『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』

ウルトラマンキング30万回目の誕生日に向かい、ウルトラの父、そしてタロウがここに乗るソリを引いていた。
ていうか宇宙空間でも平気だったんだなお前。

ちなみにウインダムもパーティに参加していたが、アギラは着ぐるみが無かったので参加できず…。


ウルトラマンメビウス

ここにきてまさかの優遇である。アギラはかわいそうだなあ
CREW GUYSドキュメントUGに記録されたデータをもとにマケット怪獣として復元されたコピーとして登場。
マケット怪獣なのでセブンガーよろしく1分しか活動できないが、一応戦闘力は本物と比べても遜色ない。

性格は非常に大人しく臆病であり、隊員たちからも「弱そう」「不細工」だのとさんざん言われている。
刷り込み現象でコノミ隊員を母親のように思い懐いており、初登場の第4話では怪獣ケルビムの襲来に際し迎撃するも、
コノミが逃げ出したためにビビって敵前逃亡してしまった。
しかし再戦時にはコノミを護るために恐ろしいケルビムにも果敢に立ち向かい、それなりに善戦した。

第8話にてかみなりのいし過去の怪獣のデータを用いて強化され、「エレキミクラス」に進化(姿は不変)。
ドキュメントSSSPネロンガドキュメントMATのエレドータスを素材にしたため、電気攻撃に加え透明化能力も得た。
続いてGUYSはエレキングの力も付与しようとしたが、過去にオリジナルがエレキングに負けたことから拒否され、
そのはじき出されたデータがリムエレキングを生む結果になった。

エレキミクラスに強化されてからはボガールをノックアウトしたものの、その進化態のボガールモンスにはびくともせず、
ムカデンダーとの戦いでも召喚したのがマリナだったからかほとんど活躍できず。
電脳世界ではウインダムと組んで暴走したマケットゼットンの足止めに向かい、メビウスと協力してこれを撃破した。
敵怪獣にボコられるのがお約束だった初代から比べれば大躍進である。


『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』

正真正銘、初代個体と同一のミクラス。アーマードダークネスからセブンを助けたことで、レイに託された。
二度の手ひどい敗北ゆえか、マケットミクラス同様の臆病者になっており、
ガッツ星人の駆るケルビム(またかよ)との戦いでは敵わぬとみるや逃げ出していた。
しかしレイの叱責を受けて奮起、突進攻撃で押し倒し、運よくガッツ星人をペッシャンコにしてしまった。
記念すべき初☆白☆星である。苦節41年、頑張った甲斐があったものだ。おめでとう!

さらに、その後はゴモラ・リトラとともにキングジョーブラックの大群に立ち向かい、物量でも基本能力でも勝る相手に一歩も引かぬ戦いを見せている。
量産型とはいえ、かつてセブンが敵わなかった強敵の後継機を上回る実力になったとはずいぶんと強くなったものである。

レイブラッド星人との決戦の果てにセブンに返却され、続く『ウルトラ銀河伝説』にて遂に本領を発揮することとなる。

ゲーム版ではカプセル怪獣トリオで最も参戦が遅くなったが、その分全体的にインフレしてきたこともあって能力も高い。
ゲームオリジナル必殺技として、を纏って体当たりする「ミクラスダイナマイト」を披露した。


大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE


「男子三日会わざれば括目して見よ。中国の武将、呂蒙の言葉だ。覚えておけ」

(出典:SFC専用RPG『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』よりモロボシ・ダン)


悪逆非道のウルトラマンベリアルにより、プラズマスパーク・エネルギーコアを奪われた光の国は凍結し、極寒の星となってしまった。
ウルトラ戦士たちは次々と凍り付き、残された者たちもの力を失い、人間の姿に戻っていた。
彼ら(とレイ)にとどめを刺すべく現れたシャプレー星人ドラコベムスターサラマンドラを召喚。絶体絶命の危機が迫る。
そこでダンはウインダム、アギラと共にミクラスを解き放つ。
突然の乱入者に呆然とする三怪獣に向け、カプセル怪獣たちは猛然と立ち向かっていく!

ミクラスの挑む相手は、かつて同族がウルトラマンジャックを完膚なきまでに叩きのめした宇宙大怪獣ベムスター。
無限にエネルギーを喰らう相手にミクラスは自慢の腕力で立ち向かい、空を飛び回るベムスターにしがみついて引きずり下ろす!
その戦いの横ではウルトラマンハヤタ似)がシャプレー星人を仕留め、ダンはクレバスに落ちそうになっていたレイを救い出すと高々と叫んだ。

「とどめだ!」

直後、ウインダムとアギラはそれぞれサラマンドラとドラコを撃破。
続いてミクラスもベムスターの腕を取って氷壁に叩き付け、ふらつくベムスターに向けドロップキック一閃!
かつて同じ雪中戦で自分自身にとどめを刺した仇敵の技で意趣返しか、ベムスターは分厚い氷山を突き破って転がっていき、そのまま倒れ伏した。
長い年月を経て、頼りなかったカプセル怪獣たちは本当の勇者となったのである。


ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル』

ウインダムやアギラと共々ダークルギエルの手によってスパークドールズにされているのが確認できる。
セブンと一緒にダークスパークウォーズに参加したのだろうか。


ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル2 怪獣☆ヒーロー大乱戦!』

一条寺友也の作った電脳空間にて、渡会健太がモンスライブする形で登場。冒頭で記した苦言を呈されている。
石動美鈴のライブしたレッドキングを撃破したが、美鈴がライブし直したスノーゴンにガチガチに固められてしまった。

後に『ウルトラマンX』にてギンガに変身する礼堂ヒカルが登場した際には、「セブン先輩の下で元気に暮らしている」と語られていた。


ウルトラマンデッカー


MICLAS!!

身長40m、体重2万トン。
ミクラスカードをリードすることで現れる、怪獣だ!

デッカーの危機を救った、頼もしい怪獣です。
『ウルトラマンデッカー』第2話「決意のカナタ」
「カナタのウルトラディメンションナビ」より

令和ウルトラマン第4作である『デッカー』にも、ミクラスが登場。
ただし、今作におけるミクラスはカプセル怪獣ではなく、ウルトラディメンションカードをリードすることで出現する「ディメンションカード怪獣」という設定。
仲間のウインダム&アギラの怪獣カードも揃って登場する。
ウルトラマンデッカーの変身アイテムであるウルトラディーフラッシャーをリード後、トリガーを引くことでクリスタルが発光しミクラスが出現。短時間ながらも怪力でデッカーをサポートする。

初登場回は第2話「決意のカナタ」。
訓練中の事故で左足を捻挫した状態でデスドラゴと戦うデッカー=アスミ カナタの挫けぬ心に呼応するかのように、三枚の怪獣カードが出現。
その中からミクラスのカードをリードした後、ミクラスが召喚。
自慢の怪力でデッカーをおしくらまんじゅう援護し、百貫落としで大打撃を与えた後怪獣カードに戻った。

第5話「湖の食いしん坊」にも登場。
空腹に餓えて大量の電気を吸収するエレキングのエリーを止めるため召喚。
タックルで怯ませた後デッカーと共に身構えるが、やっぱり電気攻撃を受けてリタイアしてしまった。

第9話「誰がための雄姿」ではアギラ、ウインダムと共に初の勢揃いを見せる。
スフィアレッドキングの爆発からグレゴール人グレースを救助するため、全員で引っ張るという役目を果たした。

第14話「魔神誕生」でも、アギラ、ウインダムと共にデッカー(デッカー・アスミ)の手で召還。
三体揃って復活したスフィアザウルスに立ち向かうが、テラフェイザー(フェーズ2)のTRメガバスターの直撃を受け消滅してしまった。


【派生作品】

ゲーム

SFC『ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦』では、ミクラスに等しいご活躍をなさる。

第6話にてセブンがミクラス様のお入りになられたカプセルをプレゼントしてくれるのだが、
このミクラス様は大変謙虚なお人柄のため、「味方」ではなく「武器」として登場なさる。
よって、1ターンにつきメンバーの人数(大体4人)分だけご顕現くださり、悪しき怪獣やモビルスーツどもに正義の鉄拳をお下しになられる。

そのご威力たるや加入時のヒーローたちの必殺技をも上回る威力であり、頻繁に攻撃を外すヒーローたちとは異なり
ミクラス様は絶対に攻撃をお外しあそばされることはない。

宇宙空間であろうがどこであろうが、ミクラス様は必ず我等愚かな衆生のためにご活躍なされるため、
終盤に至るまでミクラス様は常に主力として悪の野望を打ち砕くために戦い続けるのである。

勿論、高潔なるミクラス様は御布施など求めない。MPも全くお使いになられないのだ。これを神の御業と言わずしてなんと言おうか。
本作をクリアしたプレイヤーの多くは、怪獣たちの死体を乗り越え、ヒーローを導く自由のミクラス様の姿が目に浮かぶはずである。
え? このゲームクソゲーすぎるからだろって? そりゃ言わないお約束


Switch『ウルトラ怪獣モンスターファーム』では育成怪獣の1体として登場。
ライフ・ちから・丈夫さの適性に優れるパワーファイターで、似通った適性のレッドキングやゴルザと比較すると耐久面に優れ命中で劣る、本家シリーズで言うところのゴーレムのような能力をしている。
技もほとんどがちから技で、かしこさ技は初期習得の熱光線と超必殺技バッファフレイムのみ。残念ながらエレキミクラス由来の電撃技は習得しない。
重要ステータスである命中が低いという問題はあるが、寿命が長めの晩成タイプで固有特徴「500万馬力」でちからが、得意トレーニングで丈夫さが上げやすいので育成はしやすい方。威力と命中を兼ね備えたブル突進さえ習得できれば弱点も補える。
最大の特徴は超必殺技の「ミクラスダイナマイト」。この技は当たっても外れても自傷ダメージのある自爆技なのだが、 威力S かつ內部値で 全超必殺技の中で一番高い値 という圧倒的火力を有する。これを超えるのはキングジョーの特殊技分類になっている自爆のみ。当然そんな超火力を有する技ゆえ命中Eと、しっかり命中育成しないと当てることが出来ない。

対戦相手としては、特にAグレードの純血ミクラス「ニコラス」が強烈な個性を有している。名前の由来は先のトリヤマ補佐官の言い間違いだろう。
ミクラスの長所を伸ばし短所を切り捨てた極端な能力配分で、特にちからは8010に達する。Sグレードどころか三大大会でも通用する数値でありウルトラマン達と同等と言えばそのすさまじさがわかるだろう。
命中は2800とCグレード基準であるが、初期値80のガッツ補正で補われており、育成が中途半端な怪獣では一撃もらって引退になりかねない。
技もミクラス最大の超必殺技「ミクラスダイナマイト」を習得しており、生半可な丈夫さでは耐えられない。
そしてAグレードの怪獣はBグレードまでと違って特徴も何かしらの戦略性が与えられているのだが、ニコラスのそれは特に完成度が高い。
  • 残り時間30秒を切っておりかつライフ判定で負けているとちからがアップするスキューラの「巨大な顎」
  • 連続でダメージを受けるとちからがアップするヘルベロスの「凶悪な本能」とバルキー星人の「激怒」
  • 連続でガッツが低下する技を受けるとガッツを吸収するガッツロック戦法のメタであるナイトファングの「ナイトメアウェイブ」
これらの組み合わせにより「相手の攻撃を受けきった上で三重にバフの乗った必殺技で仕留める」プロレスの王道か横綱相撲のような戦法を実現している。
なお、見ての通りミクラス固有特徴を所持しておらず、ミクラスの皮を被せたスキューラではないかとも疑われている。
対策としては回避型でお祈りするか、高威力のかしこさ技で一撃で仕留めるかのいずれか。ニコラスが出ないよう公式戦出場タイミングを計るのも手。
タイプこそ違えども、往年のオルドーフカーマイン先生と同じポジションにいると言える。余裕をもってニコラスを倒せるようであれば名人にも十分手が届く。


漫画

ウルトラマンSTORY 0』ではセブンと出会うまでの顛末が描かれているまあ、パラレルだけどね
彼の暮らすバッファロー星はウルトラの星のプラズマスパーク(本作では据え置き機ではなく宇宙に浮かぶ人工太陽衛星)を
バルタン星人が弄った事による事故のせいで氷河期が訪れ、住民たちは苦しい暮らしを強いられていた。

ミクラスはもともとバッファロー(野牛)のボスだったのだが、プラズマスパークから発せられるディファレーター光線を受けたことにより怪獣になった。
本作のセブンと初めて会った頃のミクラスは頭頂額部に前向きの一本角が存在している。
しかし優しい心までは侵されることは無く、静かにミノスの丘*1で眠っていた。
これはミクラス自身は怪獣と化し巨大化した身体で活動すると、人間を含めた他の生物の迷惑になると判断していた為でもある。

バッファローは他の動物よりも体温が高いため、住民たちは暖房代わりに使っていたりしたのだが、
ミクラスは巨体故に体温が際立って高く、ミノスの丘も雪がすべて溶けるなどの異常気象が起きていた。

そんな中、バッファローを食料として狙うペダン星人の一派がバッファロー星に侵攻を掛けた。
族長ナバーロはブーメランを使いペダン星人の円盤軍に果敢に挑むも、空爆を受けて命を落としてしまう。
憤激したミクラスは自らミノスの丘を崩し、暴虐邪知のペダン星人に向けて怒りをあらわにした。

ペダン星人は円盤群を合体させてプロトキングジョー(仮)に変形させ、これを迎撃するも、
ミクラスは畏れることなく果敢に立ち向かっていき、その長い角で胸部装甲をブチ破る。
しかし組み合った状態で額の一本角をへし折られ、更にその角を奪われ突き刺されて重傷を負ってしまった。
続いてセブンが参戦した際エネルギー不足のセブンの為に曇天の空に熱線を発射し雲間から太陽をセブンに当てる事でセブンをアシスト。
ウルトラセブンがペダン星人を討伐すると、その勇気を称えられ、ミクラスは自身の意思として「この星には居られないので同行させて欲しい」事を伝え
了承したセブンによってカプセルに納められ、光の国で治療を受けた。この際額の一本角の痕跡は無くなりTV版の姿になる。
ちなみに折られた一本角は、セブンの超能力によって多数のブーメランに作り替えられ、
ミクラスが去った後のバッファロー星を守るための力として住民たちに与えられた。

以降は後輩のウインダムと共にカプセル怪獣としてセブンと共に戦い、ゴモラと押し合ってフッ飛ばしたり、
ナックル星人の怪獣牧場に捕えられていた先代アギラと組んで大暴れするなど大活躍を見せた。


ウルトラマン超闘士激伝』でもセブン軍団の一人として登場。目が黒目がちで、とってもキュート。
語尾に「~ゴワス」を付けるなど西郷どんのような訛りがある。
アニメ版のCVはノタニー博士と兼ね役の八奈見乗児。
『新章』ではウインダム、アギラと共にゼロのお目付け役兼子分として登場した。
ちなみに作画の栗原仁氏は3バカの中でミクラスが一番お気に入りらしい。


その他

その他にも、漫画『決戦!ウルトラ兄弟』、漫画『ウルトラセブン 古都に燃ゆ』、小説『ウルトラセブン 狙われた星』など、
『セブン』の派生作品でダンがカプセル怪獣を動員する際には真っ先に選択されており、そういう意味でも名実ともにカプセル怪獣の「顔」と称して過言でない存在だと言える。


ウルトラ怪獣擬人化計画


アニメ『怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~』では転生した女子高生「牛丸ミク」として登場。


誕生日はセブン第3話の放送された10月8日。外見は我那覇響に似ている。
怪獣娘になる前から生粋の『大怪獣ファイト』(怪獣娘同士のプロレスのようなもの)が大好きで、かなりの脳筋であっけらかんとした性格。
大怪獣ファイトでのレッドキングの戦いぶりに興奮したことで、三人娘の中で最も早くカイジューソウルを覚醒させている。*2
生まれてこの方風邪すら引いたことの無い健康優良少女。

ソウルライドするとウエスタンチックな衣装になる(ウインダム曰く「凄い露出だ」)。
生粋のパワーファイターであり、怪力を用いた投げ技や打撃が得意。
前世で手ひどく負けたからか、エレキングを苦手にしている。
なお、原作イラスト(及び下記漫画版)では左目の下に三日月状の模様が浮き上がるのが特徴だが、
作画の都合上アニメでは省略されている(変身演出中に一瞬映るのみ)。

アニメ第2期、劇場アニメ『怪獣娘(黒)』にも引き続き登場した。


漫画『ウルトラ怪獣擬人化計画 ギャラクシー☆デイズ』にもウインダムやアギラと共に登場(こっちはミクラス本人であり牛丸ミクではない)。
未確認生物をUGMだ!」と発言するなどアホな所を『怪獣娘』以上に誇張されている。
やっぱりこっちでもエレキングにやられた。


【余談】

漫画『S -最後の警官-』の登場人物・神御蔵一號のプロボクサー時代のリングネーム「ミクラス一號」の元ネタにも使われている。



追記・修正よろしくお願いするでゴワス

よっしゃー! 頑張っちゃうぞー!

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最終更新:1970年01月01日 09:00