巨大イカ

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登録日:2011/03/29 (火) 13:02:55
更新日:2024/02/09 Fri 11:22:17
所要時間:約 7 分で読めます




―巨大イカ、それは男のロマン―



この項目ではアホみたいにデカいイカとそのロマンについて解説する。


歴史上の巨大イカ


●クラーケン

学名:???
最大サイズ:???(小島ほど)
生息地:???(ヨーロッパ各地で目撃情報)

言わずもがな、アホみたいデカいイカの開祖。古今東西様々な創作物でも海の脅威、巨大なイカとして描かれる為馴染み深い。
彼らは巨大な脅威として当時の人々に恐怖を与えただけでなく、未知の海へ夢や探求心を与えたのは想像に難くない。
(※クラーケン自体はイカではなくタコや海蛇として描かれたりするけどクラーケンに関して詳しいことはWikipedia先生とか見て下さい)

余談だが巨大イカ自体割と脅威だったらしく1861年フランスの軍艦アレクタン号は巨大イカに仰天し砲撃、
1930年代にはノルウェー海軍が巨大イカの襲撃を受けたと発表したりした。



実在の巨大イカ


●ダイオウイカ(ジャイアント・スクイッド)

学名:Architeuthis
最大サイズ:外套長6.1m・全長約18m(非公式記録:20m以上)
生息地:世界中の深海

巨大イカの代名詞とも言える存在。「ダイオウイカ」というのは大まかな枠であり数種類の亜種がいる。
非常に有名なイカだがうち上げられた死体やクジラの体内からの発見が主で生態について詳しいことは殆ど分かっていない。

現在までで発見されたイカの中で最大であり、頭足類全体で見ても規格外のサイズを誇る。重量も最大で1tを超える。
しかし全長の中で胴体が占める割合はたった15~30%程であり長い体の殆どが足だというモデル顔負けのスレンダー体型。
余談だが足等から考えるに巨大イカ映画「ザ・ビースト」のイカはこいつであろう。
千葉県立中央博物館で展示されていた15mクラスのダイオウイカ模型。足なげぇ



●ダイオウホウズキイカ(コロッサル・スクイッド)

学名:Mesonychoteuthis hamiltoni
最大サイズ:外套長10m・全長15m程
生息地:南極海周辺の深海

ダイオウイカと双璧をなし、あるいはダイオウイカを凌駕するポテンシャルを秘めるダークホース。
巨大イカ、名前、深海棲等ダイオウイカと共通点が多いが別に類縁種ではない。

生息地が限られている為ダイオウイカ以上に謎が多い。体の殆どが足であるダイオウイカとは対照的に胴体が大きいグラマー体型。
またパーツで見た場合直径30cm以上という全動物の中で最もつぶらな瞳を始めダイオウイカを凌駕するサイズが発見されている為、
本種が最大のイカだという声も少なくない。

2007年にメロ(アイナメの一種)漁の漁船が10m以上の成体が瀕死で漂っているのを発見し回収、全世界の海洋生物学者を驚愕させた。
現在は巨大イカリングではなく標本にされニュージーランドの国立博物館に展示されている。



●ミズヒキイカ

学名:Magnapinna
最大サイズ:胴体部分70cm程・全長8m
生息地:太平洋や大西洋の深海

最近になって発見された新種の巨大イカ。ぱっと見イカというよりクラゲっぽいがれっきとしたイカである。
生態系は全く謎である、というのもこのイカ映像として撮影されたのがたった8例あるだけで、死体すら見つかっていない。
水引のようなスルメのような細長い足に獲物を絡ませ食べているとされているが詳細は不明である。
体の9割以上を足が占めており、ダイオウイカ以上にスレンダー体型なイカ。ダンボのようなヒレも実にチャーミング。ミズヒキイカたんマジ天使



●ニュウドウイカ

学名:Morotenthis robusta
最大サイズ:外套長2m以上・全長3m程度
生息地:北太平洋

外套長のみならばダイオウイカに匹敵する超大型のイカ。
他の巨大イカ同様珍しい種類だが瀕死の状態で海底に沈んでいるのがたまに見つかる。日本では北海道・津軽海峡等で稀に姿を見せる模様。
デカく丸っこい姿は魚雷のような印象を受けるが反対に足はなかなか短い。胴長短足でグラマラスなドジっ子というのが一番イメージにしっくり来そうな気がする。

なお、よく瀕死の状態で見つかるがその理由はヤリ疲れたからだとされている。
リア充氏ね…と言いたいが晴れてリア充になった本種はもれなく死ぬか死にかけである。むしろ生きろ。



●アメリカオオアカイカ(フンボルト・スクイッド)

学名:Dosindicus gigas
最大サイズ:外套長1.2m・全長2m程
生息地:南米ペルー海流域の深海

巨大イカアメリカ代表。上の連中と比較するとサイズが小さめだがイカ全体ではかなりの大型種である。
性格は獰猛で、群れで小魚を強襲したり傷ついた仲間を共食いすることも判明している。
深海で生活しているが時折海面まで上昇するため、なんと釣ることが出来る。釣れるという手頃さがウリ。
因みに凶暴性故地元の漁師からは「悪魔」呼ばわりされているが多分イカは人を食わないのでご安心を。ただ万が一群れで強襲された場合は諦めて下さい。



創作上の巨大イカ


●レインボースクイド

学名:???
最大サイズ:体長40m以上
生息地:2億年後の地球

2億年後の地球で海中の覇者となったダイオウイカの倍以上のサイズを持つ巨大イカ。
色素を持ち、適宜組み合わせることで意思疎通もできる。

●メガスクイド

学名:???
最大サイズ:体高3m以上、体重8トン以上
生息地:2億年後の熱帯雨林

2億年後の地球で地上の覇者となった巨大イカ。陸上性の脊椎動物?皆絶滅しています。
陸上に上がったイカはこの時代他にもいるが、その中の最大種。ぶっちゃけ現代のゾウに近いポジション。
雑食性で何でも食べるが、動きはとろい。

イカ娘

学名:???
最大サイズ:全長1.3mほど
生息地:神奈川県鎌倉市由比ヶ浜周辺

ごく最近存在が明らかになった新種の生命体。学名すら存在しない一種のUMA。
目撃者によると地上で活動し人語を解する知能や器用な触腕を有していたらしい。人類を侵略しようと企んでいる、という情報もあるが定かでない。
謎が多すぎる為、今後の研究が待たれるところだ。



ゲゾラ(カミナリイカ変異個体)

学名:Sepia lycidus
最大サイズ:全長30m
生息地:セルジオ島

カミナリイカが外的生命体の影響により変異した個体。常識外れに巨大でもはやイカとは呼べない生命体になっている。
生態は全く不明だが陸生のイカで体温が極めて低く、水中での活動はできないようだ。



モビルグーン(MS)

学名:UMF-4A
最大サイズ:全長20.71m
生息地:南太平洋、アラスカ、ダーダネルス海峡、クレタ沖

機動戦士ガンダムSEED』に登場した鋼鉄の巨大イカ。

劇中ではイカ焼き、スルメ、刺身等のバラエティ豊かな方法で調理された一部で熱狂的な人気を誇る量産機。
ジオグーン等の亜種も存在する。



●セーファ・セフィロス

学名:???
最大サイズ:2m
生息地:星の体内

かつては神羅カンパニーに属するソルジャー1stで、「英雄」とまで謳われていたイケメンだったが、
ライフストリームに落ちたり色々あった所為でイカになってしまった。
イカの中では戦闘力が上位で7、8分に一回太陽系を滅ぼしたりする為後述の巨大クジラにも打ち勝つ事が恐らく可能である。
夢は神になることだったが最近迷走しているようだ。



インクリング

学名:???
最大サイズ:約100cm 擬態時:約150cm~170cm

2015年ごろに日本で発見され、以降世界中に姿を現すようになった巨大イカ。
知能の発達が著しく、独自の言語体系や文化を有する上、娯楽を解する感受性すら持ち合わせている。
一方で、非常に攻撃的な性質とナワバリ意識の強さを持ち、液体の中に身を潜めて獲物を待ち伏せしたり、近づく相手にインクをぶちまける攻撃反応を見せることもある。
上述のレインボースクイドを超えるほど様々な色を有するが、こちらは摂取した液体等、外的要因で体の色を変化させていると推測されている。



オストガロア

学名:???
最大サイズ:3547.57cm
生息地:竜ノ墓場

古代林奥地、竜ノ墓場に生息する骸龍。
「双頭の骸」とも呼ばれ、その名の通り二つの頭を持つ異形の龍。

…この項目にあるから察せるだろうがこれは擬態であり、双頭は触腕、胴体らしき部分に真の頭部を持つイカのような龍である。
おぞましい食欲を持ち、数多の竜を貪り人の集落さえも襲うという。
また膨大な龍エネルギーも有し、大技「瘴龍ブレス」はモンハンシリーズ最大級の威力を誇る。



●イカスタコス

学名:???
最大サイズ:推定約200cm
生息地:ウォーターランド

毛糸の国にいる巨大なイカで海の番人。
近づくものを触手で掴んで投げ飛ばしてくる。
頭の帽子を巻き取ると涙を流し、触手の動きも加速する。
帽子が完全になくなると怒ってタコに変化するとの情報。


◆おまけ


●そもそもなぜ巨大なのか

浅瀬より深海の種が巨体になる現象は「深海巨大症」といい、主に無脊椎動物にしばしば発生する。タカアシガニやダイオウグソクムシなどもこれに該当する生物である。
この理由については「深海の凄まじい水圧に耐えるため」「代謝に消耗するエネルギーを抑えるため*1」などが有力とされているが、なぜ大きくなったかをイカに問いただした人間はいないので、理由ははっきりしていない。


●巨大イカは食えるのか

あれだけデカいんだから料理にすると何百人前になる…と思うかもしれないが、基本的にアンモニアやらバクテリアやらが含まれている為、食えたもんじゃない。食べた人曰く“すげぇ酸っぱい”。
なおアメリカオオアカイカに関しては食用として流通しており、日本の水産庁も加工食品向けのイカ資源としても注目している。


●巨大イカ対マッコウクジラは?

巨大イカのロマンの一つがマッコウクジラとの戦いである。
巨大生物2種の死闘…と言いたいがクジラの完勝のようであり、あるマッコウクジラを調査した結果、餌の15%ほどが大型のイカであることが判明した。

…イカファンは泣いてもいいんだぜ

ただ、イカが勝つ場合は深海で片付いてしまうため人間の目につかないだけという言い分もある。

●巨大イカの寿命

あれだけデカくなるのだから長命かと思いきや、イカという生物は基本的に短命であり上の巨大イカでも3~5年以内だと言われている。
その異常な成長性も巨大イカの謎である。


●巨大イカは人を襲うか

パニック映画で見る光景だが、我々が目にする巨大イカは基本死体か死にかけなので、イカが人間を積極的に攻撃することはまずないだろう。
なおイカは食道の周囲を脳が取り巻いているため、あまり大きなものは飲み込めない*2。人間を吞み込むなら、それこそ怪獣並みの図体をしたものでないと無理だろう。よく噛んで細かくした場合はその限りではないが。




追記、修正はイカ臭いかほりの中でお願いします。

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最終更新:1970年01月01日 09:00