エビラ

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登録日:2011/03/28 Mon 11:39:03
更新日:2024/02/08 Thu 08:03:40
所要時間:約 3 分で読めます




エビラとは
1.東宝特撮映画『ゴジラシリーズ』に登場する怪獣の一種
2.ゲームソフト『ドラゴンクエストシリーズ』に登場するモンスターの一種

また、武士などが、矢を入れて肩や腰に掛け、携帯する容器のことも(えびら)と呼ばれるが、ここでは取り扱わない。
平家物語で、那須与一の技量に源氏が「えびらをたたいてどよめきけり」したのは、当然、こっちの(えびら)


1.『ゴジラシリーズ』のエビラ

伊勢海老のような体に、ザリガニじみた巨大なハサミを備えた、エビの怪物

◎『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』のエビラ

お前達がどんなに逃げようとしても、エビラの餌食になるばかりだ!

体長:50m
体重:23,000t

レッチ島近海に生息していた海老が放射性廃棄物の影響で巨大化したもの。
別名「巨大えび怪獣」
凶暴な性格の上に肉食で、レッチ島の周辺海域に近づいた船を襲って人間を食べてしまう
しかしある種の果実から作られる黄色い汁が苦手でこれを撒くと襲ってこなくなる。

これに目を付けた秘密結社「赤イ竹」は黄色い汁を生産して、
レッチ島の原爆工場に近づいた者や脱走者を始末する番犬(この場合は番海老?)役としてエビラを利用している。
しかし操られているわけではなく、単純に習性を利用されていただけのため、赤イ竹が水上挺で逃げ出した際に、
すり替えられていた偽物の黄色い汁を撒いた時は容赦なく叩き潰した。


海老の怪獣だけあって浅瀬までは来れるものの陸に上がる事は出来ない。
だが、水中戦は大得意で、両手の右15m、左13mもの巨大な鋏が最大の武器。
右手の大きな鋏は切り裂きや叩きつけなど攻撃に使用される。
左の小さめの鋏は槍のように鋭くなっており、相手に突き刺して攻撃するほかに、餌となる人間をまるで爪楊枝のように刺して捕食するのに使われる。

意外に手先は器用でゴジラが投げた岩を投げ返したりもした。
硬い甲羅は放射火炎も通じず、この甲羅から繰り出される体当たりは強力である。


劇中ではゴジラと二度戦い、一度目は海中に引きずりこんで引き分けたものの、二度目の戦いで両手の鋏をもがれて敗北し、いずこかへと逃げていった。

これ以後の行方は不明だが、『怪獣総進撃』に登場した小笠原の怪獣ランドには同一個体かは不明だがエビラが保護されているらしい。


◆余談

◇鳴き声は後に『ウルトラセブン』に登場した宇宙怪獣エレキング、宇宙竜ナース、そして1984年の『ゴジラ』に登場するフナムシの化け物ショッキラスに流用された。

◇『怪獣総進撃』にも登場予定だったが、実現しなかった。

◇『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』では主人公・一郎少年の夢の中に登場。
 ただし出番はライブフィルムのみだった。

◇本映画当時の東宝取締役であった後藤進は、エビラの登場理由について「人間みたいのに二本足のが2人立っても面白くないから」と述べている。

◇もともと予定されていた『ロビンソン・クルーソー作戦 キングコング対エビラ』ではストーリーはそのままにキングコングと戦う予定だった。

◇特技監督の有川貞昌は、
 「エビラの恐怖感と緊張感を出すため、撮影時には寄り(アップ)を主にし、ハサミの強さや人間を捕食する口の動きの不気味さ、グロテスクさを強調した」
 と語っている。

◇ポスター、スチール写真では陸に上がってゴジラと絡む姿が見られる。
 またこの際、サソリのイメージを入れて尻尾を逆反りさせた「逆エビ」態勢をとっているが、劇中ではこのように陸に上がることは無かった。

◇造形は利光貞三(頭部)、八木寛寿、八木康栄(胴体)による。
 スーツは、人が入らずに操演用のミニチュアとしても使えるように上半身と下半身がセパレートになっており、海から顔を出して演技する場合は、上半身だけ着用している。
 ハサミだけの巨大な造形物も用意され、海でヨット・ヤーレン号や小舟を襲うシーンに使用された。

◇忘れがちだが、あの怪獣キラー平田昭彦氏を倒した数少ない怪獣である。



◎『ゴジラ FINAL WARS』に登場したエビラ

あの化け物をフライにしてこい!!

体長:100m
体重:30,000t
鋏の長さ:右20m/左15m

X星人に使役される怪獣の一体として登場。
旧作版よりかなり巨大になっており、動きは鈍いが陸上でも活動出来るようになっている。また、鋏は相変わらず左右非対称。
必殺技は巨大な鋏で攻撃する「クライシス・シザース」

防御力・戦闘力はあまり高いとは言えず、地球防衛軍のミュータント兵士達でも倒せる程度。*1

劇中では東海コンビナートに出現した所を地球防衛軍M機関のミュータント兵士達に倒されかかるが、X星人の光線によって消滅する。
ただし、これはX星人の自作自演であり、後にX星人の手駒になる。
この時交戦したミュータント兵の一人である風間のスーツに付着したエビラの破片からM塩基が検出されたことで、M塩基に関する秘密が明らかになっており、地味に物語内で重要な役割を果たしている。


次に現れた時はヘドラと共に東京湾の海中でゴジラと戦っていたらしい(描写はない)が、
ヘドラに続いて吹っ飛ばされ、鋏がヘドラに突き刺さって身動きが取れなくなったところを2匹まとめて放射熱線で粉砕されてしまった。


2.『ドラゴンクエストシリーズ』のエビラ

上記の怪獣とは、恐らく特に何の関係もなさそうな同姓同名のモンスター。
だが、案の定エビのモンスターであり、さらにエビという生物がもともと怪物的でいじりようがないためか、こちらもほとんどただのデカいエビである。
やたらにこやかな口がついている点以外、エビらしくないところが見当たらない。

初出はドラクエⅥ
だが、この時点ではたまに二回攻撃するくらいで目立つモンスターではなかった。
ところがドラクエⅧではごく序盤から出現して2回攻撃してくる凶暴なモンスターに変貌。
「うわ~綺麗な海岸だなあ」とPS2のグラフィック能力に感心しながら海岸沿いに出てきた冒険者を多数、そのハサミの錆にしたという。



追記・修正は黄色い汁を撒いてからお願いします。

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最終更新:1970年01月01日 09:00