惣流・アスカ・ラングレー

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惣流・アスカ・ラングレー - (2024/04/19 (金) 09:28:41) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2010/05/27 Thu 20:20:13
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&font(#6495ED){所要時間}:約 13 分で読めます

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#center(){
&size(18){&font(#ff0000){あんたバカぁ?}}}


&ruby(そうりゅう){惣流}・アスカ・ラングレーとは、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』シリーズに登場するキャラクター。『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版>ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序]]』に登場する「&ruby(しきなみ){式波}・アスカ・ラングレー」についても説明する。

#region(目次)
#contents
#endregion

*プロフィール
生年月日:2001年12月4日
年齢:14歳
身長:157cm
血液型:A型
声優:[[&font(#ff0000){宮村優子}>宮村優子]]

*人物
本作品のヒロインの一人。[[エヴァンゲリオン弐号機]]のパイロット。
ドイツ人と日本人のクォーターで、血はドイツの方が濃い。
他のチルドレンと違い、平常時でもヘッドプラグを付けている。

幼少時にエヴァへの適性が認められ、以降は二番目の少女、セカンドチルドレンとしてパイロットの英才教育を受けた。
飛び級で大学を卒業しており、日本語とドイツ語の両方を流暢に操る事が出来る。
性格は[[碇シンジ]]や[[綾波レイ]]と対照的に強気で、エヴァのパイロットである事に並々ならぬプライドを抱いている。
知能の高さとは裏腹に幼稚な部分があり、気に入らない事があればすぐに喚く事も多い。
事ある毎に(特にシンジに)冒頭の台詞を浴びせており、この台詞は彼女の代名詞となっている。
特に訓練もなしに高いシンクロ率を示したシンジに強い対抗心と執着心を抱いており(恋愛的なものも含まれ余計複雑に)、彼の前では他の人間に比べて態度が悪い。
また、レイの事も[[碇ゲンドウ]]のお気に入りだから贔屓されていること、シンジとの関係を邪推、嫉妬もあり、
名前で呼ばずに「ファースト」と呼んで嫌い抜いていた。
そういった性格の裏には、かつてエヴァの起動実験失敗により精神に異常をきたした母の存在が関係している。
彼女の母キョウコは精神崩壊を起こして人形を娘と思い込み、本物のアスカを省みなくなった。

そんな母を振り向かせる為に努力を重ねたが、エヴァのパイロットになった事を報告する際に母は[[自殺]]し、このことは彼女の心に深い傷を残した。
その事が転じて「自分の価値は自分で周囲に認めさせるしかない」として、自意識過剰とも言える性格を形成した。
ある意味で、シンジと正反対の方向に進んだとも言える。
努力の甲斐あってエヴァの操縦技量は非常に高く、単純なシングルコンバットであればチルドレン随一。
また弐号機自体にも拘りがあり、弐号機こそ本物のエヴァンゲリオンと信じて疑っていない。
[[加持リョウジ]]に想いを抱いているが、前述のトラウマによる大人になりたいという願望から来る、背伸び的な恋愛感情な為か、
加持はそれを「恋に恋している状態」としてまともに取り合ってはいない。
学校では[[洞木ヒカリ]]と仲が良く、家出した際には彼女の家に泊まっていた。

レイに並んで、所謂「オタク向けアニメ」のヒロインとしては国民的なキャラクター。
最近ではパチンコ等の普及も相まって、エヴァ自体を知らない人もイラストと名前くらいは見た事があるだろう。
「レイかアスカか」という議論は、放送当時から今に至るまでファンの至上命題である。
因みに、人気投票では惜しくもレイに敗れた。

あるラジオドラマではダブルスコアで負けたと言われているが…


*劇中での活躍
**[[TVアニメ版>新世紀エヴァンゲリオン]]
「アスカ、来日」で初登場。
初っぱなから[[使徒>使徒(新世紀エヴァンゲリオン)]]の襲撃を受け、シンジに自分の実力を見せる為に強引に弐号機をふたり乗りした。
以降は[[葛城ミサト]]の家でミサト、シンジとの共同生活を営み、徐々にシンジとも打ち解けていった。
ユニゾン訓練後はシンジを異性として意識しはじめ、「暇潰し」と称してキスに持ち込んだ事もあった。

「ねぇシンジ…キスしよっか」

しかし戦果としては殆どがシンジとコンビを組んだ成果であることや、((唯一単身で倒したサンダルフォン戦もシンジがいなければ生還できなかった))
度重なる敗北から自信を失い、それに伴うシンクロ率の低下によりパイロットの座すら危うくなってしまう。
((実際には使徒や初号機&シンジが規格外なだけで彼女にはそれほど落ち度はない。))
最終的にはアラエルの精神攻撃で自身のトラウマを(追加されたシーンではそれに加えて認めたくない自分のシンジへの想いも)引きずりだされ、
加持が死んだ事を止めに完全に精神崩壊を起こした。
最終回のシンジの精神世界では何故か幼なじみで、いきなり出てきた挙句シンジに馴れ馴れしくするレイに強い敵意を示すラブコメを演じた。


**[[旧劇場版>新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に]]
基本的にTV版の補完だが、彼女は大幅に活躍が増えている。
精神世界では出会って間もない頃からシンジに惹かれてアプローチしていた事、
それに対するシンジの態度からふたりの間にかなりの温度差があった事が明らかになっている。
シンジに対しては強い独占欲さえ抱くようになっており、シンジを精神的に追い詰める要因となった。
[[ツンデレ]]の代表のようなキャラだが、この事から[[ヤンデレ]]でもあると言える。
ネルフ本部襲撃時には意識のないまま弐号機に乗せられるが、その際に母キョウコの「アスカを愛する魂」は弐号機に宿っていた事を知り、
今までの汚名を返上するかのように戦自を薙払った。

「ママ…ここにいたのね…ママ!」

その後のエヴァ量産機戦でも獅子奮迅の健闘を見せるが[[ロンギヌスの槍]]に貫かれ、内臓電源も切れて活動停止、無惨に牙を突き立てられている。
そして彼女はエントリープラグの中で、喰われる痛みに苦しみつつ、恨みの言葉をつぶやきながら2つに裂けてしまった…
サードインパクト後、シンジと共に目覚めた。((体はサードインパクトで一度溶けてから、この世界に戻る際にまた再構成されたらしい。))
彼に首を絞められ、頬を撫でる行為と共に「気持ち悪い」と告げたが、この真意は不明。

**[[漫画版>新世紀エヴァンゲリオン(漫画)]]
髪色が茶髪から金髪(本来の設定通り)になっている。
ただ、トウジからは茶髪女と呼ばれていたりしたが。

基本的にTVと同じだが、シンジ達との出会いの経緯が変更(ゲーセンで遭遇)、周囲への対応、親の設定などが違う他、
シンジ程ではないが本人も設定・性格に若干の違いが見てとれる。

上の立場への猫かぶり・ブリッ子な面が強調されている。
その他のメディアでは考えられないだろう、猫なで声全開の台詞はなんだか新鮮。
一方、ユニゾンの特訓の際、口調こそ厳しいが手取り足取りシンジの面倒をみたり、
シンジとゲンドウの関係性に思うところがある発言をしたり、
トウジとヒカリの縁結び役を率先して引き受ける等、おせっかい焼きの一面も見られる。

また原作アニメでは無かった、カヲルとの面識があるのも特徴。
猫を被る時のこてこてのクサい演技・変顔でアイス食うシーンはある意味必見。

シンジとレイの関係性に対しては、「ちょっとからかいたくなる」程度の目線であり、最後には笑い飛ばした。
ちなみにその直後に行われたキスは「大人になるための通過儀礼」というより「子供の遊び」感覚で行おうとしたが、未遂で終わっている。
その後加持に必死に弁解したり、真正面から色仕掛けも交えて告白する等、終始本命は加持さん一択。
それ故か、シンジとは「戦友」「悪友」「喧嘩友達」の側面・描写が大きい。

量産機戦ではシンジの初号機が間に合ったため、&font(#ff0000){ついに盛大にデレた。}
片腕をちぎられたり、背中を刺されたりと、やはり痛い思いはするものの、最終的に木っ端微塵にされた原作アニメと比べれば遥かに軽傷で、
なおかつサードインパクト発生時まで生き残り、加持の幻想に抱きしめられながら溶けた。

**[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破]]
「[[破>ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破]]」から登場。
新劇場版において日本姓が「式波」に変更され、レイや同じく「破」から初登場となる[[真希波・マリ・イラストリアス]]と共に「三波」と称された。
ユーロ空軍のエースで、階級は大尉。
原作に比べて健全な精神の持ち主で、前述の歪んだ恋愛願望などは抱いていない為、加持に興味を持っていない。
暇潰しの為に携帯ゲーム機のワンダースワンを持ち歩いている。
最初はシンジを「親の七光り」と見下していた((「ナナヒカリ」という仇名まで付けていた))が、共同生活の中で打ち解け、彼に恋愛感情と独占欲を抱くようになった。

その為、同じくシンジに想いを寄せるレイをライバル視しており((ゲンドウに贔屓されている事から「エコヒイキ」と呼んでいた))、旧作ではやらなかった料理に挑戦したりするが、
レイが企画した食事会の際は3号機のテストパイロットを自ら名乗り出る等、彼女に対しての気遣いも見られる。
しかしこの時にミサトに対し、盛大な[[死亡フラグ]]を立ててしまう。
そして3号機ごと使徒に浸食され、初号機のダミープラグによって倒された。
その際エントリープラグを噛み砕かれ、一命は取り留めるも、使徒の重度の精神汚染により昏睡状態のままネルフに封印され、
リツコに「貴重なサンプル」と呼ばれた。

**[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q]]
年齢は28歳。ただし「エヴァの呪縛」により外見は14歳のまま。
対ネルフ組織「ヴィレ」に所属する専属パイロットであり、数々の戦いを生き延びた「歴戦の傭兵」。
「破」で見せた女性らしさはほぼ鳴りを潜め、基本的には強気で男勝りな言動が目立つ。
使徒の浸食から回復した経緯は不明だが、眼帯で覆っている左目が時々青く発光しており、人間でない可能性がある。

真希波・マリ・イラストリアスとはパイロット仲間で「コネメガネ」と悪態をつきつつもマリからも「姫」と呼ばれておりパートナーとして信頼し合っている。
一方、初号機からサルベージされたシンジとの14年越しの再会ではいきなり「怒りと悲しみの累積」と称したガラス越しのパンチをお見舞いしたり、
終始冷ややかな態度に徹し、何もわからずに混乱するシンジに同情するでもなく冷たい視線と言葉をぶつけたりと、彼への態度は酷く悪い。
だが反面、US作戦で危機に陥った時には「なんとかしなさいよ!バカシンジ!」と真っ先にシンジに助けを請うたり、
目覚めたシンジに会いに行ったことをマリに茶化されてムキになったりと、内心ではシンジに複雑な感情を抱いていることが示されている。

物語後半、アヤナミレイ(黒波)の誘いに乗ってヴィレからネルフに脱走したシンジが、自分たちに止められていたエヴァンゲリオンに乗っているだけでなく、
エヴァと『槍』の力で世界をやり直すと言い出すなどの稚拙な振る舞いを見せたことに幻滅して「バカシンジ」から「ガキシンジ」と呼び方を格下げし、
シンジの乗る第13号機と本気で戦うもバッテリー切れで返り討ちに遭い、「女に手を上げるなんてサイッテー…」とひとりごちている。
フォースインパクト発動時にはMark.09と戦闘し、コード777(ビースト強化型)で挑むも敵わず、長年付き添って来た2号機に謝罪し自爆させた他、
この時戸惑う黒波に「あんたはどうしたいの!?」と問いかけるなど、自我の芽生えを促している。

そして、自爆した2号機から脱出した後、フォースインパクトやカヲルの死のショックで廃人化したシンジの下に駆け寄り、
反応を返さないシンジに「助けてくれないんだ?私を」と、自身の彼に向ける複雑な心境や感情を覗かせる言葉をかけて無理矢理プラグから引っ張り出し、
勝手についてきた黒波とともにリリンが近づける場所まで移動するべくシンジを引っ張っていくところで物語は終わる。

*[[シン・エヴァンゲリオン劇場版:||]]
パリカチコミ作戦の後に登場。
リリン(人間)が近づける所まで黒波ことアヤナミレイ(仮称)、シンジと共に赤く染まった大地を率先して歩いている。
カヲルを失って失語症となったシンジに対して''『根性無しが…』''と若干キレていた。その直後にとある[[男>相田ケンスケ]]に迎えにきてもらう。

#region(正体と劇中のネタバレ)
シンジと黒波と共に生存者が住む''第3村''にたどり着く。
アスカはこの村で度々お世話になっているようで、この村に住むかつての同級生、[[相田ケンスケ]]の家に身を寄せている。&footnote(前々作、旧作における親友であったヒカリとの現在の関係性は不明。)
ケンスケとは良い関係を築いているようで、彼のことを''『ケンケン』''とあだ名で呼んでいるほど。&footnote(恋人のような関係性ではなく、旧作の加持とアスカのような関係性、ケンスケはいわゆる保護者のような存在であると思われる。)

さらにアスカも首に&font(#ff0000){DSSチョーカーを装着していることが判明。}
アスカはもうずっと食べ物を食べれず水だけで過ごしており、さらに眠れないことになっている。
そのことからか、''リリンもどき''のシンジに対しては''『飯の不味さをしっておけ!』''とレーションを無理やり口に押し込んだりとかなりスパルタに接しているものの、
彼がケンスケの家から出奔した際にはシンジの身を案じてちょくちょく様子を見ていた。&footnote(またシンジが拒否反応を示す自身のDSSチョーカーもバンダナを巻いて隠している。)

ケンスケ曰く『式波は村へは出れない。』そうで、ケンスケの家で掃除に勤しんだり、ゲーム(『破』でも登場していたワンダースワン)していたりする。
村で『仕事』をして自我が芽生え始めた黒波が尋ねてきた際に『あなたは仕事をしないの?』と聞かれた際には『あんたバカ?ここは私のいる所じゃない。''守る所よ。''』と言い放った。

中盤、シンジが立ち直って村に戻っても、『泣くだけ泣いてスッキリとでもした?』と厳しかった。&footnote(が、シンジが泣きはらすシーンにアスカは直接映ってこそいないものの、その直後に「泣いた」ことを知っていた発言を加味すると…?)
その後シンジがケンスケやトウジの手伝いや[[ある事件>綾波レイ]]を経て覚悟を決め、ヴンダーへ戻る決意をすると、アスカは規則に則ってシンジをスタンガンで失神させると、自身もトウジからサクラへの手紙をもってヴンダーへ帰還した。

ヴンダーでマリと共同生活を送る部屋は''爆薬''が仕掛けられている。
アスカ曰く『信用が減っている。』らしい。ちなみにヴィレでの階級は少佐。

最終決戦へといくため、エヴァに搭乗するものの、搭乗直前にヴンダーで軟禁されることになったシンジと面会。
シンジに対して''『あの頃はシンジのことが好きだったんだと思う。いつか食べたあんたの弁当、美味しかった。』''と言い残して出撃した。

NERV壊滅と[[エヴァ第13号機>エヴァンゲリオン第13号機]]再起動阻止のために『ヤマト作戦』が始まり、ヴンダーがNERVヴンダーことNHGシリーズの奇襲を受けつつ、旧南極のセカンドインパクト爆心地に潜行する。
ニコイチ型に改造した新2号機を操縦するアスカは8号機のマリと連携して大量生産されたエヴァMark.7シリーズを蹴散らす。

NERV本部へ到達したアスカは第13号機を発見。
『停止信号プラグ』を差し込もうとしたその時、第13号機と新2号機の間にA.Tフィールドが現れる。


&font(#ff0000){『A.Tフィールド!?}


&font(#ff0000){第13号機はA.Tフィールドを持たないはずなのに…}


&font(#ff0000){まさか…新2がコイツを恐れてるってこと…??}


&font(#ff0000){ごめん!新2!また無理をさせる!』}


&font(#F5A9F2){『姫…ヒトを捨てる気…?』}


アスカは裏コード999を実行。
''エンジェルブラッド''(使徒の血)を新2号機に投入する。
アスカは眼帯を外し、眼から使徒封印呪詛柱を取り出し、[[第9の使徒>バルディエル(新世紀エヴァンゲリオン)]]の力を解放。使徒化した自分のA.Tフィールドで展開された新2号機のフィールドを中和しようとしたのである。

2号機は初号機のように新しい腕を生やし、A.Tフィールドを中和。
第13号機へ停止信号プラグを差し込もうとしたが、その時。
第13号機が再起動。新2号機を手刀一撃で沈黙させたのであった。


&font(#ff0000){『シングルエントリーじゃなかったの…?』}


沈黙した新2号機のエントリープラグの中に謎の人物が入ってくる。
その奥には『Q』で死亡したカヲルの影も見える。


&font(#ff0000){『!?…シキナミタイプ、私のオリジナルか…』}


エントリープラグに入ってきたのは''アスカのオリジナル''&footnote(この"オリジナル"が誰なのかは不明。旧作の惣流アスカという説もあるが真相は不明。)であった。
オリジナルはアスカに対して微笑みながら近づく。


&font(Blue){『最後のエヴァは神と同じ姿…}


&font(Blue){さあ、あなたもこっちへ…』}


アスカはDSSチョーカーを見せつけて叫んだ。


&font(#ff0000){『お生憎ね!』}


&font(Blue){『無駄よ。おバカさん…』}


オリジナルがこう言うとアスカは第13号機へと取り込まれてしまうと同時に第13号機が新2号機のエントリープラグを取り出し、
使徒化した新2号機はそのまま破裂するように第13号機によって殲滅されてしまった。

その後、[[碇ゲンドウ]]の目論む真の目的が明かされる。
エヴァ初号機の復活と第13号機=ゲンドウとの戦いを経て、''アディショナルインパクト''が起きる。
インパクトが起きる中、精神世界でシンジとゲンドウは対話をし、ゲンドウとシンジは和解する。
インパクトのトリガーがゲンドウからシンジに移るとシンジは取り込まれてしまったアスカ、レイ、カヲルを救うことを決意する。

そしてアスカの過去が判明する。
アスカは人類補完計画のために造られた''『シキナミシリーズ』''の1人であり、父親も母親も存在しなかった。


&font(#ff0000){『パパもママもいない私はエヴァに乗るしかない。』}


&font(#ff0000){『悪口を言われても関係ない。エヴァに乗れればそれでいい。』}


シキナミタイプはアヤナミタイプと違い、複数体がいた。
何人もいた『アスカ』は次第に1人ずつ減っていき、最後に残ったいちばん優秀なシキナミタイプが『式波・アスカ・ラングレー』となったのである。&footnote(一種のバトルロイヤルのようなもので、劇中では大量のシキナミシリーズの写真が登場し、徐々に消えていった。)
エヴァ2号機のパイロットとしてアスカは人一倍努力した。
幼い頃から親というものを求めずに1人で生きてきた。


&font(#ff0000){『でも本当は…ただ頭を撫でて欲しかったの。』}


幼いアスカはある日、NERVドイツ支部に訪れたゲンドウ、ユイ、シンジらを見てしまう。幼いアスカは雪景色の中、それをなんとも言えない表情で見ていた。 
精神世界でアスカの人形が幼いアスカの頭を撫でる。


''『アスカはアスカのままでいい。』''


そう撫でてきた人形の頭を外すと、中にはケンスケがいた。
そしてアスカは[[あの浜辺>気持ち悪い(THE END OF EVANGELION)]]にて目を覚ます。&footnote(その際のアスカの作画は非常に綺麗。アニメーターの本気が見れる他、身体は成長(『ANIMA』で描かれた17歳の時の姿を上回るほどの巨乳になっている)し、旧作のプラグスーツを着用していた。恐らく"エヴァの呪縛"から解き放たれた証拠。)そばにはシンジがいた。


&font(#ff0000){『私、寝てた…?  バカシンジ…!』}


&font(Blue){『ありがとう、アスカ。好きだと言ってくれて。}


&font(Blue){僕もアスカのこと好きだったよ。}


&font(Blue){ケンスケによろしく。』}


&font(#F5A9F2){『姫、お達者で。』}


するとアスカはケンスケの家で目覚める。
シンジ曰くアスカは居場所を見つけたらしく、その居場所がケンスケの所なのであろう。
シンジがネオンジェネシスを発動させ、世界が書き換えられた後、シンジとマリ、レイとカヲルらは駅のホームにいるのが確認できる他、
向かい側のホームにのベンチにアスカも座っているのが確認できる。&footnote(初見だと非常に分かりにくいところにおり、スマホをいじっているようにも見える。)
新しい世界で彼女は居場所を見つけられたのだろうか?

#endregion


*余談
宮村女氏は初期は「この子、いつも怒っているな…」とアスカのキャラ構造そのものに疑問を抱いていたが、
同時に寂しがり屋で、怖がりな面も多く見せたアスカを見て、「大人ぶってる子供」「本当は悪い子じゃない」と思いながら演じた。

メディアミックスや二次創作においては、殆どがシンジに対するツンデレキャラとして描かれている。[[碇シンジ育成計画>新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画(漫画版)]]等のIF物では[[幼なじみ]]設定も多い。

シンジとレイとアスカの三角関係は大概の作品で共通だが、[[渚カヲル]]や霧島マナ等の参入で四角、五角と増えていく事もザラで、
場合によってはゲームキャラの山岸マユミやマリイ・ビンセンスにMAGI三人娘、新劇場版の真希波・マリ・イラストリアス等も参戦する。

「綾波育成計画withアスカ補完計画」では条件を満たすと(DS移植版では最初から)、レイだけではなくアスカの保護者にもなれる。
プレイヤーの育て方次第で様々なアスカへと成長する他、ストーリーの進め方によってはプレイヤーに異性としての好意を持ち、その状態でEDまで辿り着くと結婚できる。
好意を持つと立ち絵や顔グラがいかにも乙女チックなものに変化する他、シンジと違って主人公はエヴァパイロットではないためか素直に好意を示し、
「呼んでみただけ」をやってきたり、デートではなにかと理由をつけてキスをせがんできたりと完全にデレデレ状態に。バレンタインなどのイベントも含めてアスカファンは必見である。
もちろん、本編と同じくシンジとラブコメを繰り広げるアスカを保護者として暖かく見守ることもできる。&s(){年の差的にこっちの方が健全とか言わない}
また、プレイヤーと恋仲となった上で条件を満たすと、アラエル戦で受けた精神攻撃のダメージから完全に回復し、アスカが弐号機パイロットの座から転落しないifルートに発展。
続くアルミサエル戦で零号機の援護に入って使徒のレイへの浸食及び彼女の自爆を阻止したのを皮切りに、本編とは全く違うラストへと突き進んでいくことになる。

『[[新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION]]』のエヴァコラボ回では箱根湯本駅へ向かうハヤトをレイと共に目撃している他、ラストでは熱海駅の駅そば屋で「にんにくラーメンチャーシュー抜き」を注文するレイに「あんたバカぁ?ここは駅そばだってーの!」と突っ込んでいる。
また『シンカリオンZ』のエヴァコラボ回ではレイと共にザイライナー ミュースカイ TYPE EVAを探すために名古屋駅を訪れ、日本の駅が入り組んでいる事を愚痴ったり、「あおなみ線」を「あやなみ線」と間違えたレイに「あんたバカぁ?」と突っ込んだりしていたが、最終的には探し出している。

speenaの曲「ジレンマ」は旧劇場版を中心にしたアスカのシンジへの想いをオマージュした曲と言われている。

代表的なツンデレキャラとされることが多いが、宮村女氏は『(アニメの)アスカはツンデレではないと思う』と語っている。
一方でアスカのシンジへの想いには言及があり(本当に気になるのはシンジで加持には単に憧れなど。公式設定だから当然なのだが)、
アスカをツンデレではないとする見解の中でも、「アスカはシンジに好意を抱いていない(からツンデレではない)」とする見解とは異なる立場である。
ただ、宮村氏(公式)と同様に、「アスカはシンジに好意を抱いている」という前提に立った上でアスカを『ツンデレ』とするか否かの判断(見解)は非常に難しく、
「内心好意を抱いているとしても態度がツン一辺倒なら『ツンデレ』とは言えない」として、宮村氏のように「ツンデレではない」とするか、
「好意を抱いているのならば、素直に表に出せずツンツンしてしまうとしても『ツンデレ』と言える」として、「ツンデレだ」とするかについては、
最早『ツンデレ』という言葉を各々がどう定義するかという問題になってしまうのである。

初期設定画では髪が短めでそばかすがあり、片隅に「ASUKA SŌRYŌ」と書き込みがある。



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