続・プロローグ書いてみました

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続・プロローグ書いてみました」(2012/11/29 (木) 17:23:48) の最新版変更点

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作:イド アルハイさんが小説あげてらっしゃいますね...... そして、同時に色々と食い違っている部分が。 基本的にこのプロローグは完全なオリジナルではなく、 港の国に行くまでを補完しようと思って書いてますので、矛盾してる所は書きなおしていこうと思います。 そして、書き終えてから気づきましたが今回、魔法ほとんど関係無いですね! ---START--- 祖父の小屋から魔道書を持ち帰った次の日。 前日の内に小屋にあった骨董品を全て売り払う。予定だったのだが、 こんな田舎では買い取り手もいないようで、仕方なく港の国へと持っていくことにした。 骨董品の移動方法だが、まぁ今は関係ないので省略する。 「……朝か。よく寝たなぁ」 ここは、ハギノの親御さんが経営する宿屋だ。朝になれば小鳥が鳴き、昼になれば威勢のよい町の声が聞こえてくる。 実に俺好みの場所と言える。ここに永住してもいいや。むしろそうしたい。 「もうお昼ですよーぉ」 やけに近いところから声が聞こえた。起き上がって辺りを見渡すと、 まるで病気の人間を看病するかのような位置で椅子に座り 呆れ顔をしたハギノの姿があった。 「……そうか。まぁ別にいいだろ。減るもんじゃないし」 「旅に出るための時間は減ってますよー」 「え? お前どっか行くの?」 「昨日、一緒に港の国へ行こうって約束しました」 「ああそうだったな。悪い悪い」 「まったくですよ」 「面倒だから出発は来月あたりにしうぜ」 「ダメです!」 珍しくハギノが声を荒げた。 「あなたはいつもそうですよね。何でも面倒と言って先送りにして」 「悪かったな。でも、こいつは俺の性分だ。どうにもならねぇよ」 「……今回は特別に許してあげますけど、その代わり条件があります」 「おう何でも言ってくれ」 「今すぐ、港の国へ出発しますよ!」 結局。ハギノに叩き起こされ、あっという間に宿屋を出ていた。 町はまさに昼の喧騒と言う感じで沢山の人が外を歩いていた。 「困りました」 「どうした?」 「どの方向に行けばいいのかまったく分かりません」 「……帰ろうか」 「ダメです!」 ………… 「分かりました。まずは港の国と活発な貿易のある山の国を通り目的地へと向うんですね」 「ああそうだ。そして、その道のりは?」 「とても長いです」 「だからどうする?」 「どこかで馬を探します」 「よく出来たな。それでその馬の調達だが......」 「この町に馬車は無かったですよね?」 「そうだ。だがここから数刻歩いたところにある小さな村で見た覚えがある」 「では、まずはそこを目指すことになりますねっ」 「そうだな」 俺たちは町を出て、緑豊かな道をだらだらと二人で歩いていた。 まだ歩き始めて少ししか経ってないと思うのだが、ハギノが 「もう疲れました」 などと言い出した。 「まだ町を出たばかりだろ……」 「ううぅ。ごめんなさい」 まったく。普段から外に出ないから、すぐに疲れるんだ。 ……面倒くさいなまったく 「ほら。手を繋いでやるから、もう少しがんばれよ」 「あ、あの。その。 ……ありがとうございます……」 なんてことをやってるうちに、やがて隣町へと着いた。 「わぁぁぁ。やっぱり私の村とは全然違いますね」 「そうか? あんまり変わらないだろ」 「そうなんですか? 結構違うように感じたんですけど」 「世界は意外と広いんだよ」 「……ところで。もう手は離してもいいんじゃないか」 「わっ! ごめんなさい!」 「いや、俺は別に構わないんだけど」 「そ、そうなんですか? だったらもう少しだけ……」 ここの村はどうやら放牧によって生計を立てているようで あちらこちらに馬やら羊やらの為の柵で囲ったスペースがあった。 そんな中に一箇所だけやけに都会的で馬車の置いてある建物を見つける。 「多分あそこだな」 「どうしてあそこだけ綺麗な建物なんでしょうね?」 「あぁ、それはな。あの建物を作ったのは首都の人間だからだろう。 駅馬車って言ってな。長い距離を馬に走らせるんだが、まぁその休憩所みたいなもんだ」 「へえぇ。やっぱりミヤタさんは物知りですね」 「知識だけは無駄に持ってるからな」 「それでも、とっても凄いです。尊敬しちゃいます」 建物の中に入ると威勢の良い男の声が飛び込んできた。 「ヨォ! お二人さん! 馬車に乗るのかい?」 「はい、そうです。今から乗れますかね?」 「やーお二人さん! 運が良かったネェ! ちょうど今から出る馬が二人分空いてたところさ!」 「良かったなハギノ。ここで待たなくてもいいみたいだ」 「待つ必要が無くて良かったのは、ミヤタさんじゃないんですか?」 「うん? まぁそれもそうだな」 「さぁさ! 話は後でも出来らぁ! 早く乗った乗った!」 馬車は6人乗りで俺たちの他に4人の乗客がいた。 その中でもいかつい顔をしたおっさんが、馬が動き出してすぐに話しかけてきた。 「君たち随分と若いな。二人で旅行かい? いやっ、若いってのはいいねぇ」 見かけによらず気さくなおっさんは俺達の返事を待つ前に次々と話をしていった。 「俺にもせがれが居るんだが、どうにも頭の出来が悪くてな。 君たちみたいに聡明だったら自信を持って家を継がせる事が出来るんだがなぁ おぉっと、すまねぇ。ついつい一人で話しちまった」 「ああ、いえ。大丈夫ですよ」 「はい。おじさんの話とっても面白いです」 「くぅ! いい子だねぇ! おう、そうだ。名前聞いても良いかい?」 「ミヤタと言います。訳あって港の国へと向かってます」 「ほう! 港の国か! 俺はそこで酒場やってるからよぉ。 良かったら寄ってくれよ。良い酒奢ってやるからよ!」 「ありがとうございます」 「そっちの嬢ちゃんは何ていうんだい?」 「はい。あの、ハギノっていいます」 「大人しくて可愛い子じゃねぇか! せがれが会ったら喜びそうだ!」 ………… …… 退屈に風景を眺めるだけの馬車の旅になると思っていたが、 面白いおっさんのおかげで少しは楽しめそうだ。 ---END---
外部サイトの方に転載するのでこちらは削除させていただきます。 ページ削除をしようと思ったのですが、まあ何か出来なかったので面倒だと思いますが管理者の方お願いします。

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