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  • 二話
 イナバが八咫鴉とキュウビに出会った翌日、ゴミ山にあった廃車で目覚めたイナバは、八咫鴉たちのいる廃バスにやってくる。
そこには八咫鴉だけがいた。
「何の用だよ」
「…シャワー貸して」
「はあ?銭湯行けよ。てか出てけよ」
「お金ないんだってば!ねえ、八咫鴉さんならお金いっぱい持ってるんでしょ?ちょっとぐらい頂戴よ。そしたらすぐにこん
 な街出てってあげるからさ」
「嫌だ」
「じゃあお金たまるまでここにいるわ」
「出てけよ」
「どっちかよ!!」
「アンタはこの街に合わないよ」
「安心して。この街もアンタみたいな人もだいっ嫌い。お金があったらすぐ出て行くわ」
のらりくらりとかわす八咫鴉にイナバは、持っていた折りたたみナイフを取り出すと、八咫鴉を脅そうとする。
しかし、そこにキュウビが現れ、力づくで止められる。怒ったイナバは、無理矢理シャワーを借りる。困惑する八咫鴉とキュウビ。

 一騒動の後、ゴミ山にいるイナバを離れたところから見ているキュウビ。
 イナバは、遥か北の街から家出してきて、遥か南にある楽園と呼ばれるリゾート街へと向かっているらしい。こんな汚い街にいつ
までもいるわけにはいかないと言うイナバ。外の世界の話をするイナバに、興味を持ち始めるキュウビ。
「そういえば、何でヤタって呼んでるの?本名?」
「八咫鴉だからヤタなんだよ」
「ふーん、私もそう呼ぼうかな」
「え」
「だって名前が八咫鴉なんて不気味じゃない。人間じゃないみたい」
 話は八咫鴉のことになり、八咫鴉が隠し持つ莫大な財産を狙って色んな人間性がヤタを狙っている、八咫鴉を倒した人間が次の八咫
鴉になって街と財産を手に入れる、キュウビはヤタの相棒としてそんな奴らと戦っていることを知るイナバ。
何事か思いついたイナバはキュウビと別れ、街へと出かける。

 街の一角、あやしげなビルの中。
「その話本当なんだろうな?」
「本当よ。自分で八咫鴉って言ってたもの。それにお面の子もいたわ」
見るからに悪役な暴力団の男達と会話しているイナバ。
「今奴らはごみ山の廃車にいるの。案内するわ」
「何が狙いだ?」
「別に。あなた達と同じように八咫鴉をぎゃふんと言わせたいだけよ。ただ、ちょっと旅行できるくらいのお金がほしいの」
「ひどい奴だな。仲間じゃないのか」
「まさか!…でも、殺さないでね」
「…約束しよう」

 廃バス
「あれ、家出女は?」
「イナバのこと?」
「イナバぁ?変な名前」
「八咫鴉の方が変な名前だってよ」
「あっそ」
「イナバなら街に出掛けたよ。イナバ、南の街を目指してるんだって!」
「ふーん」
「街の外ってさ面白そうだよね」
「…」
「僕もいつか外の街に行ってみたいなぁ」
「駄目だ」
「…うん」
 そこへ突然の爆撃!驚くヤタとキュウビ。外を見ると、武装した暴力団とイナバがいる
「イナバ!?どうして!?」
「ほら、外の人間なんてろくなもんじゃない」

 殺す気満々の暴力団の攻撃にびっくりするイナバ
「殺さないって言ったじゃない!」
「言ったかな?」
「酷い!約束破ったのね!」
「約束?知らないのかお嬢ちゃん、この街じゃあ口約束なんて何の意味もないんだぜ」

 しかし、武器を隠し持っていたヤタとキュウビにあっさり倒される暴力団。リーダーの男はイナバを人質にとる。
関係ないと見捨てようとするヤタだが、イナバが助けてと言うと、助けてしまう

 暴力団をボコした後、イナバが旅金欲しさに裏切ったことを聞く
これ以上情報売られても困ると思ったヤタは、旅金が貯まるまで監視という名目で、イナバが居候することを許す

 かくして三人は一緒に暮らすことになったのだ

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