【勢力】
蛟龍町には世界警察がいないため、守らなければならない法がない。無法地帯。
そのため、秩序を守るためには圧倒的強さを誇り、政治・貿易・すべての商業・
暴力など全ての支配的な危険分子を抑えることができる組織が必要で、それが
白柳会である。
街の勢力は、全て白柳会の下で押さえつけられる形で共存しており、互いに潰
しあったりしているが、とりあえずは白柳会が最強なので平和ではある。
だが、八咫鴉が悪戯に白柳会以外の組織に入れ知恵したり、サトリたち異国の
地の戦闘人が入ってきたせいで、白柳会の基盤が揺らいできているのが現状。
白柳会はもちろん、その下で抑えられている三つの勢力の均衡が崩れてしまっ
ても蛟龍町は破裂してしまう。

(白柳会)
もとは初代八咫鴉によって作られた政治組織。しかし、二代目八咫鴉によって
世界警察が街から追い出されると、街の秩序を守るために色々な分野に手をだ
し、巨大な組織として他の組織を抑えるようになった。
つまり、白柳会の中には、政治・貿易・各分野商業・暴力団などが全て含まれ
ており、それらがそれぞれの分野で一位を独占し、他の組織に制約をもうける
ことで何とか秩序を保っている。
白柳会会長は蛟龍町の秩序が崩れないように、睨みをきかすのが仕事であり、
暴力団である「金田組」「藤邑組」などは、その秩序を崩す危険分子を排除す
るのが仕事。

(白柳会以外の怖い人たち)
蛟龍町出身の人々で構成されている、白柳会以外のこまごまとした組織。
外人たちよりは制約が軽いが、白柳会によって余計な力をつけないように押さ
えつけられている。
反発心がない訳ではないが、欲張らなければ甘い汁を吸えるし、いざ白柳会が
倒れたら、外の奴らに勝てる自信がないので、今のところ従っている。
しかし、白柳会も外人たちも黙らせる力が見つければ、すぐにでも裏切りそう。

(竜頭街の富豪)
竜頭街に住む金持ちたち。金でものを言わし、何かと口を出してこようとする
厄介者。
プライドが高いため、群れにならず個々で動くので、そこまでの脅威ではない
が、蛟龍町の経済を回している「お得意様」なので、白柳会も下手に出ている。
金さえ奪ってしまえば潰れてしまう。

(外人・外陸人)
サトリやニライカナイ兄妹に代表される、街の成立以後に蛟龍町の外から移民
してきた外人や外陸人のこと。古い言葉で異国民。
暴力的な人間が多く、人を傷つけて儲けることに罪悪感を全く覚えない。
ずっと蛟龍町の最底辺で、白柳会に厳しい制約を与えられて働いてきたせいか、
白柳会への反発心が高く、隙あらば街をのっとってしまおうと考えている者が
多い。
サトリ達殺し屋が移民してきたおかげで、最近急速に力をつけ、暴れている勢
力。白柳会の悩みの種。


最終更新:2013年03月15日 23:06