• 壱番街
北東にある歓楽街。龍頭街が昼の街だとしたら壱番街は夜の街。賭場・風俗など危険なお店
ばかりで、治安がとても悪い。
多くの娼婦を抱えており、18時には娼婦が逃げ出すのを防ぐために街の至る所が封鎖される。
デリヘルから高級遊女まで、街の全ての男を満足させるために多種多様の希望に答える風俗
店が立ち並んでいる。程度の低い店での娼婦や男娼の扱いはよくなく、借金の方に無理やり
働かされている者や売られてきた者も多い。逃げられないように刺青や焼印、足を切り落と
す店も少なくない。
路地では酔っ払いを狙った麻薬売りや不良達が待ち構えており、油断していると大変危険で
ある。
歓楽街にある全ての店は、白柳会に上納金を納めなければならない。

【ラブホ群『珊瑚礁』】
竜頭街と壱番街を繋ぐ、鬼門坂線地下鉄線上に乱立するラブホ群の通称。
大小様々のホテルが珊瑚のように密集している。昼は全く人がいなくてがらんとしているが、
夜は宿泊者で静かにさざめいている。

【ストリップ劇場『以電子』】
繁華街で力を持つ風俗店の一つ。ヌエやイモリヤモリ姉妹が働いている。ストリップショー
に出ている踊り子をショーの後、一晩買えるというシステム。
踊り子達の扱いは他店と比べれば丁寧だが、きちんとした労働環境ではなく、借金があった
り孤児だったり行き場のない女性達が低い賃金で働かされている。
楽屋やロビーには、踊り子達の顔写真が人気順に掲示されており、踊り子や常連の競争心を
煽っている。ヌエはここの人気一位の踊り子である。

【白柳会事務所】
繁華街の店から上納金を回収するための事務所ビル。藤邑組組長のフジムラが常駐する。
ヤタがよく呼び出される場所でもある。

【ヌエのマンション】
鬼門坂線地下鉄の途中駅にある、娼婦達の住居が並ぶ中にあるボロいアパート。
ヌエの両親が生きていた頃から住んでいたアパートで、常連にもっとよいマンションや別荘
を貢がれているが、ここに帰ってくることが多い。

【八咫鴉神社二ノ宮】
風俗店に囲まれた路地の隙間にある小さな社。「智」を司る。
古い木造で狭く、酷く汚れ、朽ちている。そのうえ、狛犬の代わりにカラーポールやらエロ
本やら扇風機やらガラクタが積まれ、一見神社ではなくゴミ屋敷に見える。
地上ではなく、地下に本堂があり、ご神体の隣に売店がある。
神主は、ドけちで有名な老夫婦で、儲けることに余念がない。二人の自作の八咫鴉グッズも
売っており、これはなかなか若者にウケがよい。
老夫婦はヤタの事を知っており、捕獲して客寄せパンダにしようとしている。


最終更新:2013年05月12日 23:59