授業をするうえの生徒への態度


※ 以下の指針は赤羽雄二さんのマニュアルを参考にしております。

1.ポジティブフィードバック (ほめる、認めるだけではなく、厳しい内容でも相手のやる気を引き出すよう、ポジティブ、前向きに伝える、ねぎらう)

(詳細は147ページ「1.ポジティブフィードバックとは」参照)
  • 「素晴らしいね!」(結果がよい時)
  • 「頑張ったね!」 (結果は今一つだが、努力・プロセスは良い時)
  • 「大変だったね。こうするともっといいよ」
  • 「今回はうまくいかなかったようだけど、次はこうしてみたら?」

  • ポジティブフィードバックとは、フィードバックを行う際、ポジティブで前向きで、やる気が出るようにフィードバックすること
  • ほめること、相手の努力を認めてあげること
  • ほめる、認めるだけではなく、厳しい内容でも相手のやる気を引き出すよう、ポジティブ、前向きに伝える
  • 「そうか、頑張らなくっちゃ。私って、もっとできそう!」と思ってもらえるよう伝える
  • 萎縮せずにやる気が出るように伝える。ネガティブフィードバックはほとんどの場合、言う側の自己満足                     
  • 要求は厳しいけれど、すごくやる気が出る、というふうにすることが可能
  • すべての会話、すべての発言・コメントをポジティブなトーンで行うことが可能
  • 素晴らしい成果を出さなくても、すべての会話をポジティブフィードバックにできる
  • 言い方を前向きにすることがポイント。自分の力を知り、かつやる気をもって業務と成長に取り組めるようになる
  • いわゆる叱咤激励ではない。叱咤激励は、特に失敗をした直後には過度のストレスとなることも多い。普通の、どちらかというと弱いと思われる人でも「そうか、私もやってみよう!」と思えるようなソフトかつ暖かいコメントのしかたが鍵
  • 失敗して気落ちしている人(取引先含む)に追い討ちをかけるような叱責は落ち込ませるだけ。やる気が出るわけでもなく、逆効果であり、反感を募らせる

具体的には
「素晴らしいね!」(結果がよい時)
「頑張ったね!」(結果は今一つだが、努力・プロセスは良い時)
「大変だったね。こうするともっといいよ」
「今回はうまくいかなかったようだけど、次はこうしてみたら?」(結果がよくなかった時)
「大丈夫だよ。次はきっとうまくいくよ」

  • 生徒は臆せずどんどん質問し、自分が何を理解すべきか、何が鍵なのか早急に把握する
  • そうすれば、その時点で生徒に知識、専門性が不足していてもポジティブフィードバックは十分可能なので、生徒のプライドに囚われることなく、積極的に実行すべき
  • 格好つけて質問せず、学ぼうとしない人は、失笑を買うだけ

2.アクティブリスニング (相手の話を真剣に、全力で聞く。きちんと相槌を打ちながら聞く)(詳細は149ページ参照)

  • 真剣に聞こう、理解しようとしてくれているかどうか、相手は一発で見抜く。ばれた瞬間に黙ってしまう
  • 場合によって、相手が話しだすまで待つ余裕が必要
  • 途中でさえぎらず、最後まで聞く . . . 早わかりしない
  • 短時間でも(15~30分程度でも)、真剣に聞こうとすれば話をしてくれるし、状況は理解できる

  • 「これはちょっと問題だったね。でも、○○するともっとうまくできるよ」、-「次からはこうしてみたら? きっとうまくいくよ」という言い方になる

  • また、本当に厳しい内容でも、やる気を失わないよう、前向きに伝えることは十分可能。そうすれば、部下は甘えるのではなく、自分の課題と現実の力を知り、かつやる気をもって(絶望せずに)業務に取り組むことができる


3.オーバーコミュニケーション (そこまでするのと思うほどのきめ細かいコミュニケーション) . . . 上司から部下へ、部下から上司へ、チーム内で、部門内で、部門外へ


  • 「念のため . . . 」
  • 「ご存知かも知れませんが . . . 」
  • 「先ほどの件ですが . . . 」
  • 「一点追加ですが . . . 」

4.コーチングの徹底 (見本を見せる。やってみせる。あるいは、どうすればできるのか、具体的に助言する。叱責・追及は無意味)(詳細は150ページ「4.コーチングの徹底」参照)

  • 「こうすればいいんだよ」
  • 「こうしてごらん」
  • 「こうやってみた?」
  • 「他の子)はこうやってるよ」

コーチングの考え方としては、オリンピックで金メダルを取ったジャンプ選手が

「初めて30メートル級のジャンプ台の上に立った小学生に、どうやれば跳べるのかすべて具体的に説明し、見本を見せ、怖がらなくてもいいように心の持ち方も納得がいくように説明し、やってみさせ、うまく行かないところはなぜうまくいかないのか説明し、もう一度見本を見せ、再度やらせて成功させる」

ことだとお考えいただきたい

要は、

1.口で言うだけではだめ
2.見本を示す
3.やらせてみる
4.結果の水準を理解させる、フィードバックする
5.もっとうまく行くように助言する

ということ。十分具体的に、かつ見本を見せることが必要

  • 一言でいうと、「え、こんなにやるの? そこまで?」という印象を受けるはず。でも、そこまでやらないと人は変わらないので、そういうものだとご了解いただきたい。生徒に「意識・行動改革」を起こさせることが講師の使命である


5.アウトプットイメージ作成アプローチの実行 (①最終ゴール、資料の完成形のイメージを最初に明示し、②目標達成までの期間に頻繁なコーチングをし、③過度なストレス・プレッシャーなくスピーディーにゴールに達成する、ドラフトを完成する、新しいコーチングのアプローチ)(詳細は161ページ「アウトプットイメージ作成アプローチ」参照)

  • 資料の場合は、30分から1時間程度で目次と全体のページ数を決め、各ページにタイトルとチャートイメージを書き、最初のドラフトとして完成する
  • ドラフトの進捗状況を頻繁なミーティングで確認し、不十分な部分はその場で補っていく

  • 本人の長所、成長課題をもう一度整理する。何が得意で何が不得意で苦手意識があるか、再度確認する
  • 業務課題、本人の成長課題に対する本人の理解度を確認する
  • 本人がよく理解できていること、できていないことを、項目別に把握する
  • 理解できていない項目に対して助言し、コーチングする
  • 理解できている項目に対しては、達成すべき成果を決め、合意する
  • 成果を評価する
  • 成果につながった場合は、躊躇なくほめる
  • 結果が必ずしも十分でなくても、真剣な努力があれば認める

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最終更新:2012年03月12日 17:14