【 ハイヤー 】

いつもは心地よい風も今日だけなんだか、僕に冷たく時の流れの速さを教えているようだった……。

「ハイヤー、僕を捨てないで……」
そう言いたかった。
だけど君の未来を壊してまで、君の手を引き止める程、僕は自分に自信がなかったんだ……。

本当はもっと、ハイヤーに側にいて欲しかった。
本当はもっと、ハイヤーに笑っていて欲しかった

心の中で想っていても、言葉には出さなかった……。

だから、愛するハイヤーへの最後の愛を贈ります
最終更新:2012年11月08日 21:28