東京大学合格・入学

大先生のバッシングが始まるきっかけとなった東京大学合格・入学については、本人が詐称であると認めめたものの、入学の経緯については諸説があります。

歴史上の人物でもない大先生が、たった10年前の自身の経歴についてこれだけブレるという時点でおかしいのですが、単に東京大学を蹴って北京大学という現地受けを狙うためだったのでしょうか。

2006年時点で既に文部科学省国費留学生という大嘘をついており、後年になって出版された著書で中国側の奨学金を利用していた事が分かります。教育部と書かず文科省としたのは誤読を狙ったのではなく、その時点では明かせなかった事情があるのだと推察されます。

ここでは東京大学合格・入学についての検証をしています。

出展 内容 検証(考察)
北京放送(2006年12月18日) 文部省国費留学生として、北京大学入学 日本の大学に所属していないと、文科省国費留学生の資格は無い。(まだ設定が固まっていなかったのか、東京大学入学については何も言及しておらず、2003年3月に北京大学に来たとだけある)
南方人物周刊(2009年1月 第143期) 東京大学法学部に合格 東京大学は1,2年次は全員教養学部所属となる。(中国語圏の読者を相手にしていたのと、本人及びブレーンが東京大学について知識が無かったものと考えられる)
鳳凰網(2011年5月12日) スポーツ特待生として東京大学入学 東京大学にスポーツ推薦制度はない。また、どのスポーツで推薦されたか明記されていない。(これも上述と同様、本人が東京大学について知識が不足していたためと考えられる)
われ日本海の橋とならん(2011年7月23日出版) 北京大学初の国費留学生 北京大学の国費留学生が中国政府奨学金を指すなら、1984年から存在している。(著書を読む限りでは奨学金制度を利用したというよりは、北京大学担当者にスカウトされた印象を受ける)
最終更新:2013年01月04日 23:02