魔王獣(ウルトラ怪獣)

登録日:2016/09/24 Sat 16:04:29
更新日:2023/12/13 Wed 18:24:09
所要時間:約 13 分で読めます




魔王獣とは、円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ『ウルトラマンオーブ』などウルトラシリーズに登場する怪獣達の総称の1つ。


【概要】

遥か昔、『オーブ』の舞台となる世界で大暴れしたとされる怪獣達。
ウルトラ戦士との激闘の末に封印されたが、ジャグラス ジャグラーの暗躍により現代に復活。
クレナイ ガイウルトラマンオーブや地球人と熾烈な戦いを繰り広げる。

「風」「土」「水」「火」「闇」「光」の6属性に加え、
その頂点に立つ「全」の称号を持つ個体の合計7体が存在しており、
どれも「マガ○○」という名前を持ち、「全」の属性(=「大魔王獣、超大魔王獣」)を除いて別名が「(属性名)ノ魔王獣」に統一されている。
ただし、イレギュラー格のゼッパンドン、ゴーデスマガオロチのみ上記の法則に当てはまらない。

ゼットングランドキングなど過去のウルトラ怪獣の強豪をアレンジした魔王獣に加え、マガバッサーを始めとした新規怪獣も存在する。
こちらは後にオリジナルとなる存在が登場しているが、何の因果かマガバッサー・マガジャッパ共に惑星O-50由来とするウルトラマンがメインを務めた作品に登場するという点で共通している。

どの個体も「世界を滅ぼす」という言い伝え通りの凄まじい力を持ち、存在するだけで異常気象や水質汚染、地震、高熱などで世界を脅かしてしまう。
ゲームで例えると「中ボス」や「大ボス」クラスの存在であり、元となった既存怪獣は実際どれも登場作品における最終回(グランドキングのみ劇場作品)の敵。
逆に新規デザインの怪獣は最終回の敵ではないが、いずれもウルトラマンが自力でなかなか倒せない難敵であったと言える。

頭部には赤く輝く結晶「マガクリスタル」が設置されており、そこにはかつて魔王獣を封印したウルトラ戦士の力が眠っている。
魔王獣を倒せばそのウルトラ戦士の力を持つカードウルトラフュージョンカードが手に入るのだが、同時にジャグラーも魔王獣の力を持つ「怪獣カード」を入手しており……


なお、古文書太平風土記にはこれらの魔王獣の存在や特徴、過去の暴れぶりが記されており、時にそれが魔王獣打倒の切り札になる事もある。
ただし、そのあまりに詳細な書かれぶりは劇中でも突っ込まれていた。

劇中でその正体が明かされることはなかったが、『ウルトラマンオーブ 完全超全集』でその設定が公開された。
それによると、後述するマガオロチの卵(=マガ魂)のエネルギーが寄生した地球のエレメントと結びついて誕生したものが各属性を司る6体の魔王獣であるとのこと。
姿自体は既存の怪獣にマガクリスタルという魔王獣の力の源が取り付いたものとなっている。
その出自のためか、倒す事でまだ不安定だった地球の環境に多大な影響を与える事を懸念したウルトラ戦士達によって封印されたようだ。


【6属性の魔王獣】

風ノ魔王獣 マガバッサー


突如現れた平和を脅かす、魔王獣。
今こそオーブリングでフュージョンアップだ!

登場:第1話「夕陽の風来坊」
体長:55m
体重:2万t
封印戦士:ウルトラマンメビウス
復活に使用された怪獣:ぺギラ

ドラゴンのように背中に大きな翼を生やし、鳥のような顔を持つ魔王獣。
『太平風土記』には「禍翼(マガツバサ)」の名で記載されていた。

巨大な翼を駆使して天空を自在に飛び回る他、そこから放つ突風は衝撃波を含んだ「マガ衝撃波」となって相手に襲い掛かる。
また上空で巨大な黒雲を作り、そこから「マガ嵐」と呼ばれる複数の竜巻を引き起こして都市に甚大な被害を与えた。
さらにマガバッサー出現によるバタフライ効果によって、太平洋での台風の大量発生やエジプトの首都カイロの降雪など世界中で異常気象が勃発している。
他にも、小さな腕に生えた鋭い爪を使った接近戦も得意。

『オーブ』初出の怪獣だが、設定上は他の魔王獣と同様、普通の怪獣の亜種である。
その後、『ウルトラマンR/B』には愛染マコトが召喚するという形で原種と思しき「猛禽怪獣 グエバッサー」が登場している。
こちらはマガバッサーほど無茶苦茶ではないが、それでも羽ばたきの風一つで建物を易々と吹き飛ばすなど猛威は健在。

詳細はこちらも参照。


土ノ魔王獣 マガグランドキング


邪悪を封じる龍脈が乱れる時、
次なる魔王獣がその姿を現す!!

登場:第2話「土塊の魔王」
身長:70m
体重:21万5千トン 
封印戦士:ウルトラマンタロウ
復活に使用された怪獣:ゴルザ、ゴモラ、アントラー、テレスドン

M78ワールドウルトラマンタロウ達ウルトラ6兄弟と激闘を繰り広げた超合体獣 グランドキングによく似た姿の魔王獣。
『太平風土記』には「禍蔵鬼(まがぐらき)」の名で記されていた。
どんな攻撃も受け付けない装甲、強烈なエネルギー放射やレーザーなどを駆使して動く要塞の如く大暴れし、全てのものを土に還してしまう。

詳細はこちらを参照。


水ノ魔王獣 マガジャッパ


水ノ魔王獣 マガジャッパの影響で街中の水が臭くなっちまった!
このままじゃ銭湯にも入れないぜ!

登場:第3話「怪獣水域」
身長:60m
体重:3万5千t
封印戦士:ウルトラマンジャック
復活に使用された怪獣:不明

タツノオトシゴのような細長い鼻につぶらな瞳とどこかキモかわいい顔つきが特徴で、各部にヒレのようなものを生やす魔王獣。
『太平風土記』には「禍邪波(まがじゃぱ)」と記されているが、そこに描かれていたタコのような姿とは異なり、実際は二足歩行の怪獣の姿をしている。
別名の通り水を好む特性を持ち、温泉巡りをするかのように各地の湖に浸かりながらじわじわと首都圏へ向けて移動していた。
ただし、かけ湯はしないルール違反野郎

他の魔王獣と比べると積極的に都市を破壊しに行かないなど、比較的攻撃的ではない魔王獣。

しかし、このマガジャッパの最大の特徴は全身から放つ「洗っていないザリガニの水槽」「シマヘビとかアオダイショウ」「洗濯していない柔道着が入った鞄の中」「有機溶媒のピリジンをより強烈にした臭い」に例えられる程の強烈な悪臭で、
『太平風土記』にも「海の悪しき匂いを数多合わせたるよう」という記述が残されている。
これが自身が浸かった湖の水に移ってしまう事で水質を汚染。その水源に頼る町全体に「洗ってない雑巾」と例えられる悪臭をもたらし、
銭湯やプールが閉鎖を余儀なくされる、シャワーが使用不能になるなど、水が完全に使用不能となる甚大な被害をもたらした。
特に本体が放つ悪臭は水に移った悪臭なら平然と耐えきれたガイですら我慢できず、ロクに肉弾戦で戦えないレベルに達している。

また、鼻先からは強烈な水圧を誇る「マガ水流」、口からは臭気ガス「マガ臭気」を放つ他、
両腕の吸盤に相手を引き寄せてしまう「マガ吸引」、さらに透明化や頑丈な肉体など多種多様な能力を持つ。
水源に浸かるだけで無条件で水を悪臭で汚染する性質もあり、生物としての生態そのものが人類の社会に被害を及ぼすというある意味一番タチの悪い魔王獣。

マガバッサー同様にビジュアルは『オーブ』初出だが、やはり普通の怪獣の亜種のような存在であり、『ウルトラマンタイガ』では原種となる「水異怪獣 マジャッパ」が登場した。
ただし、こちらは悪臭でなく、感覚を狂わせる臭いを放つという点で異なる。

詳細はこちらも参照。


火ノ魔王獣 マガパンドン


吹き荒れる熱風に街は大混乱だ。
これは火ノ魔王獣の仕業に違いない!
大惨事になる前に、何とかしないとな!

登場:第4話「真夏の空に火の用心」
身長:40m
体重:1万5千t
封印戦士:ウルトラマンゼロ
復活に使用された怪獣:不明

M78ワールドでウルトラマンゼロの父・ウルトラセブンと最後の戦いを繰り広げた双頭怪獣 パンドンによく似た姿の魔王獣。
『太平風土記』には「禍破呑(マガパドン)」の名で記されていた。
全身を超高熱の火の玉で包み、都市を熱波に包み込む。

この魔王獣が倒された結果、ジャグラーは6体の魔王獣全てのカードを手に入れてしまい……。

詳細はこちらを参照。


光ノ魔王獣 マガゼットン

登場:第1話「夕日の風来坊」(ウルトラマンオーブクロニクル第5章 エピソード5-1「ルサールカより愛をこめて」)
身長:60m
体重:3万t
封印戦士:ウルトラマン
復活に使用された怪獣:キングザウルス二世、超コッヴ、プリズ魔

様々なウルトラ戦士を苦しめ、初代ウルトラマンの命をも奪った宇宙恐竜 ゼットンによく似た姿の魔王獣。
108年前、とある森の中で異国の少女・ナターシャが見上げる中で光に包まれたオーブと戦ったが……。

詳細はこちらを参照。


闇ノ魔王獣 マガタノゾーア

登場:劇中未登場(ウルトラマンオーブクロニクル第4章「激闘!イシュタール文明」編)
全高:130m
全長:200m
体重:20万t
封印戦士:ウルトラマンティガ
復活に使用された怪獣:ドドンゴ

かつてネオフロンティアスペースの地球を闇に包んだ邪神 ガタノゾーアによく似た姿の魔王獣。
マガパンドンが登場した第4話でジャグラーが魔王獣のカードを全て揃えた際に存在が判明、「DXダークリング」の限定発売に伴い正式な名前が明らかになった。

『ウルトラフュージョンファイト』では「マガ冥暗」という闇を口から放出する攻撃を使用する。

太古の地球のイシュタール文明の滅亡に関わり、オーブと激闘を繰り広げた事が『オーブ 完全超全集』の「ウルトラマンオーブクロニクル第4章」で明かされた。
別の邪神ごっこをしたジャグジャグの暗躍により、マガ教なる新興宗教に崇められていた。
魔王獣の中では一番最初にオーブと戦った個体となる。

現時点では「マガ」の付き方が特殊かつ、オリジナルが宇宙怪獣ではない唯一の魔王獣。


【「全」属性の魔王獣】


大魔王獣 マガオロチ


凶悪な力で暴れ回る大魔王獣。
だが、カードを奪われた俺には何もする事が出来ない。
勝利のカギを握るのは、マガオロチを封印していた勇者のカードと、闇の力……。

登場:第11話「大変!ママが来た」、第12話「黒き王の祝福」
身長:70m
体重:8万t
封印戦士:ゾフィー、玉響姫
復活に使用された怪獣:上記6体の魔王獣、ウルトラマンベリアル

上記の6体の魔王獣の封印が全て破られる事で復活するとされる、魔王獣の頂点に立つ大ボス的な存在。
過去の文献には「オロチ」の名で伝えられていた模様。
人間のような直立歩行の体型や長い牙、翼のように生えた巨大な突起、そして腹に6つの目とまさに「魔王」の呼び名がふさわしい禍々しい姿を持つ。
鳴き声も嘔吐のような音が金切り声のような響きに変わるという異様で不気味なもの。

その正体はモンスター銀河から地球に来襲したという宇宙怪獣。
口から巨大な雷「マガ迅雷」を放ち、オーブの攻撃を全く受け付けない頑丈な体や怪力を駆使する他、オーブの攻撃を避けるなど単なる猪突猛進ではない実力を有する強豪。

「星を食らい尽くす存在」と語り継がれる通り、惑星自体を食らって成長した挙句、
星に住む全ての命を食べ尽くして死の星に変えた後は子孫を残すために他の星へと飛んでそこに卵を産み、さらに死の星を増やし続ける……という、まさに生きた災害のような存在である。


劇中では伝説に伝わる勇者=ゾフィー玉響姫(たまゆら)が協力して「入らずの森」の奥深くに封印したが、
6体の怪獣カードを手に入れたジャグラーの手によって露わになった挙句、封印していたゾフィーのカードがウルトラマンベリアルのカードの力で破られた事で活動を始めてしまう。

立ち向かうオーブのあらゆる技をことごとく打ち破り、バーンマイトのストビュームダイナマイトすら全く意味を成さなかった。
そしてオーブをマガ迅雷で完全敗北に追い込んだ後、大都市を火の海に包み込んだ。

しかし、エネルギーを使い果たしたのか、廃墟となった町の中で突然倒れた。
もちろん息絶えた訳ではなく単に休眠状態になっているだけであり、「怪獣無法地帯」となり始めた東京から逃げ出す人が続出する事態になった。
そして、ガイがオーブから変身するためのフュージョンカードがジャグラーに奪われたままと言う最悪の状況下、遂にマガオロチは再び目覚めてしまう。

再び都心を火の海にすべく大暴れを始めるマガオロチ。
必死に食い止めようとする玉響姫に一時動きを封じられるも、圧倒的な力でそれをはじき返した挙句、マガ迅雷で焼き尽くしてしまう。

だが、その犠牲によって沸き上がったガイの怒りが引き金となり、あのゾフィーとベリアルの力を宿したオーブの新たな姿・サンダーブレスターが覚醒した。

これまでの3形態をことごとく圧倒した魔王獣の王であるマガオロチも、最強の光の戦士と最強の闇の戦士の力を持ったオーブの前にはそれまでの強さが嘘だったかのように一方的に痛めつけられる。
それでも苦し紛れにオーブを殴りつけてはいたものの大したダメージは与えられず、
殴られ蹴られビルをぶん投げられ尻尾を八つ裂き光輪のような光輪でぶった切られ、さらにその尻尾を武器にされる始末であった。

ジャグラーが憤怒するほど手も足も出なかったマガオロチは、美しさと禍々しさを合わせ持った「ゼットシウム光線」を懸命に耐え続けるも、最期は爆発四散した。

大魔王獣をも恐れさせる破壊ぶりを見せたオーブ=ガイに、ジャグラーは負けを認めながらも、皮肉を交え心を抉るような言葉を述べつつ、去っていった。
そして次に述べる通り、切り落とされた尻尾が大変な事態を引き起こす事になる。
さらに、後にマガオロチに纏わるとんでもない事実が明らかになり……。


超大魔王獣 マガタノオロチ

登場:第24話「逆襲の超大魔王獣」、第25話「さすらいの太陽」
身長:77m
体重:8万8千t

休眠中のマガオロチが地球に生み落としていた、マガオロチの成体
あらゆるものを食らい尽くし、全ての魔王獣の力を自在に使いこなす事が可能。
オーブやジャグラーの攻撃にも動じない、最強の魔王獣。

詳細はこちらを参照。


【イレギュラーな魔王獣】

●合体魔王獣 ゼッパンドン



ゼットンよ…

\ゼットン!/


パンドンよ…

\パンドン!/


お前達の力、頂くぞ!!


登場:第16話「忘れられない場所」、第17話「復活の聖剣」など
身長:60m
体重:4万5千t

ジャグラーが先の戦いでサンダーブレスターに切断されたマガオロチの尻尾を核として、
ダークリングでゼットンとパンドンの怪獣カードを読み込み、その力を送り込む事で誕生した合体魔王獣
外見はゼットン、パンドン、マガオロチ全ての意匠を加えた異様な姿となっている。
鳴き声はゼットンとパンドンをほぼそのまま混ぜたもの。

原理的にはオーブのフュージョンアップと同じであり、フュージョン怪獣と言える存在である。
更にジャグラー自身も一体化することで、彼の意のままに操られる。
詳しくは個別項目を参照。


邪悪大魔王獣 ゴーデスマガオロチ


Episode1からマガオロチの卵の状態で登場、ヘルベロスとスラン星人によって守られており、惑星ミカリトのエネルギーを吸収し、急速に衰えさせた。
ウルトラマンパワード曰くウルトラマンマックスに注入されたゴーデス細胞を吸収した場合、最悪前述の成体であるマガタノオロチにまで成長してしまうとのこと。
結局マックスが救助されたためかマガタノオロチにはならなかったものの、残ったゴーデス細胞を吸収してゴーデスマガオロチが孵化。
角から黒色の電撃光線を放つなど、明らかに通常のマガオロチより強力になっている。

マックス、ウルトラマンゼノンウルトラマンリブットの3人相手に善戦するほどの強さを見せつけるも、次第に劣勢になっていき、最期はゼノニウムカノンで怯んだところにギャラクシーカノンとスプレッダーロッドの光線を同時に受けて倒された。


【その他登場作品】

ウルトラ怪獣擬人化計画

KADOKAWA版の企画でマガバッサー、マガジャッパが擬人化。

デザインは『デュエル・マスターズ』や『カードファイト!!ヴァンガード』を始め、様々な作品でキャラクターデザインを手掛けるNINNIN氏。
マガバッサーはおみ足を存分に見せつける、ハイレグスタイルのおねーさんに仕上がった一方、
マガジャッパはビキニ風の水着のむっちり系の美女となっている。そしてやっぱり「臭いがキツイ」


【ソフビ・カードについて】

2016年10月時点で、マガタノゾーア以外の魔王獣は「ウルトラ怪獣DX」ブランドでソフビが発売されている。
通常サイズのソフビよりも大きさや塗装がランクアップしているのだが、その分値段は高め。
特に7月から8月までマガバッサー~マガパンドンまでの4体が一気に発売されており、財布が薄くなってしまった方もいるのではないだろうか。

またマガゼットンは、まず『ウルトラマンフェスティバル2016』の限定ソフビとして発売。
2013年まで展開されていた「ウルトラ怪獣シリーズ」のゼットンの金型をそのまま使用していた。
その後、10月から上記などの「ウルトラ怪獣DX」を購入する事でクリアラメ仕様のマガゼットンが手に入るキャンペーンが実施される。
ただし、こちらは「ウルトラ怪獣」ブランドのゼットンのソフビの金型を使用しているようで、他の魔王獣と比べると小さめ。

なお、どのソフビにもゲーム『ウルトラマン フュージョンファイト!』で使用可能な怪獣カードが付属しており、
マガタノゾーアのカードについてもプレミアムバンダイ限定商品「DXダークリング」に付属している。 
ちなみに、魔王獣のカード6枚と別売のベリアルのカードをダークリングでスキャンすると、第11話におけるマガオロチ復活時の効果音が流れる。

ちなみに怪獣カードについては、後に劇中デザインを再現したものが『ウルトラフュージョンカード コンプリートセット』として2018年に、ULTRA REPLICAダークリング付属版が2022年にそれぞれリリースされている。

バンダイ製TCG『バトルスピリッツ』のコラボブースター【ウルトラヒーロー大集結】にてマガタノゾーアを除く8体の魔王獣が収録されている。
ジャグラーも魔王獣のサポート効果を持っており、魔王獣とその関連カードは全部で11種類。
魔王獣で固めた【魔王獣】デッキを組む事ができる。
カードの詳細、デッキ構築については魔王獣/ジャグラスジャグラー(Battle Spirits)を参照。


【余談】

  • 魔王獣の事が詳しく記載されている古文書『太平風土記』だが、前作『ウルトラマンX』にもデマーガやそれと戦った虹色の巨人が記載された古文書『日本太平風土記』が登場している。
    ただし、どちらも別の世界観であり、どんな関係があるかは不明。
    • なお、ウルトラシリーズにおいてマルチバースを越えて同名の物が登場するのはよくあることであり、その後『ウルトラマンジード』の世界「サイドスペース」にも存在する事が判明。
      さらにジャグラーのセリフから平行宇宙に様々な形で『太平風土記』が存在する事が示唆されている。

  • 上記の通り魔王獣の中には「マガバッサー」「マガジャッパ」「マガオロチ」とこれまでのウルトラシリーズに登場していない新規怪獣が存在しており、後の作品でグエバッサーやマジャッパ、メツオロチという原種ないし派生種に当たる怪獣が登場した。
    いずれも魔王獣の方の着ぐるみを改造する形で登場している。

  • 上記のマガオロチの故郷「モンスター銀河」は、この記事を見ている皆様の宇宙にも実際に存在する銀河の種類の事。
    大量の巨大な星を生み出し続けているため非常に明るく、その中で最も明るい超モンスター銀河は「オロチ(Orochi)」という名がつけられている。
    名前の由来もずばり「モンスター銀河の頂点に君臨する王者にふさわしい『ヤマタノオロチ』」から。



追記・修正はマガジャッパの匂いをたっぷり嗅いでからお願いします。

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最終更新:2023年12月13日 18:24