緑神龍バグナボーン

登録日:2016/08/26 Fri 20:10:00
更新日:2024/04/17 Wed 20:41:46
所要時間:約 6 分で読めます





戦場で散った誇りある魂は、バグナボーンによって導かれる。



《緑神龍 バグナボーン》はデュエル・マスターズのクリーチャー。

概要

緑神龍バグナボーン VR 自然文明 (7)
クリーチャー:アース・ドラゴン 9000
このクリーチャーが攻撃する時、パワー3000以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
W・ブレイカー

DM-30に登場したアースドラゴン

《インフェルノ・ゲート》《ミラクルとミステリーの扉》《エンペラー・キリコ》
そして《母なる大地》
コスト踏み倒しによるクリーチャー展開はデッキコンセプトになりえるほどの強力な効果であり、
時には環境をぶっ壊しかねないほどの絶大な能力を持つ。
このクリーチャーもそんな、ロマンデンジャラスにあふれるコスト踏み倒し効果を持っている。

このクリーチャーの最大の特徴は文明やコストに制限がかからずパワーに制限がかかっていること。
つまり理論上無限のコストを持つクリーチャーでもパワーが3000以下であるなら踏み倒すことが可能である。
…最も現状存在する無限のコストを持つクリーチャーがそんなパワーで済んでいるわけではないが。

しかしこのクリーチャーにはかなり強力なライバルが存在する。

無色クリーチャーで同コストの《神聖麒 シューゲイザー》である。
CipとATにより5コスト以下の進化以外のクリーチャーを手札、マナから踏み倒すことができる。
使えるエリアがバグナボーンより多くコスト指定のため柔軟性はこちらのほうが高い。
その上無色サポートは様々なものがあり、特に《戦慄のプレリュード》を絡めるとブーストなしでも5ターン目には召喚でき、CipでSA付与できるクリーチャーを踏み倒せばATを含めて一気に二体も踏み倒すことができるため、
《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》と組んでシューゲイザーワンショットというデッキが環境で活躍し、一躍脚光を浴びた。
現在は核の一つであるキリューが殿堂入りしているため、一時期ほどの爆発力は失っている。

また、DS環境において登場した《龍覇 イメン=ブーゴ》《邪帝斧 ボアロアックス》の組み合わせもかなり強力である。
ボアロアックスに5コスト以下の自然文明を踏み倒す効果があるが、イメン自体がマナゾーンを5色に染色し、色に対して制限なく5コストまでのクリーチャーを踏み倒していくことができる上、ほかのクリーチャーを手札から召還した時にも踏み倒し効果が発生するため、シューゲイザーと比べても非常に強力。
さらに最後まで龍解した場合、コスト制限がなくなり、イメンなどのマナ染色クリーチャーさえ残っていれば制限なく踏み倒していくことができる。
こうなってしまえば両者とも立つ瀬がなくなってしまう…
ついでに言うと今存在しているコスト無限で名前がすさまじく長いアイツは自然も含んでいるため、
完全に龍解したヴェロキボアロスならイメンがいなくとも踏み倒せる。
まあそこまでして踏み倒すカードではないが…ウルトラ・ドロン・ゴー持ってるし。



だがその二者と比べて必ずしもこちらが劣っているわけではない。
大きく違う点としてはパワーによる踏み倒し可能な範囲の差である。

例えば昔懐かし《クリムゾン・ワイバーン》
こいつは8マナとかなりの高コストクリーチャーであるがパワー自体は3000であり、踏み倒しが可能な域なのである。
こいつ以外に存在する全体ブロッカー破壊効果を持つクリーチャーにパワー3000以下は存在しないため、組み合わせるなら絶好のパートナーになる。
他にもCipで墓地から二体クリーチャーを回収する《ギガルゴン》などの初期の強力なCip効果持ちクリーチャーは高コスト低パワーな傾向があるためバグナボーンでバンバン踏み倒せる。残念ながら1弾の中でも強めの効果持ちな《アクア・スナイパー》《キング・ポセイドン》は5000で出せないが…

もちろん高コスト低パワーな《幻想妖精 カチュア》も言わずもがな。何らかの方法でSAを付与しながら序盤にマナに置いたカチュアを踏み倒し、そこから流れるようにドラゴンを踏み倒して行くのは圧巻の一言である。直接バグナボーンでは出せないがカチュアでは出せる《永遠のリュウセイ・カイザー》とは邪魔したり手を組んだりの絶妙な関係。

このパワー範囲で思いついた方も多くいるだろう、《魔龍 バベルギヌス》もしっかり踏み倒せる。墓地に行ってしまったバグナボーンやカチュア、あとは先に《黒神龍グールジェネレイド》}を墓地に送ってしまってCip効果でついでのように大量展開というのも面白い。グール自体はバグナボーンとはそこまでかみ合わせはよくないのだが。
ついでに言うと場にいるカチュアの効果で踏み倒した、破壊が確定しているドラゴンを破壊してもう一度出せば破壊されなくなるため、そちらへ効果を使うのもよい。

また、自然文明というのもなかなか捨てたものではない。
SA付与としては軽量かつ低パワーなクリーチャーの《マイキーのペンチ》を使えば、カチュアともどもSAを付与することができるため、場合によってはすさまじい速度でバグナボーンが並び、相手を圧殺することもできる。
SA付与でいうなら最近出たD2フィールドの《チキチキJETサーキット》もよい。相手のD2フィールドを邪魔しつつバグナボーンやカチュアと相性の良いSAを付与できる。ただ、ペンチとは一長一短なので両方採用するのがよいだろう。

このように、シューゲイザーや龍解前のポアロアックスは5コストまでなら制限はないが6コスト以上で3000以下のパワーを持つクリーチャーを多く採用できるのであれば、バグナボーンに軍配が上がる。

シューゲイザーが扱える5マナまでのクリーチャーにも多くの猛者が存在する。
もちろん5コストパワー2000の多色サイクルでも十分仕事をするが単にシューゲイザーと同じようにキリューを出したり、
《逆転王女プリン》《光牙忍ソニックマル》を出してアンタップ→再度AT発動と続けるだけでも相手のシールドやクリーチャーはみるみる減っていく。

ちなみにこいつ、パワー以外に制限はないため進化クリーチャーもしっかり踏み倒すことができる。
ここで輝くのは1~3体の自然クリーチャーを進化元とする基礎パワーが0の《超神龍バリアント・ハデス》
マナ進化GVなので場に進化元は必要なく、序盤においてしまったバグナボーンなどを2体以上含めて進化させれば、
一気にパワーが18000を超え、Qブレイカーを得られるなどかなり美味しい。
しかもバグナボーンの効果で《ロイヤル・ドリアン》を踏み倒すことができれば自然クリーチャーを3体まで一気に踏み倒すことができる。


もちろん最後まで龍解してしまったイメン&ヴェロキボアロスと比べてしまってはどうしようもないが、
速効性においてはバグナボーンもなかなか捨てたものではない。
ボアロは龍解するのにターンがかかるうえ、完全龍解までするにはかなりオーバーキルな動きになってしまう。

まあ相性のいいカード自体はライバルたちと結構かぶっているものが多いので組み合わせて使っていくのもいいかもしれない。
あんまり入れるとバグナボーン主体というのが崩壊してしまうが。


過去のクリーチャーや低パワーでも良能力もちな奴らが活躍できるという点においてはバグナボーンはかなりロマンかつ強力な効果を持ち得ているといえよう。まあみんな大好きデスカールさんアクア・マスターさんは踏み倒せないのだが。今はこの4000という絶妙なパワーが憎らしい
マイナーながらこの効果に惹かれるプレイヤーもちらほらいる。見慣れないカードだとして甘く見ていると大変な目にあってしまうだろう。

デュエル・マスターズ プレイス

緑神龍バグナボーン VR 自然文明 (7)
クリーチャー:アース・ドラゴン 9000
攻撃する時、自分のマナゾーンからパワー3000以下のクリーチャーを探索し、1枚をバトルゾーンに出してもよい。
W・ブレイカー

DMPP-07 第7弾「超神星爆誕 -GATE OF DISASTER-」にて収録。
プレイスの仕様の都合からマナゾーンからの踏み倒しが探索に変更されており、仕方ない点ではあるが本家よりも踏み倒しの自由度は下がっている。
と言っても、一定のパワー以下のクリーチャーと言う条件が働いて探索能力所持のクリーチャーとしては比較的狙ったクリーチャーを出しやすい。

プレイスでは《緑神龍ダクマバルガロウ》や《剛撃聖霊エリクシア》などの「素のパワーは低いが場の条件次第で大型化するクリーチャーが目立っているので、これらのカードを出してみると面白い。
ダグマバルカロウやエリクシアはバグナボーンと同文明であるため、デッキに共存させる構築も組みやすい。

ちなみに、プレイスでは《クリムゾン・ワイバーン》のパワーがTCG版から上方修正されているため、上述のコンボが出来なくなっている。





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追記・修正は1ターンにクリーチャーを8体コスト踏み倒ししてからお願いします

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最終更新:2024年04月17日 20:41