サトシの手持ち(AG編)

登録日:2016/07/27 Wed 18:20:46
更新日:2024/03/22 Fri 18:35:56
所要時間:約 20 分で読めます










出典:ポケットモンスター、133話『オーキド研究所!全員集合!!』、2002年11月21日~2006年9月14日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、小学館プロダクション、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon



概要

AG編においてホウエン地方サトシがゲットしたポケモン達。
ジョウト編とは異なり、サトシがピカチュウ以外をオーキド研究所に置いて旅に出たため、ほぼゼロの状態からこれらのポケモンを捕まえることになった。
ホウエン地方の旅の中では、一時的にフシギダネを呼び出した以外には研究所のポケモンやリザードンを使うことはなかったので、現地組の多くのポケモンに安定して見せ場がある。
ホウエンリーグでも過去に捕まえたポケモンを使うことはなかったが、それでもベスト8入りを果たしたあたりはサトシの成長の証だろう。

これまではサトシが御三家3タイプを全てゲットしていたが、本作ではサトシの手持ちに加入したのはキモリだけ。
アチャモとミズゴロウはそれぞれハルカタケシがゲットした。
これによりピカチュウや御三家以外のポケモンにも見せ場が増えた一方、ミズゴロウの空気化など御三家内での扱いの格差は広がった。

AGの手持ちは歴代と比較しても渋いメンバーが集まった。
まぁ可愛いのはハルカ、美しいのはシュウ、悪そうなのはムサコジ、どちらでもないのはタケシ……とレギュラーに割り振れば、このようなメンバーになるのもやむを得ないのだろう。

ホウエンリーグに出場した頃までは項目冒頭の画像のような手持ちだったが、

出典:劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ、OLM、
(C)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku
(C)Pokemon (C)2006ピカチュウプロジェクト、
東宝、2006年7月15日公開。

バトルフロンティア編の終盤はこのような手持ちになっている。


ピカチュウ

(CV:大谷育江
技:10まんボルト でんこうせっか (こうそくいどう) → アイアンテール (かみなり) → ボルテッカー

ご存じサトシの最初のポケモン。

ホウエン上陸後の一度目のセンリ戦(ただし公式戦ではない)でヤルキモノに敗北したあたりから新シリーズのサトシとピカチュウは弱体化する法則が囁かれるように。
実際のところセンリは次期四天王候補と評されるほどのジムリーダーなので、当時のサトシが負けてもそれほど不思議ではないのだが。

トウキ戦を除いた全てのジムバトルに出場し、必ず一体は相手のポケモンを倒しているあたり流石の貫禄である。

最初のジムのカナズミジムではツツジイシツブテノズパスと戦い、新技の「アイアンテール」により勝利を収めた。
この当時は「アイアンテール」は未完成で『アイアンテールを発動できるか?』が勝利のカギであった。

テッセン戦では、コイル・ビリリダマレアコイルを三タテした。
もっともこれはピカチュウが強力な電気を帯電していて技の威力が上がっていたためで、ピカチュウの実力とはいえないが……。

アスナ戦では「リフレクター」を「でんこうせっか」で破壊しマグマッグに勝利した。しかしアスナの切り札のコータス相手には「オーバーヒート」で敗北。
センリ戦では先鋒として登場。ナマケロに苦戦し一度戻されるが、その後かつて敗れたヤルキモノ相手には特性の『せいでんき』を発動させ引き分けた。

続くナギ戦では相性のいいペリッパーと戦った。ペリッパーの『はがねのつばさをアースにしてでんき技を防ぐ』という戦法に苦戦するが、翼が離れた一瞬のスキをついて「かみなり」で倒す。
だがペリッパーから受けた「ハイドロポンプ」のダメージが大きかったため、ピカチュウも倒れ引き分けに。

フウ・ラン戦のダブルバトルではオオスバメと組んでソルロックルナトーンと戦った。
「ひかりのかべ」ででんき技を跳ね返されるなど苦戦を強いられたが、「かみなり」で本物の雷を呼び寄せ、雷パワーの加わった金色に輝く「アイアンテール」でソルロックを倒した。

最後のジムのアダン戦では1回戦のダブルバトルと2回戦のシングルバトルに登場した。
ダブルバトルでは相方のユキワラシが早々戦闘不能になってしまうが、つづいてタッグを組んだヘイガ二とのコンビネーションでアズマオウとトドグラーを撃破。
トドグラーの5段階目の巨大「アイスボール」を破壊したのが特に大きな活躍といえるだろう。
シングルバトルではアダンの最高のパートナーのミロカロスと戦った。「たつまき」や「じこさいせい」に苦戦する。
しかし「たつまき」を内側から破壊、その後ミロカロスをプールに突き落とし、プールを利用して威力を高めた「かみなり」でみごと勝利を収めた。

ジム戦の戦績は9勝1敗2分と、鬼神の如き活躍であった。(テッセン戦を除外しても6勝1敗2分)。

ジム戦で無双していた反動か、ホウエンリーグでは負けも目立った。
リーグ予備選ではゲンキのサワムラーに余裕をもって勝利したが、本選1回戦のカエデ戦では相性の悪いダグトリオに完敗。
ダグトリオの「すなじごく」と「すてみタックル」の連携に「アイアンテール」で迎え撃つなどサトシのいい指示もあったが、「すなじごく」で足場が悪く本来のパワーを出し切れなかったのが敗因となった。
2回戦のマサムネ戦ではまたも相性の悪いハガネールと対決。互いの「アイアンテール」がぶつかりあうも体力で勝るハガネールに分があったようで、惜しくも敗北。
3回戦のテツヤ戦では強敵メタグロスに無傷で勝利。その後テツヤのエースの長靴ニャースと互角に渡り合うも惜しいところで敗北した。

リーグ後、カントーに戻ってすぐにキクコゲンガーと対決。敗れてしまうものの四天王のポケモンによく善戦していた。

バトルフロンティア編では「かみなり」にかわる新たな切り札「ボルテッカー」を習得。

最初のバトルフロンティア登板はアザミ戦。トリとして登場しアザミの切り札ミロカロスと戦った。
パワーで勝るミロカロスに苦戦するが、「10まんボルト」と「たつまき」で威力を高めた「ボルテッカー」でミロカロス相手に勝利をおさめた。

リラ戦(1度目)はまたしてもトリとしてフーディンと戦う。
「サイケこうせん」による混乱に苦しめられるが、サトシの介入もあって辛くも勝利する。しかしつづくメタグロスには何もできずに敗北。
その後のリラ戦リベンジではまたまたトリとして登場。リラのとっておきのエーフィと戦った。
パワー・スピードどちらでもピカチュウを上回るエーフィに苦戦するが、フィールドの照明を破壊して逆転、「ボルテッカー」で勝利をおさめた。

AG編のラスボスであるジンダイとの対決ではまたまたまたしてもトリとして登場し、レジアイスと戦った。「れいとうビーム」や「ねむる」に大苦戦するものの勝利。
「ねむる」で体力満タンのレジアイスを「ボルテッカー」一撃で倒せるピカチュウは、世界中探してもサトシのピカチュウだけであろう。

AG編全体の戦績は15勝5敗2分(勝率0.750)、勝率だけで見るならばこの頃はピカチュウの好調時代と言えるだろう。のちにもっとスゴい記録を残すことになるが。


スバメ → オオスバメ

(CV:吉原ナツキ → 石塚運昇
技:でんこうせっか つつく かげぶんしん (つばさでうつ) → つばめがえし
特性:でんきエンジン(嘘)

ホウエンでの初ゲットとなった三代目サトシの鳥ポケモン。
バトルでの出番が控えめだったピジョットヨルノズクに比べると活躍の場がとても多い。とんでもなく多い。序盤鳥最強候補筆頭である。
特性同様にとても根性があり、野生時代からピカチュウのでんき技に耐えるほどのタフさでサトシ達を驚かせた。

進化前は相性で分のあるはずのトウキのワンリキーに敗北するなど頼りなさが目立ち、鳥ポケモンの宿命である偵察が主な役目だった。
しかしポケリンガにおけるロケット団ドクケイルとのバトルの中でオオスバメへと進化してからは、雑用枠と呼ばれた汚名を返上するかの如く勝利を重ねていく。

ナギ戦ではナギのオオスバメ(色違い)と戦った。ナギのオオスバメは使ってもバランスの崩れない「つばめがえし」を覚えていたが、
対してサトシのオオスバメの「つばさでうつ」は『攻撃時にバランスを崩してしまう』という弱点があった。
その弱点もあり敵に狙いを定めることすらできず大苦戦するが、『砂を巻き上げ敵の進入角度とスピードを特定し狙いを定め攻撃』という作戦でどうにか勝利を収めた。

ちなみにナギ戦後、修業の結果「つばめがえし」を覚え「つばさでうつ」の弱点を克服している。

フウ・ラン戦のダブルバトルではピカチュウを背中に乗せてソルロック・ルナトーンと戦った。
「ひかりのかべ」により跳ね返されたピカチュウの電撃を受けるなど大苦戦するが……。
本物の雷を受け体が黄金に輝きだし、雷の力でパワーアップした「でんこうせっか」で「ひかりのかべ」を破壊!雷属性の「つばめがえし」でルナトーンを倒した。

アダン戦ではパワーのあるナマズンに苦戦するものの勝利。しかしミロカロスには敗れた。

ホウエンリーグのカエデ戦ではモルフォンに無傷で勝利。さらにハッサムにも「でんこうせっか」のスピードをのせた「つばめがえし」で勝利した。
しかし相性の悪いトドゼルガには「れいとうビーム」2発で敗北。
マサムネ戦ではジュプトルを倒したグライガーと引き分けた。「つばめがえし」が頭突きにしか見えないのは気のせいである。
テツヤ戦ではまずテツヤのハリテヤマと交戦。技を白羽鳥で受け止められ「ちきゅうなげ」で大ダメージを受けるも勝利。その後「すなあらし」と「ころがる」を4発耐えドンファンにも勝利した。
つづく相性の悪いメタグロスには「はかいこうせん」で敗北したが、傷をつけ一矢報いることには成功している。

以上の通りホウエンリーグではカエデ戦、テツヤ戦で2回も二タテをするなど鬼神の如き活躍であった。

バトルフロンティアでもヒース戦とウコン戦で登場。
ヒース戦のダブルバトルではタッグ相手のヘイガ二とのコンビネーションでウインディラグラージを打ち破った。
ウコン戦ではフシギバナと戦い、持ち前のスピードを生かしフシギバナの猛攻をかわし「つばめがえし」で勝利した。しかしネンドールには歯が立たず……。

AG編では常に活躍を続けていたが、これはオオスバメ自身の実力の高さはさることながら、気合重視でスピードを活かしたバトルの得意なサトシとは相性が抜群に良かったも原因だろう。

そんなオオスバメもタクトのラティオスにはまったく歯が立たなかった。
ラティオスのパワーが化け物じみているだけな気もするが……。

最終的な戦績は9勝6敗1分(0.600)。二タテ2回、トリ3回は非エースとしては破格の待遇である。


キモリ → ジュプトル → ジュカイン

(CV:うえだゆうじ
技(AG):はたく (でんこうせっか) → ソーラービーム タネマシンガン リーフブレード (こうそくいどう) *1
技(DP) :でんこうせっか リーフブレード リーフストーム

今作のくさ枠で、唯一の御三家。
ニヒルでクールな一匹狼タイプでいつも木の枝を口に咥えている。なお、彼が恋をしたとき、この枝には花が咲いた。お前は岩鬼か。ちなみに枝は進化のたびにとりかえている。
ただし冷たい性格というわけでもなく、サトシ一行と出会った際には枯れかけている巨大な樹の世話を一人で懸命にしていた。
トレーナーに似たのか、ゲット後は『踊るポケモン秘密基地』で音楽に合わせてはっちゃけたりハルカの激マズポロックを食べ気絶したりとコミカルな一面も見せるように。
負けず嫌いかつ情熱的な一面もあり、マクノシタやハブネークに敗れた時は、何としてもリベンジを果たそうとした。

ゲット時のレベルはそれほど高くなかったようで使える技はノーマルタイプの「はたく」と「でんこうせっか」だけだった。
初めてのくさタイプ技である「タネマシンガン」を覚えたのはキンセツジム後なので、公式戦デビューとなるツツジ戦ではイシツブテに敗北という結果に。
結局キモリ時代はトウキのハリテヤマに間欠泉を利用して勝利した以外はこれといった戦果はなかったが、ジュプトルに進化後は「リーフブレード」と瞬発力を武器に安定した戦いを見せるようになる。

センリ戦ではトリとしてケッキングと戦い、パワーとスタミナに途中まで圧倒されるものの『しんりょく』を発動させ「リーフブレード」で逆転勝利。
またナギ戦では相性の悪いチルタリスにポールを利用して勝利という活躍をした。

スピードの上がったジュプトルだが打たれ弱さは残っており、負ける時には一撃であっさりとやられてしまうこともちらほら。
ナギの色違いオオスバメの「つばめがえし」の噛ませにされたり、アダンのラブカス相手に「てんしのキッス」と「みずでっぽう」で敗北したのは苦い思い出。

しかしホウエンリーグあたりから大きく成長したようで、予選3回戦のダブルバトルではヒューガのマグマラシに勝利した。まあそのあとリザードンにはやられてしまうのだが。

リーグ本選1回戦のカエデ戦ではトリとして登場。新たに身に着けたヒット&アウェイ戦法を駆使し、相性の悪いカエデの切り札トドゼルガに勝利をおさめた。
2回戦のマサムネ戦ではピカチュウとコータスを二タテした強敵ハガネールに勝利した。「りゅうのいぶき」を「リーフブレード」で切り裂くシーンはかっこいい。
ハガネールに勝った後『技のキレも最高』、『最近一段とスピードに磨きがかかってきた』などといった高い評価をタケシ達から受けている。
続くグライガーもスピードを活かし翻弄するが、「ハサミギロチン」を受けて倒される。
3回戦ではテツヤのメタグロス相手に「タネマシンガン」で大健闘するが惜しくも敗北。

バトルフロンティア編での最初の出場はコゴミ戦。ハリテヤマに膝をつかせるなど健闘をしたが、強力な「きあいパンチ」を前に惜しくも敗れた。

バトフロ編中盤、なんとジュプトルはとあるポケモンセンターのジョーイメガニウムに恋をする。
だがそのメガニウムはよりによって自分といがみ合っていたトロピウスが好き(しかも両想い)なようで失恋……。
その回でジュプトルはジュカインに進化するが、なんと技を出せなくなってしまう。
技がだせなくなったのは失恋のショックもあるが、『ただがむしゃらに強くなるだけでいいのか?』という疑問をジュカインが持ち始めたのが大きな原因らしい。

その後数話のあいだは技を使えずスランプに陥り、サトシ達の前から姿を消そうとするが、逃げ込んだ森でスピアーの群れに襲われ助けにきたサトシとともに仲間達からはぐれてしまう。
ウコンの助けもありなんとか合流するが、直後にロケット団に襲撃される。サトシとピカチュウを救いたい一心で見事スランプを克服する。
エニシダ曰くスランプ前よりも技に磨きがかかったようだ。

スランプ克服後はウコンのダーテングとジャングルで交戦。その様子は森の王者と神の戦いさながららしい。
ダーテングの「シャドーボール」で滝つぼに吹き飛ばされ、落石の下敷きになりかけるが……。間一髪でかわし滝を上り「リーフブレード」と「はたく」でダーテングをKO.
ウコンの切り札ネンドール相手にはスコールを含ませた「こうそくスピン」で大ダメージを受けるが、限界間近で「ソーラービーム」を習得。一撃で曲者ネンドールを撃破した。

バトルピラミッド一戦目ではジンダイのレジロックに一蹴されるがこればかりは流石に相手が悪かった。
指示をしたのがサトシではなくポケランティス王(通称:闇サトシ)であったことも大きい。

AG最後の戦いはポケモンコンテストトリネコ大会の決勝戦で、ハルカのバシャーモと戦った。
お互いに『しんりょく』と『もうか』の発動する大激戦でタイムアップの結果引き分け、サトシとハルカの両者優勝となった。

レギュラー引退後は新技「リーフストーム」をひきさげ、シンオウリーグ準決勝のタクト戦に起用される。
「れいとうビーム」で大ダメージを食らい「ダークホール」で眠らされてしまうが……。
「ゆめくい」を食らった直後、サトシの呼びかけで覚醒。「リーフブレード」でダークライを撃破するという大金星をあげ、ダークライ及びタクトの無敗伝説に終止符を打った。
その直後ラティオスに「ギガインパクト」で瞬殺されるとはサトシもジュカインも視聴者も予想していなかっただろう。ダークライ戦で相当なダメージを与えられていたため仕方ないといえば仕方ないが。

戦績は10勝10敗0分(勝率0.500)と今一つだが、スランプからの大復活を果たし強敵を数多く撃破していることを考えれば、ジュカインは紛れもなくAG編のエースであろう。


ヘイガニ

(CV:小西克幸
技(AG):バブルこうせん かたくなる はさむ クラブハンマー (あなをほる)※ゲット前のみ
技(めざポケ):クラブハンマー メタルクロー アクアジェット
今作のみず枠で、キングラーに続く蟹。食いしん坊で陽気な愛すべきムードメーカー。
落ち着きのない性格で、ゲット時のキモリとのバトルでもそれが仇になった。
マサトに貸し出されてバトルした際にもマサトの指示を無視して勝手に相手を叩きのめしてしまった。
元気があり余り過ぎて当初は煙たがられることもあったが、身を挺して仲間を守るなどの活躍で徐々に馴染んでいった。

他のポケモンの食べ物を勝手に食べたり、誤って網を食べて病気になったりと食べ物ネタに事欠かない。
ハルカのポロックを食べたときは他のポケモン達が目を回しながら気絶する中何故か笑いながら気絶していた。

ムードメーカーのみずタイプということでワニノコを彷彿とさせるがこちらは小柄ながらにバトル面でも出番が多い。
キモリとは普段はそりが合わずいがみ合うこともあったが、バトルなどでは抜群の連携をみせた。ジュプトルに進化して以降は段々とそのような描写も減っていった。

初ジム戦はトウキ戦。消耗したワンリキーに危なげなく勝利するが、つづくハリテヤマには「ちきゅうなげ」で敗れる。

アスナ戦では先鋒として登場。マグカルゴの「すなあらし」や「リフレクター」に苦戦したものの「クラブハンマー」で撃破。
しかしアスナ2体目のマグマッグには先ほどの「リフレクター」や「あくび」を前に一旦交代させられる。
その後アスナの切り札のコータス相手に眠った状態でだされていきなりピンチに……。が、「かえんほうしゃ」で丸焼きにされたことにより目覚め、戦闘再開。
「てっぺき」に大苦戦するものの、「てっぺき」中のコータスを横からたたき回転させ、目を回したコータスに「バブルこうせん」を浴びせて勝利した。

アダン戦では1回戦のダブルバトルと2回戦のシングルバトルで登場。
ダブルバトルでは倒れたユキワラシの代わりにピカチュウとタッグを組み、アズマオウ・トドグラーペアに勝利。
余談だがピカチュウを乗せプールを移動するヘイガニの姿はとても様になっている。
シングルバトルではジュプトルに勝ったラブカスと交戦。一度ラブカスが『すいすい』を発動させピンチに陥ったが、最終的には「クラブハンマー」で勝利をおさめた。
しかしつづくナマズン戦ではさすがに疲れが溜っていたのか、瞬殺される。

ホウエンリーグ予選のダブルバトルではマルノームと戦う。
打撃の効かないマルノームに苦戦するが、口の中に「バブルこうせん」をうちこむというえげつない戦法で勝利した。
本選1回戦のカエデ戦では運のよさもあったが、「ねんりき」による混乱の中、数々の奇行でゴルダックに勝利している。しかしゴルダック戦の消耗が災いしてトドゼルガにはあっけなく敗北。
2回戦ではキリンリキとガーディをマサムネがろくな指示をださないこともあってニタテ、その後互角のパワーを持つラグラージと引き分けた。

それに対して3回戦ではテツヤのハリテヤマに「クラブハンマー」を押し切られ、「きあいパンチ」の一撃で敗北……。トウキ戦、テツヤ戦を見たところハリテヤマが苦手なのだろうか?

公式戦の際には先鋒や中堅として起用されることが多く、ハサミのパワーを活かして真正面から相手に立ち向かっていく。
ホウエンでは相手の大将とバトルする機会にはそこまで恵まれなかったが、対峙したポケモンはきっちり倒しているので勝率がおよそ六割五分と安定している。

サトシからの信頼もかなり厚いのかバトルフロンティアのヒース戦のダブルバトルで、ウインディ・ラグラージ相手にオオスバメとのコンビで勝利をもぎ取っている。

その後はリラのフーディンには一度敗れてしまうも……。リラ再戦においてフーディンの混乱に苦戦しながらもリベンジを果たしている。
この試合ではヘイガ二の心をサトシが読んで戦っていたのが印象的であった。

めざせポケモンマスターではウデッポウをめぐってカスミのニョロトノとバトル。善戦したが敗北した。
いくらサトシが世界最強のトレーナーとはいえ、ジムリーダー屈指の手持ちに地方リーグで戦えるくらいのレベルのポケモンで勝つのは難しい話だったか。

戦績は11勝6敗1分(勝率0.647)。華々しい活躍には若干欠けるものの確実に相手の戦力を減らしてくれる切り込み隊長的なポジションと言える。


コータス

(CV:三木眞一郎
技:かえんほうしゃ のしかかり てっぺき (オーバーヒート) → ねっぷう

今作のほのお枠でゼニガメに続く亀。そして「サトシ=重量級の扱いが苦手である事を決定づけた最初のポケモンである
ハガネールとのバトルに手を貸してくれたサトシに懐き、自らゲットされて旅の仲間に。
非常に涙脆い性格で、何かに感動するとすぐに涙を流しつつ甲羅や鼻の穴からススを噴出する。

ジム最初の登板はセンリ戦。ピカチュウを圧倒したナマケロの「ふぶき」を「かえんほうしゃ」で押し切って一撃で倒している。しかしヤルキモノには「ひっかく」の一撃で敗北。
余談だが、この試合の力関係はピカチュウ=ヤルキモノ>コータス>ナマケロ>ピカチュウとおかしなことになっている。

つづくジム戦の登場は……。相性の悪い相手が続いたこともあるがまさかのなし。
一応非公式で、センリ戦前にテッセンのライボルトと戦っているが惜しくも敗れている。

ホウエンリーグでは予選から登場。ダブルバトルでトロピウスと引き分けた。
リーグ1回戦では相性のいいカエデのモルフォンとバトルするが「しびれごな」を「てっぺき」で防いだところ、
「かなしばり」により「てっぺき」を封じられ、ゴルダックに交代される。そのままゴルダックと戦うが、相性の悪さもあり瞬殺される。
2回戦はマサムネのハガネール相手に「オーバーヒート」などで善戦するが、「てっぺき」中に真下から「あなをほる」をくらい、吹き飛ばされたところで「りゅうのいぶき」を食らい惜しくも敗北した。
3回戦ではテツヤのダーテングのスピードに翻弄されるが、大ジャンプからの「かえんほうしゃ」で勝利した。
その後はハリテヤマと交戦するが、特性の『あついしぼう』で「かえんほうしゃ」もほとんど効かず、「かわらわり」を受けあっけなく敗れてしまった。

亀だけあって防御力がとても高くゲット時から「てっぺき」を覚えているほど……。なのだが、上記の通りとてつもなく勝率が低い。
ホウエンでゲットしたポケモンは少数精鋭ということもあってどのポケモンも等しく活躍する場面が多いのだがコータスはほぼ負け戦。
だからというわけではないだろうがサトシがバトルフロンティア巡りに出発する際に研究所に置いていかれた。
この時いつの間にか預けられており、視聴者がコータスの不在に気づけるのは次話以降になっている。

その後しばらく音沙汰がなかったが、「ねっぷう」を習得していたようでジンダイとの二戦目に起用されレジスチルと戦うがこれまた敗北。

レジスチル相手に善戦したあたり弱いわけではない……と言いたいところだが、
ピカチュウ と戦い消耗したハガネールに効果ばつぐんの「オーバーヒート」を直撃させたのに負けたり、
伝説とはいえはがねタイプのレジスチルに「かえんほうしゃ」1発と「ねっぷう」2発を直撃させて負けたりするので否定もし難いのが辛いところ。

そんなコータスも防御力の高さを見込まれてかシンオウリーグのタクト戦で登場。
「この大事な一戦にわざわざ呼び出したんだ……! きっとダークライを倒してくれる……!」
視聴者の期待を一身に背負うコータスだったが、なんと「あくのはどう」で「かえんほうしゃ」を押し切られて一撃でダウン。登場してから僅か20秒で出番終了という悲惨極まりない扱いだった。初めてこのポケモンを見た視聴者は唖然としたことだろう…
ジュカインがダークライを倒すまで、ヘラクロスフカマルの二匹はダークライに効果抜群のダメージを与えて反撃していることを考えるとあまりに情けない。
ただし、上記のレジスチル戦でも、「かえんほうしゃ」では全くダメージを与えられず、「のしかかり」と「ねっぷう」のコンボで善戦まで持ち込んでいた。
そもそもコータスにとって不得手の「かえんほうしゃ」を初手から使ったのが失策だったのかも知れない。

こんな風に散々な結果ばかり出しているのが祟ったのか、新無印68話では、サトシがゲットした他のほのおポケモンはゴウカザルの修行相手として回想で全員登場しているのにも関わらず、こいつだけはカメオ出演すらなかった。114話ではしっかり登場し、ゴウカザルらと共にゲンガーを鍛えた。ほとんどこいつ以外のほのおポケモンがやったと思う人は素直に手を上げなさい。

現時点の戦績は、2勝6敗1分(勝率0.25)と、基本勝率が高いAGパーティでも浮いている上に、サトシの全ポケモン最低クラスである。再登場での活躍に期待したい。

余談だが、サトシは80kgオーバーのこのポケモンをEDなどで頭に乗っけた事もある。


ユキワラシ → オニゴーリ

(CV:伊東みやこ → 小西克幸
技:こごえるかぜ ずつき かげぶんしん れいとうビーム

ホウエン編の終盤でゲット。
オレンジ諸島編終了時にラプラスを手放したので、現在のサトシのポケモンでは唯一のこおりタイプ
悪意はないものの他人の持ち物を勝手に持ち去るイタズラ好きな性格でサトシもあわやバッジケースを奪われかけた。
追いかけっこを繰り広げるうちに遭難してしまったサトシを助けたことで仲良くなりゲットされた。

初めての公式戦となるルネジムのダブルバトルではアダンのアズマオウにあえなく敗北。
しかしグランドフェスティバルの最中にオニゴーリへと進化してからは非常に安定したバトルを見せるように。

リーグ予選のダブルバトルではジュプトルが敗れる中、地面に向かって放った「れいとうビーム」により発生した氷の柱を利用して相性の悪いリザードンに勝利。
1回戦ではピカチュウを圧倒したダグトリオと交戦。「ずつき」でダグトリオを地中から引きずりだし「れいとうビーム」で勝利した。
その後カエデに危険因子と判断されたのか、ムウマの「みちづれ」で処理された。
2回戦ではトリを務めマサムネのエースのメタングと戦った。「れいとうビーム」を「ねんりき」で跳ね返され苦戦したが、跳ね返された「れいとうビーム」を「こごえるかぜ」でさらに跳ね返し逆襲。
最後は「コメットパンチ」を掻い潜り、回転を加えた「ずつき」で勝利をおさめた。
3回戦では先鋒として登板。「れいとうビーム」とテツヤのジュカインの「ソーラービーム」がぶつかりあい、試合開始数秒で引き分けた。

バトルフロンティア編では特に告げられることなくコータスと共に手持ちから外れていた。
なぜジュプトルたちは連れて行きオニゴーリたちを置いて行ったのかは不明。経験不足だからであろうか。

戦績は3勝1敗2分(勝率0.750)と非常に安定しており、進化後は一度も負けてないというルーキーらしからぬ実力。
まぁそもそもオニゴーリになってからバトルをした機会がホウエンリーグだけなわけなのだが……。
バトルフロンティアでもシンオウリーグでも出番は一切なかったので正直なところ勝率のわりに扱いはよろしくない(正直言うと優遇不遇どちらにも当てはまるかもしれない)。

本来オニゴーリは体長が1.5mあるのだが、このオニゴーリは角も含めてサトシの頭から腰までしかないため通常よりも小柄な個体の可能性がある。

ちなみに進化後でもイタズラ好きらしく、DP編で少し再登場した際には笑いながらサトシを氷漬けにしていた。


ゴマゾウ → ドンファン

(CV:林原めぐみ三宅健太
技:ころがる まるくなる とっしん はかいこうせん (たいあたり じしん めざめるパワー)※進化前

バトルフロンティア編からサトシの手持ちに加わる。
ジョウト地方でゲットしたポケモンであるため、こちらを参照。


エイパム

(CV:伊東みやこ)
技:きあいパンチ スピードスター かげぶんしん

バトルフロンティア編終盤でゲット。
主な活躍はDP編なので詳細はこちらを参照。



次→
DP編


ユウキリンリン ゲンキハツラツ キョウミシンシン ツイキシュウセイ!!

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最終更新:2024年03月22日 18:35

*1 ジュカインが1度だけ使用。既に4つ技を習得済みなのでミスだと思われる