逸見エリカ(ガールズ&パンツァー)

登録日:2016/05/27 (金) 21:23:00
更新日:2024/03/26 Tue 20:01:00
所要時間:約 7 分で読めます





……副隊長? あぁ、『元』でしたね





逸見エリカは、『ガールズ&パンツァー』の登場人物。
CV:生天目仁美



◆プロフィール

所属校:黒森峰女学園
学年:2年生
担当:副隊長・戦車長
身長:159cm
出身:熊本県熊本市
現住所:黒森峰女学園女子寮
家族:父・母・姉
血液型:AB型
年齢:16歳
好きな食べ物:ハンバーグ
好きなお菓子:アイアシェッケ(手の込んだチーズケーキみたいなの)
好きな教科:物理
座右の銘:上知と下愚とは移らず
趣味:ボクササイズ
日課:ネットサーフィン
好きな花:胡蝶蘭
好きな戦車:シュトゥルムティーガー



◆概要

第62回決勝戦での黒森峰プラウダにて、悪天候の中で黒森峰のある戦車が崖から落ち、川に沈んでしまう。
それを目にした西住みほはとっさに戦車を飛び出して救援に向かうが、みほが車長として指揮していたのは黒森峰のフラッグ車だったのが問題であった。
フラッグ戦の試合形式では、双方がそれぞれ指定したフラッグ車を落とせば、それまでの損害等は関係なく、相手のフラッグ車を落とした方の勝利となる。
車長が飛び出して機能していないフラッグ車を見逃されるはずもなく、黒森峰はプラウダに敗北してしまう。
その件について母である西住しほから叱られたみほは黒森峰から大洗女子へ転校してしまい、空席になった副隊長の後任を任されたのが逸見エリカである。


◆性格

歯に衣着せぬ言動をとるタイプであり、他のキャラでいえば河島桃やアリサやカチューシャと似ている。


◆来歴

全国大会では大洗とは別ブロックとしてエントリー。
所有する戦車の種類は微妙ながら、みほの指揮能力とチームワークによって勝ち上がってくる大洗に、驚愕こそすれ一貫して批判的な立場を取り続ける。

決勝にて大洗とぶつかった際はティーガーⅡの車長を務め、西住まほの指揮の下で大洗のフラッグ車であるあんこうチームを狙うが、結果的には「フラッグ車同士の1対1に持ち込む」というみほの戦略に持ち込まれてしまう。
エリカは他メンバーの戦車たちと共にその姉妹同士の一騎打ちに駆け付けようとするが、そうはさせまいとする大洗チームに足止めを喰らって叶わず、一騎打ちの末にみほ率いるⅣ号戦車がまほ率いるティーガーを下したことで、黒森峰はまたも決勝戦で敗北することとなった。
ちなみに、この時のエリカはひどく焦りながら援軍に向かっており、あんこうチームひいてはみほに対してその実力を認めていることは分かる。
試合後は今までの態度とは裏腹にさっぱりした感じで「次は負けないわよ」とみほに言った。

余談だが、試合の最中は味方が撃破されると一々感情的になったり、履帯が外れた際には桃ちゃんもやる事になる地団駄ダンスを披露したりと、とてもコミカルなリアクションを見せてくれた。


◆人間関係

○西住まほ
尊敬する隊長なのだが、エリカの言動に対するまほの反応はだいたいの場合そっけない。
ただ、まほは妹であるみほに対してもそうであったように、基本的に感情を表に出さず口数が少ないだけである。まあそれでもエリカをスルーしてる事は変わらないが
最終章では自分が隊長をやることに不安を感じているようだが、それは裏を返せばまほがエリカなら隊長を務めあげられると期待を寄せているからだろう。

○西住みほ
元副隊長にして現在は大洗女子の隊長。

○カチューシャ
プラウダ高校の隊長。
エリカとは一見相性が悪そうだが、劇場版にて…。

○アリサ
サンダース大学付属高校の2年生。
基本的に絡みはないが、ゲーム「ドリームタンクマッチ」の争奪戦モードにおいてサンダースを操作チームに選ぶと、互いに挑発し合うエリカとアリサをナオミが「似ている」と評する場面がある。
ちなみに黒森峰を選んだ際はさらに面白い口喧嘩を披露してくれる。

○ルクリリ
聖グロリアーナのマチルダⅡの車長。
劇場版ではわずかだがエリカの戦車と共闘しているシーンがある。
スピンオフ漫画『ガールズ&パンツァー 劇場版Variante』においては、共闘する前はお互いディスり合いの口喧嘩をしていた。


◆劇場版

西住まほや赤星小梅たちと共に、大洗女子学園の廃校を賭けた大学選抜チームとの試合に駆けつける。
序盤はまほと共に行動していたが、後半ではT-34を駆るカチューシャ、ポルシェティーガーを駆るレオポンさんチームと共に戦う。
本編では性能を十分に生かす機会のなかったティーガーⅡで大暴れしており、重装甲で砲撃を弾いたり、パーシングを撃破してのけたりと存分にその性能を発揮している。
特に試合中、みほのチームワーク発言に対して「急造チームでチームワークぅ?」と皮肉りながらも、試合の最終局面ではレオポンさんチーム・カチューシャと協働して三副官のルミを撃破するシーンは必見。
ただし、スリップストリームの意味はわからなかった。
ちなみに試合に勝った時、チームを組んだ仲からかエリカがカチューシャを肩車していた。


◆最終章




◆本編外でのエリカ

原作であるアニメのエリカはそこまで出番が多いわけではないのだが、メディアミックスや二次創作界隈だとかなり人気で優遇されている。

スピンオフ漫画『フェイズエリカ』では主役であり、ついでに作者が書いた予告での誤字のせいでわにキャラになったりしている。
もっとらぶらぶ作戦です!』では幼少期の西住姉妹が遭遇したフリフリドレスにうさぎのぬいぐるみを抱えた謎の少女とか、大好きな隊長のためにエリカが作ったカレー「エリカレー」を作るとか、かなりはっちゃけている。

小説版ではみほが救助した黒森峰の戦車にはエリカが搭乗していたという設定になっており、それがエリカにとってみほに対する大きな負い目となっていた。
決勝の後、みほに伝えられた言葉は、あの日からずっと言いたくても言えなかった彼女の心の内なのかもしれない。


――――ありがとう。

あなたが戦車道をやめなくて、よかった



赤星小梅「それ私の立ち位置ですよね」


二次創作でも催眠ハンバーグツンデレキャラとして人気を博し、すごいのになると島田流に捨てられた子だったりする。ミカ「…」

余談だが、アニメ本編での描写においてみほとエリカが会話をしているシーンは今のところ一度も無い。エリカから「声をかける」シーンは割とあるのだが、みほは一貫してスルーしている。
唯一なのが決勝戦後のエリカの「次は負けないわよ」発言に対して「はい」と返しているが、元々はみほがまほと話すために黒森峰の車に駆け寄り、まほと話が済んで大洗女子の方に戻る時にエリカが「次は負けないわよ」と言ったことに返答してるだけなので、会話といえるほど会話してないのである。

雑誌のパジャマパーティのピンナップでは、やたらかわいいフリフリのネグリジェを着ていた事から、上述の『もっとらぶらぶ作戦です!』では「幼少期はフリフリドレスを着ている」という書かれ方をしているが、10年企画で出された10年前の姿はみほやダージリンと似たようなヤンチャガールだった。


◆余談

エリカの座右の銘である「上知と下愚とは移らず」の出典は孔子の『論語』。
意味は「最上の知者は悪い境遇にあっても堕落せず、最下の愚者は、どんなに良い境遇にあっても向上しない」。
エリカの考え方の一端がうかがえるかもしれない。

TVシリーズでの描写から、みほの声優である渕上舞氏はエリカの声優である生天目仁美氏に対して「ちょっと怖い人」というイメージを抱くようになったらしい。*1
この印象は、二人仲良く美少女戦士に変身した際に払拭されている。



追記・修正はエリカのように「撃てぇー!」のポーズをとりながらお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ガルパン
  • ガールズ&パンツァー
  • 生天目仁美
  • 黒森峰女学園
  • 副隊長
  • 隊長
  • 車長
  • 銀髪
  • 不遇
  • ハンバーグ
  • 催眠ハンバーグ
  • 逸見エリカ
  • 何やってんのよ!
  • 熊本県
  • ついにやって来たわに!
  • 熊本市
  • 高校生

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月26日 20:01

*1 ある番組内で「ぶっちゃけ嫌い(苦手)だった人」と言う質問をされた際の答えに生天目氏の名前を明言している。