ガンダム Gのレコンギスタ

登録日:2014/09/11 Thu 21:05:00
更新日:2024/02/23 Fri 23:57:36
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「君の目で確かめろ!」

ガンダム (ジー)のレコンギスタ



【概要】

2014年10月から2015年3月までMBSの「アニメイズム」枠で放送されたロボットアニメ
TVシリーズのガンダムとしては第16作目(「ガンダムさん」除く)。
∀ガンダム」以来実に15年ぶりの、富野由悠季が直接製作するガンダム作品である。
ガンダムシリーズ35周年記念作品。

略称は「Gレコ」。富野監督が2013年あたりから「Gレコ(仮称)」として話題にしていた作品。
「今までの『ガンダム』を否定する『ガンダム』があってもいい。そんな作品をもう1つやらせてもらえたら、と思っています」
という台詞とともに、2014年3月に正式名称とキービジュアルを公開した。
企画当初は「もしかしたらタイトルに『ガンダム』は付かないかもしれない」と富野監督が語っていたのだが、結局はガンダムシリーズの作品として制作される事になった。そして劇場版ではタイトルからガンダムが取り外されようやく富野監督の脱ガンダムが成功した。

OPはGARNiDELiA「BLAZING」、EDはハセガワダイスケ「Gの閃光」。2クール目OPはMay J.「ふたりのまほう」。
EDは敵味方全員が笑顔で肩を組みながらラインダンスを踊るというもので非常に明るい。劇場版テーマソングDREAMS COME TRUE「G」と第4部EDハセガワダイスケ「カラーリング バイ G-レコ」の2曲が新たに書き起こされた。

ガンダム史上初の深夜アニメ枠での放送で、しかも同時期にはテレ東で「ガンダムビルドファイターズトライ」の放送が予定されている為、同クールにガンダムが2作品同時に放送されるという前代未聞の事態になっている。
本放送前に1話~3話を再編集した「特別先行版」が一部の映画館でイベント上映され、それが終わった後9月30日までの期間限定で「dアニメストア」において特別先行版が独占配信されている。

制作はガンダムUCのサンライズ1スタで、脚本は全話富野監督が執筆している。

吉田健一がキャラクターデザインを務め、西村キヌ・あきまんがアートワークに参加していることもあってか、キャラのタッチや性格付けなどはどちらかというと『OVERMANキングゲイナー』や、非富野作品で言うと『交響詩篇エウレカセブン』的な雰囲気を漂わせている。
「子供に見てもらいたい」という富野監督の発言や「RISE!」「Gはガンダムではなく、Gは元気のG」といったワードが頻発している、俗に言う「白富野」系。
一方、インタビューで「いい敵もやっつけるかもしれません」などという色々不穏な発言のとおり、単純な善悪で割り切れない戦闘が描かれたり、カニバリズムを示唆させる不穏な設定、主人公達にとって身近な人々の死も描写されている。
ちなみに「レコンギスタ」とは、スペイン語で「再征服」を意味する「レコンスタ」(Reconquista)をもじった造語。
監督の「タイトルに濁音とンが無いと作品が売れない」というジンクスからきているそうだ。

  • エネルギーを管理することによって地球の平和を維持しようとするキャピタル
  • キャピタルのエネルギーの独占から脱し、更なる発展を目指すアメリア
  • 狭いコロニーから脱し、広い地球に移住しようとするドレッド家率いるトワサンガ
  • ジット団率いるビーナス・グロゥブ

それぞれの大義を掲げる四大勢力と、4大勢力のはぐれ者や穏健派の寄り合い所帯と化したメガファウナの面々が目まぐるしく手を組んだり裏切ったりする非常に入り組んだ物語が魅力……
ではあるのだが、全体的に内容過多な上に、全開の富野節が合わさり、話の流れが追いづらい。

かといって「完全上級者向け」かというと、そこまでは振り切っていない。作品全体を貫く『』以上に明るく牧歌的な雰囲気や、「これぞ富野!」な見ごたえある戦闘シーンは一定の評価を得ている。
他のガンダムシリーズと同じノリで見ると戸惑いも多いかもしれないが、まずは固定観念を取り払って明るい気持ちで試聴してみよう。君の目で確かめろ!

富野監督は放送終了後、雑誌でのインタビュー記事において「こんなにも分かりにくい作品にしてしまって本当にごめんなさい」と謝罪した上で、個人的には気に入っている作品で自画自賛していると語っている。富野が自身の作品を肯定的に評価するのは大変珍しい事である。

「子供向けのアニメだからといって、安易に分かりやすい作品にしていいという物ではない」
「この作品を観た子供たちが大人になった時に、キャラクターの言いたかった事を理解してくれれば、それでいい」

という理由から、敢えて意図的に分かりにくい作品にしたとの事。

放送終了後しばらくは後述するゲーム参戦以外にあまり表立った動きはなかったが、2017年になんと全5部から成る劇場版シリーズの制作が発表され、ファンを大いに喜ばせた。
劇場版はTV版の総集編という位置付けだが、視聴者から「分かりにくい」という批判を多数受けた事に対する反省から、TV版とは一転して物語が非常に理解しやすい作品になっている。
登場人物の感情を表すセリフや説明セリフが劇的に増え、追加シーンも多くTV版ではつまらないと思ったが劇場版を見て評価が変わったというファンも多い。
変な先入観を持たずに君の目で確かめろ!
また富野監督の意向により、G-セルフのデザインがTV版から変更されている。
目がただの一色ではなく『瞳』がほぼすべてのカットにて加筆されておりこれによってG-セルフにも表情が付き非常にかわいくなった。
2019年から2022年までの期間で上映された。テレビ版放送から実に8年掛けて完成された真のGのレコンギスタである。
現在では各種定額見放題サービスにて1~5部全てが見放題配信中である。話も分かりやすくなり戦闘シーンも盛られ、何よりも元気を貰える名作に仕上がっているので是非ともアニヲタ諸君には是非とも見て欲しい。



【あらすじ】

宇宙世紀末期、戦争に次ぐ戦争によって滅亡寸前となり共食いに手を染めるほどに衰退した人類は、軌道エレベーター「キャピタル・タワー」の完成によって、どうにか文明的な暮らしを取り戻した。
だがその際に喰われる側とされた民族「クンタラ」に対する差別感情は、時代が移ってもくすぶり続けている。

時は流れてR.C.1014。
タワーを中心に発展した国家「キャピタル・テリトリィ」の防衛組織「キャピタル・ガード」の訓練生として士官学校に通う少年ベルリ・ゼナムは、宇宙での作業実習中に謎のMS、「G-セルフ」に遭遇する。

ベルリは策を駆使して、「G-セルフ」とそのパイロット、アイーダ・スルガンを捕獲。
彼が本来動かせないはずのG-セルフを動かせてしまったことにより、「G」を巡る2人の冒険が幕を開ける。


【登場人物】

(CV.石井マーク)
「恋を知ったんだ!誰が死ぬもんか」
「こんなのちっともリアルじゃないじゃないか!」
「あんたたち!ザンクトポルトの目の前でモビルスーツ戦なんて、人類のやる事じゃありませんよ!」
「僕にライフルを使わせないでください!」
「死ぬんじゃないぞ、撃っちゃうから!」
「殺しはしない、けど今度僕らの邪魔をしたら容赦はしない」
「あなたたちはオーシャン・リングのお仲間を何機破壊したんです?」

主人公。G-セルフを動かせる3人の人間の一人。「~~よ」「~~しなさいよ」という言い回しをよく使う。
タワーの運行長官ウィルミット・ゼナムの息子で、なおかつキャピタル・ガードの養成学校で2学年飛び級するほどの操縦センスの持ち主。
つまりキャピタル・テリトリィにおける超エリートである。
1話でデレンセン大尉とルインの増援があり更に相手が謎の反応を示して動きが鈍ったとはいえ、作業用MSでガンダムを鹵獲するというとんでもない戦果を挙げる。
その際にアイーダに一目惚れしたところからGレコは始まった。
トレードマークはウサギで、パイロットスーツの襟元にウサギのマークがある。キャピタル・テリトリィを脱走し、自身を助けに来た友軍と戦うことになる。
実はトワサンガのレイハントン家の王子で、アイーダは彼の実姉にあたる。
乗機はレクテンG-セルフ

(CV.嶋村侑)
「世界は四角くないんだから!」
「嘘をついちゃった」
「フルドレスって眩しいんだから!」
メインヒロイン。
海賊部隊のパイロット。アメリア軍総監グシオン・スルガンの愛娘。
仲間である宇宙海賊のことを常に案じており、海賊の乗るグリモアがG-セルフに撃破されたときには、ベルリに詰め寄って泣き崩れた。
実はトワサンガのレイハントン家の王女であり、G-セルフはレイハントン家の血筋の人間でしか動かすことができない。レイハントン家の遺児であることはトワサンガに到着してから判明したことであり、グシオン総監も知らなかったことだが、総監の娘という立ち位置からか序盤から「姫様」と呼ばれている。
乗機はG-アルケイン。当初は赤色に塗装されたモンテーロが乗機になる予定だったが、富野監督の「ガンダムタイプの機体がもう一機欲しい」という意向により、G-アルケインに変更になったという経緯がある。

(CV:逢坂良太)
「フハハハハ! 私は天才なのだよ!」
「なんとぉ!」「なんとぉーッ!」
「初めての宇宙戦で蝶のように舞い、蜂のように刺す!」
「移動ポッドのダーマでこのダハックを運び込んで、プランダーと4本のビーム・サーベルを使ってみせれば」
「天才は天才だろう!」
海賊部隊のエースパイロット。
アメリアのズッキーニ大統領の息子で、本名はクリムトン・ニッキーニ。
自身を「天才」と呼ぶ傲岸不遜な性格なものの、ベルリやラライア、ロックパイには体術で負け、ドヤ顔で提案した作戦が即看破されるなどやや抜けている部分が目立ち、ベルリやクルーからも「本当に天才なのか」と呆れられている。
とはいえ、キャピタル・テリトリィへの単独侵攻ではレックスノー部隊の足を狙って即座に戦闘不能にし、他勢力が次々に繰り出す強力な新型機相手に普及量産機で生き残り続けている辺り、少なくとも操縦技術は本物。
終盤ではジット・ラボラトリィ産のダーマに乗り換え、完全に鬼に金棒状態に。
初めて使う機体だったが無双の限りを尽くした。
天才は本当に"天才"であった。
乗機はモンテーロ宇宙用ジャハナムダーマ=ダハック

  • ミック・ジャック
(CV:鷄冠井美智子)
「お母ちゃんにおっぱい吸わせてもらいな」
海賊部隊を支援するアメリア軍のパイロット。補給部隊の護衛を行い、実戦経験も豊富。
良くも悪くも姐御肌な性格で、クリムに気を寄せる。後半ではベッドを共にしたような台詞や、劇場版ではクリムからバックパックを交換してもらう際にセクシーな声を出したりする。
プライベートではドレスを着こなすなど女性らしい一面も見られる反面、子供っぽくムキになるシーンもあった。
乗機はアーマーザガン、ヘカテー、トリニティ

  • ノレド・ナグ
(CV:寿美菜子)
「捕虜が自由に動けると思ってるんだ」
「正直言うと、これで私勝てたって思った」
セントフラワー学園の生徒。クンタラ。パチンコを常に携帯している。
チアリーディング部に入っている。
ベルリの幼馴染で、彼に接近するアイーダに対しては嫉妬心を露わにする。
なんだかんだでベルリとアイーダの脱出劇に巻き込まれる形で海賊に身を寄せている。
終盤、ラライヤの乗るG-ルシファーのサブパイロットとして戦闘に参加する。

  • マニィ・アンバサダ
(CV:高垣彩陽)
「文化の違い、考え方が違うのよ」
ノレドの友人であるチアリーダー。ルインの恋人でもある。
ノレド達とともにラライヤの面倒を見ている。
宇宙海賊の急襲のさなか、「女の力」で八艘飛びをやってのけた。
ルインを追うようにしてキャピタル・アーミィに入隊。クンタラだと蔑まされているマスクをルインだと見抜き、ただ一人励ましの言葉をかける。
G-セルフ強奪作戦でメガファウナに潜入したところそのまま取り残され、海賊部隊と行動を共にしていたが……。
乗機はジーラッハ。

(CV:佐藤拓也)
「年下をいじめるんじゃない!」
ベルリの主席同期生。飛び級のベルリからは「先輩」と呼ばれている。
成績優秀かつ面倒見が良く女子人気も高いが、クンタラである自身の生まれにコンプレックスを持っている。

  • マスク
(CV:佐藤拓也)
「ふざけているのかァーッ!!」
キャピタル・アーミィ所属の謎めいた軍人。全員がクンタラで構成されたマスク部隊を率いる。
黒い仮面をつけており、その正体は不明。
ルインとは容姿や声が似ているが、いやはや、一体誰なんだ……。
EDでは一人だけバレリーナ並みの足の高さでラインダンスを踊っている。
本作の実質的なラスボス。最終決戦後も生き延びて恋人と共に旅に出るという、悲惨な最期を遂げることが多いガンダムラスボスの中ではかなり恵まれた結末を与えられた。
乗機はエルフ・ブルック、マックナイフ(MS)カバカーリー

  • バララ・ペオール
(CV:中原麻衣)
「マスクのドジ!」
キャピタル・アーミィ所属の軍人。バナナではない。
頭にウサ耳のようなヘッドセットを装着しているが、小柄かつ細身な体格も合わさって華奢な印象が目に付く。
全般的にマスクのサポートを行っており、マスクからも全幅の信頼を置かれている。
が、彼女自身はマスクに対して、時折冷笑的かつ達観的な態度を見せる。
乗機はマックナイフ、ビフロン、ユグドラシル。

  • ラライヤ・マンディ
(CV:福井裕佳梨)
「だ~れかさんが だ~れかさんが」
「じぃ! じぃ!」「これ、似合ってます?」
「あの軍艦に乗っている大人って、大きなオモチャを貰ってはしゃいでるんです」
宇宙海賊に追われているところを学園に保護された褐色の少女。G-セルフを動かすことが出来る人間の1人。なぜかG-セルフに異常に執着している。
名前さえ不明で、ラライヤは仮名。月曜日に保護されたことからマンディの名が付いた。
記憶と言語を失っていた上に知的退行もあり(本編では救出された際の低酸素状態が原因じゃないかと言われている)、物語序盤は片言しか話せず幼い子供のような振る舞いを見せていた。
しかし話数を重ねる内に少しずつ記憶や言語を取り戻し、14話にてついに通常の会話ができるまでに回復した。
正体はドレッド軍の兵士。軍に所属しながらも、レジスタンスとも関わっていた。
回復した彼女は礼儀正しくおしとやかな性格。MSに乗り込んで戦闘にも参加する。
「チュチュミィ」という金魚を大切に飼っており、ボール状のカプセル水槽に入れて常に連れて歩いている。
なぜかクリムに懐いている。
乗機はG-セルフ、モラン、ネオドゥ、G-ルシファー

  • リンゴ・ロン・ジャマノッタ
(CV:浅沼晋太郎)
「いつもラライヤの守護神であります!」
メガ・ファウナに投降し捕虜となったドレッド軍の兵士。
ラライヤに惚れており、ケルベスと繰り広げる漫才めいた張り合いが定番。
乗機はモラン。

  • デレンセン・サマター
(cv:小山剛志)
「貴様は何人の戦友を殺してきたのか、分かっているのかっ!?」
キャピタル・ガード養成学校の教官兼キャピタル・アーミィのエースパイロット。階級は大尉。厳しくも部下&生徒思いのナイスガイ。
遥かに格下のレクテンやカットシーでG-セルフやモンテーロを圧倒できるすさまじい操縦技術を持つ。
ベルリ救出のため出撃しGーセルフと交戦。コクピットを撃ち抜かれた際の接触回線で操縦していたのがベルリだと知りながら死亡した。
その後、彼については作中一切触れられていないが、彼を手にかけた以降のベルリの戦闘スタイルがなるべく相手を殺さないようにするものに切り替わっていた(それまでは躊躇なく撃墜していた)辺り、表に出していないだけで浅からぬ心の傷は残っているようだ。
乗機はレクテンカットシー、エルフ・ブル

  • ケルベス・ヨー
(cv:須田祐介)
「ガールフレンドのいない連中のことも考えてやれ」
デレンセンの副官。階級は中尉。
戦闘に巻き込まれたベルリたちをサポートしたり、デレンセンをダベーで援護したり、何かと面倒見がいい。
後にウィルミットの要請で海賊部隊と合流して以降、協力するようになる。
ラライヤに惚れており、リンゴと張り合ったりすることも。
如何にも死にそうな雰囲気が漂っていたがそんな事はなく最後まで生き残っている。
何気に作業用MSに毛が生えた程度の性能であるレックスノーを駆りながら大した被弾をする事もなく乗り換えまで戦い抜くというすごい事をやっている。
乗機はレックスノー、ザンスガット。

  • ウィルミット・ゼナム
(cv:田中敦子)
「ベルなら鈴を鳴らしてちょうだい!」
ベルリの母親。キャピタルタワーの運行長官。
スコード教の啓蒙な信者なので、タブー破りを乱発し宇宙世紀時代の技術を用いて戦力増強を目指すキャピタル・アーミィに対して不快感を露わにしている。
厳格な人物であるが、ベルリを救出するため単身脱出ポッドで地球に降下するなど息子恋しさのあまり無茶な行動に出ることも。
疎遠だったり険悪だったりすることが多い富野作品の主人公の親としては珍しく普通に子煩悩なママンである。しかも死なない。

  • カーヒル・セイント
(cv:森川智之)
「姫様ァー!」
海賊に所属するパイロット。アイーダとは相思相愛で、彼女の思想にも少なからず影響を与えている模様。
アイーダを救出するためにグリモアでキャピタル・テリトリィを襲撃し、ベルリの乗ったG-セルフと交戦するが、弾みでコクピットを撃ち抜かれて死亡。
メガファウナのクルー達からは内心嫌われていたようでアイーダ以外誰も彼の死を悲しんだりせず、クリムからは陰口を叩かれ鼻で笑われる始末である。

  • クンパ・ルシータ
(cv:広瀬彰勇)
「つくづく地球人は絶滅していい動物の中に入る」
キャピタルガード調査部の大佐。
普段は紳士的な壮年だが、影では禁忌である新型MSを開発し、キャピタルガード内の強硬派をまとめてキャピタルアーミィを設立する。
そのため保守派のウィルミットとは密かに火花を散らしあう関係にある。
宇宙環境での「ムタチオン」に絶望し、人間同士に争いをさせて弱肉強食による人類という種の強化を望んだ。これがピアニ・カルータ事件である。
トワサンガ由来のヘルメスの薔薇の設計図を地球に拡散した諸悪の根源である。
ぶっちゃけ全ての元凶と言える人物だが人の心を弄ぶような人間に罰が待っていないはずがなかった。
シロッコクルーゼの様な傍観者的立ち位置の黒幕であるが、クンパはMSにすら一切搭乗しない。
名前の由来はイタリア語のComparsaで仮装行列という意味。

  • マッシュナー・ヒューム
(CV:たかはし智秋)
「世の中、手引書通りにいかないから、人間がいるんだ」
トワサンガのドレッド艦隊の指揮官。
スコード教の法皇とやり合う肝の据わった女傑。部下のロックパイとは恋人同士。
理由不明だがグラビア写真のようなものが出回っているようで、電子端末で水着姿の彼女が写った事がある。
終盤、ロックパイの死を感じ取ったり死者の声を聞くなどかつてのニュータイプのような様相を見せるが精神を病んでしまい、船をマスクに撃沈され戦死する。

  • ロックパイ・ゲティ
(CV:平野潤也)
「マッシュナー!艦長任せにしちゃだめです!」
ドレッド軍のエースパイロット。上官のマッシュナーとは恋人同士。
かなり血の気が多く地球人を見下す発言が多い。その様子はMSに乗ろうが乗らまいが関係なく、圧倒的な出力と防御力を誇るガイトラッシュで大暴れしていた。
だがGセルフ相手には分が悪く、最終的には一方的に封殺され命を散らせ彼の死はベルリに一つの重しとなってのしかかった。
乗機はモラン、ガイトラッシュ。

  • キア・ムベッキ
「地球人は地球の寄生虫なのだから、殺菌するだけだ」
(CV:中井和哉)
ジット・ラボラトリィの技術保全局長にしてジット団のリーダー。
持ち前の能力とカリスマ性で部下から慕われているが、他のトワサンガ人同様実戦経験はなく、ベルリのG-セルフと交戦した際は成果を焦るあまりとんでもないヘマを犯してしまう。
オーシャンリングに穴を開けてしまいあわや海がすべて宇宙空間に流出してしまいそうになるも、自らを犠牲にして何とか塞ぎ止めた。
最期まで遺されたジット団のメンバーへレコンギスタの成功を鼓舞していた。
乗機はジャイオーン、コンキュデベヌス。

  • クン・スーン
「キア隊長。これが本物の土の色です!緑も見えます!」
(CV:小清水亜美)
ジット団のメンバー。髪型が特徴的。
キアに絶大な信頼を寄せており、彼を失ったジット団をチッカラと共に引っ張る。
理知的な性格なのか、無駄な抵抗をしなかったので結果的に命を拾った。
エピローグでは妊娠した姿を見せていた。
乗機はジロッド、マズラスター

  • チッカラ・デュアル
(CV:杉浦慶子)
ジット団のメンバー。
ムタチオンへの忌避感から常に体を鍛えており、ぱっと見女性に見えないほどガッシリした体格の持ち主。
MS戦でも格闘を好む模様。
乗機はジャスティマ

  • ラ・グー
「あなたはお強い方です」
(CV:子安武人)
ビーナス・グロゥブの統治者で、物腰柔らかな紳士。
コールドスリープでもしているのか200年も生きている。
実はムタチオンしており、ボディスーツとカツラを常に着用していなければならない。それを取り外せば筋肉も脂肪もなく骨と皮だけでガリガリの身体でハゲである。

  • 農家のお父さん
(CV:井荻翼)
「15分ってとこだな」
日本に住んでいる老人。
ベルリに富士山への道を教えた。



【メカニック】


主人公機。前方に突き出たアンテナが特徴。
ビームライフル、ビームサーベル、シールドを持つ伝統的なガンダム。
様々なバックパックを切り替えて運用することが出来る。
起動させるためには特別な条件が必要。

アイーダが駆るG系統の機体。メインカラーは朱色。
飛行形態への可変機構(劇場版のみで使用)を持ち、長大なライフルを武器とする狙撃機体。
物語後半ではG-アルケイン フルドレスに改修された。

ラライヤとノレドが乗るG系統の機体。
武装はスカートファンネル三基とビームサーベルだけという漢らしい仕様である。
ジット・ラボラトリィで開発されていた機体だが、操縦システムが他のMSと共通していることを悪用されてマニィとノレドに強奪される。
月光蝶システムを内蔵しているが∀ガンダム(MS)との関連性は不明。


●キャピタル・テリトリィ

キャピタル・ガードの作業用MS。複座式だが一人での操縦も可能。
基本性能がやたら高く、大型アームと溶接機で簡易的なMS戦が可能な凄い奴。
なお溶接機がビームライフルになるのは仕様。なんでそんなもん付けた。
しかもビームライフルとして使用する方法は裏マニュアルとして訓練生の間でも広く知られている。
見た目はキングゲイナーの顔を付けたジェガン系列で、機体のステータスに応じて顔が変化する。
戦闘もできるとはいえ基本的には非戦闘用だが、戦力不足のアーミィにも配備されている。

レクテンを陸戦用に改造した機体。
脚部がホバーユニットになっているが、キャピタル・タワー周辺のジャングルではあまり有用性を示せない。
バックパックに連結された大型ライフルが主武装。
ケルベス機は海賊に協力していることを示すためか、バンダナのように頭部にシートを巻いている。

キャピタル・アーミィのMS。
見慣れた感じのジム系ボディに、大型ウイングを装備している。
ウイングの無い陸戦用もある。
レクテンより強いはずなのだが、キャピタル・アーミィの練度が低すぎて海賊部隊相手には圧倒されている。

キャピタル・アーミィの新型可変MSの試作機とその量産仕様。
通常の機体よりも二回りほど大型でパワーも耐久力も高い。
単体でも飛行形態に変形して飛行することができるが、長距離の飛行には機体後部にブースターユニットを付けて飛行する。
指先がビーム砲になっている他、全身に小型のビーム砲を多数装備している。

エルフ系を踏襲した簡易変形機構を持つ宇宙用MS。SDガンダムのような瞳を持つが、登場直後に「人相が良くない」と貶されていた。
指先のビーム砲は単発カートリッジを消費するタイプ。
股間部に内蔵された光学誘導式ミサイルはミノフスキー粒子散布下でも高い命中精度を誇る。

  • ウーシァ
カットシーの後継機として開発されたキャピタル・アーミィの新型機。
宇宙での運用が念頭に置かれており、高い運動性と駆動パワーを誇る。
初登場時にスクラムを組んでポーズを決めるシーンが印象的。

  • ビフロン
ドレッド軍から供給された実験機。
下半身を変形させ、虫のような巡航形態に変形できる。
武装は部位破壊を念頭に入れているようで、どれも取り回しがいい。

  • ユグドラシル
ジット団から供給されたサイコミュ搭載型MA。
四角錐形で、正面から見るとフリーメーソンのエンブレムみたいに見える。
広範囲に広がるテンダービームが武器で、使用中はその名の通りまるで世界樹のように見える。

  • ジーラッハ
ジット・ラボラトリィで開発され、マニィが持ち逃げした大型MA。
巨体から伸びる1本足が特徴的。

ジット団から供給されたMS。
リジットと同系統の汎用機だがその性能は凄まじい。
本作のラスボス枠。

  • ガランデン
キャピタル・アーミィが保有する大型艦。
調査部のクンパ大佐がゴンドワンから徴用したもの。宇宙では飛行翼を排除したスペース・ガランデンとして運用される。


●アメリア、海賊部隊

海賊部隊の量産型MS。
球形コクピットブロック「ニュークリアス」を有したずんぐりむっくりなシルエットが特徴だが、見た目に反して性能は高い。
表向きは所属不明機のはずだったが、海賊部隊がアメリア所属であることがバレたからか、中盤以降はアメリアの正規艦であるサラマンドラにも配備されている。

クリム・ニックが駆る青いMS。
フレームはグリモアと共通しているがこちらはスマートな体躯。両肩のウイングバインダーが特徴的なシルエットを持つ。
主武装のビーム・ジャベリンは従来のものとは違い双頭型で、先端からビーム・ワイヤーを発振できる。

アメリア軍の主力量産MS。
ぱっと見ザクっぽいが、カメラはモノアイではなく、グリッドのような特徴的なもの。
地上用と宇宙用があり、外観はかなり異なる。

  • アーマーザガン
アメリア軍の試作大型可変MA。ビグロとギャプランが合わさったような飛行形態から腕と後部ブースターを脚のように展開した人型形態になる(どちらの形態もMA扱いの模様)。
多数のビーム砲による絶大な火力を誇り、単機でもマスク部隊と渡り合う強さを見せた。
しかしテスト機ゆえか、長い戦いでCPUが焼け付いてビームの収束が定まらなくなるなどの不具合も見せた。

  • ヘカテー
ミックが操る新型MS。
ピンク色のごっついボディと四つ目が印象的。

クレッセント・シップで運ばれてアメリアに提供されたMSと、その耐熱装甲兼長距離移動ユニットとなる大型MA。
どこぞの地獄からの使者とは関係ない。
ダーマ自体も戦闘能力はあるが、基本的にはその重装甲と機動性能でダハックを運ぶのが基本の模様。

  • メガファウナ
海賊の母艦。
アメリア軍が宇宙進出のため開発した航宙艦であり、所属を偽装して海賊で運用している。

  • サラマンドラ
アメリアが誇る新型戦艦。
艦長はクリム。

  • ラトルパイソン
グシオンの座乗艦にしてアメリア宇宙艦隊の旗艦。


●トワサンガ

  • モラン
ドレット軍の主力MS。
細長い手足と日本刀のようなビームソードが特徴。乗り手によってカラーリングなどが異なる。

  • エルモラン
ドレット軍のMS。モランの派生機で守備的な任務を得意とする。

ドレット軍の試作MS。
頭上にあるリング状のパーツから強力なビームマントを展開する機能を持ちその防御力は戦艦の主砲を弾くほど。

  • ザックス
トワサンガの守備隊が使用する汎用MS。
脚部をクローとして展開するギミックを持つ。

  • ネオドゥ
トワサンガのMSで、回収を繰り返して1000年も運用され続けてきたとんでもないやつ。
口元にはガンダムフェイスの意匠があしらわれている。
基本的には作業用だが性能は高く、戦闘も十分に可能。

  • ギニアビザウ
ドレット艦隊の旗艦。トワサンガの工業力の結晶である大型戦艦。


●ビーナス・グロゥブ

ジット・ラボラトリィで開発されたG系統のMS。
背面に巨大な「手」を模したビッグ・アームユニットを装備する。

  • ジャスティマ
ジャイオーンと同じくG系統のMS。
高出力ビームサーベルによる接近戦を得意とする。

  • ジロッド
G系統に属する大型MA。通常のMSの数倍の大きさを誇り多数のサイコミュ兵器によるオールレンジ攻撃を得意とする。

  • コンキュデベヌス
ジット・ラボラトリィ製の大型MA。
上部にMAが搭乗し制御する仕組みで多数のビーム兵器やIフィールドを装備している。

  • ズゴッギー
ビーナス・グロゥブの水中作業用MSだが、作中ではそのパワーと重装甲を活かしてもっぱら戦闘に使われている。
見た目はズゴックよりもゴッグ寄り。

  • マズラスター
ジロッドを失ったクンの新たな乗機
鎖状のビームウィップを振り回して戦う格闘型。

  • リジット
ジット・ラボラトリィ製の汎用MS。

  • ポリジット
自警団テン・ポリスが運用する量産MS。

  • カシーバ・ミコシ
ヘルメス財団保有の大型輸送船。フォトン・バッテリーの運搬船でありシラノ-5に停泊している。
スコード教の御神体の一つでもある。劇場版では見た目が大幅に変更された。

  • クレッセント・シップ
ビーナス・グロゥブからトワサンガにフォトン・バッテリーを運搬する長距離航行用宇宙船。
キロ単位のサイズを誇る巨大な船で、メガファウナをデッキに載せてしまえる。
ヘルメスの薔薇の設計図の技術が使われている。レイハントンコードに対応した仕掛けが施されているが、何故そのようなものがあるかは最後まで明かされなかった。

  • フルムーン・シップ
ジット団がレコンギスタのために用意した大型移民船。
戦闘用の武装はないが、対デブリ用ビーム砲はMSを一撃で撃退できるほど高出力。


この他にも、前世紀(すなわち宇宙世紀)のMSがコレクションとして保管されている場面があった


【用語】

  • リギルド・センチュリー(R.C.)
宇宙世紀の次に当たる年号。
リギルドとは再メッキの意味であり、ボロボロになった地球を再びメッキしなおすという意図で名付けられた。
Gレコはこの制定から10世紀以上経過して、当時の意志が地球宇宙共に忘れ去られたR.C.1014年の物語である。

  • キャピタル・テリトリィ
キャピタル・タワーを中心とした地域。
フォトン・バッテリーの配給を行っていることなどから独自の権力を持っている。

  • キャピタル・タワー
宇宙世紀時代の軌道エレベーターを再生させたもの。
クラウンと呼ばれる球体の乗り物を、地上と144個の「ナット」の間を行き来させている。劇場版ではこの「ナット」がそれぞれ非常にカラフルに変更された。
最上段にあるナットは「ザンクト・ポルト」と呼ばれる。
場所は南アメリカの赤道上から宇宙へ伸びている。

  • キャピタル・ガード
キャピタル・タワーの保守点検などを行う組織。

  • キャピタル・アーミィ
ガードとは別に新設された軍隊。独自に新型のMS開発などを行っている。
秘密裏に設立された為か、ガードとは仲が悪い。

  • アメリア
テリトリィから見て北方の大陸にある国家。現大統領はズッキーニ・ニッキーニ。
ゴンドワンと10年に渡って大陸間戦争を続けており、宇宙世紀時代の技術で宇宙艦隊の建造などを行っている。
同じ名前が∀ガンダムにも登場するが関連性は不明。

  • ゴンドワン
アメリアから見て東側に大陸にある国家。
キャピタルと友好関係にあり、アーミィとの技術協力などを行っている。

  • トワサンガ
宇宙世紀時代の残党が月の裏側で建国した国家。
宇宙世紀の技術を多数保有し「シラノ-5」と呼ばれる居住建造物を拠点としている。
現在はドレット将軍率いる軍閥が軍部を掌握しており地球へのレコンギスタ(再征服)作戦を目論んでいる。

  • ビーナス・グロゥブ
金星付近にあるフォトン・バッテリーの集合体とそれに付随するコロニーの総称。
大昔にトワサンガで創設されたヘルメス財団の現在の拠点でありトワサンガを介してフォトン・バッテリーの製造と供給を行っているが、地球側から何を受け取っているかは不明。
この中に属するジット・ラボラトリィもまた地球へのレコンギスタを計画している。

  • スコード教
キャピタル・テリトリィを中心に世界中に信者をもつ宗教。
キャピタル・タワーを神聖視すると共にアグテックのタブーを設けている。「1.技術進歩の禁止2.フォトン・バッテリーの解体禁止3.天体観測の禁止4.技術の武力転用の禁止5.宇宙への進出禁止」この5つである。
スコードは「スペースアンビリカルコード(宇宙のへその緒)」を縮めたもので、タワーのことを指している。

  • フォトン・バッテリー
リギルド・センチュリーにおける機械全ての動力源。光エネルギーを封じ込められている。
ビーナス・グロゥブで製造され、トワサンガ、ザンクト・ポルトを経由して地上に配給されている。
高いエネルギー効率を誇るがヘルメス財団以外ではバッテリー自体を弄ることは出来ず、下手に解体すると爆発する。

  • ヘルメスの薔薇の設計図
宇宙世紀の技術を残した資料等の俗称。
∀ガンダムの「マウンテンサイクル」「黒歴史」に通じるものがあり、Gフロント東京で見られる映像ではフェネクスが復元されてしまうというストーリーが展開されている。

  • クンタラ
宇宙世紀の末期の荒廃した時代で食料と見なされた下層階級の人々とその末裔。
リギルド・センチュリーにおいても差別対象とされることが多い。
ちなみに、現状宇宙世紀で最も未来の物語であるG-SAVIOURでは食料問題が取り上げられており、クンタラとの兼ね合いはファンの間でしばしば論議、考察の対象になる。

  • ムタチオン
ビーナス・グロゥブで起こりつつある、人間の突然変異現象。低重力や宇宙線の被曝、コロニーの生活環境などが原因。
これが発生すると、か細い手脚に子供のような背丈など、さながらリトルグレイのような姿になってしまう。
当然ながらビーナス・グロゥブの人々はこの現象に怯えており、ジット団がレコンギスタを強行する動機のひとつでもある。
∀の前日譚となるあきまんの漫画「∀ガンダム 月の風」にてワープゲートから怪物が顔を出すシーンがあり、「外宇宙に散らばった宇宙の民のなれの果てかもしれない」とあとがきで書かれていることから、この怪物とムタチオンの関連性も考察の対象となることがある。

  • レコンギスタ
ジット団の面々が企む地球帰還作戦の事。再征服という意味であり本作のタイトルの由来である。



【余談】

ガンダムエース2010年10月号にて、富野監督は「ガンダムではないかもしれないが、何かしらの形で作品にするかも」というアナウンスと共に、本作の原案と思われる小説「はじめたいキャピタルGの物語」を寄稿した。設定や人名の一部に差異こそあれど大まかな部分は共通しており、構想自体はかなり早い段階であったことがうかがえる。

しかし、その作中においてはなんとMSではなく、マン・マシーンが登場。
マン・マシーンとはかつて富野監督が手がけた小説「ガイア・ギア」でMSに代わって登場した機動兵器だが、ガイア・ギアは諸々の事情により(スラング的な意味で)黒歴史化しているため、マン・マシーンの登場はコアな富野ファンを驚愕させ、ガイア・ギアに新たな動きがあるのではないかと一部で話題になった。

…が、最終的に「はじめたいキャピタルGの物語」はガンダムシリーズの1作Gレコとなり、マン・マシーンもMSに戻されたのはアニオタ諸兄も知っての通り。

現在でも、Gレコはガイア・ギアと何かしらの繋がりがあるのではないかという推測が時折囁かれるが、真相は富野監督のみぞ知るところ。


【ゲーム作品への出演】

『VSシリーズ』では『MAXI BOOST ON』から参戦。
Gセルフ、Gセルフパーフェクトパック、マック・ナイフ、Gアルケインが参戦した。
EXVS2』からは更にモンテーロ、そして最終アップデートでカバカーリーが参戦。
EXVS2XB』ではダハックも参戦。更にボス機体としてGラッハも登場している他、ステージもギアナ高地が加わった。

『Gジェネ』では『ジェネシス』においてベルリ+Gセルフ(パーフェクトパック)のみがゲスト参戦。
また『クロスレイズ』ではDLC枠として上記に加えて、アイーダ・ラライヤ・マスク+Gセルフ(大気圏用パック)、アルケイン(フルドレス)、ルシファー、カバカーリーが参戦している。

スパロボ』では18年発売の『X』にて初参戦する。


追記のGは修正のGだ!

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最終更新:2024年02月23日 23:57