ナイトガンダム物語編(新SDガンダム外伝)

登録日:2011/11/10 (木) 08:24:16
更新日:2023/08/04 Fri 09:33:10
所要時間:約 7 分で読めます





汚れし者よ、“無”(ゼロ)に帰れっ!!


「新SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語」(ナイトガンダムストーリー)とは、SDガンダム外伝の第五弾をさす。
ベースとなっている作品は『機動戦士Vガンダム』だが……?
第一弾の漫画やSDガンダム外伝のゲームシリーズのタイトルが「SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語」(ナイトガンダムものがたり)なのでややこしい。
第四弾「機甲神伝説」からは数十年の月日が流れている。

月刊コミックボンボンで連載された漫画版は、『聖機兵物語』まで、『SDガンダム外伝 騎士ガンダム物語』とされていたので、
本作の漫画版タイトルは『新SDガンダム外伝 騎士ガンダム 魔龍ゼロの騎士伝』とされた。

第一章『最強の魔竜剣士』

機兵に乗った女騎士マーベットをヒャッハーと囲む野党集団ヘルアクシズ。
そこに現れた荒野を旅するマントで身を包んだ一人の男。
彼はあっという間に野盗を蹴散らした。
男の名は魔竜剣士ゼロガンダム。一子相伝の必殺闘技「雷龍剣」(サンダーソード)の正統伝承者である。

マーベットは重税で苦しむ貧しい故郷の村のためにどうしてもグラナダ王国でおこなわれる機兵同士で戦う聖騎士選抜会の賞金が必要だという。
そしてゼロの腕を見込んで代わりに出場してほしいのだと。
頼みを承諾したゼロは、マーベットの機兵リガガイザーにピーキーな高出力改造を施した機兵リガカイザー ゼロカスタムで大会に出場する。


出場したゼロは、聖騎士称号の始まりとなった伝説の聖騎士が用いた伝説の機兵用武器『白金のハルバート』が
今年の優勝者への副賞として飾られているのを見て目の色を変える。
それこそが、「雷龍剣」使いで伝説の聖騎士の子孫でもある「雷の一族」に代々伝わっていたが先代が紛失してしまったためゼロが探し続けていた神器であった。

準決勝で旋風騎士プロストの先進機兵エプコ94を下したゼロは、
決勝戦で前年優勝者ながら今年も出場したグラナダ王国親衛隊隊長の聖騎士ネオスライドの無敗機兵メターナルとぶつかり合う。
伯仲する試合の中、再びヘルアクシズ団が現れた。
盗賊たちの親分ゲモンは巨大機兵ザメロードを駆り、風を操る技で2人の機兵を圧倒して賞品の白金のハルバートを持ち去ろうとした。
その技は、必殺闘技「嵐虎剣」(ストームソード)の1つ。
数を力とする考えで多数の使い手を持つという、雷龍剣と対をなす一派であり、
ゼロの父の仇バイスガンダムもまた嵐虎剣の使い手なのである。

操縦についてこれず壊れたリガカイザーを乗り捨てたゼロは雷龍剣正統後継者に与えられる宝刀「雷龍剣」を抜き放ち、
宝刀で機兵を操縦する雷龍剣奥義「雷龍大系」(サンダーシステム)によってドラゴン型の機兵「龍機ドラグーン」を召喚して、白金のハルバートを奪還する。
その時、龍機ドラグーンは白金のハルバートの力によって真の姿を取り戻した。
そして巨大機兵ザメロードを倒して正式に白金のハルバートを与えらたゼロは、ゲモンから聞き出したルナツー村に一人旅立っていった。
中断された勝負をやり直してゼロと決着を付けたいネオスライド、ゼロの強さの秘密を探りたいプロスト、
ゼロの力を借りれば村を根本的に救えると考えたマーベットたちも三者三様の理由でそれぞれゼロの後を追っていった。

巨大機兵ザメロードが白金のハルバート強奪に失敗してゼロが旅立つのを一部始終見ていたザンスカール族の王、幻魔王バイスガンダムはつぶやく。
「ゼロよ、貴様が旅を続ければ、大きな災いを呼ぶだろう・・・。」

●1章 主要登場人物

  • 魔竜剣士ゼロガンダム
野盗の多い荒野を一人で旅出来る実力を持つ。
背中の大剣は使わず、腰の剣で普段は戦う主人公。
決め台詞は「“無”(ゼロ)に還れ!」
モチーフ(裏モチーフ)は、シャッコー。これは、「VガンダムのSD化は後半までしない」という大人の事情によるもの。
主人公のウッソが劇中で最初に操縦した機体を主役にするという苦肉の策であり、
ゼロガンダムという名は「本来はガンダムでは無い」という意味合いもあるのだろう。

  • 騎士マーベット
野盗に教われ、機兵は半壊、自身は大怪我を負う。
助けてくれたゼロに聖騎士選抜会に代理出場を持ちかける。

ゼロが大会で使っていたのは、彼女の半壊したリガカイザーをゼロなりに改良したリガカイザーゼロカスタム。ウイングではなく、リ・ガズィがモチーフ。

  • 聖騎士ネオスライド
無敗機兵メターナルの操手にして若きグラナダ王国親衛隊隊長。ゼロの好敵手(笑)。いや、ゼロが強すぎるせいなんだが…

  • 親分ゲモン
声と態度、機兵がデカイヘルアクシズの親分。

第二章『幻魔王の挑戦』

旅の途中、ヘキシエルダーとヘキサヤングの双子兄弟・双騎士ヘキサツインズを危機から救ったゼロはカサレリア村に招かれる。
だが、魔竜剣士の行くところ乱あり。その夜、村はヘルアクシズ団の機兵に襲撃される。
準決勝の経験を元に改良したプロストの先進機兵エプコターボ94、マーベットの新たな機兵プローズ、
そして私用なので機兵は持ちだしていないが生身で奮闘する聖騎士ネオスライドらの助力で村は守られた。
しかしヘキサヤングがゲモンの罠にかかって誘拐されてしまう。

救出に向かった、ゼロと双機兵ジェミニクラスに乗るヘキサエルダー。
だがそれは幻魔王バイスガンダムの巧妙な罠だった。
そのときV字状の光線が放たれて二人を救う。
何かに気付いたバイスはきびすを返し、その場を去っていった。
2人はヘキサヤングを救出、双子がそろって真の力を発揮できるようになった双機兵ジェミニクラスが反重力の法術で残った敵機兵を殲滅した。

ルナツー村に向かうゼロ。あとを追う仲間たち。
村は世界征服を企むザンスカール族の前線基地になっていた。
仲間の協力で基地を爆破したとき、基地の焼け跡から大量の機兵を搭載した巨大バイク戦艦である陸上船リシテアが発進する。

陸上船リシテアに乗り込んだゼロの前に現れて仲間になるように誘うバイス。
父の仇の仲間になど絶対にならないと言うゼロにバイスは語る。
違う、私がおまえの父だ。と・・・。
ゼロは父を騙る仇への怒りで新たな力に目覚めて、リシテア内部で嵐虎剣の技を使う機兵を生身でなぎ倒していく。
「我が父の名を語る汚れし者よ、無(ゼロ)に帰れっ!!!!」
龍機ドラグーンを召喚して船上で幻魔王バイスガンダムが乗る幻魔機兵バイザードと対決するが、
「ゼロよ、父である私に、勝てると思っているのか?」
バイザードに翻弄されあしらわれ、ゼロは怒りと憎しみを燃やすほどにより激しい頭痛に苛まれた。
龍機ドラグーンが幻魔機兵バイザードに捕まったとき、再びV字状の光線が窮地を救った。
そして現れた武人機兵ガオージャが光を放つと龍機ドラグーンはリガマウンンテンへと転移した。

なお、陸上船リテシアはドラグーンとバイザードが戦ってる隙に仲間が爆破した。

●2章 登場人物

  • 魔竜剣士ゼロガンダム
怒りでリミッターを解除し、鎧も兜も真の姿になった。
だからってHP10倍はやりすぎじゃね?

  • ネオスライド&プロスト
ゼロを追ってきた。ネオスライドは今回機兵が使えない*1

  • ヘキサツインズ
双騎士の称号を持つ、兄のヘキサエルダーと弟のヘキサヤング。
ヘルアクシズにヤングが捕まっていたが、ゼロに助けられる
モチーフはVガンダムヘキサ。

  • 騎士ヴィクトリー
ゼロを見守る騎士。その正体はゼロの雷龍剣の対たる嵐虎剣(ストームソード)の一族。
いうまでも無くモチーフはVガンダムであり、本来なら主人公になるべき配役の人。

  • 元親分ゲモン
バイスガンダムの手下。巨大機兵を失って悪漢どもをまとめられずヘルアクシズ団が崩壊したためゼロへの復讐しようとしている。

  • 幻魔王バイスガンダム
ゼロの父の仇と思われたが、その口から彼こそが父ファルコガンダムと知る。
雷龍剣(サンダーソード)と何故か嵐虎剣を操る。


第三章『竜を継ぐもの』

魔竜剣士ゼロを二度救った謎の人物は、嵐虎剣の正統たる「嵐の一族」の出身で嵐虎剣の使い手ながらザンスカール族に与していない騎士ヴィクトリー。
そしてヴィクトリーに救出を依頼したゼロと同じ「雷の一族」の騎士ヴイスクエア。
ゼロより高い実力を持ちながら雷龍剣自身がゼロを選んでいると言って雷龍剣伝承候補者争いから退いたかつてのライバルだった。
ゼロの精神はバイスの策略により危うく父のように闇堕ちしかけていて、頭痛はその徴候だったのだという。

バイスに敗北したゼロは雷龍剣の聖地リガマウンテンに篭って騎士ヴイスクエアの指導の下に一から修行をやり直し、魔竜騎士の称号を得た。
そして怒りと憎しみの剣ではなく聖なる心で戦う剣を完全に会得したとき聖竜騎士へと至るのだと教えを受ける。

一方、ザンスカール族はドレスデン王国を侵攻して秘宝ロゼッタストーンを奪って
かつて伝説の聖騎士が封印したという巨大遺跡兵器ドゥームハイロウを復活、浮上させていた。
ユニオン族はこれに対し、スダ・ドアカの危機としてユニオン連合を組織、出撃する。
遅れてゼロとヴイスクエアも参加する。

内部で立ちはだかる重機兵ドゥームフレア。
ドゥームハイロウから力を供給され続ける重機兵ドゥームフレアを前に、先進機兵も無敗機兵*2も敗北していく。
騎士ヴイスクエアは法術によってゼロが到達していない域の雷龍大系を行使して龍機ドラゴパルサーを目覚めさせた。
龍機ドラゴパルサーに乗った龍機ドラグーンは、重機兵ドゥームフレアを討ち貫き、
ドゥームハイロウ中心部で幻魔機兵バイザードを駆る幻魔王バイスと再戦する。
しかし、ドゥームハイロウの世界を作り変える力がついに発動して、世界中のユニオン族はゼロ以外すべて消滅してしまう。
唯一無事だったのは雷龍剣の力で防いだゼロのみ。

聖竜騎士の域に到達していないゼロは怒りの力で高位の雷龍大系へと到達して
ドラゴパルサーは聖鎧(マルスギア)になってドラグーンと合体、白金のように輝く聖龍機マルスドラグーンが顕現した。
「悪意に染まりし父よ、今こそ決着を付けるっ!!」

聖龍機マルスドラグーンが繰り出す雷龍剣奥義「超雷鳴斬」(スーパーサンダーバリアント)によって、幻魔機兵バイザードは一刀両断にされた。
瀕死のバイスガンダムに寄生していたモンスターバイスタランチュラがゼロに襲いかかったが一刀で斬り捨てる。
幻魔王は幻魔皇帝の呪縛によって操られていた傀儡の王に過ぎなかったのだ。
そして精神コントロールから脱したバイスガンダム、龍騎士ファルコガンダムは息子に雷龍剣の最終奥義を会得するための鍵を託して逝った。

バイスガンダムが死にドゥームハイロウもゼロが破壊したが、
ユニオン族復活にはバイスタランチュラを通してドゥームハイロウを発動させた幻魔皇帝を倒す必要がある。

リガマウンテンに戻ったゼロは、隠し神殿の封印を父から託された鍵で解き、最終奥義の試練に挑む。
そしてスペリオルドラゴンSRの声がゼロの聖なる心を呼び覚まし、聖竜騎士へと導いた。

●3章 登場人物

  • 魔竜騎士ゼロガンダム
父、ファルコと同じく白い魔竜騎士の鎧を得た。
ドラグーンをマルスドラグーンに進化させ、父に挑む。
HPがさらに10倍。インフレの権化である。

  • 騎士団長ジェイバー
ドレスデン王国の団長。若き日は仮面をつけ、ファルコとともに円卓の騎士に名を連ねていた。
モチーフはガーベラ・テトラ

  • エプコギルド・アーミー
プロストのエプコ94をつくった工房の私兵。エプコアーミーカスタム、エプコターボ94などを作成量産する。元ネタは古参のMTGプレイヤーならわかるかも。

  • ザンスカール四天王
ザンネック、ゲンガオゾ、ゴトラタン、リグコンティオの総称。
バイスの側近。

  • 竜騎士ファルコガンダム(バイスガンダム)
呪縛から解放されたゼロの父にして雷龍剣の伝承者。最終奥義の鍵をゼロに託す。

  • 元親分ゲモン
二度の失敗のためザンスカール軍をクビにされて、酒浸りの日々の中、ザンスカールへの復讐を考えている。
ユニオン族が消えた今、ザンスカールに敵対心を持つ数少ない者。


第四章『聖竜の王者』

善戦虚しく、スダ・ドアカ・ワールドはザン・スカール・ワールドになってしまった。
一面の荒野。空には第二の暗黒の太陽が輝く世界。
その主は、嵐虎剣の総帥にして騎士ヴィクトリーの兄・嵐虎騎士ブイツー、今はザンスカール帝国帝王・幻魔皇帝アサルトバスター!

ザンスカールワールド誕生を祝う式典に出席した幻魔皇帝を謎の騎士が襲いかかるが、側近の嵐虎四天王に阻まれてしまう。
謎の騎士こそザンスカール帝国に潜入して、兜と鎧でザンスカール族に変装して皇帝暗殺を計画を企てた聖竜騎士ゼロであった。

四天王を退け、ゼロはアサルトバスターと対峙する。
ゼロは雷龍剣をかかげて雷の一族に代々伝わってきた機兵、聖龍機マルスドラグーンを召喚する。
それに応えて皇帝機兵アジバルドに乗り込む幻魔皇帝。
機兵アジバルドは嵐虎剣正統伝承者に継承される嵐の一族に代々伝わる機兵である。

互いに奥義でぶつかりあうゼロとアサルトバスター。

四天王も機兵に乗って助力に向かおうとするが、スペリオルドラゴンSRが真聖機兵ガンレックスαと超機甲神Gガンジェネシスを使ってこれを阻む。

アジバルドは黒い太陽から無数の隕石を降り注がせるが、ゼロが全力を使ってなんとか立ち向かう。
追い詰められたアサルトバスターは黒い太陽を呼び寄せる。
もう一つの太陽の正体は、皇帝機兵アジバルドが額に収納されて操縦する超巨大機兵・嵐暴機神ストームサンであった。

聖龍機マルスドラグーンは白金のハルバードを大地に突き立て、雷龍剣の最終奥義サンダーリアライズを発動する。
大地を割って実体化する巨大な城。
神話の時代、龍使いの一族と呼ばれていた先祖一人一人が1つずつ天空に浮かぶ城を所有して各々に契約した龍を住まわせていたという聖龍城ドラグーンパレス、
その最後の一つを元に、実体化可能な記憶として最終奥義の試練によって過去の伝承者の霊から継承され、
白金のハルバートの力によって機兵化した実体化記憶として再生する雷龍剣最強の機動兵器である。

皇帝機兵を追い詰めるために疲弊したゼロは、幻魔皇帝がバイスから得た聖龍城の技術を応用して作った嵐暴機神ストームサンに追い込まれていく。
ゼロの心に響く、「仲間とともに幻魔皇帝を討て」というスペリオルドラゴンSRの声。
平和を願うユニオン騎士・・・消去されてなお仲間の魂となって現世に留まっていたのだ。
ネオスライド、プロスト、ヘキサツインズ、ヴィクトリー、ヴイスクエア、ジェイバー、7人の黄金に輝く精神体がゼロに力を貸した!
彼らの力を借りてゼロは聖龍城を機兵形態である聖龍巨神へと変形させる。

だが聖龍巨神でも嵐暴機神にはかなわない。
仲間の精神体は機兵に宿り、黄金に輝く6体の機兵は融合して巨大な剣ユニオンソードとなる。
仲間たちの平和を愛する心が最大の武器となり、聖龍巨神はユニオンソードで嵐暴機神を貫いた。

だが大破した嵐暴機神から異界の王の分身であり幻魔皇帝・皇帝機兵・嵐暴機神に寄生していた無数のバイスタランチュラが湧き出てくる。
もはや機兵を動かす余力のないゼロに毒牙がせまる。
そのときマルスドラグーンの中から光の龍が現れて、バイスタランチュラの大群を焼き尽くして蒸発させた。

宝刀「雷龍剣」とは龍使い最後の末裔にして雷の一族の開祖である先祖が、
契約した龍をプラズマ化させて戦わせる技を応用して剣にプラズマドラゴンを封じた武器であった。
雷龍剣の全てを極めたゼロは雷龍大系(サンダーシステム)にはない、プラズマドラゴンを強化した形で解き放つ技を極限状態で編み出したのだ。
ここに雷龍剣の新たな奥義・聖龍大系(ゼロシステム)の技「プラズマドラグーン」が生まれたのである。
なお、プラズマドラゴンが抜けた雷龍剣は使い物にならなくなる。

ザンスカール族に与していたおかげで消滅を免れたゲモンは、復讐のため式典に潜り込んでいたが戦闘の余波により気絶。
そして目覚めると目の前にあった僅かに残ったバイスタランチュラの欠片を砕いた。

ここにドゥームハイロウの発動者であった幻魔皇帝は完全に滅び、消滅していた世界中のユニオン族は再び現れたのであった。
戦いの地には英雄ゲモンの像が建立されることになった。

そしてゼロは朝焼けの中、マーベットに力を失った雷龍剣を渡して、朝日の中、独り何処へともなく去っていった。


●4章 登場人物

  • 聖竜騎士ゼロガンダム
父の導きで雷龍剣の最終奥義を得た。更に自身の力を加え、遂にプラズマドラグーンを召喚する!
HP10倍化は収まったが、それでもHP8万は次作のゴッドガンダムよりも高い。

黄色くなっただけでなく、形状も強化形態のリグ・シャッコーに近くなった。
武闘神デュエルカイザーの化身たる竜の一族の最終形態へと進化した姿らしい。
(雷龍剣とはまた別の要素なので、ヴイスクエアやヴィクトリーも進化できる資質はあったんだろうか?)
最終決戦の後は雷龍剣をマーベットに託して旅に出た。
どういう経緯か、後にシャッフル騎士団の一員となっている。
紋章はクラブ・オン・エース。(クラブ・エースではない)

  • 幻魔皇帝アサルトバスター
鏡の世界の王・幻魔皇帝に取り憑かれたブイツー。
ブイツーが見せた隙から、彼を完全に支配してしまう。
一時は世界の支配者となり、ゼロすらも圧倒するも、魂の力に敗北する。

  • ネオスライド、プロスト、ヘキサツインズ、ヴィクトリー、ジェイバー、ヴイスクエア
ゼロの危機に魂だけとなりながらも駆けつける朋友達。
最後までインフレに取り残されているのはこの際見なかった事にしてあげよう。
みんなドゥームハイロウの力で消滅した後に復活したが、漫画版ではヘキサツインズとヴイスクエアはその描写が無く唐突に復活している。

  • スペリオルドラゴンSR(ソーラーレイカー)
ゼロの危機にガンレックスとGガンジェネシスを引き連れて駆けつける。
この時の両機は無人運用だったが、ネオやゼフィランサスは恐らくこの時点で既にシャッフル騎士団の一員であった可能性が高い。
Gガンジェネシスはガンジェネシスにスーパーオーキスを合体させたもの。
この時、まさか彼が次シリーズの冒頭でいきなりあんな目に遭うなんて誰も予想していなかったに違いない。


  • 英雄ゲモン
…漁夫の利ですらなく、全ては彼の功績になった。
ちなみに、彼自身が倒したのはバイスタランチュラ一匹の残骸。
元ネタは、ミスター・サタンと思われる。

  • 騎士マーベット
狭い小屋でゼロと一夜をともにした(…え?)後、プラズマドラゴンが抜けた雷龍剣を託された。

ちなみに、その後ゼロは自作で雷龍大系には使えない程度の雷龍剣を作り
次回の黄金神話にてゼロはスペドラから授かった本物同様の雷龍剣を握っている。

マーベットはその後、ある組織の潜入捜査をすることになり、ゼロとは再会できなかった。
村はどうなったかって?さあ…?


  • 前述の通り、主人公のインフレが激しすぎる作品。
ゼロのHPは
1章 700→700(+機兵4000=4700)→700(+機兵5000=5700)→700(+機兵1万+武器1000x2=12700)
2章 →7000(+機兵10万=107000)
3章 →70000(+機兵10万=17万)→70000(+機兵10万+連携支援2万=19万)→70000(+機兵10万+機兵8万=25万)→70000(+機兵23万=30万)→70000(+機兵25万=32万)
4章 →80000(+機兵28万=36万)→80000(+全力の機兵30万=38万)→80000(+機兵28万+超巨大な城100万=136万)→80000(+機兵30万+超巨大な機兵190万+武器10万=238万)→80000(+生身の新奥義30万)
となるのだが、他の仲間達は少しずつ強くなってもほぼ全員が最後まで3桁で、ゼロの初期HPにすら追いつかない。

3章で1章より強化された機兵に乗っていても、
HP530+機兵5800=6330の聖騎士ネオスライド、HP480+機兵5600=6080の旋風騎士プロスト、2人でHP570+機兵5700=6270の双騎士ヘキサツインズ、など、
量産機兵相手に生身で無双する2章のゼロの7000以下だらけ。

機兵込みで7000以上の仲間でも、
操手620+機兵6400=7020でなんとか機兵に乗れば生身のゼロより強くなる騎士ヴィクトリーとか、操手400+機兵8800=9200の騎士団長ジェイバー、ゼロより強いという設定通りHP2000もあって7000のゼロを70000まで修行させたが機兵に乗ってもせいぜい操手2000+機兵7200=9200の騎士ヴイスクエアとか、1章のゼロ+ドラグーンやゲモン+巨大機兵より弱くて泣きたくなる。
このヴイスクエアがゼロの仲間内トップである。
というか敵は機兵の強さがメインなので、生身の強さだとヴィクトリーの初期HP600より強い敵すらほとんどいない。
ザンスカール四天王も全員初期のヴィクトリー未満である(ついでに言えば、使っている機兵もすべてゲモンの巨大機兵より弱い……あんまりな扱いである)。

まあゼロが70000まで行く頃になると、駆けつけた時点で仲間はほぼ全滅していて直後に全員消滅させられてるから差を気にしないで済むんだけどね。
(一応、最終決戦では仲間の霊6人の機兵が合体してHP+10万の武器になる大活躍)

ちなみに、ゼロの父親バイスガンダム(ファルコガンダム)は、技を使わずにHP2200、技を手加減してHP7500、本気を出したらHP68000である。

どうしてこうなった。


・エピソード0

数十年前、かつてブリティス円卓騎士団の騎士だったファルコが、同じく円卓の騎士であるコナンガンダムやジェイバー、
そして幼いゼロを連れて磁気嵐の調査に向かい、その原因である巨大総統フューラーザタリオンに遭遇して倒して、
続いて幻魔皇帝がファルコを襲撃したエピソード。

時空が歪む磁気嵐の中で、Vコマンドガンダムだった記憶を取り戻したコナンは逃げるフューラーの本体・ファイヤーインフェルノを追って異次元へと消え、
龍機ドラグーン(クラシックドラグーン)でフューラーを倒した際に弾き飛ばされた白金のハルバートは磁気嵐の中へ消えて失われる。
幻魔皇帝から幼い息子とフューラーとの戦いで気絶したジェイバーを逃すため立ち塞がったファルコは捕まり、
ジェイバーは目が覚めるとブリティス城陥落後まで月日が経っており、
雷龍剣を託されたゼロは磁気嵐から出るとジェイバーの姿はなく数十年後の未来になっていた。

ブリティスに帰っても自分を知るものはおらず数十年前のファルコや幼かったゼロを知るものが居たとしても互いに気付かず、
雷龍剣を持って一族の元へと帰ったゼロは4人の雷龍剣伝承候補者の1人として修行を積んで、
最有力だった騎士ヴイスクエアが辞退したことで正統伝承者になった。

幻魔王バイスガンダムの機兵、幻魔機兵バイザードは、フューラー本体部分だけが別次元に逃げて残ったフューラーの身体を幻魔皇帝が再利用したもの。

余談

  • 元ネタはスター・ウォーズと北斗の拳らしい。
  • 北斗四兄弟的な4人の伝承者候補の残り2人は、実力はあるものの性格に問題があったため除外された年上の騎士メザルダンと、実力がゼロより劣っていた騎士サーディス。
  • 先祖はリュウオウとシュケンたち従兄弟の拳士、が元ネタの龍王(アリオス)と龍剣士(キュリオス)たち兄弟の剣士。リュウオウはカイオウ・ラオウ・トキの先祖でシュケンはケンシロウの先祖だが、龍王はゼロ・ヴイスクエアたちの先祖で龍剣士はブイツー・ヴィクトリーの先祖である。

  • このシリーズから、戦いの結果、スダ・ドアカ・ワールドが被る被害が加速度的にデカくなる。そんなとこまでインフレしなくても…もうやめて、とっくにスダ・ドアカのHPは0よ!


この剣にかけて、項目を追記・修正する!!


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最終更新:2023年08月04日 09:33

*1 メターナルはグラナダ王国の所有物であるため、私用で国外に出ているネオスライドには使用許可が下りない

*2 国外での使用だが、スダ・ドアカ全体の危機という事で特別に使用許可が下りた。