禁止カード(遊戯王OCG)

登録日:2010/03/23 Tue 21:46:48
更新日:2024/04/14 Sun 10:47:22
所要時間:約 44 分で読めます





遊戯王OCG界には、強すぎる力を持って生まれてしまったが故に1枚たりとも使う事を許されないカード達がある。

それが、禁止カードである。




●目次


【概要】

ゲームバランスを崩すと判断されたカードは、デッキに投入できる枚数を制限される。
準制限カードなら2枚まで、制限カードだと1枚限り。
だが、1枚でもなお強力すぎるとみなされると禁止カードに指定される。

他のTCGにも同様の概念のカードリストは存在するが、OCGの場合
  • 一時期までコナミがエラッタ*1での緩和に消極的だった*2
  • スタン落ち*3がない。
  • 長い歴史が生み出した10000種類以上ものカードプールと、数多のコンボやシナジー*4
といった要素が組み合わさり、禁止カードの枚数が多い。

これまた他のタイトルにもよくあることだが、
「発売当時はそれほど強力ではなかったカードが、新しいカードやルールの登場で間接的に強化された結果、禁止送りになった」
というケースも結構存在する。

基本的には制限カード化を受けてなお暴れた場合禁止される場合が多いのだが、
  • 容易に達成できる先攻1キルコンボのキーカード
  • 容易に達成できる無限ループコンボのキーカード
なんかは、著しくゲーム性を損ねるため、無制限から一発で禁止になることが多い。
理由については前者は「先攻有利環境の加速」、後者は「遅延によるマッチ勝利*5に悪用されないためだと思われる。

エクストラデッキのカードは1枚あれば十分な物も多く*6、制限では意味がないため一発禁止になる可能性が高め。

また、売上に関わるためか基本的に発売直後のカードやプロモカードは一発禁止に指定されることが原則としてない。
その場合は大抵コンボ成立に必要な他の古いカードが犠牲になるため、元から使っていたプレイヤーは涙を呑むハメになる。
最近だとコンボ成立に必要な古いカードを禁止にして出たばかりのカードを制限に留め、それでも暴れた場合は関連カード含めて禁止にする(場合によっては先に禁止にしたカードを復帰させる)といった措置が取られることが多め。

一定の周期で日本各地で行われている日本代表選考会出場者を決める店舗代表及びブロック代表戦では、現行のリミットレギュレーションに加え、特別に禁止指定されているカードが存在する。
現在は《レインボー・ライフ》《自爆スイッチ》《三位一択》《神秘の中華なべ》《非常食》の5枚。
《自爆スイッチ》は意図的に引き分けを起こすのを防止するため、他の4枚は遅延からのエクストラターンでの勝利を防止するためと思われる。昔はよく遅延勝利があったんですよ(今は無いとは言ってない)。

決闘者には、禁止カード扱いされることを「刑務所送り」と呼ぶ者も多い。逆に禁止・制限を解除されると「釈放」などと例えられる。
そしてエラッタを施されて制限解除された場合の例え方は「去勢」
……なのだが、最近では去勢されて釈放された後、またOCGで無法をやらかして再度投獄される恐るべき問題児も誕生した。今度はどこが切られるかな?

あまりに強すぎてエラッタしない限り二度と制限復帰できないだろうカードは『永世禁止カード』と呼ばれたりもする。
とはいえ、禁止化当初は「エラッタ抜きでの復帰は無理」と囁かれていたカードが、環境の変化によってノーエラッタで緩和されるケースもあるから恐ろしい。

ちなみに《マインドクラッシュ》でカード名を宣言する時に禁止カードを宣言することもできる*7
わざと間違えたい時*8に使えるテクニックなので覚えておいて損はない。


【原作・アニメにおいて】

原作では「バトルシティ編」で禁止カードの概念が登場する。
洗脳された城之内が禁止カードを使うのだが、その内容は《ファイヤー・ボール》や《ライトニング・ボルテックス》といった、モンスターを直接破壊したり、プレイヤーに直接ダメージを与える魔法カードだった。

……正直、現実の禁止カードに比べればずっとかわいい方である*9

原作を読んだことのない決闘者の中には「なんでこんなカードが?」と思う人もいるかもしれないが、これは主催者の海馬がこれらのカードの使用を禁じたからである。
バトルシティ編から初期LPが2000から4000になったものの、それでもOCGの半分の数値でしかないため、バーンダメージが実質2倍になっていたのだ。
そもそも、手軽な除去やバーン効果による決着は漫画的につまらないものであるため、その辺は仕方ないだろう。

当の海馬は《破壊輪》*10など、もっと性質の悪いカードを使っていたりするが、原作版《破壊輪》は攻撃誘発効果かつ罠カードであるため、前述のルールでは禁止カードには分類されない。
モンスターや罠カードが禁止対象でないのはトリガーのいらない魔法よりは危険ではないという判断かもしれない*11

アニメシリーズではこのような形で禁止・制限が語られることはあるものの明言される例は少ない。
実際には基本的に放送当時のOCGのリミットレギュレーションに合わせており*12、制限カードとなった《トリックスター・リンカーネイション》がアニメで3枚登場した際、製作者サイドからリミットレギュレーションと制作状況の関係について述べられたこともあった*13


【現在の禁止カード一覧(2024年4月1日から)】


効果モンスター





魔法









融合モンスター





シンクロモンスター




エクシーズモンスター





リンクモンスター



禁止カードをネタにしたカード


ものによってはその後緩和されており、ネタが上手く伝わらないことも。

  • 《魔界発冥界行きバス》
闇属性・悪魔族のリバースモンスターであり、光属性・闇属性以外の悪魔族をサーチする効果を持つ。
イラストでは《魔界発現世行きバス》に乗るはずだった《クリッター》が手違いで冥界へ向かうバスに乗ってしまう。
乗車しているのはいずれも過去に禁止判定を食らったモンスターばかり。
どうやら禁止カードの烙印を押されたら冥界に送られるらしい。

  • 《サモン・ゲート》
「禁止からの制限復帰」をネタにしたカード。
エクストラからの特殊召喚を1ターン3回に制限する永続罠。
イラストでは収容所らしき場所から荷物をまとめて出ていく《サウザンド・アイズ・サクリファイス》を、閉じ込められたままの《Em ヒグルミ》《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》《旧神ノーデン》《ゴヨウ・ガーディアン》が見送っている*49
三体は恨めしそうな顔をしているが、《ゴヨウ・ガーディアン》だけ泣いているのは、《召喚制限-エクストラ・ネット》で一緒に捕まった縁だろうか?
その後《ゴヨウ・ガーディアン》もエラッタされた上で釈放されている。

  • 《竜嵐還帰》
同じく制限復帰をネタにしたカード。
除外されたモンスターをフィールドに特殊召喚し、エンドフェイズ時に手札に戻す通常罠。
名前からして征竜の中で一枚だけ禁止カード解放された《嵐征竜-テンペスト》そのものずばりである。
征竜は特殊召喚されていると相手エンドフェイズに手札に戻るため、効果はそれを意識したものだろう。
《嵐征竜-テンペスト》は自己再生のコストで他のモンスターを除外するが、制限カードなので自身が除外された時の効果を使えずそもそも特殊召喚された後は自力で手札に戻るため他のカードで帰還させたい。
その後、《焔征竜-ブラスター》も制限復帰している。

  • 《禁忌の壺》
メタモルポット》などよりも装飾が華美で中には凶悪な牙を覗かせている壺型モンスター。
最上級モンスターかつリバースという厳しい条件だが《強欲な壺》《ハリケーン》《サンダー・ボルト》《強引な番兵》の効果から1つを選択して使える。
「禁忌」というのは禁止カードの力が封じられていることを意味しているのだろう。一枚だけ溢れ出てるが

OCG史上唯一、強さやゲーム進行上の問題とはまったく関係ないところで禁止指定を喰らう経験をしたカード。
戦士族・獣戦士族・魔法使い族モンスターの攻撃力を0にし、コントローラーに500ダメージ与える装備魔法。
登場間もなくして、ほぼ上位互換の性能を持つ《魔界の足枷》が登場した*50……という歴史から分かる通りどこをどう考えても禁止カードのパワーでないし、何ならただの一度も環境から見向きされた事の無いシロモノ
ではどうしてこれが禁止になったかというとカード名だった。
疫病退散という狙いで《あまびえさん》の配布キャンペーンをするため、2021/2/20~3/31までの臨時禁止改訂という形で《疫病》も退散させられた。まさかの禁止カードを盛大にネタに使ったパターン。
他のTCGにも、社会情勢を鑑みてイラストやカード名の差し替えを喰らったり使用禁止措置を受けたカードはいくつか存在するが、純粋なゲン担ぎの為に禁止措置を喰らったカードとなれば恐らくこれくらいであろう。

……あれ?《疫病ウィルス ブラックダスト》は?



【有名な元禁止カード】

墓地に送ってしまえば自分のターンでも罠カードを無制限に発動出来、当然永世禁止カードだった。2020年4月に1ターン1回限定とエラッタを受けて制限復帰。

あまりに強力すぎて遊戯王を暗黒期に落としたため、当時の永世禁止カードの中でも特に忌むべきものとされていた。当然2015年1月にエラッタされた。現在は無制限カード。

あまりの汎用性と凶暴性、1キル性能に「誰がどう見てもぶっ壊れ」や「どこをどう見てもぶっ壊れ」と揶揄されていた。もちろん当時は永世禁止カードとされるほどだったが、2014年3月にエラッタを受けて1ターンに1度、メインフェイズ1のみと弱体化を受けて無事釈放。

何のコストもなしに相手のモンスターを全部破壊できる。2019年4月にエラッタ無しで制限復帰。

ノーコストで相手の場の魔法・罠カードを除去できる。2015年1月に制限復帰。


【海外での禁止カード】

2013年9月より海外(TCG)では日本と別の禁止・制限リストが適用されており、所々に差異がある。


  • :自爆スイッチ、レッド・リブート





2022年10月現在、海外のみで禁止指定されているのは上記のカードであり、日本より厳しい傾向にある。

最近の規制は日本に倣う傾向があるが、《破滅竜ガンドラX》(無制限)《マジカル・エクスプロージョン》(制限)《ライフチェンジャー》(無制限)辺りはまだ海外で使用でき、最近では《サイバーポッド》(制限)《BF-隠れ蓑のスチーム》(制限)《心変わり》(制限)といったかつてのパワーカードを制限復帰させている。
海外の方は禁止に限らず汎用カードを強く規制する傾向がある。(《増殖するG》、《チキンレース》など)。禁止カード以外も汎用カードが多く制限・準制限にされることが多い。
どちらのリストの方が良いかに関しては意見が分かれるところ。
また、上述の《破滅竜ガンドラX》の様にOCGとTCGでテキストが異なる場合もある事は念頭に置きたい。

ただしTCGではOCGのような決まった時期に行う禁止改訂というものが存在せず、改訂が行われるかどうかは完全に中の人次第である。
【PePe】環境の時のように緊急改訂を行うときもあれば、強力な1ターンkillやトップメタ独占デッキが出てもなかなか改訂を出さないこともある。


【余談】

さすがにコナミも禁止だらけの状況をどうかと思ったのか、永久禁止と思われていた「DDB」をまさかのエラッタによる弱体化で2014/04/01改定で禁止解除した。
これを皮切りに第9期からは禁止カードのエラッタ禁止解除が多くなった。
これについては
「使えるカードが増えるに越したことはない」
「非OCGプレイヤーからの印象を良くするために禁止カードの数は減らした方が良い」
「見る影もないほどに別物になるぐらいならそのままにしておいてほしい」
「昔がおかしすぎただけ、このテキストなら堂々と使えるからむしろ嬉しい」
「条件の厳しすぎるエラッタで見向きもされなくなったら事実上の永久禁止と大差ない」
など賛否両論。
禁止カードを減らす目的でやってると考えたとしたら、その割には第9期以降も短期間で禁止になるカードを連発しているのだから意味がない。
一方でプレイヤーの使えないカードを減らす目的でやってると考えたとしたら、そういうカードを減らす…なんだコナミっていいやつじゃん!となる。

そのためエラッタによる弱体化で上記のカードたちも復帰する可能性が出たため、絶対に緩和されないと言う事はあり得なくなったかもしれない。
実際、2015/01/01では《混沌帝龍-終焉の使者-》を始めとする6枚の禁止カードがエラッタにより緩和されたので他の禁止カード群にも復活の兆しが見えて来た。
その後多くの禁止カードのエラッタ復帰が見込めるようになってからは高レアリティのある禁止カードがレギュレーション発表前に値段が変動する珍現象も見られた。
かつて公式のショップデュエルの一つだったノーリミットデュエル*51では使用可能だったため
エラッタされるとノーリミットデュエルに多大な影響を与えるため嫌がる人もいた。
また一方でエラッタされて2017年01月のリミットレギュレーションで緩和された《王宮の勅命》が2022年4月に禁止入り、と、
前述したようにエラッタされたにも関わらずまた禁止に放り込まれる事例が出る事に。

新マスタールール後はショップデュエルがスタンダードデュエル*52に一本化され、
ノーリミットデュエルは廃止されてしまったため現在禁止カードを使えるのは相手の同意の上でやるフリー対戦ゲームや
ショップ独自の大会などのローカル試合のみで公式の大会で使用することは出来なくなっている。

更なる余談として上記のリストには儀式モンスターがいないが、実は儀式モンスターだけは禁止カードに指定されたことが一度もない。
環境を変えるパワーカード先攻ハンデスも制限止まりと意外と弱いバランスに秀でたカテゴリと言えよう。
もっとも禁止指定をされたことがないのはあくまでも「儀式モンスター」のみで、関連カードの規制例はある。



『追記・修正』の禁止を緩和する。

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最終更新:2024年04月14日 10:47

*1 カードのテキストを訂正すること。

*2 2014年の《ダーク・ダイブ・ボンバー》のエラッタと制限復帰以降は複数のカードがエラッタにより制限復帰している。

*3 発売から数年経たカードは特定のルールでは使用不可能になるルール。MTG等がこのルールを採用している。

*4 俗に「悪用」と呼ぶ。

*5 所謂TOD。「ワールドトランス(遊戯王OCG)」の項目を参照。

*6 低速デッキの場合は複数枚投入されることもある。

*7 世界大会優勝賞品などの使用不可カードは不可。

*8 暗黒界とコンボしたい時など。

*9 ただし原作仕様の《ライトニング・ボルテックス》はOCGの《サンダー・ボルト》と同効果。

*10 原作版は相手だけダメージを受ける。

*11 原作の魔法と罠の違いは「魔法=発動条件のないもの」「罠=トリガーを必要とするもの」。いわゆる「フリーチェーン」の罠は存在しなかった。

*12 GXでの三沢の発言などの例もある。

*13 製作時期とリミットレギュレーション発表の時期の問題。アニメは大体放送3ヶ月前に作るのでどうしてもズレが発生する。

*14 OCGの公認大会規定にはサレンダー(投了。原作では「降参」とも呼ばれる)ルールが無いので、相手がサレンダーしてきても拒否できる。それでもサレンダーをするにはマッチそのものをサレンダーするしかない。実際はゲームサレンダーを認めるジャッジも多いようで、それを見越した上でマッチキル側もサイドデッキを組んでいた。

*15 とはいえこの辺は、当時のマナー違反行為が針小棒大に語られ、伝言ゲーム化して、実際の記録が残っていないことも多い。さりとて当時からこのような話が全国的に流布されていた辺り、どれだけ嫌われていた戦法か知れたものである。

*16 おそらくPカードの性質から、破壊されてEXデッキに置かれるとモンスターカード扱いになるからだと思われる。

*17 EMEmの海外名「Performapal/Performage」、もしくはEmペンデュラムという意味の「Performage Pendulum」の略。

*18 「ショック・ルーラー」や「チェイン」はこれ以前に禁止、「ホープ・ザ・ライトニング」も初期は未登場であったが、それでも環境トップであったのは言うまでもない。

*19 《ラーの翼神竜-球体形》のアドバンス召喚によるリリースを防ぐために「ドラグーン」を呼び出した後、自分の《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》の闇属性化効果を自分の「ドラグーン」でカウンターして破壊し、頭数を減らす念の入れようであった。

*20 メガキャノンは2体リリースで1500バーン。

*21 規制経験のある射出カードは上記の共通点に加えて「自分も撃ち出せる」がある。イグニスはダメージが不定で球児は自分が撃てない。

*22 召喚権を使わずに《キングレムリン》を出すのに「十二獣」が使われたりしたがそれは別の話。

*23 トークン不遇のエクシーズ期やペンデュラム期でも十分通用した。

*24 例としては永続効果や誘発効果で破壊する《コトダマ》や《オシリスの天空竜》で破壊されるように場を整えるなど、理論だけなら可能という程度。

*25 ピーピングによって手札誘発の有無と枚数を見破れる。

*26 同じく手札誘発メタとして機能し、先攻1ターン目には後攻側が使えない弱点も共通する墓穴の指名者が2022年4月時点において準制限になっていることは、現環境においてこのカードの有用性が未だ潰えていない事を示唆している。

*27 手札誘発の蔓延による後攻側で打つ価値の上昇、デュエルの高速化により手札を把握できているターンの割合が増えた点、カード1枚辺りの価値が上がっている点、コンボデッキが当たり前になり特定カードを落とす事による生じる損害が増えた点など、挙げるとキリが無い。

*28 他のカードにも何らかのデメリットがある。

*29 例えば《ハリケーン》のようなバウンスカードとのコンボ。

*30 ただし、こちらはこちらで強化されている面もある。

*31 例えば《キラー・トマト》や《BF-蒼炎のシュラ》など、ダメステ中の特殊召喚は潰せず、《BF-大旆のヴァーユ》は無効化しても再び特殊召喚効果を使用できるので払い損に終わる。

*32 ちなみに《クリッター》もエラッタ後に禁止カード行きになった経験があるが、あちらはエラッタして釈放→禁止と言う道は通っていない為別の話。

*33 メインフェイズで相手がカードをプレイした時、「スタンバイフェイズで《マインドクラッシュ》を発動させるつもりだった」と主張して所謂「巻き戻し」を発生させる行為が多発した。通称:巻き戻しマイクラ。

*34 手札に持っていないことを確認するために、かつては発動者が相手の手札を確認することが認められていた。テキスト外行動のためしばしば揉め事の種となり、現在は裁定が変更されて「プレイヤー同士で確認方法を決め、決まらなかったらジャッジに判断してもらう」という形になっている。

*35 相手ライフを回復させる効果を《シモッチによる副作用》でダメージに変換してライフを削るデッキ。

*36 無論、【オルフェゴール】の様に「ドラグーン」に強い上に「ドラグーン」を採用しないデッキも環境上位に居座っていたが、「ドラグーン」への対策をしていた事に変わりはなく、中には“【閃刀姫】と言った他のデッキへの勝率が上がるから「ドラグーン」を搭載する”と言った手段に出るプレイヤーもいた。また、短い間にも関わらず「ドラグーン」搭載デッキが流行る→「ドラグーン」メタが流行り「ドラグーン」非搭載デッキが増える→警戒が緩んだ隙に新たな戦略を身につけた「ドラグーン」搭載デッキが流行る→…と言った環境の循環も起きていた。

*37 採用する場合はビーステッドと混ぜて《烙印の即凶劇》を絡めて相手ターンシンクロも視野に入れるパターンが多い。

*38 https://x.com/Shockhearts777/status/1738905938202071234?s=20

*39 「アザトート」が先行登場していた韓国では日本より早く使えた。

*40 ランク5以上のXが特殊召喚された時に自己サルベージする効果を持つので、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》で落とす→《迅雷の騎士ガイアドラグーン》を重ねてサルベージ効果を発動する、と言う流れで擬似的なサーチが可能な為。

*41 実際には除外するのは相手だけなので少し違うが。

*42 上記《血の代償》が【ガジェット】と組んで1ターンに3体並べてきたりしてたが。

*43 たとえば《スクラップ・リサイクラー》1枚からアウローラドンまで繋ぐ動きがあるにはあるが、召喚権を使う、枠を圧迫する、誘発に弱いなどの弱点がある。

*44 一応2体目を出したほうが安定する、必要なルートもあるにはあったがごく少数

*45 実際に「アナコンダ」の登場後は“カード名に「融合」や「フュージョン」がつかない融合魔法”、“カード名に「融合」や「フュージョン」が付くが使いにくい・カードパワーの低い融合魔法”、“メインデッキに入らないモンスターを融合素材に指定する融合モンスター”と言ったカードが増えている。

*46 アニメ版では「この効果で特殊召喚したトークンはリンク素材にできない」という制約であったため、単体だけ見れば強化されている。

*47 《D・スコープン》は守備表示の場合☆4になる永続効果があり、「ハリファイバー」の制約は“効果を発動出来ない”なので永続効果は無効にならない。

*48 多くのデッキではピン挿しが多かったものの、【オルターガイスト】の様な低速デッキでは複数採用されていた事もあるので全く効果が無い訳ではなかった。登場から3ヶ月未満での規制であり、かなり特殊な措置とも言える。

*49 「サウサク」はこの時点で制限復帰済みだった。

*50 一応差別化も可能だが。

*51 禁止カード以外にも英語版なども日本語訳テキストを用意することで使用が認められた、OCGで未販売のカードや大会賞品のレプリカ、一部言語版などは使用不可

*52 その後ランキングデュエルへと変更