魂の解放(遊戯王OCG)

登録日:2012/04/25(水) 19:59:32
更新日:2024/04/03 Wed 11:14:19
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魂の解放
通常魔法
(1):自分・相手の墓地のカードを合計5枚まで対象として発動できる。
そのカードを除外する。

遊戯王OCGの魔法カード。登場はVol.5と、かなりの初期。
Vol.3で登場した墓掘りグールに次いで2枚目の除外に関するカード。
なお初期のカードには「そのデュエル中使用できない」と書かれているが、勿論ただ除外されるだけで普通に帰還やサルベージは出来るので安心。
当時は、除外ゾーンを利用できるカードが存在しなかったためであり、再録の際に修正されている。

当時は死者蘇生やキラー・スネーク等の墓地からの復活を防ぐ目的で使用された。

墓地は自分と相手の墓地から好きな組み合わせで選べる為、相手の墓地を根こそぎにするもよし、異次元の偵察機を大量に呼び出したり、紅蓮魔獣 ダ・イーザのステアップ(自分の除外1枚につき攻守+400)に使うのもよし、魂吸収(1枚除外につきライフ+500)と組み合わせてもよしと、複数の場面に対応でき、しかもそれを並行的に行える。
墓地にキーカードを送ったらそのターン中にケリをつけられる事もよくあったり。ダ・イーザの強化が間に合うかは微妙だが……。 
異次元の偵察機を3枚飛ばせば一気に3枚蘇生出来るが、低攻撃力を相手ターンに晒す事になるので実用性はあまりない。

同じ5枚除外する効果を持つカードにはネクロフェイス(ただしあちらはデッキから除外かつお互いに除外するので実質10枚、そしてランダム)が存在する。
このカードでネクロフェイスを除外してトリガーを引けばごっそり除外したりもできる。

次元帝がテーマのストラクチャーデッキ「帝王の降臨」に1枚収録されている。

現代では墓地メタとしては手札誘発裂け目マクロなど「相手の行動をその場で妨害できる」ものが優先されがちである。
ただし、「両者の墓地」の「全種類のカード」から「5枚」「まで」という量・質・応用性の全てに優れた除外能力は未だに別格と言ってもよい
インフレで墓地効果持ちのカードがそこら中に増えたため、自分ターンを待つことに目を瞑ればぶっ刺さる場面は珍しくない。
自分の墓地除外も含めて効果をフル活用できるデッキなら採用できなくはなく、いつか環境で再評価されることもあるかもしれない。

そして2023年12月頃、ついに再評価の時が来た
この時の大会環境には炎属性プッシュとストラクRにて新規を手にした事で超強化された炎王が環境トップに君臨していた。
炎王は破壊を軸にデッキを回すため墓地が肥えやすく、墓地で発動を待機してる炎王神獣バロンや真炎王ポニクス、自身が破壊されたら炎王を特殊召喚しつつ場のカードを破壊する炎王神獣キリン、場のカードの破壊をトリガーに自己再生してくる聖炎王ガルドニクスなどの炎王モンスターが数多く存在しており、相性の良いカードにも特殊召喚に反応してお互いのモンスターを破壊しつつ自己再生&炎属性ならなんでも釣り上げ可能な賜炎の咎姫など、墓地発動する強力なモンスターを多数抱えているデッキである。
そんな炎王が環境トップを独走する中、魂の解放はそれらのカードをまとめて除外出来るため炎王に対する強烈なメタカードとして脚光を浴びる事に。
炎王の隆盛により墓地メタが得意なデッキ増えたために炎王以外にはそこまで刺さらない事からサイドデッキに採用される事が主だが、特に発動条件も制約もなく即座に除外出来る点から後攻からの捲りに使えるために1本取った後のサイドチェンジ先としては充分に機能し、多くの大会にで実績を残す様になった。
無論炎王側もやられっぱなしではなく、ミラーマッチ対策として自分達も魂の解放をサイドに採用しつつ魂の解放への対策として魔封じの芳香を3積みする様になる、と冗談抜きで魂の解放が大会環境で大きな存在感を発揮する事となった。


漫画・アニメにおいて

また、アニメDMでは意外にも遊戯や海馬が使用している(厳密には遊戯はデッキに採用し実際にドローしたものの劇中では使用していない)。
特に表遊戯VSレベッカ戦でのエピソード、海馬VSジーク戦での一連のコンボに使われたのが有名だろうか。
海馬がジーク戦で披露した、魂の解放で墓地のモンスターを除外→次元融合で大型ドラゴン5体同時召喚の流れはその迫力とロマン性から人気が高い
………と思いきや、実は相手の場にはドラゴン族の数だけ攻撃力を上げるモンスターが存在しており、わざわざドラゴン族5体で固める必要は全く無かったのは内緒。



余談

と、割と初期のカードなのに実際のデュエルでも意外と使えるこのカードだが、実はイラストが凄い。




全裸である






全裸である

大事な事なので(ry

他にも水の踊り子やセイレーン等、初期のカードの中には全裸の女性カードは存在する。だが、彼女らはモンスターカードであるせいか、表情がどことなく人を選ぶ。

それに対してこのカードは、カード名の通り安らかな表情をしている。虹色で彩色されているのも美しい。実は乳首も描かれている
ああ、魂の解放ってそういう…

もちろん海外では当然の如く規制が入り白いドレスを纏っているが、それはそれで綺麗である。

露出度が高い女性カードを持っているだけでバカにされがちな小学生殺しである。
「そもそも墓地のカードを除外して何か意味あんのかよ!こいつエロだぜー!」となるわけだ。
一方で《ロスト》《D.D.クロウ》のように「蘇生に対応して使うことでカウンターのように機能させる」という用途には向かないが、
切り札モンスターを再利用してくる《死者蘇生》に対する回答としては機能するし、《魂吸収》や《異次元の偵察機》などの除外を参照するカードを使う時にも相性がいい。
小学生でもこの辺には気づいてくる。そして友達の使うレアカードの対策としてこのカードを入れて、

「おいこいつエロだぜー!」

決して色っぽい表情の、乳首が見えてそうなイラストだから使っているわけじゃないのである。水の踊り子とは違うのだ。
このように、このカードにお世話(意味深)になった人から大人になっていくのである。



項目の解放
通常魔法
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最終更新:2024年04月03日 11:14