まひ(ポケモン)

登録日:2011/12/11(日) 00:52:03
更新日:2023/04/15 Sat 00:10:18
所要時間:約 4 分で読めます




ポケットモンスターシリーズの状態異常のひとつ。

「へびにらみ」等の変化技やでんき技などの追加効果によりまひ状態となる。
まひ状態ではダメージ自体はないものの、素早さが1/4にまで下がる上に25%の確率で体が痺れて行動出来ない効果がある。
初代では素早さの差によって急所に入りやすくなっていたため、まひ → 「きりさく」や「はっぱカッター」のコンボで無双される場面が多々あった。現在は解消されている。

速攻アタッカー等は基本耐久が低いことが多く、生命線である素早さを潰されるのは致命的。
また耐久型のポケモンも回復技などを使う場面で痺れて行動できずにそのまま押し切られてしまうこともあり、攻防に渡って嫌らしい状態異常といえる。

XYからはでんきタイプはまひを無効化できるようになり、止めにくさに磨きがかかっている。
またストーリーではポケパルレのなかよし度を上げれば自然回復するようになり、
今までのように「麻痺ったら実質戦闘不能」とは言えなくなった。

サン・ムーンではまひ状態の素早さが1/4から1/2になり、まひ状態になっても今までは先制できなかったが、今作からは先制できるケースが増えた。
逆に今まで相手をまひにすることで中途半端なすばやさを補っていたポケモンは相手を抜き返せなくなるパターンも。
ただし行動不能になる確率は相変わらず。


▼相手をまひにする主な変化技
  • でんじは
まひといったらまずこれが一番有名であろう技。
命中率100パーセントと安定感に溢れ、でんきタイプを始めとした多くのポケモンに愛用された。
第五世代で増えた「ちょうのまい」や「からをやぶる」などの強力な積み技をほぼ無力化できる。
デメリットといえばじめんタイプには無効化され、「ちくでん」や「でんきエンジン」等のでんき技吸収系の特性には全く通用しないこと。なお、「ノーマルスキン」で使用するとゴーストタイプに無効化される。普通変化技はタイプによる無効が発生しないので、むしろ「でんじは」が例外である。
第六世代ではでんきタイプ全員に固有耐性としてまひ無効が追加された。
さらに第七世代では命中率が90パーセントに下げられた。
上述した仕様変更や「ほっぺすりすり」の追加なども相まって採用率は低下気味。

  • へびにらみ
初代からあるまひ状態にする技。
じめんタイプに無効化されることがないので「でんじは」よりも使い勝手がいい。
金銀RSでは何故かゴーストタイプに効かなかったが、今ではちゃんと効果がある。
覚えるポケモンが少なく、命中率も当初は75%と微妙だったが、
BWから命中率が90%に上昇し、XYではついに命中率が100%になり名実ともに「でんじは」の上位互換となった。
多くのでんきタイプが覚える「でんじは」と異なりヘビ・トカゲ系ポケモンくらいしか覚えず、両方覚えるポケモンもエレザードくらいなのでどちらも差別化を気にすることは無いか。
やはりでんきタイプと特性「じゅうなん」持ちに効かないのはご愛嬌☆

  • しびれごな
くさタイプの変化技。
他2つに比べると命中率が75%と低い上にBWから新しく登場した特性「そうしょく」の存在、
そもそもしびれごなを使えるポケモンは「ねむりごな」等の有用な技を使える等の理由から採用しているポケモンは少ない。
XYからくさタイプと、特性「ぼうじん」に粉技無効が付与されたのも痛い。


▼相手をまひにする主な攻撃技
  • 10まんボルトかみなりパンチ など
追加効果発生率は10%。
主に攻撃をしたついでに麻痺らせたぜラッキー!という事が殆ど。

  • かみなり のしかかり したでなめるりゅうのいぶきとびはねる など
追加効果発生率は30%と高め、お世話になった方も多いのでは?
技もアタッカーが使用する高火力技やメインウエポン、「ほうでん」などまひを狙う技等様々。

  • でんじほう
威力が120と高威力でありまひになる確率もなんと驚異の100%!
ただし命中率も50%と限りなく低いロマン技。早い話がでんきタイプ版「れんごく」。
……運に自信があるかギャンブルが好きなトレーナーならばどうぞ。

  • ほっぺすりすり
ピカチュウなどの電気ネズミ系ポケ専用技……だったが、剣盾でそれ以外のポケモンも覚えた(逆にモルペコは覚えない)。
威力はたったの20しかないが、なんと100%の確率で相手をまひさせる。
命中率も100と文句無し。使い勝手は補助技に近い。
「ちょうはつ」で止まらないのが強みだが、接触技なのでゴツメなどのダメージを受けるし、「ふいうち」で先に落とされるリスクもあるため、「でんじは」とは一長一短の関係。
ただし「でんじは」の命中率低下後は基本こちらか。

ピカチュウの強化アイテム「でんきだま」を投げつけることで微弱なダメージを与えつつまひさせる。
実質持ち物なしで戦うことになるものの、「へびにらみ」と「ほっぺすりすり」を良いとこどりしたような性能。
最大の利点は覚えるポケモンの多さ。


▼まひに関係のある特性
  • せいでんき
接触技をうけた場合に30%の確率で相手をまひ状態にするまひ版の「ほのおのからだ」。

  • じゅうなん
まひ状態にならない特性。「ほのおのからだ」の例に倣うとまひ版「みずのベール」。


▼対策
  • 状態異常回復のきのみを持たせる。
主に「ラムのみ」。

「でんじは」などを回避出来る上に攻撃技の追加効果も直接受けない限りは発動しないので、とりあえずしのぐ事が出来る。

  • でんきタイプのポケモン、特性が「じゅうなん」のポケモンを使う
「でんじは」を持ったポケモンは多いので発動機会は少なくない。

  • 特性が「はやあし」のポケモン
状態異常になったポケモンは素早さが1.5倍に。
まひの効果である素早さ低下が防止できる。
ただし行動不能は防げない。

  • 特性が「マジックミラー」のポケモン
「でんじは」等の変化技を跳ね返す事が出来る 。
ただし、「ほうでん」等の追加効果による発動は防げない。

  • 先に他の状態異常にする
かなり珍しいが、「かえんだま」や「どくどくだま」を持たせてまひにならないようにするのもアリ。
特性「こんじょう」「ポイズンヒール」などやけどどく状態になるメリットのあるポケモンなら普通に採用できる。


余談だが「きつけ」という技は相手がまひ状態だと与えるダメージが倍になる代わりに相手のまひを治すという効果がある。採用率はお察しください



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最終更新:2023年04月15日 00:10