イヴ(BLACK CAT)

登録日:2011/04/30(土) 07:33:03
更新日:2024/03/21 Thu 18:17:08
所要時間:約 7 分で読めます







じゃあ…わたし… ジユウがいい……





イヴ
Eve


CV:福圓美里
外見年齢:11〜13歳ぐらい(便宜上11歳ということにしている)
能力:変身《トランス》


漫画『BLACK CAT』のキャラクター。

闇の商人トルネオ=ルドマンのナノマシンの開発過程、生体兵器開発の末に生み出された生体兵器の少女。金髪ロングのロリ。

体内で生産したナノマシンで身体のDNA構造や原子配列を組み替え、形態を変化させる『変身(トランス)』能力を持つ。

トルネオを捕まえるつもりだったトレインスヴェンだったが、イヴの存在を知りその心中を察し、救い出すことに。以後、同行するようになる。


殺人兵器として育てられたため自分の意志や感情の起伏というモノが無かったが、スヴェンが買ってくれたアイスを始め、様々な体験をしていく中で人としての心を得ていく。
多種多様な本を読み知識を独学で深め、大人顔負けの知識量を持つ。

トレインからの愛称は「姫っち」。捕らわれのお姫様みたいな感じで。
キョウコからの愛称は「イヴイヴ」。

自分を救い出し、外の世界を教えてくれたスヴェンになついている。反対にスヴェンの相棒であるトレインはライバルとして視ている。スヴェンにはクーデレ、トレインにはツンデレ
お父さんと兄ちゃんといったところか。

野望はいつかトレインを押しのけてスヴェンのパートナーになるコト。

ちなみに好きな異性のタイプは「やさしくて硬派な人」。ほほう……。


その能力に以前からクリードからは目をつけられていたらしく、実際に一度勧誘されている。
もしトレインたちがトルネオの所で救出してなければ敵として立ちはだかったかもしれない。


トルネオの計画の責任者であり、ナノ技術と生物工学の世界的権威、ティアーユ=ルナティークのクローンでもある。イヴの頭の良さはそこに起因する。生体兵器が「ナゼに幼女」なのかもそこに起因する。

見た目は瞳の色と大人か子供かの違いぐらいしかない。
ティアーユさんが美しくナイスバディなのでイヴも将来は素晴らしい美女になること確定。たぎる。


ナノマシンの影響か、身体能力は普通の大人より高い。傷も治癒してくれるためケガで医者にかかる必要はない。

変身に関しては当初は精神的に未熟であったため、腕を無骨な剣やハンマーに変えるぐらいしかできなかった。だが成長するにつれ、より多彩になり全身を変身させることもできるように。
髪の毛は自在に動かせる。後半では腕より自由の利く髪を武器に変身させることが多くなった。


主な変身《トランス》

物語で最初に出した変身。腕。これでトルネオの命令のまま人を殺していた。スヴェンも刺されている。

  • 大槌(ハンマー)
腕だったり髪だったり。意外と殺傷能力がないため犯人確保の時にも役立つ。

  • 盾(シールド)
防御に活躍。出るたびデザインがかっこよくなる。

  • 天使様の翼(エンゼル・ウイング)
本で見た天使の翼。背中から生やし飛行する。腕に生やして羽根を飛ばす『羽根の弾丸(フェザー・ブレッド)』にも使える。ちなみに飛ばすのは体の一部じゃなくナノマシンの残骸なのでご心配なく。

主に髪の毛、ときどき自分の拳の強化。もともと体の一部ということでイメージしやすいのか登場回数は多い。無数の拳を連続で叩き込む『黄金の連弾(ゴールド・ラッシュ)』という技もある。

  • 人魚(マーメイド)
服含め全身まるまる変身。人魚の姿になり水中を高速移動する。人魚姫っち。

  • 鋼鉄化
硬い金属に変身。トルネオの屋敷でスヴェンを守る時に腹部の一部を、星の使徒との戦いで全身を変身した。イヴの成長がうかがえる。
全身鋼鉄化した際にはアームカバーがボロボロになってしまったが、イブは気にせずこれを髪を結ぶリボンのように使っていた。

  • ナノスライサー
髪で超極薄の刃を作り分子レベルで対象を切断する。これで敵の鎧を破壊して生身の体を『黄金の連弾』でボコると言うコンボを披露したこともある。
と言っても、この流れは完全にギャグである。
1.敵の超硬度の鎧をナノスライサーで切り裂き、生身の身体を傷付けずに鎧を破壊、相手の男たちは覆面を除き全裸に
2.男たちは全裸でもなお戦意を見せた上、大事な部分を隠そうともしなかった
3.男2人のブツを見せつけられ、お年頃のイブは発狂してフルボッコ
次回作で頻繁に使われる「えっちいのは嫌いです」はここが初出。

  • 槍(ランス)
最終話でショートカットになったイヴが使用。髪の毛を介さずに槍を生成して使用した。


戦闘能力は物語が進むにつれどんどん伸び、過保護なスヴェンも戦闘に関しては放任する。
後半ではトレインにそこらの掃除屋の100倍強いと太鼓判を押されるほど。
「もっとも俺はさらにその1000倍強ェけどな」

作者曰わく、BLACK CATはイヴの成長の物語でもあるのだとか。
成長の証なのか劇中でブラチラを披露したこともある。

また、戦うヒロインとはいえ痛めつけられることが多かったりする。
片手で捕まえられ筋肉デコピンを食らわされたり、零距離射撃を連続で撃たれたり、拘束され電気責めにあったり、そのまま解剖されかけたり(未遂)……
……ロリにしてはやりすぎじゃないでしょーか?
BLACK CATの女性キャラの中じゃサヤの次に酷い目にあってる気がする。


話が進むにつれ、女・子供・弱者に優しく、と考え方がスヴェンに似てくる。
しかしやり方はトレインに似てくる。最終話に至っては車を止めるために屋根に飛び乗り巨大な槍をぶっ刺す。もっと方法はあったろうに……。
小説『星の残照』でも忍び込むスヴェンの作戦よりトレインの正面突破案に賛同した。


クリードとの決着から8ヶ月後の最終話では髪を肩口で切りそろえている。
金髪ロングがぁぁぁぁ!!となるか、これもまたよし!!となるかは人それぞれ。

口調も女性的になっておりさらに普通の女の子に近づいている。少し大人び過ぎているが。
髪が短くなってもナノスライサーなどは健在。

読み切り(文庫版にも掲載)では法改正で掃除人免許取得の年齢制限が無くなったので試験に挑戦。楽々合格で晴れて本物の掃除屋になった。

余談だが試験の練習に元星の使徒の少年リオンに手伝ってもらっていて、その場をのぞいたトレインとスヴェンはイヴに彼氏が出来たと勘違いした。スヴェンパパはショックで軽く鬱に。

というか読者も思ったのではなかろうか。
あんなガキにウチの娘はやらん。と。



人気投票は全3回で全てでトレインに次ぐ2位。どれも1位とは僅差だが3位以下を大きく離している。


矢吹健太朗の次回作『To LOVEる -とらぶる-』ではパラレルキャラ、金色の闇のモデルになっている。

姿と、ナノマシンにより変身する生体兵器、という設定はそのままだが性格は違い異星人であり銀河に名を轟かす殺し屋となっている。あ、クーデレとツンデレが人によって違うのも共通。
詳しくは金色の闇の項目へ。

イヴにはあまり無かったサービスシーンがてんこ盛りであり、ロリコンどもの妄想に500%の勢いで応えている。ありがてぇ。

トレインのパラレルキャラ、クロとは何らかの因縁がある様子。
そしてクロの話からティアーユ博士もいるそうな……。



主なセリフ
セリフは時系列順。成長度合いが目に見える。


「わたし… おになの…」

「はじめて わたしのちから… やくにたった…かな…?」

「…何て言うんだっけこういうの…」
「そうだ 『お約束』だ」

「ア…アリガ… トウ…」

「止めないでスヴェン 女にはやらなきゃならない時があるのよ」

「逆さ吊り…とか?」

「……い 言っとくけどあくまでお礼だから! “トレインには絶対負けない”って気持ちは今も変わってないからねっ!」

「キショい」

「ね・スヴェン そこの服屋でこんなの買ってきちゃった ……どう?」

「自分の過去から逃げてたら これ以上強くなれないもの」

「同じ顔が三人になったね」

「…――――――ッ!!!」(声にならない)

「ありがとうスヴェン―― …でも私は逃げないよ」
「あの人達を 助けたいから」

「命を“奪う”為じゃない “守る”為に闘う… それが私の信念だから」

「あなたには もう手加減しない」






追記・修正はパパにご挨拶して許可を貰ってからお願いします。

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最終更新:2024年03月21日 18:17