野比のび太

登録日 :2011/01/09(日) 10:29:30
更新日 : 2016/07/18 Mon 21:15:18
所要時間 :約 14 分で読めます





ドラえも~ん!


野比のび太は日本の名作漫画、ドラえもんに登場するキャラクター。副主人公であり、藤子・F・不二雄の分身である。

CV:太田淑子(日テレ版)、小原乃梨子(1979年~2005年)、丸山裕子(1979年のごく一時期、6話分のみ代役)、大原めぐみ(2005年~)
演:坂本真(舞台『のび太とアニマル惑星』)、妻夫木聡(トヨタCM)

野比のび助と野比玉子(旧姓:片岡)の一人息子。


アニメでは小学五年生、原作では小学四年生(小学〇年生の場合は学年が変わる)。 誕生日は8月7日。
いつもスネ夫とジャイアンにいじめられている。

実は生きてきた年齢は20歳分以上

源しずかに好意を寄せているが、彼女には友達の一人でしかない。

漫画では、しずかにクラス一の劣等生とさえなじられている。

運動が苦手で、勉強もだめ。

しかし、勉強に関しては怠け癖・飽き性による普段の勉強不足や本人の自分はどうせ、という思い込みによるものが強く、
ひみつ道具の素晴らしい応用力を見ても決して頭が悪いわけではないらしい。(実際に青年期以後はそれなりに応用力が必要な稼業に付いている)

実際、猛練習した末に太宰治の「走れメロス」の音読で先生、クラスメート、父兄を涙を流させるほどに感動させたり、
一夜漬けとはいえ、苦手な算数で65点を取ったりとその気になればある程度の実力を出せる模様(実はママが体育以外優秀ということが作中で明かされているため潜在能力と考えれば自然である)。

のび太といえば毎回テストで0点を取っているイメージがあるが、実際は5回に1回程度である。(後に10回に1度くらいまでに成長)

ちなみに実力で1度だけ算数のテストで100点も取った事がある。
しかもそのテスト、分数や小数はまだしも、なぜか 「x」が使用されている方程式を解く問題 がある。
あれ? のび太って小学4,5年生だよね? (本来ならx等の文字を含む問題は中学以降の数学で習うはずである)
なお、その後の中高大と、一度もテストで100点は取れなかったらしく、壮年期のび太曰く、ものの弾みとの談。

一応、それ以外にも100点を取る回が1回あるが、それは「能力カセット」という道具を使った不正なのでカウントしないように。


その後の人生では、中学校も小学生時と変わらぬ成績であり、
高校には物の弾みで合格、大学には一浪をした後、しずかのいる大学へ補欠合格するという道筋を辿る。

大学生時は体力面以外では、概ね常人以上の頭脳は身につけたようで、きっちりと四年で卒業できている。
本人曰く、後で苦労したとの事なので、彼自身が一番苦労した時期は設定的に、思春期~青年期に至る中学卒業~大学卒業までと思われる。


また、大の読書嫌いで基本的に漫画以外は読まないが、出木杉から借りた「十五少年漂流記」を夜更かししてまで読破しようとしたり、
化石を自分の手で発見するために恐竜や化石の本を複数冊読破したこともある。
(このときのように資料をかき集めて机に積み上げるスタイルは母親から受け継いだようだ)

この一件からも、飽きっぽく、ひとつのことに集中できない代わりにハマった時の彼の集中力がとんでもない事が分かる。


また、無知ゆえに突拍子もない発想(「伝説」とされている事柄が現実のものと主張する)をするが、実はそれが真実だった!という
展開も(主に大長編で)多い。
ニホンオオカミ生存説、ネッシー実在説、恐竜生存説天上世界鳥人伝説など。


運動ができないイメージが強いが練習すれば普通にスキーなども滑れるようになっており、
単なる運動音痴もやはり怠け癖・飽き性が原因と思われる。

射撃とあやとりは天才的であり、独自の技を編み出したり、バトルシーンではジャイアンと並ぶ主戦力となる。
あやとりでは彼にしかできないレベルのものさえ存在し、実はあやとりの国際的な学会では至高の天才と熱い期待を寄せられている。

また、けん玉もなかなかの腕前(ワンニャン時空伝より)。
幼稚園の時に買ってもらって以来、今の年齢になるまで一度も大皿に載せる事さえできなかったが、「架空人物たまご」の話でようやく成功し、その後更に上達したらしい。

映画での成長率は著しく、意表を突いた行動で活躍することが多い。


射撃もチートレベルであり、未来の世界の射的ゲームではパーフェクト3万点を叩き出して世界記録を樹立した他、
宇宙開拓史では宇宙に名前の知られる殺し屋を一騎打ちの末に倒し、
銀河超特急ではリボルバーで 最初の一発目で缶を宙に浮かべ、残りの五発全てを落下までのわずかな瞬間に同じ缶に撃ち込み、
空中で激しく回る缶の中に弾を全部収めるという神業を見せている
(最初その缶を見た審判のおじいちゃんが一発しか当たってないと勘違いしたほど正確かつ短時間)


また、一人でクリント・イーストウッド並みの射撃を行い、
わずか0.8秒間(実質的換算)で4人の悪人を倒し、ラスボスさえ、まぐれではなく 作戦で 打ち倒した。

射撃チート設定初登場の「けん銃王コンテスト」からして計算ずくでジャイアン達を打ち倒すなど、
銃撃戦に入った時の頭脳は孔明並かもしれない。

早打ちの記録はわずか0.1秒であり、これはゴルゴ13(0.17秒)や次元大介(0.3秒)を上回っている。
また命中率も登場した全射撃シーンの統計で9割弱である。もはや天才というよりチートである。

更に言えば、受け身をとり身体を回転させている最中に複数の敵を確実に射抜くゴルゴ13の十八番をこなしてのける。

「西部開拓時代に生まれていればヒーローになれた」と自負するほどであり、
実際にその腕前は高く、実際に西部開拓時代のとある街に行き、なんと重さも反動もおもちゃとは違う実銃である当時の北米で普及していた
コルト・シングル・アクション・アーミー(コルト・ピースメーカーとの愛称でも知られる、当時の標準的回転式拳銃)を扱ってみせた。

原作版のみだが、決闘をしようとした町の市長から奪い取る形で決闘を代行した時と、町を守護する際の二回ほど実弾での発砲もしており、
合計6,7人ほど敵を無力化している。

後者の時には街を守るという大義名分があるためか、足がガクガクして、怯えつつもしっかり無力化している。しかも原作では非現実的とされる二丁拳銃で背後から町長を狙う敵を実弾で全員無力化(しかも目をつぶっている)。
なお、さすがに小学生が実弾を発砲するのはまずかったらしく、大山版アニメでは、実銃は重くて扱えなかったと改変されていた。
彼の射撃の腕前は短編においてはこのエピソードで極まった。ちなみに迎えに来たドラミの話では、街を襲ったならず者を一人で制圧した伝説のガンマン・ノビータとして歴史に名が残っているらしい。帰った後にジャイアンとスネ夫とごっこ遊びをした際に、
『ぼくが絶対に負けるわけがないんだもの!』と強情を張るほど自分の腕があると自負していた。

しかし、これだけ実戦向けなチート級の射撃スキルを持ちながらもそれが生かされるのはもっぱら大長編や映画版で、本編中では射撃を活かしたシーンがあまり見られない。
本編中、ジャイアンやスネ夫への仕返しに射撃を使うことは一度のみであった。(その時はジャイアンへ空気ピストルで復讐しようとしたのだが、ジャイアンが空気砲を持っていたので返り討ちにあった。

当たったら痛いでしょ、ひどいと死んじゃうかも 」と本人も言っている通り、争いを好まない性格であるため、
どちらかと言うと実戦・決闘のような戦闘行為よりも曲芸や競技射撃向きと思われる。
ただし、大長編では毎回、率先して人類を脅かす敵と戦い、原作版「宇宙開拓史」では、ギラーミンの誘いに乗る形で自ら決闘に臨んでいるので、
大長編などの明確な戦う理由がある特殊な場では、やる気スイッチが入ると思われる。
ある意味ではのび太の「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむ」一面が攻撃的な意味で発露しているとも言えるだろう。

また逆立ちで町内一周という荒業をやってのける剛腕であるがそちらはいまいち活かしきれないようだ。

眠りに入る速度も凄まじく、初期は3秒だったが後に0.93秒に進化している。
ちなみにこれ、立った状態から座布団を枕にして横になって寝るまでの時間である。


普段の性格はのんびり屋でマイペース、昼寝好きのなまけ者でマイナス思考のいじけ虫で弱虫。
臆病な反面、嫉妬深く、恋のライバルと見ている出木杉にはしずか関連は中々素直になれない。
(しかしそれ以外ではジャイアン達と並ぶ良き友人として見ており、ジャイアン達同様、青年期以降も親交を続けている)
特にあきらめの早さと飽きっぽさは、彼をダメ人間にしている要因といえる。

しかし、根は優しく、愛情深い性格で映画では特にそれが発揮される。
だが劇場版のほとんどでのび太は騒動の元凶、もしくは巻き込まれる原因でもある。
(ただし大半は不可抗力な上に いくつかの事例ではのび太やドラえもん達の介入がなければとんでもない事になっていた

幼少期は同居していた父方の祖母を強く慕っており、現在の性格になったのは彼女の影響が大きい。
(母方の祖母は健在だが、あまり会っていないようだ。のび太がおばあちゃんというと、たいていは父方の祖母を指す)

祖母が亡くなった際には押入れに閉じこもって号泣したほどで、
時を経た現在でも、その敬愛は薄れておらず、生前の祖母に会いに行くエピソードが二本ほど描かれた。
また、祖母との思い出の品を見つけた事をきっかけに奮起するなど、根本的におばあちゃんっ子であるのが窺える。

明朗快活だが思った事をすぐ口に出す失言癖があり、短編・大長編問わず、軽はずみで無謀なことを発言して自滅行為に走ることもある。
(しずかちゃんの強烈なビンタ、引っ掻かれるなど。)いわゆる、無神経でデリカシーが無い。悪気は無いのだが……。

原作でも野良犬や野良猫を放っておくことができない、泣いている人を助ける、
いつもいじめられているジャイアンやスネ夫のピンチにも必ず駆けつける。
例え殺る気マンマンの異星人相手でも、それは変わらない。

実際、ドラえもんの映画と原作は繋がっているため、
のび太に助けられた動物や宇宙人、果ては古代人・小人までもが、のび太のピンチに駆けつけるシーンは多い。
(雲の王国、太陽王伝説、鉄人兵団など)

また、本人も知らないところで信仰の対象にもなっている。
(予言の救世主(大魔境)、神の使い(竜の騎士)、創造神(創世日記)、建国神(ワンニャン時空伝))

リルルやキー坊なくしてハッピーエンドを迎えることができたかは疑わしいだろう。
また、雪の精や裏山の精霊など非人間的な存在には異常にもてる。
しかも、 道具の力で擬人化されておりかなりの美少女

普段はジャイアンやスネ夫にいじめられている彼だが、
『さようならドラえもん』ではドラえもんが安心して未来に帰れるように、ジャイアンにタイマン勝負を挑み勝利するなど、
ここぞという場面で度胸と根性を発揮する。

原作の大人キャラクター(両親や先生、果てはタイムパトロール)からも、なんだかんだで信頼されている。
のび太の結婚前夜のしずかパパのセリフに涙した人も多いのでは?


なお、ドラえもんが来なかった場合の未来においては大学 卒業 後就職できなかったからと起業し倒産させ、
セワシの代まで響くほどの大借金を作っている。……ある意味ではそれだけの借金を借りられるほど信頼されていたのかもしれないし、
相続放棄をしていない辺り、野比家のお人好しぶりが伺える。

ちなみに、倒産の理由は会社が火災にあってしまったからで経営破綻をした訳ではない。
……まぁ、その火災の原因自体が 花火をしていた のび太なので結局自業自得なのだが。

またついでに言えば写真に書いてある日付を見る限り、その会社を 七年 (火事が起きるまでなら五年)も続けている。
ドラえもんの秘密道具を使った商売の時もそうだが、のび太は意外と起業の才能があるのだろう。

ドラえもんが来訪した後の正史となった、しずかと結婚する未来の場合環境省(環境保護局の自然調査員)に務めていることになっているため真逆の人生と言えるだろう。
ドラゴンやらペガサス、グリフォンを生み出せるくらいだから、基からその片鱗はあったと言える。

ちなみにこちらの未来ではスネ夫は父の跡を継ぎ立派な社長に、
ジャイアンはスーパーマーケットチェーン『スーパージャイアンズ』の経営者に、
出木杉は火星基地で宇宙開発の仕事に携わっており金髪美人と国際結婚……と言った具合にみんな揃って凄まじい成功を掴んでいる。

のび太と結ばれなかったジャイ子も漫画家として大成している。(とあるアニメ版エピソードでそれを示唆する場面がある)

また、どちらの人生でもセワシが生まれるという、超遺伝子の持ち主でもある。
ジャイ子と結婚した場合は兄弟姉妹ができるほど子供がいたという写真があるので、
しずかと結婚することで、ジャイ子との間に成すだろう数人の子孫は確実に歴史から消滅したと思われる。
(しずかと結婚した場合は、子はノビスケ一人だけになり、その後もセワシに至るまでの代々の直系子孫は長男一人のみであるため)

なお、セワシが生まれるには、ノビスケからセワシまでのどこかの代でジャイアンの子孫と結婚しなければならないため、
結婚相手が明確になっているノビスケを除くと、のび太の孫、もしくは曾孫の代でジャイアンかジャイ子の子孫と結婚したと思われる。




のび太を語る上で、涙なしでは語れないエピソードといえば




であろう。

何気に、この映画はMADに使われることが多い。

また、野比家は歴史が長く、分かっているだけでも

のび作(戦国時代頃)
のびろべえ(150年前。江戸時代後期頃)
のび左エ門(江戸時代後期、1826年)
のび作(江戸時代後期、1826年)
(一世代未登場)
のび吉(1910年)
のび太の祖父(のびる)
のび助とその兄弟と妹(4、5人。代表的なのはのび郎おじさん)
のび太
ノビスケ
ノビスケの息子
セワシの父
セワシ

まで、戦国時代から未来の世界まで数百年単位の家系図の繋がりが判明している。
現実だと戦国時代から家系図を引き継ぐのは不可能でないとは言え、長い歴史の中で著名な功績を残した人物でもいないと引き継がれることは少ない。
家系図や墓が受け継がれた本家筋である、本家筋ではないが一族の殆どが数百年に渡り同じ集落に住んでいる、などの条件が揃うことで初めて家系図の情報が共有され引き継がれて行く。
数百年の歴史が共有されること自体はフィクションの世界だけの話ではないので、誤解しないように。



ドラえも~ん、追記修正出来る道具出して~

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