カナマラ明神

登録日:2011/05/14 (土) 01:21:56
更新日:2023/10/15 Sun 15:09:20
所要時間:約 4 分で読めます




「カナマラ明神」は、津軽地方の寺に奉られているとされる御神体である。

この由来となる話は、江戸時代に書かれた随筆・説話集「耳袋」に書かれている。

ま、とりあえずそのお話をば。







~カナマラ明神~

昔々、この地方に住む長者の家にとても可愛い娘さんがおりました。
娘さんは、それはどんなアニヲタが見ても俺の嫁と豪語したくなる可愛い娘さんでしたので、婚姻を申し込み男が後を絶ちませんでした。

長者はある日、そんな求婚者達から一人を選ぶと娘さんと結婚させました。











しかしどういう訳か婿は初エッチで死んでしまいました。











これはどうした事でしょう。
長者も娘さんも悲しみましたが悲しんでばかりでは仕方ありません。

長者は、それから程なくしてまた別の男の一人を娘さんの婿に迎えました。











でもやっぱり、初エッチで婿は死んでしまいました。











それから何度も何人も婿を迎えましたが、必ず全員初エッチで死ぬか、あるいは逃げ出すかしてしまうのです。

娘さんにも心当たりは全くありません。みんな、合体した途端にぽっくりいくか、もしくはエッチしようとした途端に怖じ気づいて逃げてしまうのですから。

長者は、逃げ出した男の一人にその訳を尋ねました。するとこう言うではありませんか。












「あ…ありのままあの時起こった事を話すぜ!












おれが合体しようとしたら穴が牙を剥いてきた。












な…何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった…












あんたの娘の穴ん中には、鬼の牙がずらっと並んでたんだ。あんなとこに挿入れたら、締まって気持てぃーどころか喰いちぎられちまうぜ…!」











さぁ大変です。

そうは言われても長者にはどうしようもありませんし、それを聞いた娘さん本人も塞ぎ込んでしまいました。
娘はなんで今までわからなったのと突っ込んじゃダメ

そんなある日の事です。

噂を聞き付けた一人の男が、娘さんを嫁に貰いました。

さぁ、問題の初エッチです。












「ひっ……ぎぃぃぃ!?」












男は、あらかじめ用意しておいた黒銅で作った太く硬く大きく立派なTNPを娘さんの穴にぶち込みました。

鬼の牙は待ってましたとばかり喰らいついてきます。
しかし、相手が黒銅では歯が立ちません。鬼の牙は一本残らず砕け散ってしまいました。

こうして娘さんはようやく普通の嫁となり、幸せに暮らしました。またこの黒銅のTNPは『カナマラ』と呼ばれるようになり、今でも大事に奉られているということです。

めでたしめでたし



ちなみに当時の津軽には実際にTNP型御神体を崇める神社が複数あったそうだが、残念なことにどれがこの話のモデルかは不明らしい。
ぶっちゃけた話『耳袋』の作者は生涯関東周辺から外に出ることが無く、ネタ元は「周辺にいた人々からの又聞き」なため具体的な場所までは探り切れなかったろう。
また『カナマラ』を崇める風習自体は日本各地に存在し、神奈川県には現在でも「かなまら祭り」なるお祭りが存在する。


追記・修正は太く硬く大きく立派なモノでお願いします。

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最終更新:2023年10月15日 15:09