メタルスコーピオン(DQⅣ)

登録日:2013/02/24 Sun 13:09:18
更新日:2023/07/04 Tue 19:56:15
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メタルスコーピオンとは、『ドラゴンクエストシリーズ』登場するモンスター。


◆概要

ドラゴンクエストⅣ」で初登場。
その名の通り、銀色の鎧を着込んだサソリのモンスター。

さそりアーマーの上位種として登場し、アッテムト鉱山の浅い層、およびミントス~ソレッタ周辺に生息。

攻撃力、守備力ともに高く、1~2回行動で通常攻撃、防御、痛恨の一撃を繰り出す強敵。
しかも厄介な事に、ただ普通に戦うだけでなく、
2回行動を利用して防御を行いながら攻撃するという凶悪な行動パターンも持ち合わせており、まともに倒すのも一苦労。
同じ生息地域のザコの中でもなかなか強く、特に第4章ではこの屈強さに苦しめられやすい。
というのも、この章の主人公であるマーニャミネア姉妹が防御面で貧弱なため、手数でガンガン攻められると非常に分が悪いのである。

呪文はメラヒャド系に弱耐性があるだけで、攻撃呪文は効きやすい方。
なので早急に呪文で畳みかけるべし。MPをケチると被害が大きくなるだけ。

Ⅶではレッドスコーピオンに出番を譲ったためか未登場。
と思いきや、リメイク版でトクベツなモンスターとして再登場を果たす。


まだ本作の時点では単なる「強いザコ」という印象であり、当時はそこまで注目されていた訳ではない。
これ以降の作品ではさそりアーマーに出番を譲っており、長らく外部作品への露出は無かったが…


◆メタルスコーピオン系統のモンスター

  • さそりアーマー
系統最下位種。オレンジ色の鎧を着込んだサソリ。
守備力が高く、ときたま痛恨の一撃を繰り出す。
Ⅶではダーマ神殿編に登場し、集団で襲ってくるうえに痛恨の一撃を繰り出す頻度も上がっている。


  • じごくのざりがに
Ⅳでは系統最上位種。ザリガニなのに
FC版では黄緑色だが、リメイク版では赤。
FC版では「海鳴りのほこら」を出た瞬間に稀にエンカウントする(ある意味)レアなモンスター。

ヒャドとホイミを唱えるが、下位種と違い痛恨の一撃は出さないので危険度は遥かに劣る。


  • レッドスコーピオン
Ⅶのみ登場。
尻尾を振るって強化攻撃や痛恨の一撃を放つ。


◆モンスターズシリーズでの活躍


長い沈黙を経て復活。
しかも自然系ランクSSという高い地位にいきなり大出世しており、大魔王と肉薄する強豪へと進化した。

さそりアーマーにメタルキングorメタルカイザーを配合すると生み出せる。
1回行動固定になってしまった代わりに、全能力がさそりアーマーを上回っている。
ギャンブルボディ持ちだが、素の守備力が高いのであまり気にならない。
また、初めからライトメタルボディを持っているため、究極配合などの際にメタルボディへランクアップさせれば、HP・MP以外の能力はテリワン3D最強クラスのモンスターに変貌する。
攻撃力に至っては全モンスターナンバーワン。お前に何があった。
しかし「ときどき赤い霧*1」の特性を持っているため、自分自身で斬撃系特技を封じてしまうという難点も持つ。

暗黒の魔神と配合すればスーパーキラーマシンを生み出せるが、上記のことを考えると配合しないままの方が良い。


ちなみに本作のさそりアーマー系はやたらロボット的なギミックが多い。
ハサミでロケットパンチ(通常攻撃&一部の斬撃特技使用時)したり、ハサミを取り外してマシンガン掃射(体技使用時)など…
本当に何があった。



追記・修正お願いします。












以下最新作のネタバレ注意











こうして、テリワン3Dでまさかの復活劇を遂げたメタルスコーピオン。


だがヤツの脅威は止まらなかった……!!




大出世・厚待遇に気を良くしたのか、ナンバリングタイトルのリメイク版にも新規追加の「トクベツなモンスター」として参戦。
本作には元々さそりアーマーと亜種のレッドスコーピオンが登場していた為、何気にリメイク版Ⅳ以来のさそりアーマー3色そろい踏みとなった。

ストーリー本編には出現せず、スクウェア・エニックス公式から配信中のすれちがい石版「行列のできる美容院」に登場。
すれちがい石版とは、簡単に言えば本作のすれちがい通信要素の1つであり、ちょっとしたミニダンジョンでもあるが、
公式や特定の店舗から配信される石版だけは、移民の町の施設「インターネット酒場」からインターネットに接続してダウンロードする必要がある。

で、この行列のできる美容院、登場するメインのモンスターは古参お馴染みのファーラット。
あくまでメタルスコーピオンはその次の確率で登場するお供に過ぎない。
防御しなくなったことを除けば後は通常攻撃、強化攻撃(尻尾を振り回す)、痛恨の一撃、1~2回行動とⅣの時からあまり変わらないのだが…


俺ら「なんか明らかに場違いな奴がいるな…先手をとられる前にさっさと倒すk」

テレレッ
メタルスコーピオンのこうげき!
ザシュッ
キーファは 81 のダメージをうけた!

テレレッ
メタルスコーピオンのこうげき!
ザシュザシュザシュザシュ
つうこんのいちげき!
キーファは 158 のダメージをうけた!
キーファはちからつきた!

俺ら「」



メチャクチャ強い。とんでもなく強い。
初見では恐らく開いた口が塞がらない事だろう。

まず、普通にゲームを進めると最速でインターネット酒場を利用できる頃には、主人公一行のHPは高くてようやく100越すか否かの数値しかない。
一番タフなキーファでさえ上記のザマになることは必須、貧弱なマリベルと初期レベルの低いガボは言わずもがな。
更に頭痛の種となるのが、非常に素早さが高い(=ほぼ確実に先手を取られる)事と、防御力および各種耐性がとても高いこと。
一応ラリホー、マヌーサ、ルカニ等は決して効かない訳ではないが、いかんせん確率が低く過度に期待できない。
ただでさえこちらが不利の中、上記の トチ狂った攻撃力の怪物が一度に最大2回も襲いかかってくる のだからたまったもんじゃない。
痛恨の一撃に至っては確定ザキと同義の破壊力。
2~3匹揃って出てこられた日には、逃げられない限り 全滅がほぼ確定する。

公式HPでは推奨レベル20と表記してあるが、正直そのレベルでも工夫次第で1匹辛うじて倒せるかぐらい。
興味本位で挑んだプレイヤー達を阿鼻叫喚の地獄へ叩き落したのは言うまでもない。
ちなみにメインのファーラットの攻撃は、殆どダメージを受けないぐらい弱い。
出現頻度が高いことも重なり、すっかり油断しきった我々の前に現れるメタルスコーピオンの無双っぷりはさながらマジンガ様のごとし。
どうしてこうなった!!


ぶっちゃけ、互角に戦えるレベルに達する終盤まで放置した方がいい。
幸いにもメタルスコーピオンの痛恨の一撃は、対象の防御力に影響されるタイプである。
高性能な防具が手に入ってからの方がずっと勝ち目があるのだ。

レベル上げなんかめんどくさいからすぐ倒したい!と本気で仰るなら、まずはダーマ神殿で転職できるようになってから準備しよう。
正攻法がキツければ、こちらのレベルにもよるが最低でも戦士のまじん斬り2発当たれば倒せる。
1匹辺り2000もの経験値が手に入り、見返りは相応にオイシイ。
が、低レベルでこんな化け物を毎回死にそうな思いで狩るぐらいなら、現代メモリアリーフの変態みたいにメタルスライムのケツを追い回した方が効率良い。
(というかリメイク版Ⅶはシンボルエンカウント式なので、実際メタルスライム系は背後から接触した方が戦闘に入りやすい)



余談だが、この石版における初見殺しモンスターは他にも「えだきりあくま」とボスの「ヘルハーバー」がいる。
メタルスコーピオンの圧倒的なインパクトに推されて今ひとつ注目度が低いものの、どちらも危険度は非常に高い。
前者は100前後のダメージを与えるしんくうは、こごえる吹雪で即全滅を狙い、後者は痛恨こそない代わりにメタルスコーピオンを超える攻撃力で主人公一行を殴り殺しにかかる。
(ヘルハーバーはボス補正が掛けられているからそうなっているだけであり、本来の攻撃力はメタルスコーピオンに比べたら次点)
その総合的なぶっ飛んだ難易度から、「これメガテンだっけ?」と別ゲームのような錯覚に陥ったプレイヤー諸氏も少なくないとか。


さらに別のすれちがい石板「メタリックフェスティバル」ではボスとして登場。
元々高かったステータスや耐性がボス補正で上昇してさらにおかしいことに。
こちらの属性攻撃を完全にシャットアウトする耐性に加え、圧倒的な攻撃力・守備力のせいで単純な殴り合いでは勝てる気がしない。
しかし、状態異常には完璧ではなく猛毒や1ターン休み系の技が効く。
特に動きを封じつつ守備力を0にできるひゃくれつなめがあるとかなり助かるだろう。
倒せば、MPを消費せず幻魔を召喚できる強力なアイテム、げんまのカードが手に入る。


追記・修正はメタルスコーピオンLv.99がリーダーのすれちがい石版をクリアできた方にお願いします。

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最終更新:2023年07月04日 19:56

*1 毎ラウンド開始時、たまに斬撃系特技を使用不能にする霧を放つ