ズンドコベロンチョ(世にも奇妙な物語)

登録日:2012/01/21(土) 00:31:58
更新日:2023/12/13 Wed 12:12:36
所要時間:約 5 分で読めます





ズンドコベロンチョとは、「世にも奇妙な物語」内で1991年に放送された作品、及びその中に登場するズンドコベロンチョのことを指す。
数ある世にも〜のエピソードの中でも、タイトルの語感やインパクトなどが印象に残りやすく、ストーリーテラー役のタモリも度々お気に入りのエピソードとして挙げている。

■エピソードの概要

このエピソードは自体は、草刈正雄氏が演じる三上修二という、横文字のビジネス用語を多用する博識さを自慢する人物が、
自分が知らない「ズンドコベロンチョ」に振り回されるという話である。
そして「ズンドコベロンチョ」の正体は謎のままであり、今日に至るまで明かされていない。

■ズンドコベロンチョとは?

正体不明の何かとしか言いようがない。
作中でも結局正体が明かされずに終わるので、「最後まで正体不明のマクガフィン」というものになるだろうか。

しかし、作中では以下の様なヒントがあり、該当するものはありそうである。
  • 略称は「ズンベロ」。
  • 見てなかったら業界人としては出れない。本当に面白い。
  • テレビ番組表にはない。
  • 女性が言うには「かわいい」「食べちゃいたい」「三上さんに似ている」。
  • 男性が言うには、「斬新、日本人の忘れかけた心を取り戻してくれる」らしい。
  • あの歌は一度聞くと忘れられません。と言うと、ズンドコベロンチョに対してとても失礼。
  • 辞典・辞書にはない。
  • 寿司屋に行っても出てくる料理名ではない。
  • 街宣車が「皆さまおお馴染みのズンドコベロンチョ、愛されるズンドコベロンチョ」と宣伝する。
  • チンピラが「ズンベロキック」としてカツアゲをしている。
  • テレビに出てくる。
  • 「ズンベロ買ってあげるから」と女性が自身の子供に言う。
  • おもちゃ売り場でズンドコベロンチョを注文しても、店長が激高し、警察を呼ぶ。
  • 大手広告代理店にて、「ズンドコベロンチョ・プロジェクト」なるプロジェクトが立ち上がる。
  • しかもそのチーフになった人を皆が喜ぶ。
  • 知らないと驚愕され、失望される。

該当する可能性が最も高いものとしては、「テレビに出ている」「面白い」「かわいい」ということから何かしらの芸人、キャラクター的なものが考えられる。
歌が下手で恥をかいたというエピソードや、「ズンベロキック」といった芸を持つと考えれば、一応説明はつく。
「ズンベロ買ってあげるから」も該当する存在のグッズで、おもちゃ売り場に置いてないということを踏まえれば芸人や、本来子供向けではないキャラクターだろうか。


◆備考他

脚本は後に数々のヒット作を生み出す北川悦吏子。
この話を書いたきっかけは一緒に食事をしていた知り合いが「周りは結婚の話ばかり。そんな中でもし自分が結婚という言葉の意味を知らなかったらどうなるだろう」と話したことから。
「ズンドコベロンチョ」という言葉を考え出したのもこの知り合い。
小説版では微妙に結末が異なっている。 

とはいえ、あれから25年近く。今ではネットでささっと検索できる時代。ズンドコベロンチョの正体も簡単にわかるはず…
と思いきやリメイク版では検索しても分からなかった。


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最終更新:2023年12月13日 12:12