ハレクラニ

登録日:2011/03/20(日) 14:02:45
更新日:2024/04/04 Thu 12:19:40
所要時間:約 4 分で読めます




くだらんな……ボーボボなど 私にとっては害虫にすぎんのだよ


漫画『ボボボーボ・ボーボボ』の登場キャラクター。


声:三木眞一郎(アニメ)/森田成一(ゲーム)
誕生日:7月15日
好きな外国:ハワイ
好物:高級ステーキ
総資産:無限
前職:銀行員

名前の由来:ハワイにある実在のホテルより


マルハーゲ四天王の一人であり、超人気の遊園地「ハレルヤランド」の経営者。
緑髪碧眼のイケメンで、黄金の鎧を纏っている。ギガらと並びイケメン故に人気があったとか。
初登場時は全裸で金のプールにいた皮膚が傷だらけになりそう。
連載当初はおそらくビジネス関係で別の国に行っていたが、OVER撃破に前後してマルハーゲ帝国に戻っていた。

幼少時に親に捨てられパンを盗んでいた程の貧乏で、「金があれば自分を捨てた両親も戻ってくる」と信じていた。その時の執着心からゴージャス真拳を編み出した。
そのため性格は金しか信じない守銭奴の高飛車で、ハレルヤランドでも稼げない所は直ぐに爆破解体という冷酷ぶりを見せる。
中には「コレを採用してた時点でアホじゃね?」というのがあるけどね。実は天然?
「とりあえずやらせてみる」という方針なのかもしれない。

意外に優しい所があるらしく、闇マルハーゲ帝国戦ではビュティ達をコッソリ助けていた。
ツンデレかな?
最近では「(下記の通り)倒された際にも金の大切さを否定されなかったので助ける気になったのでは」という考察もある。
成り行きとはいえその後もボーボボ達と共に行動、ハイドレート打倒まで共闘しているし共闘の際もなんだかんだ言いつつもボーボボと連携を取っているため意外と協調性もある方である。

「四天王最強の男」と言われるほどの強さ。
だが登場から2話続けてボーボボ達を一方的に蹂躙した魚雷ガールに対して、ハレクラニは登場早々からあっさりとダメージを受けていたことから魚雷ガールより強いかは読者から疑問を持たれていた。
「OVER状態よりは強く魚雷ガールは女だからノーカンだった」という説も。

しかし2020年になって無料配信が始まってから真面目に考察され、性格や技が魚雷に対して相性がかなり良く直接対決では封殺できる可能性が高いと言われている。
全くと言っていいほどおふざけをしないのでボケ殺しで攻撃される事はないだろうし、魚雷側にはデスマネースゴロクを突破する手段がおそらくなくその時点で詰ませられると思われる*1
それ以外でも、実力は三世代とも余裕で渡り合え、幹部クラスを瞬殺する程。
再登場時にカマセすることが多い敵キャラの中でも活躍シーンが多く、ボーボボからもその実力は信頼されていた。

ギガとは異なり魚雷ガールとは面識があったらしく再会時に「ティーでも飲むか」と誘うものの「2秒以内に消えろ」と言われてしまった。相性激悪なので顔を見るのも嫌なのかもしれない。

対ボーボボ戦では、「金より大切なモノを教えてやる」と啖呵を切られたが、「一番大切なのは金」という結論でぶっ飛ばされた。
その直前になぜそんなに金に執着するのかを尋ねられたので「20年前のことだ…」と話した所で「浸りすぎーーー!!!」とぶん殴られた。理不尽。いつものことだが。というか彼だけに限らず哀しい過去持ちのキャラが多くハイドレートに至っては流し気味だった
このシーンと下記の伝説のシーンはコラや切り抜きなどで見ることも多いだろう。
また、冗談交じりに「哀しい過去で同情を誘う」というよくある展開へのアンチテーゼとして語られる事も。


○ゴージャス真拳


文字通り金目の物を操るという何とも羨ましい能力。
その能力故に金を貯めれば貯める程パワーアップする。
ハレクラニ自身の金回りのおかげで枯渇するということがまずあり得ず、ギガのように真拳のリソースが切れる心配がほぼない。

通常時においても彼の持つ金で精神が揺らぎ、触ると一円にされるという一撃必殺めいた性質を持つ。
更に純粋な破壊力についてもダイヤ級の硬さの扉を余裕で破壊出来る。

じゃあどうにかこうにかして財力をなくしてしまえば弱点になるじゃないか……
と思ったそこのあなた。金が無くなると額に逆さまの「金」の字が浮かび、羽付きの金で無差別に攻撃する「ノーマネーモード」になり暴走する。結構な理不尽である。
お約束に違わず、暴走形態なのでこちらもかなり凶暴で、ノーマネーモードを知っているらしいOVERが冷や汗をかきながら「ヤバい」と焦るほど。
また、瀕死になると「カネカネカネカネカネカネ……」とひたすら呟く。結構怖い。

また、鍋に入れて金を搾り取ると軽く500兆円出せる。
巨大な紙幣を盾代わりにして流れ弾ぐらいなら防げる他、金を帯同させて空を飛ぶことも出来たり等万能気味な真拳。

余談になるが、ハジケリストとの相性も相当いい真拳だと目される。
ハレクラニが妙なとこ真面目でわりと協力的なのもあったが、
ハジケの仕込みに「これだけのお金を費やして◯◯した」という文脈が反則めいて使いやすいのだ。
本格的に仲間常連になっていたらさぞ心強い味方だったことだろう……


○技一覧

ゴールデンフェニックス
金で出来た鳥で攻撃。文字通り金に溺れる。
累計55兆円。

コイン・ナイト
コインに描かれたナイトを実体化する。
攻撃・防御・通路にすると応用が効きやすい。
ちなみに連結させて身体を保持する「コインナイト・ブリッジ」というバリエーションあり。なぜか天の助ごと取り込んだ。

フォーリング・ジュエルズ(降り注ぐ宝石達)
無数の宝石を敵に高速でぶつける。
地味に見えるが、宝石は硬いものが多いのでかなり痛い。

100億$バズーカ
百億ドル分のドル札をバズーカの様に敵に攻撃。
文字通り金に溺れる。威力が倍になった200億$バズーカも存在。
ガネメ発動で記憶が歪められると「100億$メガネ」になった。

フィナーレ・オブ・100万億
最終奥義。敵の頭上に万札を集め包み込むように落とす。
スケールはすごかったが、鼻毛真拳奥義「超音速バカベーゴマ」(やり方は察してね!)であっさり攻略された。

デスマネー・スゴロク
ハレクラニの切り札。闇奥義。
対象を特殊な双六空間に閉じ込め無理矢理双六させる。
その際、魂を実体化し、コマに描かれた分の金額を魂から奪われ、その額に比例して体がダイヤ化する。
因みに、スゴロクは絶対ゴール出来ない無理ゲー仕様
また「プレイヤーからゲームマスターたるハレクラニへの直接攻撃禁止、攻撃したらペナルティで金を追加で奪われる」というルールがあり、まともな方法では突破不可能
結局「ボボボーボ・ボーボボ」という作品のキャラだけでは突破されず、下記の通り他作品のキャラの攻撃により弱体化したところをボーボボの「おもしろスゴロク」で上書きすることで無理やり突破した。

デス百万ドルウイング
裏マルハーゲ編で再登場した際に披露。恐らくボーボボ戦で使用した「1円にする」技の正体。
『爆闘ハジケ大戦』のみに出る「戦慄のメイクマネー」という似たような技もある。

カー・オブ・ザ・ゴージャス
ボーボボ天の助をお金で取り込んで足蹴にしながら車として扱う。
しかし、ボーボボに鼻毛真拳道連れ奥義「平成の成金パニック」にてもろとも特攻させられた。

強欲の摩天楼
ボーボボがゴールデンフェニックスをATMに吸収することで発動する鼻毛ゴージャス合体奥義。
その金により会社所有のビルを急成長(物理)させてぶつける、経済界を巻き込んだ大技。
【以下プロセス】
 ①お金を会社に振り込む
 ②会社はそのお金をもとにプロジェクトに着手
 ③プロジェクト成功
 ④会社急成長
 ⑤そして激突

イッかく千金
ボーボボが笛で召喚した大量のイカそれぞれに1000円の小遣いをやることで発動する鼻毛ゴージャス協力奥義。
イカたちが1000円とともにドリルのように回転して突撃する。

他にも、天の助の「ぬー$」、鼻毛真拳超奥義「エクセレント毛シネマ」、金天ボなどで金の力を利用される戦術が多かった。



どちらかというと、能力や活躍よりも伝説のシーンの方が有名。


「デスマネースゴロク」で応手を完全に封じ込まれて万事休すの一行。

ボ「まだだ! まだ俺には切り札がある!」
ハ「切り札? 面白い見せてみろよ!」
ボ「うおおおおおお」






ド☆ン!

遊戯「オシリスの天空竜を召喚するぜ!!!!」


ビュティ「すごい人出た―――!!」


まさかのATMこと武藤遊戯が助けにきた。
もちろん高橋和希先生が描きました。ネタじゃなくてマジで。

但し、オシリスを描いたのは澤井先生。


味方一同「悲しい事に澤井(この作者)の画力が追いついてねぇー!!」

ハレクラニ「ぐぐ…何者だ今の男は…!? 完璧を誇った私のデスマネー・スゴロクを崩すとは只者じゃない……」

詳しくは10巻を。



○余談

遊戯とのコラボは、飲み会で「ボーボボのアフロから何でも出て来る」という話題になった際、
酔った澤井が「遊戯がボーボボのアフロから出てきたら皆ビックリしますよね〜」と何気無く呟いたら高橋さんが「じゃ、やるか?」とOKしてくれたので出来たらしい。
後日トーン張り・ペン入れ済みの闇遊戯の生原稿が送られてきたのを使ったとか。
因みに、その原画は今でも澤井の家宝となっている。

登場してすぐに五発ダメージを受けたが、「私に三撃もダメージを食らわせるとは」と数え間違えるお茶目な一面も見せた(落下して来たゴンドラで一撃、真拳の説明をしようとしてエルボーを喰らい二撃、ボーボボの一人ノリツッコミで三撃、首領パッチのスクーターに撥ねられて四撃、マダム化したボーボボにぶっ飛ばされて五撃)*2

ちなみにアニメ版では遊戯王シリーズの制作がテレビ朝日・東映アニメーションからテレビ東京・スタジオぎゃろっぷに移っているため、アフロの中から遊戯が出てくる場面はカットされている。
その代わり、アニメオリジナルの鼻毛真拳奥義『イリュージョン焼肉「焼肉を食べてないのに食べた気分になる文字通り、金使わなくてもゴージャス気分!」』という技が発動しハレクラニに大打撃を与えている。
前番組『釣りバカ日誌』がスーパー戦隊シリーズ爆竜戦隊アバレンジャー』と互いにコラボ*3しているため、「遊戯の代わりに特捜戦隊デカレンジャーがアフロから出てくるのでは?」と予想したファンもいたという……。




追記修正しないと遊戯がダイレクトアタックしてきます。

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最終更新:2024年04月04日 12:19

*1 聖鼻毛領域や詩人の記憶破壊陣をまともに食らっている事から、この手の領域展開や状態異常の耐性がないと思われる

*2 回を跨いでいるゴンドラ攻撃と(ボーボボに対する台詞なので)首領パッチのスクーターはノーカウントにした可能性がある

*3 アバレンジャー第26話「釣りバカアバレ日誌、どもども」