マスターテリオン(デモンベインシリーズ)

登録日:2011/07/18 Mon 13:37:24
更新日:2024/02/25 Sun 23:30:12
所要時間:約 7 分で読めます





さあ、踊ろうではないか。


あの忌まわしきフルートが奏でる、狂った輪舞曲の調べに乗って



CV:氷河流/緑川光

専用BGM:獣が嗤う

斬魔大聖デモンベイン、機神咆吼デモンベインにおけるラスボス。
チート揃いのニトロ作品の中でも最強レベルの実力を持ったチートキャラで、基本的に何でも出来る事からファンの間で完璧超人と呼ばれている。

そのデタラメにしてチート全開な能力の数々や、厨二臭い言動から厨二設定が大好きなユーザーから絶大な支持を受けている。

また緑川光が演じたキャラの中でも五本の指に入る程の本人のお気に入りでありスパロボ参戦を心待ちにしていた。

ちなみにスーパーロボット大戦Zに出てくるアサキムはマスターテリオンが元ネタ。
当時、参戦出来なかった事に対する代わりだという噂。


金髪に金色の眼差しを持ちながら、大十字九郎曰く「一片の光もない」という少年である。
その美しい姿は見る者を戦慄させ、その美しい声は神聖すぎて吐き気を催す。

その正体は七頭十角の獣背徳の獣聖書666の獣の異名を持つ人物。秘密結社ブラックロッジを束ねる大導師マスターテリオンである。
設定上は「架空の人物」とさえ云われる程に滅多に人前に顔を見せないが、作中はそんな事お構いなしにバリバリの活躍を見せる。

名の由来は、実在の魔術師アレイスター・クロウリーの異名から。アル√ではドミティアヌス*1とも名乗っている。
愛機リベル・レギスはアレイスターの書き記した「法の書」からきている。
また、相棒のナコト写本の化身エセルドレーダも愛犬の名前から……生涯の伴侶が犬の名前って…


◇劇中の活躍
◆斬魔大聖・機神咆吼
オープニングムービーで早速、宇宙戦闘を繰り広げた末にアルの駆るアイオーンを難なく撃墜しアーカムシティに転落させる。

その後、デモンベインの起動に合わせて九郎を訪問し、九郎の目の前でライカを吹き飛ばす(ライカの正体がアレなので無事だったが)等の暴挙に出るも、九郎の怒りを買い逆に殴り飛ばされる。
加えて追撃を掛ける九郎だったが、二度も同じ手が通用するはずもなく追撃してきた九郎に対して「魔術の何たるか」を語りながら一撃で地に這いつくばらせる。
そこでマスターテリオンは話にならないと言いデモンベインを喚ぶようアルに提案し


「余は生身で十分だ」

と余裕を見せる。

Σ(;-ω-)

生身でロボットと戦うとか…出る作品間違えてませんか?と突っ込みたくなるが、デモンベイン自体がそういう展開が良くある作品だったりするので途中から気にならなくなる。

巨大ロボット相手に素手で殴りかかるとでも言うのか
何バカな事を…』と戸惑う九郎だったが、
……マスターテリオンはそんな事はお構い無し。
宣言通り、いきなりアッパーで全長55.5mのデモンベインを遥か上空まで殴り飛ばす。

50mと云えばデストロイガンダムと同程度の大きさである。
(デストロイが設定よりデカく見えるのは有名な話だが作中デモンベインも明らかに設定よりデカく見えるので気にしない)
それを軽々と殴り飛ばしたのだ。東方先生グラーフもビックリである。

さらに魔術やら、十字架の剣を使い終始デモンベインを圧倒。
そして重力結界によってデモンベインを捕えるも、九郎を挑発し過ぎたために九郎の覚醒を促し、重力結界を掻き消され、その身をデモンベインの前に晒すが…エセルドレーダの介入によって召喚されたリベル・レギスの腕のみでデモンベインを大破させる。
…生身で十分と言っておきながら卑怯である。
ちなみにこの時、エセルドレーダの対応が遅れたためにデモンベインの拳の余波で負傷しているが、大した事は無かった。

その後も物語の進行に合わせて並外れた能力を発揮する。
不死の肉体を持つ部下を念による精神攻撃のみで黙らせたり、召喚した邪神に向けて発射された核ミサイルに飛び乗って原子分解したり、使い魔が居る限り復活出来る相手を復活させる事なく消滅させたりと、やりたい放題である。

しかし、邪神召喚のために必要なアルアジフ回収に際してアンチクロスまで投入していながら、まるで九郎を成長させるのを目的と云わんばかりの中途半端な命令しかしなかったために、部下であるアンチクロス6人の反感を買いアウグストゥスに謀殺される。

最強の魔人の呆気ない幕引きであった……






スパロボ参戦おめでとう


























   *   *
 *   + うそです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *


無論そんな事は無かった。
アルもしくは瑠璃ルートでは、なんとネロの腹を突き破って復活…いや、新たに誕生する。
実はマスターテリオンは、旧支配者の副王たるヨグ=ソトースと、人類最強の魔術師ネロの息子であり、その人間離れした力の数々も父親から受け継がれたものである(つまりウェイトリーとは異母兄弟)。
もちろん母親である人類最強の魔術師ネロの影響もあるだろうが、とんでもない父親を持ったものだ。


その後、九郎と時間も空間も超えた戦いを繰り広げ、瑠璃ルートでは九郎に勝利。
ただしトゥルーエンディングでは想いの力によって色々と摂理を歪められ、理不尽に敗北。


アルルートでは最終的にトラペゾヘドロンを解放し、数多の宇宙を億回破壊し、億回創造し、億回以上それを繰り返し……待てや。お前らどんな戦いしてんだよ。




だが、その真なる目的はナイアの呪縛から逃れるため封印された邪神の宇宙を解放する事にあった。
そのために九郎がトラペゾヘドロンを使いこなす事が出来るようになるまで同じ戦いを数えきれないほど繰り返してきた。

つまり彼の運命は

ネロの腹から新生→九郎との死闘の果てに勝利→過去へと転移して、ブラックロッジを組織→現代でアンチクロスに謀殺→最初に戻る

の無限ループである。

しかし、その果てに九郎が真なる覚醒を遂げ、その手の真なるトラペゾヘドロンの輝きに目を奪われながら満足したように敗北。

何処とも知れぬ宇宙を漂いながら、伴侶たるエセルドレーダと共に、この世界で生き足掻く者たちを見下ろし嘲笑し続けた。




◆軍神強襲(小説で描かれる前日談)
冒頭から鋼造との決戦。
リベル・レギスの心臓を抜き取られた状態でも終始デモンベインを圧倒するも、鋼造の奮闘によってデモンベインもろとも火星に封印される。
しかし封印される前に一万年前の火星に干渉し火星人を創造し、火星人に地球襲来と自身を復活させるよう仕向けた。
エドガーによって復活は阻止されたと思われたがデモンベインと共に神に等しき存在と化して復活。
アイオーンとの合体を果たした軍神デモンベインと時間も空間も超越した戦いを繰り広げた。
その際にお互いの攻撃で無数の宇宙が消し飛んだ。
宇宙にとって端迷惑な闘いである。


◆機神飛翔(続編)
謎の少女、アナザーブラッドがアルを取り込んでその悪夢から呼び出した再生怪人のトリとしてウェイトリィと共に登場。
同じく呼び出されたアンチクロスの面々やサンダルフォンとは違い、明らかに意思を保った状態でアナザーブラッドを煽るなど、特別な扱いを受ける。
デモンベイン・アル・九郎との再戦を望み、その後継者ともいえる九溯の駆るデモンベイン・トゥーソードを「三位一体でないデモンベインなどに用はない」として一蹴する圧倒的な力を見せつけた。
しかしデモンベインを待つ最中、己とリベル・レギスもまた三位一体でない事に気付き、エセルドレーダを呼び出して完全な生前の戦力を取り戻す。
そこに現れた最後のアンチクロス、己の母でもあるネロ=エンネアと無限螺旋の中では実現しなかった双方殺る気満々のガチバトルを繰り広げて勝利する。
その結末に母の愛を知り、前作アルルートの記憶を取り戻してデモンベインとの再戦ならぬままエセルドレーダと共に成仏(?)して消滅した。

ちなみに、デモンベイン2ではエセルドレーダと一緒に人間に転生。九溯の親友として九溯をいじり倒す愉快な日々を送っているとか。

  • 作中の台詞
「余は……渇いたり!余は……餓えたり!」
「久しいな。大十字九郎」
「篤く去ね。紛い物などに用はない」
「来い!エセルドレーダ!」
「何故余を産み落とした!?母さんッ!」

余談だが、イベントドラマではマジはっちゃけてる。「カブトムシうめぇ」、「クワガタうめぇ


◆スパロボシリーズ

スーパーロボット大戦UX』にてデモンベインが初参戦したため当然、登場。
オープニングでアイオーンを破壊したのが初登場。

九郎との初邂逅の場面ではジョーイとヒーローマンがいたため、警戒して生身で戦わずにいきなりエセルドレーダとリベル・レギスを呼び出した
いつもと違う顔ぶれに内心wktkが止まらなくて、ついはしゃいじゃったんですねきっと。
その後、忍者にフルボッコにされたが
ちなみにこの場面、原作ライターの鋼屋ジン氏も「変な声出たと思う。」とインタビューで言っていた。

余談だがマスターテリオンとの戦いは主人公のアーニーとライバルのジン、ひいてはUX世界における運命の分岐点の一つである。

その後はほぼ原作と同様の経緯を辿るが、条件を満たせば最終決戦で九郎に説得され仲間入りする。多分仲間になるだろうなーと予想されていたらやっぱり仲間になった。グリリバ恐るべし。
ただ、仲間にしない場合のみDVEがあるので2周目以降推奨。

なお、中断メッセージでは中の人が乗り移ったがごとく、C計画そっちのけでスパロボ廃人と化しており、アンチクロス(ウェスパシアヌスを除く5人)から疑念を持たれ、エセルドレーダすらちょっと引いていた。



「そのような項目で良いのか?」
「良い。全ては項目に刻まれたまま…そして全ての項目は、常に余の手中に在る」

追記・修正は部下に殺された後に新生してからお願いします。


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最終更新:2024年02月25日 23:30

*1 元ネタは暴君として知られる古代ローマ帝国の第11代皇帝、ネロ帝に次ぐキリスト教徒への迫害からネロの生まれ変わりともされる