ヤマト(NARUTO)

登録日: 2011/11/01(火) 13:51:13
更新日:2024/03/03 Sun 07:43:31
所要時間:約 6 分で読めます




漫画『NARUTO‐ナルト‐』及び続編の『BORUTO‐ボルト‐』の登場人物。
CV.小山力也

◆もくじ

◆プロフィール

所属:木ノ葉隠れ
役職:上忍
忍者登録番号:010992
年齢:26歳
誕生日:8月10日
星座:しし座
身長:178cm
体重:58.4kg
血液型:A
好きな言葉:石橋を叩いて渡る
好きな食べ物:クルミ
嫌いな食べ物:油っぽいもの
趣味:建築関係の本を読む事
戦ってみたい相手:はたけカカシ
性格:慎重、用意周到
忍者学校卒業年齢:6歳
中忍昇格年齢:6歳
(者の書より抜粋)

◆概要

木ノ葉隠れの里に所属する忍者
天地橋の任務の際に先の我愛羅奪還任務で万華鏡写輪眼を使用した疲労により任務に参加できないカカシの代役として暗部の中から選抜された。
綱手曰く「三代目在任の時からの暗部の一番の使い手」で、初代火影こと千手柱間のみが使えたとされる伝説の血継限界である木遁忍術を使うことができ、暗部では『木遁のテンゾウ』の異名で知られている。

暗部でのコードネームはテンゾウ。現在は綱手に命じられた「ヤマト」を名乗っている。
しかしカカシなど「テンゾウ」時代の知り合いからはたまにテンゾウと呼ばれる事があり、その度にヤマトと呼んでくれと訂正している。
過去には根に所属していた時期があり、この頃は志村ダンゾウからキノエと呼ばれていた。

◆性格

性格は慎重かつ用意周到で、隊をまとめ導く者としての素質は申し分ない。現に、今まで彼が率いた隊の生還率は群を抜いている。
甘えと慈悲は違う」が持論。カカシを尊敬しているが、ヤマトはカカシと違い、ナルトサクラに躊躇う事なく厳しい言葉を呈する。
これは、彼がナルト達を“部下”ではなく“一人の忍”として見ているからであり、“上に立つのではなく、上に引き上げる”のが彼のやり方だからである。

以上の事から生真面目な人柄なのがうかがえるが、時々抜けている。……うっかりうたた寝をしてしまい、ナルトに逃げられたりとか。
しかし、アニメオリジナルエピソードでは、現役暗部なんだと思い出させるような、冷静で非情な一面を見せるシーンもある。

また、比較的穏やかな物腰とは裏腹に恐怖による支配も嫌いじゃない。下から懐中電灯で照らし出した時の顔はなかなか怖い。あのナルトでさえ怯える。

煽てられてラーメン奢らされる、ナルトが修行中ずっと同じ姿勢で見張っていなきゃいけない、里の復興の為に木遁フル活用してぐったり、
拉致られて瞳術と自白剤のW攻めで情報奪われた挙げ句細胞利用される……等々、NARUTOキャラ屈指の苦労人。

よく地味だとか言われるが、

忍者学校卒業年齢6歳
中忍昇格年齢6歳

……何気にスゴい人だった。
参考までに書いておくと
  • カカシは忍者学校卒業年齢5歳、中忍昇格年齢6歳
  • イタチは忍者学校卒業年齢7歳、中忍昇格年齢10歳
  • ミナトは忍者学校卒業年齢10歳
である。

◆能力

初代火影のみが使えた“木遁忍術”を使用できる数少ない人物の一人。
木遁は非常に汎用性が高く、橋を補強・創造したり、人を拘束したり、即席で家を建てたりetc、とにかく、


ヤマト「木遁の術!」(パンッ)

だけで出来る事がかなり多い。それ故に里の復興やらなんやらにコキ使われやすい。
また、木遁の源の土遁と水遁の性質も持っており、平地に滝を生み出しそこに木を生やす、なんて事も出来る。自然に優しいエコな忍者。

「コイツいれば核撃たれても木の葉の里復興出来るんじゃね?」
「流石に無理だろww」
と言われてたが、木の葉の里がペインによって更地にされた後に実際に可能であるかのような描写があった。
忍者の癖に汚く無い…

柱間の尾獣をコントロールする力も受け継いでおり、ヤマトが七班に置かれたのもナルトの中の九尾を抑える為。

◆使用術

やはり木遁が代表だが、完全戦闘特化の柱間とは異なり、色々な場面で便利に使い倒している。
また、木遁を構成する水遁と土遁も当然のごとく使用可能。

木遁の中でも基本的・小規模なもの。
樹木を伸ばしたりして相手を攻撃したり、動きを封じたり、足場を作ったりする万能な術。
なお、オリジナルである柱間はヤマトのような小規模な木遁を使うシーンが見られなかったため柱間も同様かは不明だが、
ヤマトの小規模木遁は樹木と言うよりは角材が生えてくる。

  • 木遁秘術・樹海降誕
柱間の秘術ももちろん使用可能。チャクラ量の問題でさすがに小規模だが、自然のものとほとんど変わりない森を作り出すことすら可能。

  • 木遁・木分身の術
木遁で分身を作り出す。影分身と性質は同じだが耐久力が高いため、戦闘に投入されることも。
自分の体から木を生やして分身を作るので、やや発動に時間が掛かる。

  • 送信木
木分身の応用。小石サイズの「種子」を分身として相手の靴などに仕込み、位置情報などを特定する。

  • 火影式耳順術・廓庵入鄽垂手
対尾獣用の封印術。
柱間のチャクラに反応する封印石を利用して九尾のチャクラを抑え込む。
柱間のものは木人で直接尾獣を押さえつけるが、ヤマトのものは獣型の樹木が九尾チャクラを喰らって弱体化させる。
ペインによる襲撃事件の際、暴走したナルトが封印石を破壊してしまったため、以後発動不能になっている。

  • 木遁・四柱牢の術
木製の牢獄を作り出して敵を閉じ込める。捕虜を確保したりナルトの先走りを止めるのに使用。

  • 木遁・四柱家の術
木遁で家を作り出す。内装までオール木製のエコ仕様。野営に最適な術。
ヤマト自身は「野宿のための小屋」と言うが、その実二階建ての旅館レベルの家が出現する。

  • 木遁・連柱家の術
四柱家の術の強化版。周辺一帯に家屋を作り出す。全部似たような外装・内装になるので災害後の復旧に使うのが普通。
ペイン襲撃後に使用したが、一度に多量に家を出したので一回でバテた。

  • 木遁・黙殺縛りの術
木遁の術でひも状の樹木を作り出し、相手を縛り付ける。

  • 木遁・樹縛栄葬
樹木を急成長させて相手を飲み込み動きを封じ、そのまま潰して殺す術。
樹木は相手の絶命後も伸び続け、最後には大樹に変貌する。

  • 木遁・樹界壁
樹木を絡み合わせて壁にする。

  • 木遁・木錠壁
シェルター状の木製ドームを形成して攻撃を防ぐ、または敵を捕獲する。
榜排の術に似ているが規模は小さい。

  • 木遁・大樹林の術
腕を急成長する大木に変化させて敵を攻撃する。
先端が文字通り枝分かれするため奇襲や拘束にも向く。

  • 水遁・破奔流
チャクラを変換した激流を生み出し、相手を押し流す。

  • 水遁・水鉢
水流を発射する。

  • 水遁・滝壺の術
チャクラで水脈を操り滝を生み出す。
本来は水源の確保や景観の変化に使用する術らしい。

  • 土遁・土流割
龍脈をチャクラで操り大地を真っ二つにする。

  • 土遁・土流槍
岩の槍を大量に地中から出現させて敵の脚を止める。

  • 土遁・土流城壁
ナルトに性質変化の説明をする時に滝壺の術と一緒に使用。
チャクラを土に変換して地中の土を増幅、一気に隆起させて崖状の壁を作り出す。

  • 颶風水渦の術
ナルトとのコンボ忍術。
水遁・破奔流をナルトの風遁・螺旋丸に巻き込んで水の竜巻を発生させ、敵の攻撃を防ぐ。



◆来歴

過去

ヤマトが血継限界である木遁を使えるのは、子供の頃、大蛇丸の人体実験で初代火影・千手柱間の細胞を組み込まれたせい。
大蛇丸は彼含む60人の子供にその実験を行ったが、59人は拒絶反応を起こし死亡。
ヤマトは唯一柱間の細胞と適合した為生き残ったが、当の大蛇丸はそれを確認する前に里を抜けていたため、ヤマトに会うまで全員死んだと思っていた。

その後はダンゾウに拾われキノエという名前を与えられ、ダンゾウの下で「根」の忍者として働いていた。
任務を通じてカカシと出会い、それを切っ掛けにダンゾウの「根」から三代目火影直属の暗部へと異動。
異動後はカカシの部下として任務に就いており、新たにテンゾウの名を与えられた。

第二部

本編には二部から登場(アニメは疾風伝)。
療養中のカカシの代理として第七班の隊長に配属され、ナルト達を率いて草隠れの天地橋へ向かった。
天地橋の任務以降も、時折七班の隊長として任務を遂行している。

人柱力の修行を受けに来たナルトの護衛として島亀に滞在していたところ、カブトの襲撃を受けて拉致され、木遁をゼツたちの強化に使用されてしまう。
そのまま第四次忍界大戦が始まり、穢土転生との戦いや十尾復活、六道オビトとの戦い…と、物語は進む中話題に挙がることもなく、ほとんど忘れ去れてしまっていた。

しかし、マダラの完全復活後、グルグルに取り込まれる形でまさかの登場。
登場した当初はグルグルに覆われていたため仮面マダラの頃のオビトと同じく正体不明だったが、同話で大蛇丸が怪しんでいたり水月の水鉄砲で一部が砕けた際に黒髪が見えたりしたので、大体の読者は正体を察していた模様。

暁の仲間にすら「弱い」と称される白ゼツの亜種・グルグルが、彼を取り込むことで真数千手の観音像(木人の術で出現させたもの)を操り五大性質変化を使いこなし、穢土転生かつ全盛期を過ぎているとはいえヒルゼンと互角に戦い、チャクラが枯渇してるとはいえ忍連合を追い詰めるなど格段にパワーアップしている。
この事からヤマトもまた相当の実力者であることがうかがえる。

そんな彼がグルグルから解放されようやく姿を見せたのは無限月読にかかった後、つまりヤマト自身の意志は終始全く見られなかった
唯一穢土転生のヒルゼンに気づいてもらえたが、この時テンゾウではなくヤマトと呼んでいる。
なお、作者によるデータブック「陣の書」では「ヤマト」のコードネームがヒルゼンから与えられたものであるとされているため、恐らく暗部として動く時は「テンゾウ」、そうでない時は「ヤマト」と使い分けているのだと思われる(その判断は火影が下すと推察される)。

各地の無限月読の解術後の描写の中で、目の前で崩れるグルグルの白ゼツに驚愕する様子が描かれていた。
これでNARUTO本編の彼の出番は終了。
残り二話しかなかったとはいえ、姿形どころか名前すら見られずそのまま連載終了してしまった。

THE LAST

最終回には登場せず、ファンを心配させたが映画『THE LAST』のEDにて登場。
ナルトとヒナタの結婚式に出演する様子が数少ないながらも描写されており、ファンを安堵させた。
しかし映画本編には出られなかった。

BORUTO‐ボルト‐

外伝「七代目火影と緋色の花つ月」にてついに出演。
本編後、大蛇丸のアジトを監視しており、シンの情報を掴もうとやって来たサスケ達と接触。
イケメンな父親探しをしてたチョウチョウには(パパじゃねーなコイツは…)と思われたり相変わらずだったが、ナルトには火影になった今も変わらず慕われており、ヤマト隊長と呼ばれていた。



追記・修正宜しくです。

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最終更新:2024年03月03日 07:43