ラグナ=ザ=ブラッドエッジ

登録日:2010/07/21(水) 23:49:19
更新日:2023/11/04 Sat 01:39:21
所要時間:約 11 分で読めます





見せてやるよ…… 「蒼」の力を!


アークシステムワークス開発の格闘ゲーム、BLAZBLUEの主人公。


【プロフィール】

出身地:不明
身長:185cm
体重:78kg
誕生日:3月3日
血液型:B
趣味:料理(得意料理は丸焼き)
好きなもの:立ち食いそば屋の天玉うどん
大切なもの:銀の腕輪
嫌いなもの:幽霊、世界虚空情報統制機構
CV:杉田智和佐藤利奈(幼少期)



【キャラ性能】

機動力が高く、波動拳のような「飛び道具」以外は、無敵昇竜など使いたい技がほぼ揃っており、
通常技・特殊技も全体的に高水準な物が多く扱いやすい。

さらに連続技の威力も高い上に基本的なものがメインとなっていて、ジン=キサラギと並び当作品の入門にもピッタリなキャラ。
…なのだが、そこはブレイブルー。スタンダードすぎるキャラにしたくなかったのか、実は意外とピーキーな面も持っている。
体力が全キャラ中でも最低クラス、かつネガティブペナルティ耐性も最低クラス*1なので、
いかに相手キャラの長所を潰し、自分のペースを作り出すかが重要だったり。

体力吸収効果も自身のコンボ能力に左右されやすいため、プレイヤーによってはホントに気休め程度にしかならない。

【使用技】

技の種類を問わず、技名には死・地獄・血等の不吉な意味合いの単語が多く含まれている。

  • ドライブ関連
●ソウルイーター
相手の体力を吸収する(一部必殺技やディストーションドライヴ、アストラルヒートにも回復効果がつく)
単発の吸収量は僅かだが、1コンボ中に当てた回数によって吸収量が上がっていく。
そのため、うまくコンボに組み込めば結構な回復もできる。
ラグナの装甲が紙っぺらなのはこれで釣り合いをとろうとしたからかもしれない。

●ブラッドカインイデア
オーバードライブ。
効果時間中、D系攻撃の性能が強化される。
CSまでのブラッドカインと違って効果時間中の体力減少が無い。

●シードオブタルタロス
CFで追加されたエクシードアクセル。
その場で大剣を振り下ろし、ヒット後に剣で前方を薙ぎ払って衝撃波で吹っ飛ばす。
リーチが短めなので空振りしないようにしたい。
アクティブフロウ中は薙ぎ払いの時に剣が鎌形態に変形する。


  • 必殺技
●ヘルズファング(214A、追加214D)
突進技、突進距離が結構長く強判定でカウンターヒット時にはさらに追撃が可能。
意外と上方向への判定もあるため対空に使えなくもない。
しかし、この手の技の例に洩れずガードされるとほぼ反確というハイリスクハイリターンな技。
コンボの中継に使えたりもしたがCP2.0以降は浮きが低くなったためできなくなった。
追加攻撃に吸収効果あり。
CSまではブラッドカイン中、CP以降はオーバードライブ発動中のみ、追加攻撃に壁バウンドを誘発するため追撃可能。
CFでは壁バウンドの浮きが低くなり、ダッシュキャンセルしなければ追撃が難しくなったが、画面端でも相手が裏回らなくなった。

●インフェルノディバイダー(623CorD、空中可)
昇竜。
C版は無敵時間が長く、D版はC版より上昇高度が高く吸収効果ありでフェイタルカウンター対応。
ヒット時はここからさらに、
アッパー(236C)~吹き飛ばし(236C)or踵落とし(214D)へ派生可能。
吹き飛ばしは画面端で壁バウンド(CS無印までは大きく、CSIIでは緩く。CPでは壁貼付け)を誘発し、踵落としは吸収効果あり。(CS以降)
CS無印時代までは派生技の入力受付が非常に長く「もっさり昇竜」なんて呼ばれてた。
CSII以降は踵落とし後の落下中に攻撃を出せなくなった。(ブラッドカイン中は可)
CP2.0以降では踵落としで相手が緊急受け身を取れるようになってしまった。

●ガントレットハーデス(214B、空中可)
中段攻撃、地上版は発生が遅めなのでコンボに組み込みづらい。
空中版は発生が早めなので低空で出せば崩しにも使える。
ヒット・ガード・空振り問わず蹴り上げ(214D)へ派生可能、吸収効果もある。
派生にディレイをかければ追撃も容易。
CPのVer2.0では蹴り上げの浮きが低くなり、ジャンプからの追撃は不可能になった。
代わりにディレイ派生から5Bが繋がるようになったため、ハーデス単体で崩した時の火力が上がった。 

●デッドスパイク(214D、CPでは236D)
飛ばない飛び道具、通称デッドスパイクさん(DSさん)、∠
吸収効果ありだが発生が遅く、CS無印まで(特にCS無印)は中の人にも「何のためにあの技はあるのか」と言われるほどのぶっちぎりの産廃だった。

DSさん、その変遷↓
○CT
記念すべき初登場、発生は遅い。
この頃は「相手画面端で・確定で・カウンターする」状況なら100%始動の高火力コンボを叩き込めるのでまだ使い所はあったかもしれない。

○CS無印
ガードプライマー削り効果付加、しかし発生の遅さは相変わらずでカウンター始動でも補正がいくらかかかってしまうためほぼ死に技。

○CSII
DSさん大躍進。やはり発生は遅い。
しかし単発威力アップ、ヒット時硬直の増加、補正の緩和、
空中の相手を浮かせて吹ッ飛ばすので追撃可能(端はもちろん、状況によっては中央でもコンボパーツになる)
……と超強化された。(DSさんを組み込んだコンボの見た目が無理やりすぎるのは気にするな!)

○CP

飛 ぶ

飛 ぶ の で あ る

大事なこt(ry
さらにヒット・ガード問わずダッシュキャンセル可能になった。
しかし攻撃判定の出方の関係で密着状態だとスカりやすく若干端コンに使いづらくなった。
オーバードライブ中は巨大化し、3ヒットするようになる。

○CF
地上ヒットでも相手を吹っ飛ばすようになったこと以外はCPと同じ。

○CROSS TAG BATTLE
飛ぶ版と飛ばない版の使い分けが可能になっている。
さらに、EX版はかつてのUnlimited版のように三段派生が可能。


そんなデッドスパイクさんだが、リズムアクションゲームで活躍する。その名も『イートビート デッドスパイクさん』

CSのロケテではラグナ使い達が「前作から強化されたかも!」と想い、開幕からDSを連発するという微笑ましい光景が見られたそうな。

●まだ終わりじゃねぇぞ(相手ダウン時に22C)
通称まだお。
ダウンした相手を引ッ掴んでブン殴る、技後の相手は立ち喰らい状態でこちらが先に動ける。
3Cや2D等でダウン属性を付けなければ出せないが、補正を無視して一定ダメージを与えられる。
CPではやられが中央ならスライドダウン、画面端なら壁貼付けに変更。
殴りをダッシュ・必殺技でキャンセル可能。
CFでは中央で決めた際の復帰不能時間が若干伸びているようで、殴りダッシュキャンセル~微ダッシュ5Cの拾いがCP時代よりもやりやすくなっている。

●ベリアルエッジ(空中で214C)
CSからの新技、初段で相手をロックし急降下する多段ヒット技。空中の相手を地上に引きずり降ろしてその場で浮かせるため、ヒット後は追撃が可能。
CS無印時代はコイツのおかげでコンボ火力・ゲージ回収力がとんでもないことになっていた。
特に中央・端問わず決められる、その名の通りベリアルを1コンボで2回決めるダブルベリアルと呼ばれるコンボが強力だった。
レシピはこんな感じ↓
各種浮かせ(5Dや6A等)→JC~D>(jc)C→ベリアル(バウンド)→6DD>(jc)C→ベリアル(バウンド)→5D2>DIDorまだお
ぶっちゃけると牽制の5Bがヒットしたらどこからでも移行できる。(当時の5Dはノーマルヒットで浮くため)
1発目のバウンド後の6Dは中央の場合、微ダッシュ込みじゃないと繋がらないことがある。

CS2以降は初段のロックが消え、着地時に相手が大きく吹き飛ぶようになったため、
端以外での追撃が厳しくなり、ダブルベリアルも同技補正の関係で実用的ではなくなった。(大抵1発目のバウンド後の追撃が青ヒットになる)
CP2.0ではかなり近接しないと相手がバウンドしなくなったが、中央でも追撃できるようになった。
CFでは隠しボスのUnlimitedラグナ専用技となり、プレイヤーは使用不可能。

CROSS TAG BATTLEではデッドスパイク同様下記のナイトメアエッジとの使い分けが可能になっている。
ワンボタンで出せる通常攻撃扱いになっており、着地をキャンセル可能。
ただし、相手が自分よりも低い位置で当てると確実に受け身を取られてしまう。受け身を取られた場合はキャンセル不可。

●ナイトメアエッジ(空中で214C)
削除されたベリアルエッジの代わりに追加された新技。
こちらは降下の角度がほぼ垂直になっており、着地時に追加攻撃を出せる。(コマンドは214D、吸収効果あり)
基底ダメージが高く、地上に叩きつけた後は必ずダウンさせるので追加攻撃と併せてコンボの締めに使う。
カウンターヒットすれば着地後5Cで拾えるためコンボの始動に使えなくもない。
オーバードライブ中は追加攻撃が壁バウンドを誘発し、ダッシュキャンセル可能になるため更なる追撃が可能。

●ブラッドサイズ(214D、空中可)
大剣を鎌に変形させ、跳び上がって斬りつける。
吸収効果ありで地上版はフェイタルカウンター対応。
空中版も低空で出せばコンボの中継に使うこともできる。
CFでは地上版・空中版共に相手をスライドダウンさせるようになった。


  • ディストーションドライブ
●カーネージシザー(632146D)
高速で突進して斬りつけ、衝撃波でブッ飛ばす。2段目の衝撃波に吸収効果あり。
1段目ヒット時にD長押しで2段目をキャンセル可。
言うまでもなくガードされたら確反。
CS無印までは2段目の硬直が短くノーゲージで追撃可能だったが、
CSII以降は硬直が激増してラピッドキャンセルしなければ追撃不能になった。

●ブラッドカイン(214214D)
自己強化技。略称はBC
効果時間中はD系攻撃が強化されるが徐々に体力が減少していく。
コンボ中や投げでの崩しから、等の確実にリターンが見込める状況で使いたい。
CPにてオーバードライブになったため、DD版は削除された。

CS無印までは投げから発動後、Dループのようなコンボができた。
レシピとしては↓
後投げ(前投げは不可)>BC→HJD~D(ハイジャンプの昇りと降りで1発ずつ)×n>各種締め

元ネタとなった某悪男と違い、中央でも可。
CSII以降は投げがキャンセル出来なかったり等で出来なくなった。

●闇に食われろ(214214D)
ガード不能、吸収効果が高い。しかし発生が遅いので潰されやすい。
CSIIまではブラッドカイン中のみ使用可能だったが、CPでブラッドカインがオーバードライブ化したため、単発で出せるようになった。
(通常版は性能が抑えてあり、旧作相当のものはオーバードライブ時に使用可能)


  • アストラルヒート
●ブラックオンスロート(2141236C)
振り上げがヒットすると演出へ移行。大剣を鎌に変形させて斬りつけ、相手の生命力を吸収した後に一閃。
CTではキャンセルで出せなかったため使いづらい印象があったが、CSからはキャンセル発動可能になり確定状況が激増した。
端はもちろん投げや5Dが刺さっても確定するほどに。
しかし最近は確定状況が少し減ってきている。

発動時の無敵が長いため、割り込み能力が高い。
「蒼なのか闇なのかはっきりしろ」というのはこの技のことを言っている。
最近では「蒼の力」のみになった。
そして演出・セリフ共に厨二全開。

CFでは何とActが変わると台詞が変化する。
Act1では「闇の力」のみになるがAct2以降は「蒼の力」のみになる。

なお、この技名はまんまUnlimitedラグナのテーマ曲名になっている(正確には「Black Onslaught」表記)


  • Unlimitedラグナ専用技
●Unlimited版デッドスパイク
巨大化した飛ばない版デッドスパイク → ヘルズファング追加攻撃 → シードオブタルタロスの三段攻撃。上述の通りCROSS TAG BATTLEでのEX版デッドスパイクに流用された。
CPまでは、三段目がカーネージシザーの初段に5Dのエフェクトを継接ぎした動作だった。

●ベリアルエッジ
上述の通りCFではUnlimited専用技。

●技名なし①
ヘルズファング初段 → 闇に食われろの掴み動作で相手を吹き飛ばすディストーションドライブ。
草薙京の弐百拾弐式・琴月 陽っぽい技。ラグナに限らず、Unlimitedキャラ専用技は他のアークゲーや他社の格ゲーを意識したものであることが多い。

●技名なし②
ブラックオンスロート初段 → 超多段ヒットするインフェルノディバイダー → 着地時に決めポーズといった流れのディストーションドライブ。
こちらは真・昇龍拳とドライン版ヴォルカニックヴァイパーを組み合わせた感じの技。


【ストーリー】

全ての魔道書の原典とも謳われる最強の魔道書『蒼の魔道書』を持ち、
統制機構を潰すため戦い続ける史上最高額の賞金首で、通称『死神』とも呼ばれている。

第1作目のCTでは統制機構カグヅチ支部を破壊するために第13階層都市カグヅチに現れる。

第2作目CSでは彼にとっての真の敵が行動を開始したことを知り、彼もまた動きだした。

CS後になるCPでは事象干渉により前半は常に苛立ったような態度を隠さず、大人げない面を見せる。
だが、中盤では黒騎士や狂犬と言った蒼の魔道書を持たずとも自身より強い人物を目の当たりにし、
様々な助言やある少女との邂逅を経て、力を持つ者の義務である『何のために戦い、何のためにその力を振るうのか』という問いへの
自分なりの答えを見つけ出し、それと同時に『自身の力ではない、他人の力』であった『蒼の魔道書』とも向き合う等、人間的にも成長した。
終盤では自身の犯してきた罪(おそらくCT以前の事)を振り返りつつ、それでも前に進むことを決意した。
誰もが竦んでしまうような巨大な敵に対しても、守るもののためにたった一人で立ち向かっていくその姿は、ある少女が見たいつかの光景のようであった。
そしてその果てに……。


よく「最強なのに弱い」等と笑われたりするが、賞金首として史上最高額なだけで、
彼より強いキャラはこの世界には割と多いのであしからず。強い事には変わりないです。
というより、テルミ製のブレイブルーしか持ってないのに、喧嘩を売る相手が毎回強すぎるために弱く見えるのだと思われる。
CPラストでは『守るために戦う』覚悟を決めた後、あのν-13をブレイブルー無しで倒すほどに強くなった。

CPラストの後、消息不明となっていたが、エンブリオの内部で全ての記憶を失って目覚めた。
その後、かつての六英雄・ナイン、自身の妹を依代とする冥王・イザナミらと闘い、ラグナはマスターユニットの中に、ある少女の姿を見る。
戦いを通して記憶を取り戻し、繰り返される世界の真実を知ったラグナは、一つの決意を固めていた。
そんな折、新たに傍観者となったアマネに、黒き獣の抑制のために自らの観測下に入ることを求められるが、ラグナはそれを「問題の先送り」として拒否する。
そして、ラグナは自らの決意を語る。それは、全ての資格者を止め、誰一人としてその願望を叶えさせない、というものだった。
今までの自分の選択による結果から逃げ、現在を否定していては、決して何も変わらず、先に進めず、そして、何も救えない。
ラグナは全ての資格者を敵に回し、「世界の破壊者」となる決断を下したのだった。




以下ネタバレ含む簡単なストーリー詳細
CTでループを脱出後蒼の継承者となったノエルの゙眼゙によりハザマユウキ=テルミとして認識され、右腕を奪ったハザマと再会する。

CSで獣衛兵により自身の事を聞きそれでも尚ハザマを倒す為にカグツチ最上層へと向かう。


実はラグナは魂も体も誰のモノかわからない造られた存在。
世界の破壊者」たりうる存在であり、ラグナに対する「抗体」として「秩序の力」を持つジンが存在している。
そして右腕は黒き獣であり゙蒼の魔道書゙ブレイブルーとなっている。
黒い波動や致命傷すら短時間で修復する回復力などを発揮できる反面、周囲の生物から生命力・魂を奪い取るソウルイーターが常時発動している。
この機能は『神殺しの剣・クサナギ』を精錬する為の窯が本来の姿なので、正常に機能している証拠でもある。
彼が他人を寄せ付けないのはこの為。


ブラッドエッジの名は獣衛兵の盟友で人類が術式を開発・洗礼する期間を作るために、
一人で黒き獣と戦った人物であり、ラグナの持つ大剣と服はブラッドエッジの物である。
そしてそのブラッドエッジの正体は、レイチェル=アルカードの力によって窯を通じて時間旅行をしたラグナ自身であった。詳しくは後述。
余談だが黒き獣はニューと共に窯に落ちてなった別の時空のラグナなので、同じ時空にラグナは二人存在した事になる。

ラグナの持つブレイブルーとは黒き獣であるため使い過ぎると内側から獣に食われてしまう(CTバッドエンドより)
そしてブレイブルー"蒼の魔道書"をつくったのはテルミであり、
そのテルミは二つ目の真のブレイブルー゙碧の魔道書"を持ぢ蒼゙を無効化出来る。
しかしCSトゥルーでテルミの攻撃からラグナを庇い、
破壊されたΛ-11(ν-13)より搭載されたテイガーの機関の同型゙イデア機関゙を吸収、゙碧の魔道書"を越える力を発揮する。
だがこのときテルミはノエルとライフリンクしていたため、トドメを刺すことはできなかった。
テルミを叩きのめした後、μ-12に覚醒したノエルを元に戻すため左腕を犠牲にして精錬を逆転させ彼女を救った。(ちなみに失った左腕は某猫耳鬼畜眼鏡が新たに造った)
その後、タオカカと共にイカルガに旅に出る。
実は家庭用CSストーリーモードのバッドエンドした後の救済コーナー、
『たすけて!ココノエ博士』でジンに初めてを奪われアッー!なことをされた。

当のジン様は、『兄さ~ん/// もっと楽しもうよ~///』と絶倫だった。


CPにおいて、ラグナはレイチェルの力を借りて境界を渡り、タイムスリップを行う。
そこで、ラグナは一人の少女と出会う。少女の名は、セリカ=A=マーキュリー。
フェイズシリーズにおいて登場したブラッドエッジとは、CPのラグナ本人であった。
同じくCTの時に境界を渡ったジンが介護なしでは生きることができないほどに体がボロボロになったのに対し、
ラグナは記憶喪失のみで済んでいる。これはレイチェルがラグナに「ツクヨミユニット」を用いて防御させたためである。


CPでのカラーは、
GGカラー(No.11):ソル・バッドガイ(主人公だけに)
パロディカラー(No.13):BLEACHの黒崎一護(死神繋がりからか)
他キャラとのカラー交換(No.14):マコト
アトラスカラー(No.15):番長(P4主人公)(こちらも主人公繋がり)
……となっている。

BGMも主人公なだけあって非常に多い。
○Rebellion(専用テーマ)
○Black Onslaught(Unlimited版テーマ)
○Under Heaven Destruction(vsジン)
○White Requiem(vsレイチェル)
○Nightmare Fiction(vsハザマ CS~)
○Black & White(vsハクメン CP~)
○Bloodline(vsイザナミ CF Act2~)




蛇足かもしれないが、ラグナと密接な関係にある蒼の魔道書、
そもそも蒼の魔道書は真の蒼(テルミ曰く、境界の奥に存在している創造と破壊の力)の模造品と劇中で言われている。
誕生した経緯だが、この蒼の魔道書はテルミの襲撃時に致命傷を受けた際、封印していた黒き獣の骸をレイチェルが融合させた事による。
CTの序盤で神輝・ムラクモ(ニュー13)との融合に失敗・暴走した二人が黒き獣となり、
窯を通じて境界から過去世界へ黒き獣として現れているので、一種のタイムパラドックスと化している。
荒正(大剣)もそうだが時間軸的に彼の身の回りの物については複雑な因果関係が存在しており、これが「世界の破壊者」由縁に繋がるのかもしれない。
この点についてはレリウス・クローバー、ユウキ・テルミの実験との絡みもあり詳細は不明だが、
ラグナとジンの出生にも関わってくる事なので追々明らかにされていくのだろう。
非常に長い時間を渡り続けているのになぜただのセラミック製の大剣が劣化しないのかは謎である。

なお長らくラグナの大剣の名前は不明だったが18年7月末『ぶるらじNEO 第2回』にて『荒正(アラマサ)』という名前であったことが森Pが明らかにした。


『ブラッドエッジ・エクスペリエンス』の主人公・黒鉄ナオトとは何らかの関係性があるのではないかと疑われている。

ナオトの性格がラグナにそっくりというのもあるが、ナオトのドライブ能力名が『ブラッドエッジ』であること。
この能力は血で出来たような刀や鎌を生み出す他に、使用中に白髪、赤目になるという特徴があり、挿絵ではアホ毛以外はラグナそっくりになる。
また、レイチェルと思わしき姿を事象干渉により見ている(挿絵を見る限りラケルよりも背丈が低く、それでいてシルエットがレイチェルによく似ている)。

最新作『CF』にてナオトが参戦したが、一部の技のモーションがラグナと同じ(性能などは違うが)だったり、
オーバードライブ状態になると小説版挿絵通りラグナそっくりの容姿になる。
ディストーションドライブ『ディヴァインリーパー』ではなんと(横幅が)広くておっきなデッドスパイク先生を召喚する。
ナオトのブラッドエッジを見たナインは「同一の力」とつぶやくが、その真意とは…

またナオトの妹の名前は輝弥(てるみ)サヤといい、最強・最悪のドライブ能力『ソウルイーター』を有している。
この兄妹は『XBLAZE』のヒロイン、天ノ矛坂冥の親戚。
さらに、XBLAZE LOST:MEMORIESにて、篝燈八のドライブも『ブラッドエッジ』であることが判明。
謎がさらに深まった。












彼の戦いの結末~ネタバレ注意~












憤怒に身を焦がす六英雄・ナイン、自らの妹を依代とする冥王・イザナミ
自らの存在を確立し始めた碧の魔道書・ハザマ、そして宿敵・ユウキ=テルミらとの闘いを潜り抜け、遂にノエルを、自らの妹サヤを取り戻したラグナ。
テルミによる教会襲撃で離ればなれになったラグナ・ジン・サヤの3人が、本当の意味で再会した瞬間であった。

しかし、ラグナは突如としてノエルに剣を向ける。彼は自分の記憶を、全世界から消すつもりであった。
この世界は当初、マスターユニットであるノエル、第一接触体「サヤ」の願望によって作られたものとされていたが、事実は異なっていた。
サヤの願望は「ラグナ=ザ=ブラッドエッジ」のみで、世界はあくまで再構成されただけに過ぎない。
現在の世界はラグナありきで作られたもので、彼の死=世界の再構築というループが行われていたのだった。
(ハクメンやテルミの発言で、ノエルが存在しない事象があることが判明している。
ノエルの願望により作られた世界であるならば、ノエルが存在していない世界が存在するのはおかしい)。
そのため、ラグナ本人の意思に関係なく、彼の存在が世界の可能性を閉じていたという事実が明らかとなった。
最終作の副題・「神の観る夢(セントラルフィクション)」とはラグナ自身を指していたのだ。


そのため、自分の存在という「悪夢」から世界を解放するため、自らの記憶を世界から消し去ろうとするラグナを、ジンは必死で阻止しようとする。
しかし奮戦及ばず、敗北する。

ラグナはジンとノエルを優しく抱きしめ、「兄」としての最後の言葉を二人に贈る。

そして二人から『願望(ゆめ)』を喰らい、ラグナはマスターユニットの元へ向かい、その中に居た「サヤ」の魂と対話する。
そしてずっと自らを信じて待ち続けてくれた彼女の魂を「救い」、ラグナはマスターユニットを起動させる。
そして世界から「ラグナ=ザ=ブラッドエッジ」の記憶を消し去り、傍観者・アマネとの語らいの後、
理の外に存在するアマネの記憶からも自らの存在を消し去り、自らと共に戦い抜いた剣を残してその姿を消すのだった。


可能性が解放された世界に、ラグナの姿は無かった。
彼を助け、その戦いを見守ったレイチェルも例外ではなく、彼の存在を記憶していなかった。
しかし、彼女の胸の内には、ラグナの「絶対に諦めない意思」が遺した「希望」が宿っていた。
「必ず「あなた」を見つけて見せる」
BLAZBLUEの物語は、レイチェルの決意の言葉とともに幕を下ろす。


かつて助けることが出来ず、それでも自分をいつか助けてくれると信じて待ち続けたサヤを、ラグナは最後の最後にようやく救うことが出来た。
CTからCFまでのラグナの物語は、まさしく「ラグナがサヤを救う」ための物語だったといえるだろう。


なお、全世界の記憶から自らを消し去って姿を消したラグナだが、どこかに存在しているのか、それとも消滅したのかは不明。
ただ、サヤに「これからは一緒だ」と言っていたため、まだ彼が存在しているのならば、
この世界に干渉することのなくなったサヤと共にいるのだろうと思われる。






「……第666拘束機関解放」

「無駄だって言ってんだろ。テメェはアホか!?」

「次元干渉虚数方陣展開……」


『ニューはいつもラグナと一緒にいるよ……』


「“追記・修正”……接続!」

「…………何!?」

「見せてやるよ。これが…… Wiki籠もりの力だ!!」




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最終更新:2023年11月04日 01:39

*1 正確には10000でブービーだから厳密には違う…けどほぼ最低と言ってもいい。ネガペナ耐性については、4~6が標準値であるのに対してラグナは2。こちらも最低値はバング殿の1なので厳密にはブービー。