バッドエンド

登録日:2010/02/13 Sat 23:24:44
更新日:2024/04/09 Tue 13:02:46
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バッドエンド(BAD END)


概要

物語が不幸な結末で終わる事。または正しい終わり方ではないEDを迎える事。
フィクションの王道であるハッピーエンドの対となる終わり方。

前者は余りにも悲惨な終わり方をした場合に使われ、ゲーム以外の作品にも使われる。
基本的に主人公が死ぬ物語は悲劇やバッドエンドに分類されるが、もちろん例外もたくさんある。比較的有名な例としては絵本『100万回生きたねこ』か。
「実はバッドエンドではない」「周囲としてはバッドエンドだが本人としてはハッピーエンド」「エンディングの本質は悲惨さではない」なんてものは意外と多い。

主要キャラクターが死亡して終わる「デッドエンド」についても、特に主人公が死ぬものはバッドエンドと捉えられやすいが、
そのキャラクターが死亡したことは確かに当人やその周囲の親しい人間にとっては悲劇ではあるが、
その死によって他の仲間や世界が救われ、物語としてはハッピーエンドを迎えたりすることもあるので、一概にデッドエンド=バッドエンドとは言えないだろう。

中には「ハッピーに見えて最後までやると実はバッドだった」
「ハッピーに見えて冷静に考えると、実際は何も解決してない、むしろ主人公達の行動が深刻な問題の火種をまいている」
というハイレベルなものもある。
このパターンは「メリーバッドエンド」と呼ばれることもある。
有名作品だと、
などがこれらのパターンに該当する。
トゥルーエンドに設定されている作品も少なくない。

この他、大多数にとっては悲劇でも当事者が概ね満足しているなど、視点を変えれば解釈の変わる結末も「メリーバッドエンド」と呼ばれる事もある。
例としてアンデルセンの『マッチ売りの少女』は、「マッチ売りの少女が誰にも買ってもらえず、家にも帰れないまま衰弱死した」という展開だけ見れば悲劇的だが、
その最期は「マッチの火に見た、優しかった祖母の幻に抱きしめられながら天国に召される」という、少女当人にとっては幸せなものだったことが語られている。
なお誤解されやすいが、同作者の『人魚姫』は主人公の人魚姫が空気の精霊に転生して王子達の結婚を祝福し新しい人生を歩みだすラストで、
先輩の空気の精霊が「悲しむと願いが叶うのが遅くなる(要約)」説明している所を見る限り、夢を目指し前向きに歩んでいくオチである。

こちらも同じく有名作品を例を挙げると、
などが該当する。

またバッドエンドとなった作品を続編等で補完しハッピーエンドにする場合もあるが、その場合は大抵賛否両論が巻き起こる。
「あの(ザクの)パイロットは奇跡的に一命を取り留めたようだよ」*1

これ以外にもバッドエンドになりやすい場合としては、既存作品のスピンオフとして展開される前日譚等が挙げられる。
ただ、前日譚である以上、ハッピーエンドで終わってしまっては原作本編に辿り着けなくなることもあるので、致し方ない面もある。

連載作品の場合、時には作者の意図しない形で作品がバッドエンドになることもある。
「主人公が死んでしまうが仲間により復活する」という話を予定していたのに、主人公が死んだ時点でが決定してしまい、
結果、読者からは主人公が死ぬバッドエンドと認識されてしまうような場合等がそれである。
ほとんどの場合は無理矢理にでも話を終わらせる形で話を畳むが、展開的にどうあがいても少ない話数を畳めなかったり、
作者が急逝して物理的にこれ以上話を進ませることができなくなった場合は投げっぱなしエンドになってしまう。
近年ではソーシャルゲームサービス終了にそういった事例を多く見かけるだろう。

間違えやすいカタカナ英単語にもある通り、非常に間違われやすいが、バッ“ド”エンドである。


そしてシナリオライターが稀に患うバッドエンド的終わり方しか作れなくなる「バッドエンド症候群」と言う疾病がある。

◎バッドエンド症候群罹患者

○石ノ森章太郎(※ストーリーも自分で書いた作品のみ)
○梶原一騎
首藤剛志
○野島伸司
Revo
○雪野みなと
○ダーレン・アロノフスキー

◎元・バッドエンド症候群罹患者

富野由悠季
○CLAMP
○タイトー
鬼頭莫宏
虚淵玄


バッドエンド作品の一覧

一応ネタバレ注意
ゲーム作品のバッドエンドについてはバッドエンド(ゲーム)を参照のこと。










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最終更新:2024年04月09日 13:02

*1 ただこのセリフが出てくる作品では、作者が『三流のハッピーエンド』になってしまうのをわかったうえで、アニメで涙したファンのために、あえてこうしたというエピソードがある

*2 類似パターンだと日本でも横山漫画版の「119回目で話を止めて『犠牲は大きいかったが皇帝に功績を認められた』ところで終わらせる」という締めがある。

*3 兄弟の目的であるウラニウム爆弾が史実ではどうなったかは…ここに記すまでもないだろう。

*4 アニメ版を否定するファンからはこのラストなどを根拠に原作者がアニメ版に対して憤慨していると憶測で主張する声が出ているが、原作者当人は「原作そのままだと面白くない」、「アニメの空気感は漫画では出せない」というスタンスであり公式でその様な事実はない。又その後出たアニメ版のDVDBOXのカバーイラストも手掛けている。

*5 実はオパチョが取った行動も真逆で、前者ではハオに拒絶されても寄り添う意志を見せたが、後者では激昂するハオに恐れをなして逃げ出した。

*6 第一期とは世界線が違うので劇場版の後で第一期メインメンバーが壊滅したというわけではない。

*7 上記2作のような雑誌連載の終了回では無く、作品自体も「帰ってきたドラえもん」に繋がっているため、厳密には最終回では無い。しかしその完成度の高さから、ある種の「最終回」とみなされている