糸(武器)

登録日:2018/08/04 Sat 04:28:01
更新日:2024/02/12 Mon 04:01:07
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糸(武器)とは、糸状の武器を自由に操って戦う戦闘スタイルのこと。
ここでは類似武器としてワイヤーなどを使うキャラクターも扱う。

●目次

概要

ここで言う「糸」とは、基本的にはの様な幅と重量は無く、先端に錘も付いていないため鈍器の様にただ振り回すだけではない存在が該当する。
そのため、武器として扱う難易度は非常に高く、専門の訓練を積まないとまともに使用することもできない。
細い糸を巧みに操る印象からか、大抵は知的キャラの定番武器となっている。
「単なる糸」では武器として強度が足りないため、「鋼鉄製の糸(鋼糸)」など特殊な性質を用いたものが多い。
その一方で、極まった糸使いは単なる戦闘以上に役立つ運用方法も多い。

武器として糸を用いる場合、その攻撃方法は多くの場合「緊縛」と「切断」になる。
戦闘用に強化された糸は、からみつけば人間の動きくらいはやすやす封じられる。
さらに強靭にして微細な糸はそのまま刃物としても機能し、人間の地肌くらいなら牽き切ってしまう。
そんな武器としての糸の最大の利点は「不可視である」ということだろう。
糸使いの手から放たれる微細な糸は、相手に悟られることなく張り巡らされからみつくのだ。
なので大抵その使い道は「不意打ち」「トラップ」といった、相手の虚を突くようなものが多い。

弱点は使用するのに高度な技術を必要とすること。
糸が細ければ細いほど、自在に操るのは困難を極める。
風が吹いていたりするだけで糸の挙動を制御するのも位置を把握するのも難しくなるだろう。
そして相手の攻撃を受け止める力はほぼないことだろう。
飛んでくる無数の矢をはたき落としたり、衝撃や炎を受け止めたりする力はほとんど期待できない。
なので不利な状況を打開する力に乏しく、先手を打って終始戦いのペースを握るような戦い方が求められる。

主な種類


  • 強化糸
戦闘用としては一番ポピュラーな糸。
何らかの強化を施してあり、優れた「強度」「弾性」を持つ。
ただ強化されているとはいえ普通の糸なので、そこまでの強度はないし
あまり無茶な挙動もさせられないのが普通。

  • 縄(ロープ・ワイヤー)
繊維を編みこんで紐状にしたもの。
当然普通の糸より強度は増し、人間一人くらいなら一本でも難なく吊り下げられる。
ただ太くなってしまうので目につきやすくなるし切断もし辛くなるのが難点。

  • 金属製の糸
金属を細く加工し糸状にしたもの。
ピアノ線が有名どころ。
針金よりも更に細くしなやかで強度も弾性も高い。
通常の糸よりもさらに強靭なので切断なども容易にできるし、伝導体として通電するなどの用法にも向く。
ただしこれも通常の物質であることには変わりないので、切られたりすることもあるしそこまで無茶な扱い方はできない。

  • 分泌物
体内から粘液を放ち、それが空気に触れることで細い糸状になるというもの。
生物、それも蜘蛛をはじめとした虫が扱うことが多い。
蜘蛛糸と同じ様に粘着性を持ち、敵や物体などに容易に張り付けることができる。
また弾性も非常に高いことが多く、ゴムの様に撓み伸び縮みするため独特な使い方ができる。

  • 体毛・毛髪
生物の毛や髪を糸として用いるというもの。
大抵は強化糸のように、何らかの強化が施されているのが普通。
材料として用いる場合もあれば、自身から生えているものをそのまま使うこともある。
この場合、実際にも体毛を逆立てたりできるように、毛や髪それ自体に可動性があることが多く、普通の糸ではとてもできないような挙動を取らせることが可能。
髪(武器)も参照。

  • 普通の糸
なんの強化も施されていない普通の糸。
武器としてはあまり役に立たないが、物を操るならこれでも十分。
また床に這わせておけば転ばせるくらいはできるし、ブービートラップの起動に用いるという使いかたもある。

  • エネルギー体
何らかの特殊な能力で生成した糸。
もしくは魔法・思念などの特殊なエネルギーを糸状にしたもの。
物質の糸とはまるで別物の存在なので、強度も挙動も限度なく強く自在に設定できる。

  • 概念
運命の三女神らが紡ぎ出し人の運命を編み上げるとされる「運命の糸」など、
もはや実体でもエネルギーでもなんでもない糸の形をした法則・現象。
創作における武器としての糸の中では最上級の存在で、それこそ運命などといった世界の法則に干渉できてしまったりする。

主な使い方

  • 拘束
基本の使い方。
ターゲットを糸でがんじがらめに縛り上げ、行動不能にする。
実はキチンと拘束すれば相手の親指同士を背中で縛り付けるだけでも、十分行動不能にすることは可能。
粘着質の糸などを用いればより強力に拘束できる。
後述の攻撃手段に派生させることも容易で、首などにかければ締め落とすこともできるし、「糸」「相手の強度」によってはそのまま切断も可能。

  • 絞殺
最も簡単、かつもっともえげつない殺し方。
相手の首に糸をかけ、そのまま窒息させる。
現実にも暗殺用の絞殺具として「ギャロット」という武器がある。
首に糸を賭けた状態で相手をつり下げたり高所から落としたりすれば、そのまま絞首刑のごとくくびり殺すことができるだろう。
直接締め落とすよりは安全な手段。

  • 切断
フィクションでは頻繁に見かける使用方法。
鋼鉄のように硬い糸を振るい、対象をバラバラに切断する。
巻きつけて牽き切ったり、ぴんと張った糸に相手のほうを高速で押しつけたりといった方法がある。
特に後者は次の「設置」と組み合わせることで強力な牽制手段になる。

  • 設置
あらかじめ周囲に糸を張り巡らせておくことにより罠を仕掛けておくというもの。
普通の糸でも足元に張っておけば転ばせるくらいはできるし、針金程度の強度があれば勢いよく突っこんでくる人体くらいなら切断も可能。
ほかにも糸から受ける振動を把握できるようなら索敵・警戒手段になるし、触れた部分を自在に操れるなら、そのまま上記した攻撃手段に派生できる。

  • 伝導
糸を導線としてエネルギーや物質などを伝播させる。
高熱をまとわせれば触れた相手を焼き切るし、鉄条網のように電気を流しておけば触れた相手をたやすく感電させられる。
またあらかじめ張り巡らせておいた糸に毒を染みこませておけばまさしく蜘蛛の巣のように相手を無力化出来るし、油を染みこませておいて火を放てば焼けつく炎の網と化す。
あとは振動・音などを伝えることで情報交換に用いることもできる。
それからぴんと張っておいてなにかが触れるなどしたら爆弾などのスイッチを起動させるような仕掛け・・・
いわゆる「ブービートラップ」としての使いみちもポピュラー。
あとは超常・魔法的なエネルギーを伝導させる、逆に相手から吸収するのに使うなど。

  • 操作
糸で直接攻撃するのではなく、他のものを動かして攻撃させるというもの。
道端に落ちている石を弾き飛ばすだけでも牽制には十分。
複数のナイフなどを操れば四方から振り回して切り刻むこともできる。
糸のパワーによっては大木や岩を引き抜いてしまうことも可能(普通の糸なら自分の方が引っ張られるだけだが)。
あとは相手の足場を崩してしまったり、近くにいる野獣を刺激してけしかけたりするなど。

また複数の糸を用いて操り人形のように扱えば、死体・白骨や空の鎧・人形などを自在に動かすこともできる。
これが発展すると相手の神経などにからみつくことで生物をマリオネットのように操ることさえ可能になる。
糸使いの中でも特に難易度の高い大技で、逆に「人形使い」タイプのキャラクターがサブウェポンとして糸そのものを攻撃に使うというパターンも多い。

  • 移動
糸をワイヤーやザイルのように用いて高速移動、あるいは三次元移動を行う。
ゴムのように弾性のある糸なら、遠距離に伸ばしてひっかける・貼りつけるだけで自身を引きよせてくれる。
また高所に引っかけて糸でぶら下がりそのまま上下に登り下りしたり、高所から低所に向けて張った糸に滑車などを引っかけ一気に滑り降りたり、ターザンのように振り子のように降って空中を移動する方法もある。
他にも、建物と建物の間に糸を渡しその上を綱渡りしたり、ぴんと張った糸を足場にしてバネのように跳ねたりなどさまざま。

  • 縫合
もの同士を縫い合わせる。特に生物の肉体を縫うパターンが多い。
怪我をした部分の応急処置や治療など回復技としてよく利用されるほか、
敵の口や目を封じたり関係ない部位や別の生物同士を縫って異形にしたりと、えげつない利用法も。

  • 情報伝達
遠くに渡した糸を介して糸電話の要領で情報を伝える。
極細の糸を張り巡らせて置き、その糸に触れた相手を感知するレーダーのような使い方も。

  • 物質創造
糸を自由に操って何かしらの物体を編み上げる。
「編み上げている」だけなので中身はスカスカで戦闘力は低いことが多いが、目くらましには十分。

  • 封印
特別な術式等を施した糸で対象を直接、或いは箱や棺等に閉じ込めてから縛り上げ封じる。
封印対象の力量にもよるが大抵は一時的な手段であり、より強力な封印術とセットかそれまでの繋ぎで用いられる事が多い。

主な糸使い一覧

リアル

  • 蜘蛛
上述の様に体内の分泌液から糸を生成する虫。
日本でよく見かけるのは粘着性の巣を作って待ち構えるタイプだが、
実は巣を作らないタイプもいて、そちらも糸を生成できる。
また、糸を風になびかせ空を飛ぶことすらも可能。

  • 軍隊・警察・警備会社など
ヘリコプターや軍用バイクの飛行・走行する高さにワイヤーを張ってひっかけるというのは立派な戦術である。
鉄条網を糸のカテゴリに含むのならば、第一次大戦前後の革命ともいえる戦術(騎兵突撃の防止策の一つ)でもある。
また網を糸カテゴリとするなら警察や警備会社の用いる装備にはネットを放つネットランチャーがある。
この装備は悪用されないためか審査を受けた法人格にしか販売されない様子。
スタンガンの一種でワイヤーから電流を流すことで射程を伸ばしているテーザーガンもまた
上記のような審査の要る特別な専門職用の装備としてアメリカなどで採用されている。

潜水艦対策用の糸というか網として防潜網というものもあり、潜水艦を鋼鉄の網にひっかける。
二次元のキャラクターでは、対策装備であるワイヤーカッターを艦これのU-511
小型武器のようにして右手に持っている。(本来はノーチラスと同様艦の前方上部に付属するものだが、デザイン上の理由から
こうしたと思われる)
最近ではネモ(Fate)の宝具『我は征く、鸚鵡貝の大衝角(グレートラム・ノーチラス)』で見られる潜水艦の前方上部にあるギザギザしたパーツも
ワイヤーカッターである。Uボート(アズールレーン)の潜水艦群も艤装の上部にこれが付属。
これらは基本的に纏流子の持つ片太刀鋏のように劇中で重大な意味を持たされてはいないものの、糸(網)と戦ってきた歴史を持つ存在を
描いたために近年描画されるに至ったと言っていいだろう。
網の方の使い手の方としては、未実装だが「初鷹 (急設網艦)」が実在するようなので、艦これなどの擬人化ゲーでいつか網使いとして実装されるかも。またはオリジナルKAN-SENという感じの二次創作?
ちなみに、近年では潜水艦の射程の長距離化などに伴って防潜網はある程度陳腐化したが、局所的には利用されている模様。(コトバンクより)


ドラマ・映画

  • 組み紐屋の竜、三味線屋の勇次、仕立て屋の(れん)(必殺シリーズ)
それぞれ組み紐、三味線糸、しつけ糸付き裁縫針を武器にする仕事人。
特に勇次は仕事人の中でも代表格と言ってもいい知名度の高さを持つ。

あのゴジラに初めて黒星をつけたモスラの武器、それが幼虫モスラが口から吐き出す糸である。
非常に強い粘着力と頑丈さを持っており、大量に巻き付かれるとゴジラやキングギドラでさえ身動きがとれなくなってしまう。
攻撃力こそないが、拘束力という一点に絞れば右に出るものはないといってもいいだろう。
幼虫が繭を作る時にも使用され、できた繭は原子熱線砲の集中砲火にもビクともしないほどの耐熱性も持つ。

平成三部作では、虹色に輝く強酸性の糸を吐く「エクセル・ストリングス」を得意としている。

対キョンシー用の道具として墨壷が登場。
勿論単なる墨壷ではなく、糸を強固な物に変えた上で壷には聖なる血である雄の鶏血を混ぜた墨汁、或いは鶏血をそのまま入れてキョンシーを安置した棺を封じる為の線引きをしたり、キョンシーや悪霊避けの結界作りから直接巻き付けて捕縛、鞭の様にして打ち据える等、無くてはならない道具の一つとして活躍する。

モスラに次ぐ東宝の糸使いの怪獣。
こちらの糸もゴジラの身動きを止めてしまうほど強靭だが、火に弱いという欠点がある。
FW版では網になって相手に覆い被さる「強縛デスクロス・ネット」になったが……まあ相手が悪かった。

『仮面ライダー』シリーズ最初の怪人、それは糸を操る蜘蛛の改造人間であった。
口からは絹のしなやかさと鋼鉄の強度を併せ持つ糸を吐く。単に目の前の相手を捕縛するだけでなく、巨大な蜘蛛の巣状の罠を張ったり、高所に糸を引っ掛けて登ったりできる。
シリーズを通して蜘蛛の怪人が多数登場するため、糸使いに該当する者も多い。

2000年前のチキューで、歴史から抹消された6人目の王と地帝国バグナラクの女性の間に生まれた「狭間の王様」で、両手から糸を発射する。
糸はアンカーのように射出して空中移動に使われるだけでなく、相手の動きを封じることも可能。

ベルトのバックルに仕込める掌に収まるサイズの薄い箱からワイヤーを出す。
ワイヤー移動に用いるだけでなく、敵の行動拘束にも応用されているシーンがある。

小説・ラノベ

伊賀忍者。
女の髪をより合わせ獣油を染み込ませた「黒縄」を操る。
描写的には人体や岩をたやすく断つ程の威力のという感じだが、年代的に言えばおそらくバトルものの糸使いの元祖。
余談だが、彼と戦った甲賀忍者の風待将監は接着剤のような痰を吐き出す忍法の使い手で、応用技に痰を糸状に吐き出して疑似的な蜘蛛の巣を作ることも出来る。

  • 無明綱太郎(忍法帖シリーズ・忍法忠臣蔵)
伊賀忍者。
多彩な忍法の一環として、名称不明だが夜叉丸堂用女の髪製の糸で捕縛する忍法や風待将監同様唾液を糸状に操る忍法「蜘蛛の糸巻」を用いる。

  • 箙陣兵衛(忍法帖シリーズ・信玄忍法帖)
伊賀忍者。
糸の先端についた鉤で相手を捕らえその肉体を鵜飼師のごとく支配する忍法「鵜飼」の使い手。まんまとか言うな

  • 百沢志摩(忍法帖シリーズ・忍者月影抄)
公儀お庭番伊賀組忍者。
女性の陰毛製の糸で糸電話のように情報を伝達する忍法「髪飛脚」を用いる。

  • 猿羽根冬心(忍法帖シリーズ・外道忍法帖)
張孔堂組十五人衆の甲賀忍者。
手の指から数百本の生体糸を発して敵を繭状に捕らえる「忍法指かいこ」を使う。指程度なら軽く切断するほど丈夫。

  • ミカエル助蔵(〃)
切支丹くノ一十五童女の大友忍法の師匠。
琵琶の弦による切断の術や、ふくみ針に繋いだ女性の毛で人体を縫い合わせる「忍法髪縫い」などの多彩な術を持つ。

  • 天草四郎(忍法帖シリーズ・魔界転生)
魔界衆の一人。
他の魔界衆と違って剣術を持たないため、彼だけは女の髪からつくられた忍法「髪切丸」を駆使する。

  • 戸来刑四郎(忍法帖シリーズ・風来忍法帖)
風摩忍者。
その忍法「風閂」は毛髪製の糸を操るが、切断・トラップ設置・感知・立体機動など多彩かつ強力。
この項目で記載されているような糸の使い方のほとんどは既に彼が通過している可能性が高い。(ただ彼はあんまり束ねた使い方をしていない)

  • 狐坂銀阿弥(忍法帖シリーズ・銀河忍法帖)
伊賀忍者。
先端に小分銅つきの琴糸の輪を投擲して相手を締め上げる「忍法縛り首」を極める。

  • 箒天四郎(忍法帖シリーズ・天保忍法帖/忍者黒白草紙) ※漫画版の『アイゼンファウスト 天保忍者伝』も含む
伊賀忍者。
人体を軽く縫合・切断する糸を操る術で「悪」を狩る。
他に多彩な忍法を持ちつつも、この術には特に忍法名がないので戦闘技術の基本に過ぎないのかもしれない。

魔界都市・新宿のせんべい屋兼最強の人捜し屋の美青年。
1/1000ミクロンのチタン製の「妖糸」は人体操作・切断・感知を始めとする多彩な戦術に使われ、地球の裏だの異次元だのわけわからん規模に到達可能。
超再生だの超性能の油だので対抗した例も存在する。
また、浪蘭廟璃・幻十親子、従兄弟の秋ふゆはる、Dr.メフィストなど同様の技を使う者も多い。どうも一族レベルの技術であるらしい。
彼の戦闘法の元ネタ自体は上記の忍者連中であると思われるが、彼自身の描写は以降の厨二作品に深い影響を与えている。

「病蜘蛛(ジグザグ)」「危険信号(シグナル・イエロー)」の異名を持つ糸使いの師弟。
その戦闘力は(「人類最強」などの例外を除けば)作中でもトップクラス。

天草式十字凄教の聖人。
メイン武器はだが、白兵戦では鋼糸を用いた拘束技などの小技も用いて戦う。
代表的なものが七本の鋼糸によって七本の斬撃を放つ「七閃」である

「万条の仕手」の異名を持つフレイムヘイズ。現在はメイドの恰好をしている。
神器「ペルソナ」は普段ヘッドドレスの形態をしているが、戦闘時は無数のリボンに姿を変え投げ絞めに活用される。
実は神器としての本質は「極小の糸そのもの」である模様で、戦闘時に着ける仮面もこの要領で変形させている。

「鬼功の繰り手」の異名を持つフレイムヘイズ。ヴィルヘルミナと同じ糸使いだが、戦い方は全く異なる。
神器「レンゲとザイテ」から放った糸を対象物に接続し、操り人形として自在に操作する。
固形物に限らず、海水を操るほどのパワーを持ち、糸を使って他者の自在法を乗っ取るという小技もある。
ちなみに公式ガイドブックによると、この糸はフレイムヘイズとしては珍しい「契約した紅世の王に由来していない力(本人の技術のみを存在の力で拡張させたもの)」だそうな。

ステラに執着してヴァーミリオン皇国と隣国同士を戦争に陥らせた変態美少年。通称「傀儡王」
糸で人を切り刻んだり人の神経に接続して相手の意識をそのままにして意図しない事を強制させるなどえげつなさ過ぎる使用方法をする。
また、世界中に平賀玲泉を始めとした糸による操り人形を置いている。

「ニュルンベルクのマイスタージンガー」とともにやって来て「世界の敵」を撃滅する存在。
鋼鉄製のワイヤーで対峙した相手をバラバラに切断する。

「ヘイズ・ネット」と呼ばれる黒い糸を自在に操るいぶし銀な傭兵ニンジャ。
名前の由来であるこの糸を直接攻撃・トラップ・その場にあるものの物理操作に使うなど戦術のバリエーションも多彩。
また糸に絡め捕られて動けなくなった相手に、手持ちの小型爆弾を投げ込んで爆殺する戦法も好む。
彼に憑依したニンジャソウルは格が低く、本人の素の戦闘力も飛び抜けて高いわけではないが、それを巧みな状況判断と戦術でカバーしている。
しかし彼の真の武器は「透明かつ極細のヘイズ・ネット」。通常のヘイズ・ネットと同等の強度を持ちつつニンジャ視力をもってしても視認困難な代物で、
ニンジャソウルによる生成物ではなくテクノロジーの産物との事。
カラテと黒いヘイズ・ネットで相手の注意を逸らし、密かに透明なヘイズ・ネットによるトラップを張り巡らせて最終的には捕縛するというわけである。
ブラックヘイズというニンジャネームは、「黒いヘイズ・ネットしか使わない」とミスリードを誘うためのネーミングでもあった。

  • カバレット(、、)
第四部にてニンジャ組織「ソウカイ・シンジケート」の精鋭集団「シックス・ゲイツ」の一人として登場する優美なアトモスフィア漂う女ニンジャ。
作中に登場する鉱石「エメツ」で作られた微細なワイヤーを爪の下に仕込み、急所の切断や絞殺を行う

剄を通した錬金鋼製の鋼糸を操る天剣授受者とその弟子である主人公。
リンテンスのそれは数万とも数億とも言われる規模で一本一本が強力な感知・斬撃などの機能を揮う。
レイフォンのそれはリンテンスが唯一他者に教えたもので、その他の剄を介した刀技・剣技の補助として利用されている。

錬金術を応用し、戦闘時には針金や髪の毛で作り上げた使い魔を操る。これは接触時には拘束技として機能する。

忌破り追撃部隊の副官ポジ。
勇者の遺物のうち、ただ無限の長さとかなりの強度の糸を出すだけの「ラッツェルの糸」を魔導罠とともに利用して格上の相手も翻弄する。

初出は漫画『BLEACH』だが、糸を使うことが判明したのはこの小説のみのためこちらで。
破面(アランカル)になる前は蜘蛛型の大虚(メノスグランデ)で、反膜(ネガシオン)の糸を使う。
糸を通じた情報収集と編み上げて再現する能力を持つ。
多大な反動を負ったとはいえ 本編主人公が全ての力を犠牲に破面の親玉を破った技を再現 するという恐ろしいことをやってのけた。

  • 絲妃(アラクネ)(大奥のサクラ)
豊臣将軍家「大奥」序列一位の怖いねーちゃん。
神経そのものを含めた自分の体の一部を加工して作る糸を埋め込んで機能する人体操作を得意とするが他の使い方も可能。

超常的な威力・精度の「投石」の魔法権利を持つバントーラ図書館の館長代行
その精度を支えているのは、各感覚器を不可視不可触の糸として体外最大50kmまで放出する「触覚糸」の魔法権利である。

  • ファルシオン・オリヴェル・ソティラス(銀炎の七ツ姫と七禍の王子)
シュテルン流糸操術を操る主人公の王子。
その銀糸は竜の体毛で編まれたとされ、鋼鉄を上回る強度で切断・武器化も自在。

  • 鋼糸使い(ラグナロク)
暗殺ギルド「葉隠」伝来の、鋼糸を操る暗殺技術を持つ者たち。
主な用途は切断であるが、上位の者ならば重量ある物を振り回したり神経の代わりに繋いだりも可能。
また、鋼糸使い同士の戦闘では相手の糸の支配権を奪う「鋼糸返し/糸剥ぎ」という技術も見られる。
主な使い手にナタク・フジカとその弟子筋にあたるレニー・アイゼン、ユリパルス/シルヴィオ、リロイ・シュヴァルツァー(技術のみだが)など。

  • 冲方丁作品のワイヤー使い
女の髪を移植する髪フェチの誘拐屋レア・ザ・ヘアは左手にワイヤーカッターを持つ。(マルドゥック・スクランブル)
盲目ながら体内から発する線虫(ワーム)で視界を得たクルツ・エーヴィスはそのワーム自体を連結してワイヤーカッターとする。(マルドゥック・ヴェロシティ)
(ケルベルス)遊撃小隊の一人「悪ふざけの(オイレンシュピーゲル)」夕霧・クニグンデ・モレンツは指先から発する2ミクロンのワイヤーで歌って踊って切断する。(シュピーゲル・シリーズ)

化学鋼成系としては
百本の単分子ワイヤーを生み出す「単斬絃絲(ザン・シー)
弾性と強度を持つナノ単位の六方晶系炭素の糸を生み出す「六方晶剛絃繭絲(ヴエル・ペイヤー)
アルミナウィスカー繊維で切り刻む「亞晶斬絃糸圏(ハルーファ)
化学珪成系としては
高強度、高弾性、耐熱性、不可視性が特徴のウィスカー繊維を展開する「珪無絃糸圏(ハル・フ)
生体変化形としては
いわゆる蜘蛛の糸を作り出す「蜘蛛絲(スピネル)
などがある。
数法式法系の、糸のように数式を展開して捕縛して咒印組成式に干渉し切断も可能な「虚拘縛鎖(グラキア)」はかなり珍しい種の糸攻撃。

芥川龍之介の短編より。
地獄に落ちた盗賊カンダタを助けるために、釈迦(ブッダ)は細く蜘蛛の糸を垂らした。
しかし、当のカンダタは蜘蛛を踏み潰さない良心がわずかに残ってはいながら、自身だけが極楽に登りたいがために他の罪人をないがしろにしたのが運の尽きであった。


漫画

アメコミの糸使い代表。クモの力を宿したスーパーヒーロー。
戦闘でのメインは肉弾戦(ごく一部の作品では巨大ロボ戦)であり、糸は移動手段及び補助武器(拘束・牽制狙撃など)という側面が強い。
また射出機が「ウェブ(蜘蛛糸などで作られた網)シューター」と名付けられている通り基本的には網状の蜘蛛糸の塊(大抵は敵前で開いて網状になる)を射出する。
なお糸を出す手段は時期・媒体によって機械のウェブシューター*1からか自分の生身の手首の分泌腺か分かれる。
日本出身の地獄から来た男は腕のブレスレットから情け無用のスパイダーストリングを放つ。
『スパイダーマンJ』では、小学校ながらシリーズ一の応用力を見せており、糸グローブ/メリケンサック、糸ソード、糸アイスピック、糸手裏剣、糸電気アース、糸水中ポッド、高度10,000mでの戦闘機レベルの速度を実現できる糸凧、等々とかなりの万能性を持つ。

糸を操るスタンド「ストーン・フリー」を持つ。
「本体である徐倫を糸状に変形させる」スタンドで回避・回復のための応用がメイン。
これ単体での攻撃力は然程ない代わりに近距離パワー型なのでスタンド像自体の直接攻撃力は高い。
糸をとっさに細工に使う事も多く、体を糸にして編むことで即席ピクロス絵や人体メビウスの輪を作ることもできる。

世界政府公認の七人の海賊たち王下七武海の一人。
超人系悪魔の実「イトイトの実」を食べた「糸人間」。
上記の糸使いの戦い方をほぼ全て行え、「単なる糸」の能力でありながら応用の幅は非常に広い。
しかも能力は覚醒段階に至っており、周囲の無機物を糸に変えて操ることができる。地形全てを糸に変えるような大技も可能。
さらに覇気の扱いにも長けており、肉弾戦でも隙は無い。

  • シュラ(ONE PIECE)
スカイピア四神官の一人で「紐の試練」を司る。
その試練においては、目に見えぬほど細く軽量だが強力な「紐雲」で相手の動きを捕縛する。
シャンディアの戦士たちを完全に封じ切ったが唯一逃れた相手がいたので…
なお糸は拘束用トラップとして用いるのみで、通常の戦闘に於ける基本的な武器は高熱を発するランスである。

ガレーラカンパニー1番ドック、艤装・マスト職職長でロープの使い手。
巻き込んで投げ飛ばしたり、ロープで網を作って投げるなど、職長たちの中でも特に多芸。

  • レオ(ONE PIECE)
人間の手のひらに乗るサイズの超小型種族「トンタッタ族」の戦士。
超人系悪魔の実「ヌイヌイの実」の能力でどんなものでも縫合し拘束する。
作中では戦艦をも縫い合わせ行動不能にしている。トンタッタ族全体の特徴である素早さと怪力、そして他の種族には基本的に姿を見せないことも相まって拘束力に限ればおそらく作中でも上位に入る。

百獣海賊団幹部飛び六胞の一人。
動物系悪魔の実古代種:「クモクモの実:モデル“ロサミガレ・グラウボゲリィ”」の能力者。
通常の動物系の変身と異なり、薬で変形点を変えることにより下半身を蜘蛛に変えることができ、粘着性の糸による拘束を得意とする。
糸は可燃性で、蜘蛛の口から吐く炎で着火して攻撃できる。

オーラを念能力で糸に変えた「念糸」を扱う変化系能力者。
能力そのものはごくシンプルに「単に糸を作る」だけで特にこれといったパワーがない代わりに、目立った制約もない。
そのため、「使用できない」状況がほぼなく暗殺から治療まで幅広く使える使い勝手のいい能力である。

人間としては作中最上位クラスの実力を誇るワイヤー使いの執事。
切断や拘束はもちろん、ワイヤーを即座に編み込んで銃弾も防げる壁を作るなどの芸当まで可能。

最凶死刑囚5人組の1人。中国拳法にも長ける屈強な筋骨隆々の大巨漢。
厳密には糸使いというより暗器使いで、ライター内に仕込んだアラミド繊維にチタニウムを焼結させた強靭かつ超極細な特殊ワイヤーを暗器として使用。
格闘戦の際にこっそり絡ませての手首を切断したり、高所から落下する際の命綱代わりにと劇中で多用している。

木星帝国総統クラックス・ドゥガチの腹心。
ギリやカリスト兄弟らを教えた教師兼任特殊工作員。
手首に伸縮自在なワイヤー暗器を仕込んでおり、敵を拘束する他、無重力空間下での高速移動にも使用している。
また改造を施した旧型のモビルアーマー・ノーティラスには、ビーム砲門の周囲にモビルスーツの装甲を切断可能なワイヤーを複数取り付けている。
宇宙空間では操作が難しいワイヤーだがカラスは難なく操り、地球連邦軍のモビルスーツをアッサリとバラバラにしてみせた。
しかしニュータイプであるトビアには回避され、X3のムラマサ・ブラスターによる攻撃を受けて敗北している。

暗殺組織ナイトレイドの一員。
超級危険種の体毛から作られた糸の帝具「クローステール」を駆使し、糸による直接的な攻撃だけでなく、索敵や罠への転用や束ねて槍術を行えるなど数ある帝具でも非常に応用性が高い。
特に劇中未使用だった「奥の手」はあの作中最強の一角であるエスデスさえ足止め可能なほどと称された。

六人の同志の一人である機巧芸術家(からくりあるていすと)
ダイヤモンドの粉末を塗して「触れるだけで肉を裂き、括れば骨をも断つ」ほどの斬れ味に達した斬鋼線を操る。
しかも元々が繰り糸で指一本につき200kgを支えて1/10ミリ単位で操作を行う夷腕坊を操る人形使いであるため、28歳の剣心の倍生きているじじいキャラでありながら怪力キャラでもある。
糸使いが怪力だとどうなるかというと、切断した墓石をそのまま斬鋼線でぶん回すというとんでもないことができる。
油を浸した斬鋼線で蜘蛛の巣状の火の罠を張るなんて技もあるが、対峙した四乃森蒼紫パクられた斬鋼線で自分が罠に引きずり込まれて焼死するという自滅同然の最期を迎えた。

原作では極細の金属糸を人体に差し込み電流で意思を無視して操作する技を用いるナイブズの腹心。
自分に使えば筋肉弛緩状態ですら動けるようになるうえ、ただ筋肉を操るだけでなく傷口の止血・縫合、神経の接合など、糸自体をかなり器用に操っている。
状況によっては人型プラントすら抑え込めるわけ分からん技術だが、強力な磁場には弱いらしい。(専用装置を持たされたヴァッシュは使わなかったけど)
他、人形使いであるレオノフ・ザ・パペットマスターも、その操作自体は強力なワイヤーを介している。

自らの血を武器化し、ある種の属性を持たせる戦闘術式。
技の一つ「刃身の弐 空斬糸」は糸を作り上げて捕縛や拘束切断に用いらる。
火の属性を糸越しに伝えて相手を爆破することもできる。

  • マクシミリアン(〃)
ズールディーズオークション護衛として雇われた吸血鬼コンビ「タイクーンブラザーズ」の片割れで、単分子でつながれた不可視の斬殺ワイヤーで相手を切断する攻撃法を持つ。

蜘蛛の糸19万本分を編んだ糸の先に刃物を付けた「蜘蛛糸(スレッド)」を操る殺し屋とその弟子である主人公。
切断こそやらないものの学校程度なら軽くカバーできる射程で人体操作・絞殺・感知・トラップ設置などに使う。
しかしその完全な使用には彼女たちのような「先天性集中力過剰」を要する。
アリスと空気感知で糸を把握できる「蜚蠊」のタッグは無敵ですのよ

「鬼の哭く街」大監獄カサンドラの双子の門番。
その拳法「二神風雷拳」は鍛えた肉体ではなく、お互いの指をつなぐワイヤーの間で相手を切断するという初見殺しの暗殺拳。双子ならではのコンビネーションが欠かせない。
ケンシロウにはあえなく見破られたものの彼に助けられ、彼に新しい未来を賭ける形で門を開く。最期はトキへの道のりをその身を挺して開き続ける壮絶な死を遂げた。
アニメ版では二神風雷拳の源流「風雷十極拳」を操るオリジナルキャラ・ソウジンが登場。こちらも鋼線を操る暗殺拳で、ライガ・フウガと死闘を繰り広げた。

  • エルフとツヴェルフ(銃夢 Last Order)
ガリィのコピーであるGRシリーズの二体。
上記の双子をオマージュしたような気がする単分子ワイヤーを利用したコンビ戦術を用いる。
かませになるとこまで一緒だがそんなにかっこよくはない。

序盤に登場した、同作でもトップクラスにセクシーな女妖怪。鬼。鬼女にして鬼畜。
殺した人間から髪の毛を蒐集し、ワイヤーのように使用する。拘束から絞殺、切断から移動、肉体操作まで幅広く使用し、さらには鬼火を通わせて特定の相手を焼いたりもする。
彼女自身の巣も、集めた髪の毛を集積した球体状のものである。
人間の髪とは思えないほどの長さや強度を持っているため、妖力強化やより合わせての使用などをしているのだろう。

「糸」のフラグメント「カンダタストリング」を持つホラーなシメオン幹部。
体から直接発しているらしい糸を大量に束ねる「テンペストスレッド」が必殺技。ギャグ短編ではきしめん状バーションも披露した。
「神にしか斬れない糸」と豪語する割に熱変化などで結構割られてるのは内緒だ。

時の番人No.VIIのナンパ野郎。
オリハルコン製の鋼線付きグローブ「エクセリオン」を持つが、その鋭すぎる切れ味を拘束や捕縛などに制御できるのは彼の技術のみ。

元VOLTS四天王の一人。
絃術と琴を司る風鳥院流の長男であり、捕縛・切断・結界・真空操作・鳳凰製造などの奥義を使う。
盟友で針術使いの筧十兵衛との「針絃一体」のコンビ技も特徴。
なお風鳥院流の分派としては西風鳥院・東風鳥院・黒鳥院が存在する。
それらに属する東風院祭蔵、黒鳥院夜半・舞矢・遊利なども優れた絃使いであり、特に夜半は劇中でも最上位クラスの存在である。

カル=ス配下の12魔戦将軍の一人。
目に見えないほどの妖斬糸による切断・相手の身体操作などを得意とする。

三号生の男塾死天王が一人。
体得する戮家殺人拳の技術の一つに刃鋼線の操作があり、切断や棘付きコマを乗せて飛ばす結界などが得意。

冥界三巨頭の一人。
必殺技「コズミックマリオネーション」は不可視の糸で相手の身体を支配し苦しめる。

  • 琴座(ライラ)のオルフェ(〃)
黄金聖闘士を凌駕する実力とされる白銀聖闘士
竪琴の名手でもあり、戦闘では音による攻撃の他に弦で相手を拘束する「ストリンガーフィーネ」も用いる。

玉石琵琶の妖怪仙人。
終盤では自身の琵琶としての弦による拘束・破壊などの技を披露した。
哪吒の攻撃すら防ぐ「紫綬羽衣」もあって攻防完璧だが、仕込まれていたスーパー宝貝「金咬剪」でそちらを喰われてあえなく再びかませ犬となった。

「蜘蛛手の地雷亜」の異名を持つ忍で月詠の師匠。多分ヤンデレ
クナイとワイヤーを駆使して作り上げる蜘蛛の巣のような空間を縦横無尽に動き回る

  • 河上万斉(〃)
「人斬り万斉」の異名を持つ鬼兵隊所属の剣豪兼音楽プロデューサー。
刀の仕込まれている三味線の弦は鉄の強度のトラップとしても使用できる。

奴良組の一員である抜け首。「常州の弦殺師」の異名を持つ
毛倡妓の髪と絡新婦の糸から精製する「黒弦」は細紐ではあるが硬化によって切断すら可能。
毛髪を操作する毛倡妓とはやはり抜群のコンビネーションを見せる。

そのM.O.手術のベースは「オオミノガ」であり、生物界最硬度と言われる糸を自身の武術的素養により、捕縛・防弾などに用いている。
また彼自身が持つ生まれつき持つハナカマキリやクモイトカイコガの能力はその糸の強化及び延長を与えてもいる。
その他にも本作にはカイコガ・クモ系の能力を得た人類・テラフォーマーズで糸を操る者が幾人か存在する。

キモ傘の首を絞め斬ることができる黒い糸の製作者と戦闘での使用者。
この糸は邪鬼の太郎戦でも大いにトラップとして利用された。
どうやって作ったかは謎。ピアノ線でも見つけたのだろうか。

  • 文坂(SPEED、デッド・コメディーズ、デッド・ゲーム)
山本賢治のエロ漫画に出てくる女始末屋。
初出のSPEEDでは死んでるが主役化した後者二つではワイヤーを仕込んだ指輪でチンコなど人体各部を斬り飛ばしまくっている。

神田と同部隊のエクソシストの一人。
両手合わせて10個の指輪から伸びる弦でAKUMAを縛り上げる、切断するといった能力を持つイノセンス・聖人ノ詩篇(ノエル・オルガノン)を持つ。
音波による攻撃を行う事もできる。

人喰いの精鋭集団「十二鬼月」の「下弦の伍」に属する子供の鬼。
鬼が持つ異能「血鬼術」により、鋼よりも硬い蜘蛛の糸を自在に操り敵を切断したり縛り付ける術を得意とする。
なお彼の配下も何人か糸を操る能力を持ち、使い魔の蜘蛛を貼り付かせて糸で敵の肉体を操ったり、糸の繭に包んで人間を溶かすといった術を操る。

サブウェポンとして、一本で5tの重量を支えうる極めて細いワイヤーを巻き付けた玉、鋼毛玉(ストリングボール)「アリアドネ」を持つ。
捕縛、拘束が主な用途なのだが、細さと強さのために刃物と変わらず、拘束した対象が強引に動けばその肉を切り裂く。

ヴァリアー所属の「切り裂き王子」。通称ベル。
ナイフ攻撃メインではあるが、付随するワイヤーによる軌跡の操作・捕縛用結界なども行える。

X-LAWSのショタシャーマン。
O・Sモルフィン使用時の媒介は本来ダウジングに使うペンデュラムであるが、付随するワイヤーにより切断・移動・ビッグベン製造などの技を用いる。

  • 冥界門の(ワン)(ハンター・キャッツ)
四龍(スーロン)所属の盲目でニヤつく暗殺者。主人公の一人・早房晃の師の仇でもある。
その流れるような切断は強力だが、人質を鋼線で拘束しつつ戦うことを強いたり戦いの場においては常に予備のワイヤートラップを怠らなかったり狡猾。

  • ローエン(鉄拳チンミ)
糸による腕・指・腱などの切断や刺突を主とする「鋭裂拳」の使い手。

シュシュに仕込んだワイヤーによる首絞めを使う暗殺者。
事前に仕込んでいればワイヤーを介する落下罠くらいなら作れる。不発だったけどな!

「卑怯」なくらい強い番長。
得意とする暗器術の最高峰「殺鳥(あやとり)」は合金や大岩を切断するほどのワイヤー。
また、チタンスパイクと組み合わせて作り上げる拷問鞭による必殺技もえぐく強力。

  • 多賀守新太(GAN☆KON―願☆婚)
縁結びの神イサナに「嫁がほしい」と願った代行者。
手に入れたのは彼女自身とその小指同士を結ぶ願術「赤い糸」
相手への思いで太く長くなる糸(実際には縄や綱に近い)による、(将来使うかもしれないので鍛えた)緊縛術を得意とする。

  • 藤原紅虫(魔殺ノート退魔針、退魔針―紅虫魔殺行)
針師に封印されていた平安貴族の怨霊。
体内に飼う蜘蛛を操るほか、指から発する「蜘蛛の糸」は月まで軽く届く射程と鋼鉄を遙かに上回る強度を持つ。
切断・感知の他、束ねていくらでも伸ばせる「剣」が厄介。

  • 紅童衛児(U19)
そのリビドー紅い糸(レッド・スレッド)は血液で精製された、小指から伸びる針と糸。
拳に巻いて強度強化したり防御繭を形成したり、自らの裁縫の才能を生かした戦い方をする。

「糸」属性の魔法を操るエロい魔女。
切断こそやらないものの捕縛や移動(自分のみならず仲間のも)などその汎用性は高い。
さらに「運命の赤い糸」で織り上げた赤い猫は触れた者の運命をある程度捻じ曲げることすら可能。ついでにかわいい。

チャクラ糸で傀儡を操作する忍達だが、腕次第では生きた人間を操ることも可能。
作中ではチヨ婆とサソリが披露している。

  • 栗霰串丸(NARUTO‐ナルト‐)
忍刀七人衆が一人。
操る「長刀・縫い針」は巨大な針状の剣だが、ワイヤーを通して併用することで捕縛用トラップや絞殺も行える。

  • ティラ・ミス/ショコラ・ミス(爆れつハンター)
必殺リスペクトな漫画のヒロイン姉妹。
ティラは糸と鞭を併用した拘束・切断などを、ショコラは針金による同様の技や刺突を得意とする。
姉妹らしく合体技も放てる。

  • 工藤大介(新・闇狩人)
必殺(ry漫画のアラサー暗殺者。
趣味の釣りを活かし、糸による絞殺や刃仕込みのルアーの操作を得意とする。

  • ワン(MOUSE)
必殺じゃなくて鼠小僧(ry漫画の不死身の宿敵。
糸による他者の肉体の支配や組上げた糸の空間を渡るなどの使い方をする。

繊維を操る"個性"「ファイバーマスター」を持ち、自分を含む一定範囲内の繊維類を意のままに操る事ができるプロヒーロー。。
服を着ている限り逃れる事はできない と称され、遠方の人間でも相手の衣服を変形させる事で相手に触れることなく、かつ瞬時に拘束する事ができる。
繊維によって扱いやすさに差があるらしく、デニムが最も操りやすく、スウェットは苦手との事。
常にデニム生地の衣服で全身を覆っているのもそのため。

  • エッジショット(〃)
身体を薄く、細長く伸ばす"個性"「紙肢」を持つプロヒーロー。
その名の通り、どちらかと言えば「紙に変形」する類の能力だが、外見上は紐状になっているため便宜上ここに記載する。
本質はただ「体が細長く伸びるだけ」の"個性"だが、鍛錬により 音速を超える速度での身体の伸縮 が可能になった。
これを利用し、壁とドアの隙間を通り抜けて室内に侵入する、超音速で相手の身体を貫通して気絶させる、
伸ばした先を起点として身体を巻き戻す事で実質的な瞬間移動を行うなど多岐に渡る応用法を持つ。
なお本人はこれらを 忍術 と自称し、相手の体内に侵入する技名も 忍法 と名付けている。

針の付喪神だけあって糸を操る能力「霊糸縫」で縫い合わせることを得意とする。

  • 媒墨卓(〃)
墨壺の龍哈から発する、自身の霊気を高濃度で編み込んだ「黒糸鋼」を操るすすはらい。
傀儡・武器・鎧・結界の生成などだけでなく、むしろ針のように糸で霊脈孔をついて自信を強化するなどの使い方もある。

  • 鳥籠鬼蜘蛛流(明日のよいち!)
鳥籠ソラに率いられる武芸流派。
あらかじめ気を込めた特殊な糸を介した傀儡術を得意とするが、その傀儡から糸を飛ばす「千糸萬攻」のような手段もある。

  • マーニー(名探偵マーニー)
推理で事件の謎を解く女子高生。
護身用のテグスで相手を拘束したり、即席のバリケードを作って動きを封じたりしているが、あくまで推理がメインであるため、テグスを利用する機会は多くない。

  • ホプキンス(スカーレット)
銀の糸を操る能力を持つ女性。人狼の力を得たサキュバスの動きを封じる活躍を見せた。

  • 早乙女三沙(戦×恋)
ヴァルハラからやって来た戦少女9姉妹の三女。
糸を自由自在に操り、束縛や結界といった多種多様な戦法を取る。
他の糸使い達との大きな違いとして、糸を使うためには手元にある成形物を解いて糸にする必要性があり、常にぬいぐるみを複数持ち歩いているのがポイント。
最後の手段として衣類を武器にする事も可能だが、当然それをした後はあられも無い姿を晒す事に…
その分汎用性に富む便利な能力であるが、姉二人がやたら強すぎるのと、妹たちに強力な能力が多いためか、いまいち地味な印象も…

  • 白神(力王)
JP国分刑務所の管理のために、囚人たちから選抜された四天王の一人で南部管区を仕切る。
針に通した糸を使い、相手を拘束する。

  • マオ(〃)
水口組三羽ガラスの一人。
辮髪に極細の糸鋸の刃を編み込んでおり、いざという時には引きちぎり手に持って使用する。

  • キクチタケオ(DOKURO -毒狼-)
宗教教団に属する暗殺者だった主人公
腕に巻いた「ファングワイヤーブレード」は刃物を決して通さない特殊な金属で作られたワイヤーと先端のフックで構成され、大根のように人体を切断する。
一時刑務所入りして武器が猿空間送りになってた頃は有刺鉄線を利用した戦闘も披露した

  • 小野たえ子(やったねたえちゃん!)
かつてデブの汚っさんにボロボロに犯されて絶望の底で泣いていたたえちゃんの中に生まれた第二人格の少女。
彼女は愛用の熊のぬいぐるみのコロちゃんの中に仕込んだ鋼線で、レイプ魔たちを輪切りに切り刻む。

  • ジャン(南国少年パプワくん)
ワイヤートラップを武器にするらしいが、使った場面は一切ない。
読心術で親友の心を読んだショックでどっかに走り去っていったりするし回想じゃ戦闘シーンすらなく殺されてるし。

  • U・S・B・M(BM ネクタール)
巨大な触手の真ん中に口がついた人工生物。
日本で生産されたあらゆる有機物、基本的にはゴミを食べて育てられ増殖する上に美味しく食べられる夢の家畜B・M(バイオ・ミート)に対抗してアメリカで開発されていた、増殖より成長に重点が置かれた家畜。
触手の真ん中に口と臼歯がついたような形状で国産B・Mと同様あらゆる有機物を食べるし美味だが、成長するせいで非常に力が強い上に、増殖のため自身の細胞を糸状にして大気中に放つ。
この糸は視認し辛い上に生物が吸い込むと強い喉の渇きに襲われ、この状態で水分を摂取すると体内でU・S・B・Mが爆発的に成長し内側から食い破られ死に至る。
日本のとあるビルで行われる試食イベントのために生体のまま持ち込まれその能力で大暴れしたが、国産B・Mとの決戦には数の暴力で負け、アメリカを混沌の坩堝と化す予定だったのに打ち切られて出番を奪われと、主役である国産B・Mのライバルでありながらかなり不遇。

蜘蛛の怪物「蜘蛛(アラクネ)」の母親と人間の父親を持つハーフ。
指から粘性の高い糸を自在に操る能力を持っており、戦闘や探索などの状況によって使い分ける。

  • 蓼丸綾(〃)
織の異父妹
生物のあらゆる損傷を治癒する「金の糸」の能力を宿している。
兄とは異なり戦闘は不得意のため、肉体の再生・修復に特化したサポート向きといえる。

人形を魔法ワイヤーで操作する『人形使い』というスキルを使う。
本人曰く、「魔力があれば周囲3㎞300体の人形を操れる」との事。
また、魔法ワイヤーは人形を操作するだけでなく、相手を拘束することなどにも利用可能。
漫画中では、まほら武道会で桜咲刹那を拘束した。


アニメ

新地球連邦軍の個人カスタム強襲用MS。パイロットは二重人格のドゥエート少尉
先端のワイヤーを張る為のロケットモーターの錘を射出して操作する極細のモノフィラメント・ワイヤーカッターによる
非常に認識し難い切断を最大の武器とする。
Gジェネの設定ではGジェネオリジナル創作のガンダムベルフェゴールの対ビット用ヒートワイヤーが基。

テリー・サンダースjrの搭乗する先行量産型ジムを救援すべく、シロー・アマダが使用した機体。
制式採用モデルと違い、4本のマニュピレーター、2門のキャノン砲、そしてウィンチワイヤーを装備している。
シローはこのウィンチワイヤーを巧みに使いこなし、アイナの乗る試作機を相打ちに持ち込んでいる。

泉野明らが登場する主役レイバー。
股間部の特殊鋼製ウィンチワイヤーを拘束・自機制御に利用できる。
野明はこの装備の扱いに長けており、敵レイバーを縛り上げて機動力を奪い、同時に逃亡を妨害することがあった。
特にグリフォンや零式など、性能で遥かに勝る強敵への反撃シーンで大活躍している

凄腕の契約者。
ベルト仕込みのワイヤーを立体移動や能力由来の電撃を流すのに利用する。

  • 結城奈緒&ジュリア/ジュリエット・ナオ・チャン(舞-HiME/舞-乙HiME)
HiMEの一人で猫かぶりの不良。でもマザコン
右手の手袋型のエレメントから発する糸は鋼鉄程度なら切断可能
チャイルドのジュリアは蜘蛛。やっぱり糸による拘束が得意。
乙HiMEでは割とまともな性格で、有する破絃の尖晶石のマイスターローブはやはり切断ワイヤーを発する。

讃州中学勇者部所属の「勇者」の一人。
鳴子百合をモチーフとした袖口の飾りから発生するワイヤーを用いてバーテックスと戦う。
巨大なバーテックスを絡めとり動きを封じたり、サイの目状に裁断したりとおとなしそうな外見に反して戦法はなかなかエグい。

ストーカーショタ。エルエーであってロサンゼルスではない。
腕輪備え付けのヒートワイヤーで岩をも切り裂くが、最終的には使わないランボーもどきと化す。

ロリババアな錬金術師。
その聖遺物・ダウルダブラは元は竪琴であり、伝承のようにその弦で音を揮いフォニックゲインを増幅し、また単純な切断攻撃にも利用できる。
シンフォギアによる斬撃やガトリング式の銃撃を防ぎきる強度と精度を持つほか、XVでは事前に投射した球状に束ねた弦を錬金術で遠隔操作。相手を鉄砲に緊縛するトリックプレーなども披露した。

  • ヨージ(Weiß kreuz)
暗殺集団ヴァイスに属する4人の殺し屋の一人であるナンパ野郎。
腕時計仕込みのワイヤーによる巧みな絞殺を特徴とする必殺リスペクト感ある男

くろがね五人集の一人であるBBA。
BBAとは思えぬ素早い動きとともに、超合金Z製の糸であらゆる敵を切断する。

魔女狩りとホラーが入り乱れるヴァリアンテ国をタフに駆け抜ける女魔戒法師
彼女もホラーを細切れにする糸を放つ糸車状の魔導具が武器だが、生身でも魔戒騎士に引けを取らない強さを持つ女傑でもある。
糸車はマスケットにもガトリング砲にも変形可能。ここまでくると時代背景的にやりすぎ!

「体そのものが糸状の生物」であり、徐倫などのような自身を再結合・再生する能力を持つラスボス。
首がほぼ切断されても細い一本が繋がってれば戻るレベル。
更には放った糸で脳を縛り上げ自我を奪い肉体をコントロールする、他の糸状生物に命令を下し地球レベルで人間を生体電池とする
大軍団を作り上げるなど、糸というより生物による寄生という感じだが能力規模は破格。
更には「糸」であるため、一方向から切断しても超高速再生により切断が終了する前に最初の切れ目の部分が再生を終えているという
バケモノとしか言えないリジェネ持ちであり、ゴリ押しで殺すには核の飽和攻撃で焼き潰すなどしかない。(それも怪しいが)
が、作中では世界最大の服飾ブランド社長の力で以て全人類に糸状生物を紐付けしてあったため、そうした手も不可能であった。
だから「鋏」が必要だったんですね。(メガトン)

最上部の分類でいえば操作系。変身状態で手首付近の穴から緑の線状のもの・テックウィンを出して武器に巻き付け、回収する。
投擲した・テックランサーの回収がメインだが、線を巻き付けたテックランサーを横薙ぎに振り回すことで複数の相手を切りつけるといったムーヴもする。


ゲーム

浮遊大陸フロラルドからやってきた謎の男。
蜘蛛のような見た目に違わず糸を使って相手を操る術に長けた魔術師である。
『TDX』ではOPでいきなりデデデ大王を誘拐し、後に追いかけてきたカービィに洗脳状態の彼を仕向け戦わせる。この時背景をよく見ると、デデデの動きはタランザが手から出した糸で制御していることが分かる。
星のカービィ スターアライズ』でもドリームフレンズとして出演し、スパイダー能力をベースに固有のアクションが楽しめる操作感が味わえる。

その名の通り蜘蛛の糸を使ったコピー能力。
蜘蛛の巣を張ってトランポリンのように扱ったり、敵をグルグル巻きにして吹っ飛ばすなど独特かつ多彩な技を扱う。
ちなみにコモは『星のカービィ3』から登場しているが、この作品まで20年もの間スカキャラだった。よってうっかりいつもの癖で倒してしまうプレイヤーも。

七英雄の一人。
糸で垂らした木人形を片手ずつ持っている姿をしており、味方同士で攻撃させる「マリオネット」は恐らく糸で操るイメージだと思われる。先手を取れるキャラが少ないと苦しめられることうけあい。
時間経過でパワーアップすると、短剣をジャグリングしているピエロの様なでかい人形を前面に立たせている。

  • 美紅(メイファン) (幻影都市)
香港の人民警察・対魔特別攻撃班主任。斬糸を用いる。

同作のラスボスを務める甲虫種。別名『閣螳螂』。
カマキリでありながら蜘蛛のように糸を腹先から糸を放出し、身の回りの物を操る能力を持つ。
とりわけ人工物が自分の身を守る機能や武器としての機能に優れていることを熟知しており、城塞や砦などを破壊して得た残骸を利用し、自らを鉄骨や撃龍槍で武装したり投擲武器として使用する。
その操作範囲は廃墟となった砦全域にも及ぶほどであり、自らに危機が迫ると、蓄えていた大量の残骸を寄せ集め、巨大な龍を模した墟城形態『アトラル・ネセト』を構築して外敵の排除を行う。

『影蜘蛛』の別名を持つ鋏角種。
やはり蜘蛛らしく巣に潜み、尾部から発する糸による獲物の捕縛・引き寄せや糸でぶら下がりながらのスパイダーマンさながらの移動で襲撃してくる。

いもむしポケモン。
別に糸しか使わないわけではないが、習得できる技は『たいあたり』『いとをはく』『むしくい(第4世代以降)』のみなので、アニメ版だと見栄えがまだカッコいい『いとをはく』が活躍する。
キャタピーのうちにゲットしておくと、蛹状態であるトランセルに進化しても引き続きいとをはける。中々器用なヤツである。
ポケットモンスターSPECIALにおいては、イエローの「ピーすけ」がキャタピー時代に「いとをはく」を多用。
浮き輪・ギプス・道標など、戦闘よりもイエロー自身を補佐することが多かった。
スオウ島でのワタルとの決戦においては 「雷の網」 によって見えないバブル光線を破ったほか、
「拘束」 レッド達のポケモンのパワーの伝達」 など本人も意図していなかった役割も果たし、勝利に大きく貢献した。
なお、基本的に糸を吐けるのはむしタイプのポケモンだけだが、むしタイプのZわざ「絶対捕食回転斬」は全てのポケモンで共通して「口から吐いた糸で相手を拘束してから振り回して斬りつける」モーションであるため、「シグナルビーム」などを使えばとんでもないポケモンに糸を吐かせることが可能。
具体的には、 カメックス、ジバコイル、ミュウツー、メタグロス なんかも糸を吐くモーションになる。

月姫シリーズのヒロインの一人。
糸状の道具「エーテライト」を用いて戦闘、補助、情報収集などを行う。

アカシア龍騎士団四天王の一人であるロリ。
通常攻撃はグラブによる打撃だが、3種の固有エレメントは鋼鉄線による刺突・斬撃を繰り出すもの。

PS2番以降に登場する暗殺者の少女。
戦闘時には爆破を誘導するマーカーの他に鋼糸による捕縛・切断・刺突・移動などを必殺技で用いる。

  • アンテノーラ(ワイルドアームズ 2nd IGNITION)
オデッサ特戦隊「コキュートス」の紅一点。暗殺者の割には常識人。
戦闘では特殊綱糸を用いる斬撃などを披露する。毒を仕込んでいるらしく状態異常が付随してくる「刹」が特に厄介。

彼女候補・雪白冬子の実家に仕える執事。
かつては華麗なワイヤー捌きから人形使いと呼ばれた元暗殺者。その本領はパワポケ9で発揮された。
設定が上記のウォルターすぎることや野球ゲームに暗殺者が出ることは気にしてはいけない。

聖槍十三騎士団黒円卓第十位。僕らのシュピーネさん。
異名の「紅蜘蛛(ロート・シュピーネ)」にふさわしく、その糸状の聖遺物「ワルシャワ・ゲットー」で巣を作り犠牲者を吊り上げる変質者。
こんなんでも劇中ではまともな部類に入る。
アニメ版では町一つ分程度に糸の結界を広げられることも判明した。

フォギボトムの縛血者(ブラインド)社会での年若い支配者。
その賜力(ギフト)死王血鎖(ノスフェラトゥ)は血液を介した毛髪を鋼糸のように操り、結界や切断に利用する。
劇中ではそんなに役に立ってない気がしないでもない。

  • アヤ・キリガクレ(シルヴァリオ・トリニティ)
帝都にてアッシュ、グレイとともにた三人小隊を形成する星辰奏者(エスペラント)の一人。
その星辰光(アステリズム)流水に落花の如く、戯れたまへ縛鎖姫(サクリファイス・アンドロメダ)」はアダマンタイト製の鋼糸を操作する。
特に補助技としての相手の捕縛を得意とする。

正体不明の「召喚せし者」の少女。
そのウエディンググローブ状の戦略破壊魔術兵器(マホウ)ストリングロードを糸状に変化させて使用する。
付随する能力・無に還った少女(ブリーシンガメン)は「全ての運動エネルギーの制御」が可能であり、絶対的な盾や切断を糸で発動する。
ワイヤー系っぽく範囲を広げ過ぎるのは負担が大きいらしい。

  • 御影広樹(MARIONETTE -糸使い-)
元はWeb小説だった凌辱ゲーの主人公。
正確には糸としての利用というよりは、精神干渉を行うための媒介としての「紫の糸」を操る。一応物の切断程度はできる。
この世界では他にも感覚干渉や肉体干渉を持つ「糸」の使い手も登場してたり。

必殺シリーズをリスペクトした攻撃技を多数持つスーパーロボット。
先述の「三味線屋の勇次」の戦法をサポートメカであるライラスとの連携により再現した再現したヘル・ストリンガーという必殺技を持つ。
機体名のモチーフとなっているギリシャ神話の登場人物・オルフェウスが竪琴弾きである事から、同じ弦楽器である竪琴と三味線を引っ掛けたお遊び要素である。

神楽天原出身の鬼一族の姫。
伝統"攻"芸「戦術絡繰 邪鬼銃王(せんじゅつからくり じゃきがんおう)」をジュリアナっぽく踊りながら操作する。
「錫華美糸」という技では糸そのものを武器として扱う。
なお、妖力によって作られた糸なので滅多なことでは切れないらしい。

暗殺組織『国際契約機関』(ICA、エージェンシーとも)に所属する凄腕の暗殺者。
暗殺方法こそいくらでもあるものの、看板というべき暗殺方法はサイレンサー付き拳銃での射殺か、もしくはワイヤーでの絞殺。
ちなみに彼の持つワイヤーは金属は使用していないため、金属探知機に引っかからずに済むという利点と無音で暗殺できるという利点が。
さらには対象を絞殺したまま引きずる事ができるので、暗殺から隠蔽までスムーズに行えるという点も大きい。
暗殺用のワイヤー以外にもイヤホンや聴診器など、紐状の物であれば同じように絞殺ができる。

本作でのみ武装が「鉄糸」となっている。ちなみに属性は氷。
のように振る斬撃や刺突による攻撃の他にも敵の引き寄せなどが可能で、癖はあるが範囲や手数には十分長けている。

  • 張春華(真・三國無双7以降)
「蟷螂鉄糸」を武装とするすぐ上の人の嫁。
鞭のような斬撃やガード不能の拘束技は前方であれば(反面側面後面には弱め)範囲をカバーできる。
一部必殺技では全周囲すらも拘束・攻撃可能。

身喰らう蛇《ウロボロス》執行者No.Ⅸの「死線のクルーガー」の異名を持つスーパーメイド
戦闘ではダガーと鋼糸を用い、斬の攻撃属性強めの中距離戦闘を得意とする。
Sクラフトの「死縛葬送」は敵全体に糸を広げて一斉に引き裂くもので、即死効果付き。

天母レトラフィアに造られたホムンクルスで第六世界獣の少女。
糸車のアーティファクト「ストラグル・ヤーン」からの糸で離れた場所の様子を探ったり、時間や空間を超えた場所に触れることもできる。
武器としての応用もできるが、世界獣としての力を発揮して使えばありとあらゆるものを絡みとって吸収し、ひとつの世界そのものを捕食してしまえるほどの威力を持つ。
しかしエヴァミアの意思と反して食欲のままに世界の捕食を強要してしまい、エヴァミアは世界を救うためにストラグル・ヤーンを使用した後には自身の破壊を懇願したほど危険な代物でもある。
幸い、黄昏の刃・ナノの力でストラグル・ヤーンと捕食本能のみの破壊に成功し、エヴァミアは生還することができた。その後は残ったストラグル・ヤーンの子機を使用している。

シンドローム(他のRPGで言うジョブ、TRPGのクラスの様なもの)の一つ。
身体を変形させる能力を持ち、それを利用して腕を伸ばす・骨を武器に変形させる等の他に、
『爪を糸の様に細く長く伸ばす』事もでき、これを利用した敵の拘束・バリケードの構築などが可能。
公式ルールブックに載っているエグザイルの紹介挿絵に描かれているキャラクターも『爪を糸の様に伸ばす』能力を使用、
シルクスパイダーの異名を持っている。

「病気を操る程度の能力」の妖怪。種族が土蜘蛛なだけあって糸を操ることもある。
スペルカードでは罠符「キャプチャーウェブ」や細綱「カンダタロープ」においてその真価が発揮されている。

多国籍能力者連合「エデン」の構成員であり、G7の一人である能力者。
指先から出るワイヤー状のエネルギーで機械や物体を操作できる「パペットワイヤー」の第七波動(セブンス)をもつ。
戦闘では兵器を束ねて造った「ガレトクローネ」という擬似ロボットを操り、拳撃、機銃、レーザーなど多彩な攻撃を仕掛ける強敵。
とりわけスペシャルスキル「ビートアップアントルメ」は、ガレトクローネの体が分離し立て続けに5つの攻撃を行う作中随一の回避困難な技。

アキュラ編では撃破後、スクラップから編み出したガレトクローネの巨大強化外装「グラントルタ」と戦うことになる。こちらは巨大レーザーや火球などで攻撃するが、アスロック本体ほど強くはない。

作中では他にも廃メカを動かしたり、老朽化した巨大工場を修復したりといった芸当を見せている。

人類進化推進機構「スメラギ」に所属する翼戦士にして死刑囚。
肉体を赤い糸状のエネルギーに変換し、様々な物体を編み出せる「クラフトウール」のセプティマホルダー。
戦闘時にはその能力でギロチンや鉄球、機関銃といったやたらと物騒な武器を作って攻撃する。が、本人が争いを嫌う性格のためかどの技も避けやすく、かなり倒しやすい部類のボス。
ただしスペシャルスキル「レッドラインデッドレイヴ」は、自機の周囲に現れる糸を避け損ねると即座に捕まり、強烈な串刺しを貰う初見殺し技。

鋼鉄を断つ糸を操る通称『殺弦術の那爪』
相手を弱体化させる「蜘蛛の型」など支援向きの戦術が得意。

人妖能力「キキーモラ」は背中から生える錘付きの一本のひも。100メートル以上にまで延び、拘束・探知などに長けている。
錘を外して解けば無数の糸状の「ひかりのあめ」と化すがこれは負担が多大

  • 楊麗鈴(願いの欠片と白銀の契約者)
契約者として具現化する呪具は霊糸。

霊力の糸を展開する龍駆石「支配者(シーカー)」は鞭や槍に変化させられ攻防自在である。

  • カレンデュラ・オフィシナリス(吸血姫のリブラ)
性気により作り出す「支配者の操り糸(エンプレス・ストリングス)」による切断、捕縛などを用いる。

貧民街で仕立て屋を営んでいる追放メギドの女性。
糸には鋼が織り込まれているらしく頑丈。大勢のギャングを捕縛したり、丸太を縛り付けて大河を渡るのに十分な強度のイカダを作成したりしている。
ゲーム中での戦闘にも活用され、後列の敵を前列に引き寄せることができる。

糸を扱い花嫁衣裳を作る妖精。空中に浮き機動する金魚に似た糸車を使う。
空中から相手の周りを回って糸を絡め締め上げるなどが主な使い方。

FGO勢としては、2023年11月にテセウスも実装された。
彼は「いともった?」の糸ことアリアドネの糸(世界樹の迷宮)の元ネタの持ち主である。
宝具は「脱出を援ける」逸話からか性能はバフ系だが、
攻撃アニメーションの一部ではシンフォギアのキャロルのように糸玉を投げている。

吸血鬼テーラーという公式呼称を持つ。上記のハベトロットなどのように仕立屋系なので糸使いなのだろう。
糸を四方八方から展開して敵を締め上げる攻撃アニメーションがあるほか、
妨害持ちらしきことや「防御を織り上げる」といった文言も見受けられるのでオールラウンダーらしい。

追記・修正は糸を張りつつお願いします。

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最終更新:2024年02月12日 04:01

*1 自作がメインだがクロスオーバー世界線の場合所属組織の自分以上の技術力の有るエンジニア陣に作ってもらう事も

*2 作業用ボール、先行量産型ボールとも