ファビア・クロゼルグ

登録日:2017/01/08 Sun 23:45:21
更新日:2020/10/25 Sun 21:24:36
所要時間:約 6 分で読めます




ファビア・クロゼルグとは、魔法少女リリカルなのはViVidViVid Strike!に登場する人物。

金髪のロリな女の子で、ViVid初登場時点で13歳。アインハルトからの通称は「クロ」。
その衣装は一言で言えば魔女であり、作中でも正統魔女(トゥルーウィッチ)と称される。



◆能力


使用するデバイスはホウキ型のヘルゲイザー。
インターミドルチャンピオンシップにも出場していたが、フィジカルはもちろん魔力砲を使うこともほとんどなく
プチデビルズと呼ばれる使い魔たちを主に使った戦い方をする。

使い魔と融合するような形で変身することもあり、変身すると露出は上がるが、クラシックな魔女の姿がベースになっていることはかわらない。

インターミドルの試合では「失せよ光明(ブラックカーテン)」で相手選手に幻覚を見せて降参させるというあんまり試合っぽくない技を見せた。

相手の真名を認識したあと「吸収(イタダキマス)」で小さな瓶の中に飲み込んだり、相手を幼児にしてしまう
重力を発生させて相手を潰すなど、ほかの選手たちと比べてもとりわけトリッキーな魔法を使う。

半面、これらの術は真名認識にズレがあると失敗したり(高町ヴィヴィオの名字を「タナマチ」と間違えて不発になっている)、
知識があるとそれなりに対処できる面もあり、博識で魔法戦に優れるルーテシアには次々と対処されて割と苦戦していた。

◆素性


古代ベルカ、シュトゥラ王国。
アインハルトの先祖である『覇王』クラウス・G・S・イングヴァルトが第一王子であり、
後の『ゆりかごの聖王』オリヴィエ・ゼーゲブレヒトと『黒のエレミア』ヴィルフリッド・エレミア(リッド)が滞在していた時代。
この時代にシュトゥラの森に住んでいたネコミミのいたずらっ子魔女、クロゼルグの子孫がファビアである。(ファビアの方にはネコミミはない)
「クロ」の通称もクラウスが呼んでいたものであった。

クラウス・オリヴィエ・リッド・クロゼルグの4人組で、青春時代を過ごしていたのであった。
クロゼルグは特にヴィヴィオのオリジナルに当たるオリヴィエと仲が良かった。
逆にジークの先祖であるリッドとは確かに友人だったものの反りが合わなかったらしい。



しかし、シュトゥラも戦争に巻き込まれ始め、シュトゥラの森は戦争で焼き払われ、クロゼルグの仲間が犠牲となった。
オリヴィエは戦争終結のために聖王のゆりかごに乗ってその生涯を終え、リッドもオリヴィエの心変わり阻止のために長期間に渡って軟禁され、4人はバラバラになってしまった。
クラウスとしてはクロゼルグをずっと気にかけ探してもいたが、戦乱の歴史は両者の再会を許してはくれず、やがてクラウスまでも戦乱の中若い命を散らしたのだった。

その後のクロゼルグの行方は知られていないが、こうした経緯からすれ違いが生まれた。
クロゼルグの家系はクラウスやオリヴィエ、リッドの血脈に対して「見捨てられた」という恨みを抱き、その恨みは子孫であるファビアにまで受け継がれていた。
ファビアがインターミドルに出た理由は明かされていないが、アインハルトやヴィヴィオの出場を察知して復讐戦の機会と考えたのかもしれない。


◆作中での行動


◆ViVid

インターミドルに出場、不気味な魔術で勝ち進んでいたが、古代ベルカの関係者や主力選手たちがアインハルトの先祖について調べるため、
かつてリッドが書いた「エレミアの手記」を探そうと無限書庫に入ろうとしているのを盗聴&窃視で察知。
別に自分が欲しかったわけでもないのに、嫌がらせじみた動機で横合いから襲いかかった。


バラバラに行動していた上に全く見覚えのない戦い方をしてくるファビアに虚を突かれ、次々捕らえられる有力選手たち。
引率役の八神はやては空間隔絶にあって手間取り、最強選手のジークまでも幼児化されてピンチに陥る。

だが、一足先に救援にやってきたルーテシアによってヴィヴィオやアインハルトが復活。
ヴィヴィオのお話*1に揺れ動く中で、さらに主力選手たちも次々と復活して形勢は逆転。
ついにはかつての幸せな記憶を思い出したことと合わさってしくしくと涙を流してごめんなさいするにいたり、八神はやてやルーテシアに連れて行かれたのだった。

荒らし回った無限書庫は有能司書長の準備で元に戻っている。

その後、選手たちががわりと寛大に応対したこともあってか、特に厳しい処分を受けた様子はなかった。まあそういう世界だし。
インターミドルは途中辞退となったが、その代わりなのか、管理局の民間協力者として登録。(A’sまでのなのはと同じである)
資格取得をしながら、魔女の知識を後代に伝えることを目指すようになった。

ヴィヴィオたち話をする意志を持ちつつもまだちょっと距離を取っている感があるが、
アインハルトが笑顔解禁して露骨に友情表現してくるようになり、困った顔を見せつつもだんだん距離が縮んでいる。
魔法戦をした仲かルーテシアとの絡みも多く、しれっとルーテシアのセコンドに立っていたシーンもあった。
最終的にはルーテシアのホテルに腰を落ち着けている。


こちらは基本的にゆるい世界である。
なので、先祖の深い因縁から露骨に敵意を見せるなんてことはない。
相変わらず人の年齢を変えてしまうことが多く、ジークやミカヤを小さく、ヴィヴィオやコロナ、アインハルトを大人にした。
しかし、ファビアが解除しなくともかけられた側が変身魔法の応用で割と簡単に元に戻れてしまったりする。

基本的に無口で人付き合いが好きではない様子だが、ルーテシアは思考がなんとなく読めている。



◆ViVid Strike!

一応選手ではあるのだが、本作は魔法戦がほとんどなく格闘がメインな上、古代ベルカの因縁が触れられなかったこともあり、戦闘や試合での出番は無し。

魔女っぽい雰囲気の欠片もない姿で突然ナカジマジムに現れ、新主人公フーカ・レヴェントンにデバイス・ウラカンを渡したり、
フーカとリンネの試合準備でルーテシアと一緒にいたりする。
アニメ版ViVidでは最終回で僅かに登場したのみで無限書庫編は全く放送されなかったため、アニメから入ったファンでフーカの前に現れたのがあの魔女だと気付いた人は少ないだろう・・・

その場に現れたアインハルトにはやって来るや否やいきなり抱きついた。
『ご先祖つながりの腐れ縁』と使っている言葉は多少あれだが、ご先祖様以上に懐いた感がある。(ちなみに公式では、アインハルトにとっては『血縁は無いが妹のような存在』と書かれている)
また、アインハルトの練習を見に来た際には休憩中のアインハルトに頭を撫でて貰っていた。



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最終更新:2020年10月25日 21:24

*1 ルーテシア救出の際に一発入れて拘束魔法をかけてはいるが、それ以降は攻撃をかわしつつもお話に徹しており、決して殴って話を聞かせている訳ではないので誤解なきよう。