秘密のレプタイルズ

登録日:2016/11/29 (火) 06:29:05
更新日:2023/12/14 Thu 10:37:05
所要時間:約 4 分で読めます









海原さん爬虫類はペットとして、鳴かないし匂わないし手間や場所も……

まぁ種類にもよりますが、かなり身近に扱える生き物で……

サイッコー、面白かっこかわいいですよ!




『秘密のレプタイルズ』とは、『裏サンデー』で2016年より連載中の漫画。
隔週の金曜日に配信だったが、現在は月一配信。
既刊は10巻。累計25万部突破。
著者は鯨川リョウ。成年誌で「ぐじら」名義で活動していた方だと言えば分かる人もいるだろうか。
こちら名義での作品に触れるのは、ちゃんと大人になってから!

●目次

概要

本作は爬虫類飼育を作品のメインに据えている。
爬虫類漫画としては『つるつるとザラザラの間』等もあるが、
向こうが恋愛をメインにしているのに対し、こちらは爬虫類との触れ合いをメインにしている。

舞台がペットショップという事もあり、内容は爬虫類の生態というよりかは育成が中心。
爬虫類の種類を紹介すると同時に1ページを使って育成の簡単な説明をしている。
また、餌としてコオロギなどの昆虫や、作者の趣味でサソリをはじめとする毒虫などもたびたび取り上げるため、それらが苦手な人は注意。

作者曰く「毒虫関係だけで5巻くらいはかける」という話。……誰が買うかという点を除けば。


あらすじ

会社で怒られてばかりの平凡なサラリーマン、
海原入鹿はある日ふと癒やしを求め立ち寄ったペットショップで爬虫類が好きすぎる美女店員、長良永と出会う。

ちょっぴり(かなり)個性的な長良さんに誘われ、めくるめく爬虫類たちの世界に足を踏み入れてしまった入鹿。
そんな入鹿と長良さんによる魅力的で刺激的なペットライフが今、はじまる!

(Amazonの商品説明からの引用)


登場人物

  • 海原入鹿
本作の主人公。どこにでもいる至って普通のサラリーマン。広告系の仕事に努める。25歳。
中二を患っており、本棚には神話関係が多め。いまだに仙人的な人から能力をもらえると本気で思っている。
なんやかんやで長良と交流を持つようになったことで、爬虫類マニアの道を歩むことになる。
初めて買う事になった爬虫類はレオパードゲッコーの「グンニグル」。その後ベルツノガエルの「ブリューナク」が加わった。
描写されていない裏でも結構な種類の爬虫類を飼育し始めているようで、今では立派なマニア。
ただし、突発的にペットを飼う事になったため、財布が厳しい事になっている。

編集長から地味だからと言われて表紙からはずされ、裏表紙に回されたくらい主人公力が低い。
しかし恋愛には鈍感といういっぱしの主人公スキルを持つ。
一方、幼い子供を前にして哺乳類に忌避感を語ろうとする長良を諫める等、決める場面では決められる男でもある。

  • 長良永
本作のヒロイン。ペットショップ「アニマーレ」で働いている爬虫類が好きで好きで仕方がない変態美人。
どのくらい好きかと言えば、登場早々に蛇と戯れてアヘ顔を晒してビクンビクンするほど。
爬虫類が好きなだけに知識が豊富で、爬虫類語りを早口で長々と解説する。
その一方で爬虫類以外の動物に関してはドライで、基本的にディスっている
しかし昔からアンチ小動物だったわけではないようで、作中で紆余曲折を経て多少は改善の兆しを見せている。
ダジャレが大好きでくだらないダジャレを言っては自分で笑っている。

オオトカゲが日本で逃げ出した際、トカゲの生態について、とあるネットTVの取材を受けるも、
悪質な編集をされて「トカゲは危険」という印象を与える受け答えにされた動画が出回った際、
抗議に行った所を入鹿が取引先でもあるそのネットTVの社長に対して(自分の仕事が無くなることも覚悟の上で)、
「長良永は真摯に爬虫類を愛している人だから」とその動画を削除するようお願いしたところを目撃(社長もその覚悟に応じて動画は削除した)。
入鹿に好意を抱くようになる。

  • 純白静
アニマーレの爬虫類部門・接客担当のチーフ。27歳。
チーフだけあってその知識は長良に比肩し、むしろ冷静に解説してくれるぶん接客としては長良以上。
27年間男の家に遊びに行った事すらない事に悩んでおり、恋に飢えている。あと胸は控えめ。
そのため恋愛関係などの話題になると露骨なくらいに落ち込む。
生来のアルビノ体質で、目元のホクロは付け黒子。

尖里のことが学生時代から好きだったが、彼に断られており、
断られた理由を知った晩に彼を襲い、めでたくカップルになった。
それ以降は尖里が異性・同性に近づくことを警戒するヤンデレになっている。
また時折恋愛の話になると落ち込む癖はそのまま。

  • 川々舛
海原の同僚の女性。前髪を白のメッシュにしている。関西弁
豪快な性格で、周りに彼氏が出来ないなと思われていたが、実はレズで長良さんに好意を抱く。
出来ないのではなく、作る気がなかったらしい。

爬虫類自体に対しては苦手意識があるが、カメは飼育経験もあり平気。

  • 十二時ヶ丘雲雲雲龍龍龍(たいと)*1
やたらと難しい名前をした海原の同僚。
川々がレズだと判明するような青天の霹靂な事態に遭遇しても、一切の表情が変わらない。
しかし本人的には顔に出ないだけで一応驚いたりしているようだ。
お金に関する事は表情ではなく、目に出てくるので分かりやすい。
蛇にはまり、今では様々な蛇を飼っている。金額が6桁行くような蛇も平然と購入する辺り重症。
ドルオタでもあり、地下アイドル好き。「劇場版ゴキゲン帝国」が特に好きな様子。

最近妹が婚約・結婚した。
ちなみにその妹さんは成人向け漫画『樋縮君の十二時ヶ丘さんのルート』に登場している。
そして、遂に妹夫婦が揃って本編にも登場。旦那はスリムになり、まさかのイケメン化を果たしていた。

  • 凶塚射
アニマーレでバイトしている女子高生。奇蟲担当スタッフ。
奇蟲とはムカデなどの毒を持つ節足動物のことで、凶塚は毒で獲物を動けなくして捕食する姿に興奮する。
高校生の身でありながら天性の女王様気質で、M気質の海原とは相性が良かった。
不良っぽい外見をしているが、痛いのは嫌いなのでピアスはしていない。

  • 噛谷尖里
爬虫類部門の副チーフをしている長身の女性。頬に傷があり左目に眼帯をしている。
実は運動神経抜群のイケメンな男性であり、純白静の年下の幼なじみ。

アルビノ体質で悩んでいた静を救って以降、彼女に好意を寄せられているが、それを断り続けていた。
実は彼は生粋のおっぱい星人であり、ガリッガリのAカップである静に女性としての興味を抱けなかった。
しかし傷つけるから本当の理由を言えず、「心は女だから静を受け入れられない」という事にするべく女装をしていた。

そんな生活をして10年が経過したある日、真実を静に打ち明けた事で静に襲われてしまい
静に無理やり貧乳の良さを教え込まれ、静と結婚を前提とした付き合いをすることに。

アニマーレに子供の頃から来ていた長良永のことは実の妹のようにかわいがっており、
彼女と仲良くなってきている海原入鹿のことは認めつつも怒ることもある。


紹介された主な生き物

爬虫類が苦手な人が多い中、人気を集める王道な爬虫類。お値段も手頃。
柄が違う色んな種類があるため、好みに合った個体を探す事が出来る。
餌はもちろん虫。虫が苦手でペットにあげるのがダメという人のために、
最近では「グラブパイ」という餌虫を粉末にしたものが発売されているので、虫が苦手な方でも飼う事が出来る。

  • ツノガエル
両生類。カエルになった当初は小さくて可愛いが、育てると両手ほどにデカくなる。
専用の餌が発売されているため、初心者でも安心。
餌と水替えは週1~2程度でも大丈夫。寿命は10年ほど。

  • ミシシッピアカミミガメ
亀。いわゆるミドリガメ。
一般的に亀の飼育というとそこそこの砂と水を入れて、日向ぼっこ用の岩……というものだが、
実は亀は想像以上に運動量が凄く、90級の水槽で大量の水を入れ、泳がせて飼うのがベストな飼育法なんだとか。




追記・修正は爬虫類を飼ってからお願いします。

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最終更新:2023年12月14日 10:37

*1 正確には「雲雲雲龍龍龍」が一つの漢字。当然ながらIME環境では外字エディターか何かで作らない限り表記は不可。