李波児

登録日:2016/11/26 (土) 13:20:31
更新日:2023/12/15 Fri 00:43:50
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金田一少年の事件簿』の登場人物。名前の読みは「リー・ポール」。

CV:鈴置洋孝
演:修健(堂本版)


香港警察に勤務している刑事。年齢は28歳。
以前は上海公安局勤務だったが最近香港警察へ異動となった。
背が高く目つきの鋭いクールな人物。普段は無表情で抑揚のない機械的な話し方をする。
日本の警視庁で1年ほど研修を行った事があり、片言ながら丁寧な日本語を話せる。


冷静沈着な人物で、普段は感情を表に出す事は少ない。
しかし当初は堅物な一面もあり、動機と状況証拠だけで容疑者を問い詰めて凶器の在処を白状させようとし、逮捕状まで請求した事もある。
それに加え、自分の捜査に何かと口出しする金田一一を煙たがり、一の言い分を「そんなのは屁理屈だ」とまともに取り合おうとはしなかった。
後に一の推理で解決を迎えた際には彼の推理力を認め、敬意を払うようになる。以降の事件で再登場した時も比較的考え方が柔軟になっていた。
研修で日本を訪れた事で剣持勇と親しくなり、明智健悟とも知り合う。
そのため世話になった剣持の事を「長い経験を積んだ本物の刑事」として尊敬しており、彼に頼み事をされると断りきれない場合が多い。


作中でも貴重な武術の使い手で、蟷螂拳の達人
酔拳の使い手である楊小龍(ヤン・シャオロン)は、彼の身のこなしを見ただけで彼が「何らかの拳技を身につけている達人」である事を察知し、実際に拳法の構えを取った李を見た途端表情に余裕がなくなり、勝算のないまま酔拳で対抗しようとしていた。
結局一の制止で対決には至らなかったが、恐らく小龍と互角かそれ以上の実力を持っているものと思われる。
推理のほうは前述のとおり当初は堅物刑事として登場したため、あまり得意ではない。
再登場した時は多少は考えが柔軟になったものの、やはり一や明智の推理にはついてゆけず、他の準レギュラーと一緒に置いてけぼりを食らっていた。


初登場は『上海魚人伝説殺人事件』。
この頃は上海公安局の刑事であり、上海の楊雑技団で起きた連続殺人事件を担当していた。
最有力容疑者として団員の小龍に疑いの目を向け、アリバイがない事と状況証拠だけで彼を逮捕しようとする。
しかしそのやり方に一が反発。一が小龍を連れて警察から逃げた際には一の事を「愚かな行動を取る少年」だと非難し、彼に信頼を寄せる剣持にも幻滅する。
後に一と小龍が雑技団に戻ってきた時には小龍に手錠をかけ、捜査妨害をしたとして一に強制送還を言い渡す。
その一が再び雑技団に現れた時にはとうとう堪忍袋の緒が切れて明智に連絡して抗議しようとするが、剣持の説得に応じ一の推理を聞くうちに彼の推理力に感服し、いつしか彼の推理に素直に耳を傾けていた。
事件の解決後は一たちと和解。ほどなくして香港警察へと異動となる。


原作漫画には『金田一少年の決死行』で小龍と共に初登場。
香港のキングドラゴンホテルオーナー誘拐事件の捜査中に、高遠遙一を追って香港にやってきた一たちと再会する。
マークしていた人物が殺害され、その容疑者として一が浮かび上がり、その直後に発生した明智殺人未遂事件の目撃者となった事で、一を殺人容疑者として監視下に置く事を決める。
だがふとした隙に一に逃亡を許してしまい、部下の刑事に命じて一刻も早く一を保護しようとした。
しかしその真意は一を逮捕する事ではなく、一を保護して事件の真相に迫る事だった。


実写版・アニメ版は『上海魚人伝説』のみ登場している。
実写版『決死行』は舞台が国内の川崎に変更されオリジナルキャラの友利圭刑事が代役として登場。
アニメ版『決死行』は『香港九龍財宝殺人事件』のゲストキャラだった、台湾警察の李白龍(リー・パイロン)刑事が代役として登場している(これは声を担当した鈴置氏が故人となっているからでもあるだろう)。
ちなみにアニメ版『上海魚人伝説』に登場した際は、なぜかノーネクタイであった。
なお、前述の『香港九龍財宝』には香港警察も登場しているが、白龍と名前が被るためか未登場となった。


追記・修正は蟷螂拳の使い手にお願いします。


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最終更新:2023年12月15日 00:43