タイガーマスクW(アニメ)

登録日:2016/10/21 Fri 18:33:29
更新日:2024/04/14 Sun 19:56:41
所要時間:約 4 分で読めます







最強の虎は

俺か お前か






2016年秋より放送開始されたプロレスを題材にしたテレビアニメ。
往年の名作『タイガーマスク』の続編であり、タイガーマスク二世が原作の続編なのに対し、アニメの続編が本編。


概要

東映アニメーション創立60周年記念作品として制作発表され、
『二世』と同様に新日本プロレスとのタイアップを組み、劇中に新日の現役レスラーを登場させたり(但し出番が多いためCVは真壁以外本人ではなく本職の声優を起用)、
実在の初代タイガーマスク=佐山聡と同様に東ナオト版タイガーマスクを「タイガーマスクW」としてリアルデビューさせる。
放送時間も地域によっては『ワールドプロレスリング』の前もしくは後に放送するなど、新日にとっては社運を賭けたビッグプロジェクトになっている。

深夜アニメとしてはネット局数が非常に多いのも特徴である。愛知県では日曜朝6時30分枠にやっていたりもする。

作画上の特徴としては、初代アニメのオマージュとしてキャラクターの輪郭を太く粗く取っている。
決して予算をケチっているわけではなく、撮影の際に線をソフトで処理してわざと荒れさせている。

OPは初代アニメの主題歌である「行け!タイガーマスク」を湘南乃風がカバーしており、EDも湘南乃風が担当(EDは書き下し新曲)
プロデューサーはギャルマト・ボグタン、SD(監督)は『キン肉マンⅡ世』『ふたりはプリキュア Splash☆Star』『Yes!プリキュア5シリーズ』の小村敏明。
キャラクターデザインは『フレッシュプリキュア!』の香川久、アクション作画監督を『世紀末救世主伝説 北斗の拳』シリーズや『ジョジョの奇妙な冒険(OVA版)』の羽山淳一が担当。


ストーリー

インディープロレス団体「ジパングプロレス」は世界的メジャー団体「GWM」に壊滅させられ、
社長の藤井大助以下殆どの選手が再起不能に追いやられた。

ジパングプロレスの練習生だった東ナオトは、誰もいなくなったジムで独り途方に暮れていたが、
そこに高岡拳太郎と名乗る男が現れ、GWMの背後に「虎の穴」という悪役レスラー養成機関があることを告げられる。

ナオトは高岡にGWM、ひいては虎の穴と戦う意思があるかを問われ、これを肯定。
高岡はナオトをかつて虎の穴に立ち向かった伝説のレスラー「タイガーマスク」の後継者とするべく富士の裾野にある秘密特訓場に連れていった。

同じくジパングプロレスの練習生で大助の息子でもある藤井タクマは、
父の入院先である病院で、父に瀕死の重傷を負わせ、自身の顔に癒えない傷をつけたイエローデビルとそのマネージャーであるミスターXに出会う。
イエローデビルはタクマに自分やGWM に復讐したいかを問い、ならば強くなれと「虎の穴」への入門を勧めた。
タクマは敢えてこの誘いに乗り、GWM、ひいては虎の穴を内部から潰すべく虎の穴へ入った。

3年後――
タクマは虎の穴を主席で卒業し、"闇の虎"「タイガー・ザ・ダーク」のマスクを与えられ、GWM日本侵攻部隊の一員となった。
ナオトはGWM=虎の穴が日本侵攻に動き出したことを高岡から告げられ、虎の穴に宣戦布告をするべく「タイガーマスク」として立ち上がった。

光と闇、敵対すれども目的は同じ――
虎の穴を潰せ!!


登場人物・団体

  • 東ナオト/タイガーマスク(CV. 八代拓)
本作の主人公。
元ジパングプロレスの練習生だったが、
GWMに所属団体を壊滅させられ途方に暮れていたところを高岡にスカウトされ、タイガーマスクとなる。
ムーブや技は歴代のタイガーマスクをリスペクトしており、佐山聡や三沢光晴の得意技を頻繁に繰り出す。
伊達直人のドタドタ走りは流石にダサいのか受け継いではいない。
愛車はドゥカティ・999。

  • 藤井タクマ/タイガー・ザ・ダーク(CV. 梅原裕一郎)
本作のもう一人の主人公。
元ジパングプロレスの練習生でナオトとは親友の間柄。
GWMに所属団体を壊滅させられ、父を再起不能に追い込んだイエローデビルからスカウトされて、
復讐のために敢えて虎の穴に入り、主席で卒業してタイガー・ザ・ダークとなる。
免許なし。


ナオト、タクマを取り巻く人々

本作のヒロイン。貧乳。
自称・タイガーマスクの美人エージェント。
高岡拳太郎の姪で、タイガーマスクの正体を知る数少ない人物。
中学生くらいにしか見えないが、車の運転ができる年齢ではある。
愛車はダイハツ・タント。
中の人はガチのプロレスファンである。

  • 高岡拳太郎(CV.田中亮一)
タイガーマスクのトレーナー。
かつては虎の穴のレスラーで、初代タイガーマスク=伊達直人への刺客・イエローデビルだったが、
タイガーマスクに敗れて改心し、ケン高岡として戦っていた。
引退後はバイク屋「高岡モータース」を開きつつ、虎の穴復活を警戒していた。

  • 山科ルリコ(CV.千葉千恵巳)
本作のもう一人のヒロイン。
藤井大助が入院している療養所の看護師で、よく見舞いに来るナオトのことが気になっている。


ジパングプロレス

ナオトとタクマが所属していた弱小プロレス団体。
旗揚げ10周年記念興行でGWMと戦い、壊滅に追いやられた。

タクマの父で、ジパングプロレス社長にしてエース。
イエローデビルに文字通り半殺しにされ、現在リハビリ中。


GWM(グローバル・レッスル・モノポリー)/虎の穴

表向きはアメリカに本部を置く、世界的メジャープロレス団体。
しかし、裏ではかつてタイガーマスク=伊達直人が壊滅させた悪役レスラー養成機関である虎の穴が支配している。

GWM/虎の穴の美人エージェント。
タイガーマスクの復活を恐れている。爆乳。


新日本プロレス

プロレスファンならご存知の通り、日本最大のプロレス団体。実在のレスラーが登場する。

"金の雨を降らせる男(レインメーカー)"の異名を持つ新日の若きトップレスラー。
GWMの日本侵攻には、今のところ「俺達にできること(=GWMより魅力的なファイト)をする」というスタンスを取っている。
実戦登場は第5話のバトルロイヤルで、リングアウトにより脱落。

アニメオリジナルキャラクター。
新日のヤングライオン(若手選手)。
永田さんが場を用意したGWMとタイガーマスクの抗争第一戦でタイガーとタッグを組み、
ブラックパイソンからフォールを奪ってなんとか勝利を収めるが、その後はレッドデスマスク、ふくわらマスクに2回と3連敗を喫している。
ジョバー(噛ませ犬)とは言ってやるな。

  • 永田裕志(CV.てらそままさき)
白目と敬礼ポーズと「ゼアッ!」の掛け声で知られるベテラン選手。
新日の選手たちのまとめ役。
経営にもたずさわっており、常に客の入りを気にかけている。
この点では畏れ多くも『二世』におけるアントニオ猪木に近いポジションと言える。
GWMとタイガーマスクの抗争にはリングを提供するという形で介入し、春菜はおろかミスXにもフロントマンとしての格の違いを見せつけている。
実戦ではゴング前乱闘を止めようとしてぶっ飛ばされる、
若松を軽くあしらっている隙に布団蒸しにされて真っ先に脱落するなど、今のところいいところがない。
なお、白目剥きは本編未披露だが設定画ではバッチリ公開されている。

  • 真壁刀義(CV.本人)
首から提げているチェーンとスイーツ好きで知られる新日の名ヒール。
第5話で初登場し、バトルロイヤルで石井と相討ちリングアウト。

  • 本間朋晃(CV.高塚正也)
みんなのこけし。
第5話のシングルマッチとバトルロイヤルで2回タイガーマスクに倒された。

  • 石井智宏(CV.乃村健治)
6代目ブラックタイガー。
第5話のバトルロイヤルで真壁を相討ちに追い込む。

「100年に一人の逸材」と呼び声も高い新日のエース。
第5話のバトルロイヤルで早々と退場した。
この番組名が『タイガーマスクW』なだけにあの台詞は言うのだろうか?





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最終更新:2024年04月14日 19:56