京都神鳴流(赤松健作品)

登録日:2016/09/25 (日曜日) 01:42:00
更新日:2024/01/18 Thu 20:17:44
所要時間:約 16 分で読めます




名の由来は、『京の神山に秘して伝わる神鳴る剣』から。*1

古き時代より、京都に出没する魔物・怨霊を調伏する為に組織された退魔師の一族であり、
その名の通り京都に本拠を構え、古来より京都に留まらず日本中に蔓延る『魔』をその剣術にて退治・封印してきた。
その存在は一般社会には秘匿されており、表舞台に出る事はほぼ無く、存在を知る者は少ない。

基本的には大きめの1本の太刀をエモノとしているが、使い手によっては小太刀を用いた二刀流を使用する事もあるし、
気で強化する事により、ただのデッキブラシ、果てはシャープペンシルなんかも武器として使用する事が可能。
更には素手での攻撃術もいくつか存在し、『神鳴流は武器を選ばず』等と言われることも。

宗家は青山家であり、神鳴流の最たる奥義・『弐の太刀』は青山家縁の者にしか伝承を許されない……が、最近はちょっと怪しい。

……なんて設定が、複数作に渡って登場したきた今こそあるものの、
元はゲーム好きな作者が、彼の有名なゲーム『サクラ大戦』のメインヒロイン・真宮寺さくらの設定からリスペクトしたモノであり、
魔を祓う一族・弐の太刀等も彼女の設定から由来するモノ。
素子や刹那、ゲーデルが使う『百花繚乱』なんかはそのまんまである。


以下、京都神鳴流の使い手達・及び技を紹介していこう。




【神鳴流剣士達】


◆青山素子(あおやま もとこ)

『ラブひな』に登場。記念すべき初・神鳴流剣士。
15歳にして身長175cmの高身長を誇り、美しい黒髪と凛々しい袴が映える大和撫子美少女
普段は標準語で喋るが、極度に慌てふためくと上京する前に元来喋っていた京都弁が飛び出す事も。

登場当初は神鳴流の名は伏せられていたが、海の家の学芸会ボランティアで瀬田と一戦交えた時にその名が明かされた。
15歳にしてほぼ免許皆伝級の腕前を持ち、姉から譲り受けた名刀『止水』を用いたその剣筋は岩をも易々と断ち切るが、
本人曰く「姉に比べればまだまだ」。

大和撫子な出で立ちに反して意外と激情家であり、真っ直ぐで曲がった事が嫌い、恋愛に疎い……と、典型的な女騎士キャラ。
よくToLOVEってしまう景太郎を、なると共にその腕前を活かして(?)ボコっていたが、
(ドジな所は変わらずも)次第に大人に成長していく景太郎に惹かれていき、剣士と女、2つの生き様で悩む事に。
更にはその景太郎を追って東大を受験するも、剣に励みきっていた分勉学は得意でなかった為に浪人(武士なのに)してしまい、
学問の面でも悩める乙女と化すハメに。

思い悩んでいる時は素人である景太郎に白刃取りされたり剣戟で負けたりしてしまう事もあったが、
そんな中でも神鳴流の真髄たる奥義・弐の太刀を修得してみせ、
更には神鳴流との因縁を持つ妖刀・ひなを景太郎から授かり、魔に囚われず使いこなす事に成功。
強引に連れ戻そうとする姉に自らの進む道を実力を以って示してみせた。
後には、東大受験のリベンジに成功し法学部へ進学したと共に、
京都の神鳴流道場の師範となり、まさしく文武両道の人となってみせた。

<余談>

彼女の初期設定段階の名前は『青山晶』であり、
その身長、大和撫子な外見、そして『アキラ』という名前は、次回作・ネギまの大河内アキラに受け継がれている。
作者も『アキラのポニーテールを下ろすと素子と描き分け出来なくなる』とまで発言しているが、
アキラの方はやや髪にウェーブがかかっている。


◆青山鶴子(あおやま つるこ)

『ラブひな』に登場。素子の姉であり、傍らに『疾風』という名の鶴を連れている。ちなみに既婚者。
素子曰く『数百年の神鳴流の歴史の中でも1、2位を争う実力』と言うほどの剣の腕前であり、素子は彼女にほぼ歯が立たない。
素子が京都を出てひなた荘にやって来たのも、あまりに強い彼女のようにはなれないというコンプレックスが原因の1つである。
とはいえそんな強い彼女も、剣の道より女の道を選んだようで、結婚し正統継承者の道からは退いている。

一見するとはんなりとした京美人(素子と違い、常に京都弁で喋る)お姉様だが、
その性格は素子曰く『結婚してから出来た別の人格』であり、
本来はとても厳しく恐ろしい性格で、一度剣を抜くとまるで恐ろしい仮面を被ったかのような表情と化し、素子や景太郎を震え上がらせる。
自分より素質がありながら、自身へのコンプレックスが為に京を飛び出してしまった素子を連れ戻しに2度ひなた荘を訪れるが、
その度に悩みが増え右往左往しウソをついてしまう素子を見て、呆れて怒って問答無用でお仕置きするのがお決まり。
だが、成長している所はちゃんと見て分かっており、結局は素子の意を汲んであげる優しさも持つ。
2度目の来訪時には、別れ際に素子に疾風を託して去っていった。

最終的には、素子の成長を認め正統継承者として認可を出した模様。

また、次回作・ネギまでも刹那の回想内で僅かながら登場。
刹那が幼い頃の姿である事、妖刀ひなを『東から借りてきた』と述べている事から、時系列的にはひなが素子の手に渡る前と推測されるが、
『未熟者が剣を抜くと乗っ取られる』と宣いつつ、自分も乗っ取られてしまい、真・雷光剣を暴発させていた。

彼女だけでなく、後述する月詠もひなには乗っ取られており、
乗っ取られなかった素子が彼女よりも素質があるというのは強ち間違いではないのかもしれない。

<余談>

実は彼女、劇中では『姉上』『お姉さん』等と呼ばれ、
一度も名前で呼ばれてはいない。
実は元々作者は名前を考えていなかったのだが、
常に鶴を傍らに連れる姿が印象的だったか、アニメスタッフがアニメ化にあたって便宜上『鶴子』と名付け、
それを作者が逆輸入したという経緯がある。
ちなみに、ラブひなのメインヒロイン成瀬川なるも似たような経緯で名前が決まっている。
なおサラが持ち出した写真の中に瀬田が彼女によく似た神鳴流の剣士と戦っている場面があるが、
作者によればやはり鶴子で過去に用心棒として雇われて瀬田と戦ったことがあるとのこと。

◆桜咲刹那(さくらざき せつな)

『ネギま』に登場。3-Aクラスメイトの神鳴流剣士であり、
6度に渡って行われた人気投票で3度もナンバー1を獲得した大変な人気者。
詳細は当該項目にて。


◆月詠(つくよみ)

『ネギま』、『UQ HOLDER!』に登場。
現時点では唯一、2作品に渡って(回想等ではなく本人がリアルタイムで)登場している、
ゴスロリファッションが特徴的なメガネっ娘神鳴流剣士である。

いわゆるバトルマニアであり、同じく神鳴流剣士である桜咲刹那と戦う事を至上の喜びとしている。
修学旅行編、魔法世界到着直後にネギ達と一戦交え、
魔法世界・墓守人の宮殿内の決戦では、どうやって調達したかは不明だが、妖刀ひなを使用。
敢えて妖刀ひなの闇に身を任せ、凶悪なまでの戦闘力を誇ったが、
建御雷(タケミカヅチ)が変化した『白き翼の剣』を持った刹那に敗北。
戦う事だけを至上とし、全てから自由であった月詠と、
仲間や世界を守る為、重荷と分かりながらあらゆる事を背負った刹那。
最終決戦では、刹那の方に軍配が上がった。

敗北後どうなったかは描かれなかったが、『最も幸福な世界線』では相変わらず刹那をストーキングしているらしい事が言及されている。


それから約80年後の世界、『UQ HOLDER!』にも登場。この時は『祝月詠』(いわい つくよみ)と名乗っており、
永遠に闘いを楽しむ為か、全身を義体化サイボーグと化している*2為、80年程経った本作でも見た目は若い女性のまま。
何故か、かつてのネギ達一行が名乗っていた『白き翼』を名乗っているのだが、登場シーンが少ない為詳細は不明。
また、一空との戦闘前の口上で、彼女の神鳴流は我流である事も判明している。


◆葛葉刀子(くずのは とうこ)

『ネギま』に登場。
麻帆良学園の女性教師であり、魔法の事情を知る1人。
刹那も関東に来てからは彼女に剣を教授してもらった事もある熟練の剣士であり、
その剣技は常に冷静沈着。
発言から推測するにアラサーであり、更にバツイチな為今の彼氏と何としてもくっつく算段だそうだが、
超鈴音の計画が成功してしまった世界線では、罰としてオコジョ化し強制送還され将来がオシャカになるであろう事を嘆きまくり発狂。
性格は冷静沈着とは言えないものの、それで剣技が乱れる事は無く刹那と楓を追い詰めたが、
楓は身代わりの護符が化けたダミーであり、刹那はネギの仮契約者なのでネギの元にワープ可能……
と、勝負には勝ったが試合には負けてしまった格好となった。

そんな悩めるアラサー女教師剣士な彼女だが、普段の彼女はクールな雰囲気とメガネがたまらない美人女教師なので、
麻帆良の男子生徒からの人気は絶大な模様。いくらでも若いオトコを捕まえられそうなものである


◆近衛詠春(このえ えいしゅん)

『ネギま』に登場。3-Aクラスメイト近衛木乃香の父親であり、
かつてナギ・スプリングフィールドと共に、『紅き翼(アラルブラ)』として大戦を収め魔法世界を救った剣士。
旧姓は『青山』であり、素子ら宗家の家系であると推測される。

現在はその腕がやや衰えているも、本編最終決戦時では再生された造物主の使徒たち(敵としては最強クラス)と互角に戦ったし、
全盛期では作者曰く『ラカンと同等』の強さを誇ったのだとか。
ただ、ラカンに比べて弱点がいくつかある分突け入る隙があるとの事。


◆クルト・ゲーデル

『ネギま』に登場。
魔法世界・メガロメセンブリア元老院議員であり、メガロメセンブリアが治める新オスティアの総督を務める。

少年時代は『紅き翼』の一員として行動し、詠春の神鳴流の技を天賦の才覚で『見よう見真似で』覚えていき、
最初は教えるのを躊躇っていた詠春も、情が移ったか渋々ながら技を伝授した様子。

魔法世界消滅の危機から、断腸の思いで自らの国を犠牲にしたアリカ姫が、
元老院の策略によって全ての不名誉を着せられ没落させられた事に憤り、
紅き翼のやり方では真の意味で世界を救えない』と離反。

その後、敢えてメガロメセンブリア元老院に潜り込み魔法世界のあらゆる秘密を探り、
魔力の枯渇による魔法世界崩壊の危機』を知り、少なくともメガロメセンブリア6700万人だけは救おうとネギを自らの計画に引き入れようと動く。
ネギを前にして『ラカンと引き分けたあなたには睨まれただけで吹き飛ぶ』等と嘯きつつ、
卓越した『弐の太刀』の技で、雷化したネギ(半分魔物状態のようなもの)を圧倒、重傷を負わせた。
更にオスティア総督府でも再びネギと交戦するも、今度は『圧倒的魔力量で押し切る』ネギの戦法に対処しきれず敗北を喫した。

だが直後に【完全なる世界(コズモ・エンテレケイア)】の侵略が開始され、
自らの計略を中断、ネギ達に協力する事にシフト。
最終決戦時ではアルビレオに決戦の場に召喚され、師である詠春と共に、再生された造物主の使徒達と互角に戦った。


時坂九郎丸ときさか くろうまる

『UQ HOLDER!』に登場。
魔法世界を故郷とする剣士であり、作中随一のおとめ……いやおとこ。
詳細は当該項目にて。


◆近衛勇魚(このえ いさな)

『UQ HOLDER!』に登場。
嘗ての刹那に瓜二つな容姿であるが、年齢はネギま時の刹那より低めな雰囲気。
同じく木乃香と瓜二つな帆乃香と共に行動し、
刀太をフェイトの側に引き入れようと戦闘をしかける。
戦闘が途中で終わってしまった為実力の程は定かではないが、
後の水上レースでは『斬魔掌 弐の太刀』を披露しており、
既に『弐の太刀』を修得している様子がうかがえる。




【神鳴流の技】



上記の通り、『神鳴流は武器を選ばず』という程器用な流派であり、
素手で使用する派生ver.や、威力の強弱等微妙に効果が違うのみの派生技が多数あるので、
以下では大まかなカテゴリのみ紹介する。


◆斬岩剣

文字通り、岩をも一太刀で叩き斬る威力を誇る奥義。
シンプルで強い技の為、登場回数も多く、
素子・刹那・九郎丸、それぞれの作品中で最初に登場する神鳴流剣士が最初に披露する技である事が共通しており、
弐の太刀と並び神鳴流を代表する技である。

◆斬鉄閃・斬空閃

離れた相手に剣に纏わせた気を放つ奥義。
どちらも似たような効果だが、
斬鉄閃は直線の気を、斬空閃は螺旋状の気を放つ違いがある。

◆雷鳴剣・雷光剣

どちらも、剣に雷を纏わせ落雷の如き一撃を放つ奥義。
神鳴流剣技の中でも派手さ、威力は随一であり、
印象に残っている読者も多いのではなかろうか。

特に『真・雷光剣』は『神鳴流決戦奥義』と、やたら奥義の多い神鳴流剣技の中でも格別の奥義として扱われている感がある(もちろん一番格上は弐の太刀ではあるが)。


◆百花繚乱

周囲に桜の花びら舞い散る美しい乱れ斬撃。
上記の通り、サクラ大戦のヒロイン・真宮寺さくらの技である。

◆四天結界・独鈷錬殻

対魔戦術の1つである絶待防御術。
独鈷(ハリ)を4つ使い四面体の結界を術者の周りに展開する防御技。

◆浮雲・旋一閃

相手の肩を掴み引き込みつつ足を絡め、空中で3回転以上回転して相手を投げ落とす投げ技。

◆斬魔剣・弐の太刀

神鳴流の真骨頂たる奥義。
最大の特徴は『斬る対象を位置関係に関係無く選べる』という点であり、
人の背後にある岩等の対象物や、人質を取っている魔物『のみ』にダメージを与える事が出来る、
退魔を使命とした神鳴流の、まさに最たる奥義である。

宗家たる青山家のみ伝えられる技……という設定があるものの、
詠春の弟子たるゲーデルを始め、上記の通り宗家どころか我流であるはずの月詠や、
宗家では無いと思われる九郎丸や勇魚も使用していたりと、近年は設定自体が結構怪しかったりする。

また、殆どの技にこの『弐の太刀』を組み合わせる応用も利き、
斬岩剣と合わせれば『斬岩剣・弐の太刀』に、百花繚乱に組み合わせれば『百花繚乱・弐の太刀』となる。





赤松健氏の最新作『UQ HOLDER!』では、
ややディストピアな世界観、そしてやたら強敵がポンポンと出て来る事もあって、
魔と対する神鳴流の技が更に必要となっていく事であろう。
今後のより一層の活躍に期待したい所である。


追記、修正おねがいします






































……とまあ、至極真っ当、真面目な解説をするならこのようになるだろう。
しかし、奇しくもここはアニヲタwikiなのである。
他のwikiが殆ど触れない、神鳴流のもう1つの特徴について迫ってみたいと思う。


そ れ は……












素子「だあ~~っ 何を書いてるんだ私は~~~~っ!
じゅ 受験勉強のつもりが延々と妄想小説を10ページも……」





刹那「じゃなくてええぇええっ!?何も未来じゃないよッ!!妄想だよッ
何だ私!?ダメだよッ ダメな人だよ ヘンタイさんだよッ」










……そう、彼女ら神鳴流剣士は、
やたら妄想力豊かなムッツリやヘンタイさんが多いのである。


以下、神鳴流剣士達の恥ずかしい一面を大公開といこう。



◆青山素子

元々は男嫌いのおカタい女剣士だったはずなのに、
景太郎に叶わぬ恋をしてしまってからは秘められた妄想力が爆発
景太郎に甘い言葉を言われる妄想はしょっちゅうであり、
その妄想を小説に書き起こすようにまでなってしまい、
オマケにその小説を姉やひなた荘の人間に見られてしまっている。

また、姉と旦那の『接吻』を見てしまって以降、何故か亀を嫌うようになったのだが、
理由は……言わずもがな。亀を『アレ』に見立ててしまうとは大した妄想……想像力である。

エピローグでも、なると景太郎の挙式当日を迎えても未だ景太郎への想いが絶えぬしのぶに対し『未練だ』と言うも、
自分は『結婚式に女剣士が乱入して花婿を掻っ攫って行く』という筋の小説を執筆中という未練のカタマリっぷりを見せつけてくれた。

◆青山鶴子

妹に旦那と『仲良くしている』所を見られてしまう。
本人は『接吻』と話しているが、素子がそれ以降『亀が苦手になった』事を鑑みれば、
2人がどんな格好でキスをしていたのか、その先に何をしようとしていたのかは言わずとも分かってしまうというモノである。

◆桜咲刹那

当初は初期の素子と同じく生真面目な女剣士感が漂っていたが、
守るべき主である近衛木乃香への想いが段々エスカレートしていき、
明日菜ら周囲の人間にも認定されてしまう程の百合の花咲き乱れる少女に。

仮契約時のキスに過剰なまでに意識していたり、
『完全なる世界』の幻影を見せられた時には寝ぼけて裸エプロン姿の木乃香を夢見るに留まらず、
『このちゃんと呼んで』と迫ってきたり、エプロン姿で強引に『あーん』を迫ってきたり、
挙句の果てには『本契約しよう』と裸にタオル1枚で迫ってくる木乃香の姿を想像し鼻血を出す等、
その妄想力・ムッツリ度は留まる所を知らず、神鳴流剣士の中でも随一と言える。

◆月詠

別に妄想力等は無いものの、どこかサイコな百合っ気を感じてしまうまでに異常に刹那との戦闘を求めており、
早乙女ハルナからは『ヘンタイ人斬りメガネ』のあだ名を賜っている。

◆近衛詠春

生真面目でクールな剣士ではあるが、
敵対勢力に『お色気に弱い』という情報を掴まれてしまうくらいエロに弱く、
ラカンと出会いで一戦交えた時は、ホイポイカプセルみたいなモノからお色気お姉さん達を召喚されけしかけられ、
必死に雑念を祓おうとしている隙に頭上に置物をぶつけられ敗北している。

◆クルト・ゲーデル

斬魔剣・弐の太刀で「使い方次第でこのような事も」と、
公衆の面前で明日菜・夕映・エミリィの衣服だけを斬るヘンタイ行為を見せた。
神鳴流の真髄たる奥義を何に使っているのかコイツは。

これがきっかけか、味方につくまでは『ヘンタイ総督』呼ばわりされる事に。

時坂九郎丸
雪姫が提示した刀太との戦いに敗北時、
「こっ…殺せ!ひと思いに殺すがいい!!」と何かのテンプレのようなセリフを述べただけでなく、
「殺さねえよ」と返答した刀太に対し「くっ…ならば要求はなんだ?へ…変なことか?変な事でもするのか!?」と顔を赤らめるという120%のくっ殺を披露してしまう。
後にUQホルダーの入団試験に合格後、当時はまだ性別の秘密がバレていなかった為、男性扱いとして刀太と同室で暮らす事になるが、
性別の秘密が刀太以外の人間にバレてしまい、更に刀太への恋心が膨み体の女性化が始まってきた現在は、
2段ベッドの下で眠る刀太の存在や息遣いを意識しすぎて、ドキドキと悶々が止まらず夜も眠れなくなる程。
それをキリヱに(推測を元に)指摘された時は「否定出来ない」と半ば認めているくらい。

不死身にも関わらず「こんな夜が続いたら死んでしまう」と悩みつつも、
それでも刀太に性別の秘密を明かさず、未だに同室で眠る(眠れず悶々とする)事を選ぶ辺り、先代や先々代と同じくムッツリの要素アリ。






……とまあ、こんな所である。
まあ、生真面目で恋愛に疎くおカタい剣士キャラが、精進する武道以外の事で悩み困惑し、右往左往する……
というのは、傍から見ていて微笑ましくて面白く、鉄板的なキャラ付けであり、
読者からもそのギャップは概ね好意的に受け入れられているようで、
3作品にメインの神鳴流剣士として登場する素子・刹那・九郎丸はいずれも読者から高い人気を誇っている事がうかがえる。*3



剣に学問に恋に、悩み多き神鳴流剣士達。
だが、悩みつつ時には迷走しながらもそれらと真摯に向き合って進んでいく所も彼女らの魅力であり、
読者の共感と応援を呼び寄せているのではなかろうか。

今後も、彼女らの生き様を応援していきたいものである。



追記・修正は剣術と妄想を磨きながらお願い致します。




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最終更新:2024年01月18日 20:17

*1 ラブひな・37話の瀬田記康の発言より

*2 なお、本作の世界観では2050年台に地球全体が混乱期に陥り、傷病兵向けにサイボーグ化が流行った為、珍しくは無い

*3 素子は2度行われた人気投票で3位と4位を獲得しており、刹那は上記の通りV3を達成する人気ぶり。九郎丸も、非公式の投票と第2回投票で1位を獲得している