ウィズロ(ゼルダ無双)

登録日:2016/09/24(土) 17:40:54
更新日:2022/11/19 Sat 12:25:36
所要時間:約 7 分で読めます




「クズはしょせん クズでしかないということだ」



ゲーム『ゼルダ無双』の登場人物。


■概要


CV;宮澤正

ゼルダの伝説シリーズでお馴染みの敵「ウィズローブ」をモチーフとした本作オリジナルキャラクター。
WiiU版発売当初は敵として戦うのみのキャラクターだったが、アップデートによりプレイアブル化。

ローブを纏った亡霊のような姿で、奥から一つ目が覗く。
この一つ目は、そのまま開いて口の形状にもなる。
左手には自身の本体である指輪を装備している。

元は何世紀にもわたって所有者の魂を喰らってきた呪いの指輪であり、怨念を吸い上げることでその輝きを増してきた。
現在はゴロン族によってオルディン火山奥の水晶窟に封印されていたが、黒の魔女シアによって暗黒魔導士として覚醒した。

シナリオにおいては「黒の魔女軍」所属の敵として幾度と対峙する。
処世術に長けた知略家であり、黒の魔女軍参謀として魔物を指揮したり、他キャラクターに化けて戦場を攪乱したりといったずる賢い戦法をとる。
弱者を「クズ」と見下す傾向にあり、口の悪さが目立つ。
一方で強者には服従する性格であり、一応は黒の魔女軍大将のシアに忠誠を誓ってはいるが、腹の底ではより強い者へ付くことを考えている。

武器は指輪。
吸い上げた亡者の魂を魔法弾として発射したり、怨念を具現化した魔物を召喚して戦う。
さらに、自身の体内から巨大な手を召喚することもできる。


■各章の活躍


※以下ネタバレ含みます。


闇にあやつられし者(黒の魔女シア編)

シナリオ開始時点では。オルディン火山奥の水晶窟に封印されていた。
ハイラルを支配するため、自分の手足となる部下を求めるシアによって魔力を吹き込まれ覚醒した。
復活直後はシアの部下として魔物を指揮し、竜騎士ヴァルガと対峙するが、シナリオ終盤で早速裏切る。
シアに頼らずともハイラル支配を画策するも叩き伏せられてしまい、ヴァルガとともに闇の魔力を注入されてシアに忠誠を誓うことになった。

ハイラル侵攻(黒の魔女シア編)

ウィズロの進言で妖精狩りを行う黒の魔女軍は、強い力を持った妖精プロクシィを狙ってハイラルへ侵攻。
さらにシアの半身である白の魔女ラナとも対峙する。
本章ではプレイキャラをウィズロとヴァルガのどちらかを選べるが、どちらでプレイするかによって敵のゼルダの台詞が少しだけ変わる。

おそいかかる闇(序章)

ハイラルを襲った魔物を指揮する魔導士として登場。
ゲームのシナリオモードとしては今回が初回であるため、この時点では名前が明かされず「魔導士」と表記されている。
巨大魔獣キングドドンゴを召喚した後に姿をくらませるが、実はこの時密かにハイラル城に乗り込んでおり、占拠することに成功した。
ゼルダ姫こそ取り逃がしたが、ハイラル軍相手に初戦で勝利を飾ることとなった。

シーカー族の青年(序章)

敵軍大将として登場。この時初めて名前が明かされた。
オルディン火山突破を試みるハイラル軍を強襲しボムチュウを破壊しようとするが、ハイラル軍に加勢したシークの活躍もあって敗北する。

神秘の森の魔女(序章)

再び敵軍大将として登場。
デクババを召喚したり、挙句にデクの樹サマを燃やしてしまおうとするが、いずれもハイラル軍に阻止される。
最後はゴーマを召喚すると、残りをそちらに任せて自身は撤退した。

影を覆う闇(黒の魔女シア編)

味方武将として登場。
ザントを黒の魔女軍に取り込むべく、
トワイライトプリンセス』の世界にある影の宮殿へ赴く。
プレイするキャラクターによっては北宮殿突破の助言をくれたりする。
味方軍が劣勢になると魔物を召喚して手助けしてくれるが、その場合味方軍はかなり追い込まれた状況であるため注意。
リザルとダイナをはじめとする味方隊長を敗走させないよう大事にするのがポイント。

天空の支配者(黒の魔女シア編)

別の異世界『スカイウォードソード』のスカイロフトへ侵攻。
今度は封印されしものを率いて同じくスカイロフトに侵攻していたギラヒムを取り入れるため、
最初はファイ率いる人間に加勢し、ギラヒムを懐柔後は人間を用済みとする狡猾な案を提言した。

水の神殿(時のオカリナ編)

別の異世界『時のオカリナ』の異世界。
こちらではゼルダ姫に変身することでハイラル軍を攪乱し士気を下げようと目論む。
しかし、まことの鏡によって正体がばれてしまい、撤退する。

聖剣をその手に(終章)

敵軍大将として登場。
本来ハイラル軍側であるはずの聖剣の守り人を魔力で操り、さらにラナに化けることで戦場を混乱させた。
リンクが引き抜いたマスターソードを奪おうとするも返り討ちに遭い、マスターソード最初の餌食となった。

取り戻せない光(黒の魔女シア編)

『聖剣をその手に』で倒れたかと思いきや命からがら生存しており、
シアの持つ『力のトライフォース』を狙って進軍するガノンドロフと対峙する。
…が、ガノンドロフの強大な力に魅了されてまたも裏切る。
強力な魔物を多数召喚してシアと戦うも、無理な召喚を繰り返したせいで弱体化。
シアによって打ちのめされ、今度こそ敗北した。
倒れる間際の台詞から、指輪へと戻されたようである。


■性能


武器は指輪。属性は闇。指輪を付け替えて攻撃力が上がるが、その指輪アンタの本体だよね?

魔法弾をはじめ遠距離型の攻撃を主軸とする。
弱攻撃・強攻撃ともに射程が長いのが特徴。
弱攻撃により発生する爆発には敵を打ち上げる効果があり、連続で当てることでハメ殺すことも可能。
追い打ちにホーミング性能のある強3、波動砲のようなビームを撃つ強5を使えば敵将をゴリゴリ削ることが可能。

強4は自身が回転しつつ周囲に魔法弾を撃ちまわす。
雑魚敵の殲滅にも有効だが、この技最大の強みは巨大魔獣のウィークポイント削り。
その削り性能は圧倒的に高く、仕様上1ターンで削れない封印されしものを除けば、大抵の巨大魔獣を1ターンで削り切れる。
闇弱点のゴーマ相手に撃つと強4一発で削れてしまう。
(ちなみに、スキル『攻撃加速』持ちかつ闇弱点のゴーマ相手だと、弱攻撃連打だけでもギリギリ1ターンで削り切ることが出来る)

その削り性能の高さから、対巨獣においてはゼルダ無双トップクラスと呼び声高い。



欠点はウィズロ自身の火力の低さ。
基本的に魔法弾を撃つ砲台型であるため、自身のレベルがある程度仕上がっていないとあまり殲滅できないことも多い。

そして最大の問題が、スキル『攻撃加速』との相性の悪さ。
攻撃加速持ちで強4を撃つと魔法弾の弾が減ってしまい、
さらに強5はモーションが早くなりすぎるせいでビームがクリーンヒットしなくなるという
ある種の不具合が発生してしまっている。
スキル『攻撃加速』は多くのキャラで必須と言われる有用なスキルだが、
ウィズロにおいてはその必要性がよく議論されるスキルとなっている。

ただし、特殊攻撃や強3など純粋に強化される技もあるため、『攻撃加速』をつけておいた方が良い場面も多々ある。
このあたりは各プレイヤーの戦法によりけりである。


■その他


  • アドベンチャーモードでのウィズロのドット絵グラフィックは初代ウィズローブと同じもの。
    ウィズローブが元ネタであることが由来と思われるが、グラフィック上では2つ目に見えてしまうため、初見で誰なのかわからないプレイヤーが結構いた。

  • レジェンドモードで姿を変える対象がゼルダ姫とラナであるため、「ネカマ」だの「本当は女なのではないか」などと突っ込まれることも。
    もっとも、指輪の化身に性別の概念があるのかどうかは不明である。

  • レジェンドモードでは『風のタクト』以外全ての異世界に赴いている働き者である。

  • 倒した際に手に入る素材はローブと指輪…ほぼ本体だが剥ぎ取って良いものなのだろうか。



「アニヲタはしょせん アニヲタでしかないということだ」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ウィズロ
  • ゼルダの伝説
  • ゼルダ無双
  • ゼル伝
  • 宮澤正
  • 魔導士
  • 暗黒魔導士
  • 指輪
  • 呪物
  • 幽霊
  • 亡霊
  • 裏切り者
  • 参謀
  • 策略家
  • 知略家
  • 黒の魔女軍
  • ウィズローブ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年11月19日 12:25