御剣冥夜

登録日:2016/09/17 Sat 04:04:11
更新日:2023/09/24 Sun 16:36:04
所要時間:約 7 分で読めます






冥夜だ。以後、見知り置くが良い!



御剣冥夜(みつるぎめいや)は、マブラヴシリーズのヒロイン。
CV:奥田秋/奥島和美
誕生日:12月16日 血液型:AB





マブラヴ(エクストラ編)】
カードゲームアニメの主人公にも引けを取らない奇抜な髪形が特徴。前髪が横に出っ張って☆型のようになっており、後ろ髪は一見ポニーテールの様だが、どう考えても物理法則的にあり得ない曲がり方をしている。

この髪型が受け付けないからと食わず嫌いする人が多いが、大抵の場合慣れればどうということは無い。というかむしろ、この髪型でこそ冥夜という人も多いのではないだろうか。


世界的財閥の1つ「御剣財閥」の次期当主でありながら、何故か高3の秋という中途半端な時期に、主人公・白銀武の家に転がり込んでくる。その日のうちに武ちゃんの高校に転校し、彼のことを許嫁と豪語する。これなんてテンプレ(ry

能力的には文武両方に秀でており(というか、物語開始時点で既に大学を飛び級で卒業している)、特に剣術は免許皆伝の腕前。ラクロスのスティックでゴールを真っ二つにしたりとか。なお、キーパーを避けて後ろのゴールだけ切るのは余裕らしい


また、箱入りお嬢様キャラの宿命か、高い能力に反して世間知らずな面もある。その圧倒的な財力もあって、勘違いっぷりのスケールが非常に大きいのが特徴。具体的には

  • 転校初日に武ちゃんのベッドに潜り込む。それを咎められると、自分の部屋と称して武ちゃんの家の隣に大豪邸を建てる(その土地に住んでいた近所の人たちは、大金を払って退去させている。なお相当の額のようで、退去させられたのに皆ニコニコ)

  • 学食に行きそびれた武ちゃんの為に、学校に数十人の料理人を呼び寄せ、その場で満漢全席を作らせようとする

  • 料理対決の際には、またもや料理人を大量に呼び寄せる。この時は世界中の名立たる料理人が御剣邸に集合、全国ニュースになるほど

  • 武ちゃんを毎朝起こしに来る純夏の妨害の為に、一晩で扉を付け替える。

  • 自動切符売り場の音声に、礼儀正しく応対する

  • 遊園地のヒーローショーの悪役の台詞を真に受け、真剣で切りかかる



ぶっちゃけ、パロディネタ以外のギャグシーンの大半は冥夜の暴走が原因だったり。ただ、はた迷惑なトラブルメイカーかというとそんなことは無く、むしろ帝王学を学んでいる影響か、ストイックさと他人への思いやりを併せ持つ良く出来た娘。所謂「常識は無くても良識はある」というタイプで、精神年齢はヒロイン勢の中でも頭一つ抜けている。


口調も特徴的だが、よくあるお嬢様言葉「あなた様」「~ですわ」「~なさい」ではなく、「そなた」「~であろう」「~するが良い」等の武家言葉を使用する。というか、普段から日本刀を持ち歩く等、そもそものキャラモチーフが武家の娘なのだと思われる。


エクストラ編は、冥夜の参入によって変わって行く武ちゃんの日常を描いた物語であり、何気にオルタの物語の発端という意味でもキーパーソンである。他ヒロインのルートでも、武ちゃんの背中を押す役割で登場することが多い。






【マブラヴ(アンリミテッド編)】

シナリオがほぼ一本道なアンリミに於いて他ヒロインよりやや優遇されており、実質的なメインヒロインを務める。OP曲の「紫音-sion-」も冥夜のテーマというイメージが強い。


物語上は国連太平洋方面第11軍横浜基地衛士訓練学校第207衛士訓練部隊B分隊所属の訓練兵として登場。

エクストラ編から天然成分が大幅に抜け落ち、落ち着いた常識人キャラっぷりに磨きがかかっている。転生したばかりで右も左も分からない武ちゃんに、世界の常識や考え方を教える案内役のような立ち位置で、訓練についていけない武ちゃんをフォローするなど、彼にとって欠かせない存在となる。

一方で、異星人の侵略という世界の危機に於いて、日本ありきな発言をすることが多く、グローバルな現代人的感覚を持つ武ちゃんとは口論になることも。


能力的には、エクストラ編同様剣術にずば抜けて秀でており、戦術機の操縦に於いても、長刀を使った近接戦闘を得意としている。また物理学も得意なのか、物体の構造的な弱点を把握するのが得意で、戦術機の長刀で小さな山ぐらいの大きさがある大岩をぶった切った事もある。


出自は、アンリミの時点では将軍家(アンリミの世界では、まだ日本に将軍制度が残っている)の縁者であることだけが語られている。国連軍の基地に、帝国軍の月詠中尉が護衛として駐屯していたり、専用の紫の武御雷が送られてくるなど、それなりの地位にあることは確かな様だが...












以下、ネタバレ要素あり













現征威大将軍、煌武院悠陽の双子の妹であることが判明。 煌武院家には双子は縁起が悪いというしきたりがあり(おそらく戦国時代に跡取り争いの元になったため)、冥夜は養子に出されていた。冥夜という漢字だけみれば非常に暗い名前も、忌児だから付けられたものである。

養子にだされたからと言って好きに生きることが許されるはずもなく、姉にもしものことがあった時の代わり、もしくは影武者として、幼少の頃から育てられた。その出自に反して国連軍に在籍しているのも、日本の国連に対する人質として差し出されたから。

しかし、冥夜自身はその境遇を嘆くことなく、むしろ自分の生まれに誇りを持って生きている。日本よりの発言が多いのも、物心ついてから一度も会ったことのない姉の事を常に想っているから。


そんな彼女に転機が訪れるのが、物語中盤のクーデター事件。自ら囮役を買って出た将軍の警護を207小隊が行うこととなり、姉との十数年ぶりの邂逅を果たす。そして、クーデター兵の鎮圧を試みる悠陽を諫め、彼女の影武者としてクーデター兵を説得するという、まさに冥夜の存在意義そのものと言っていい役割を引き受けることとなる。

工作員の横槍で結果的に説得は失敗に終わるも、最後まで敵にその正体を知られること無く役目を全うし、またそのどこまでも高潔な姿は、武ちゃんにも影響を与えた。


しかし、その高潔すぎる言動が仇となり、トライアルでの一件では武ちゃんの満身創痍なメンタルに結果的にとどめを刺し、彼の敵前逃亡への踏ん切りを付けさせてしまうことになった(この一件は正直誰が悪いとも言い難いが)。良くも悪くもクライマックス以外ではこの前後がオルタにおける彼女の最大の見せ場。


任官後は、A-01部隊に配属、突撃前衛として、武ちゃんと二騎連携を組むようになる。

人質としての利用価値が無くなったことで帝国軍に縁を切られ、要警護者リストから外されてしまう。将軍の影としての役目を終え、これからの自分の生き方に迷っている描写も見受けられるが、本人は「やっと自分の為に戦うことが許されるようになった」とあくまで前向きに捉えている。

そして武ちゃんにとっての、自分の弱音に耳を傾け、必要な時に苦言を呈し、道を誤れば躊躇なく殴り倒してくれる「尊い存在」として、更なる信頼関係を築いていくことになる。










【名台詞】

目的があれば、人は努力できる。

生きているのと、生かされているのではまるで違う。そこに自分の意志があるかどうかが問題なのだ。それが反映できるかどうかが問題なのだ。

私が守りたいのは人々だ。人々の心を、日本人のその魂を、志を守りたいのだ...古より脈々と受け継がれてきた心をな。国とは...日本とはそういったものを指すのだと思う。人のいない国はないのだから...

そなたの命...私にくれ!

私の初めてを...もう一つ、もらってはくれまいか?その...チューというものを...

目的が同じであっても...重んじるものが違えば、道を違えることもある。

もし、映すものがない鏡があったなら、それは何と儚い存在であろうか...!

己が都合に合わせ、力持つ者と持たぬ者の立場を使い分けるのはやめるがよい!

敗北から教訓を導き出す事は容易であるが故に、人は往々にしてその行為で満足してしまうものだ。実際にその教訓を活かす事は、言われているほど容易くはないぞ。だが、勝利から得るものは、それを謙虚に受け止めさえすれば、更なる成功に繋げやすいものだ。

人類を、舐めるな...人間を舐めるなぁ!











追記・修正してくれたそなたに、心よりの感謝を...

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • マブラヴ
  • オルタネイティブ
  • メインヒロイン
  • 双子
  • 青髪
  • 巨乳
  • 武家
  • お嬢様
  • 将軍
  • エロゲヒロイン
  • 名言の宝庫
  • 武御雷
  • 尊い
  • 高潔
  • 日本刀
  • 軍人
  • 御剣冥夜
  • age
  • おっぱい
  • 和風
  • 和風美人
  • 大和撫子
  • 女傑

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年09月24日 16:36