冬空コガラシ(ゆらぎ荘の幽奈さん)

登録日:2016/09/15 (木) 00:14:30
更新日:2024/01/08 Mon 04:42:34
所要時間:約 15 分で読めます





俺がおまえの未練を晴らしてやるよ、幽奈!

俺がおまえを幸せにしてやる!



冬空コガラシ(ふゆぞら コガラシ)とは週刊少年ジャンプで連載されていた漫画『ゆらぎ荘の幽奈さん」』に登場する人物であり、物語における主人公。

●目次


プロフィール



年齢:16歳(第57話で16歳になった)
誕生日:1月13日
瞳の色:金色
髪の色:黒
職業:湯煙高校二年生 兼 肉体派霊能力者(第75話で二年生に進級した)
血液型:AB型
身長:174cm
体重:65.1kg
3サイズ:B91-W74-82
CV:小野友樹


性格・戦闘能力



性格は直情的かつ一本気のある性格。『漢気のある』と形容すれば分かりやすいだろうか。
嘘や見栄などで自分も他人も偽ろうとせず、常に偽りない心で他者と向かい合おうとする。自分の境遇を呪いはしても過去を後悔するそぶりは見せず、新しく手に入れた霊能力でより良き明日(真の青春)を掴むべく猛進する。

生来の霊能力の高さから霊的被害を受けやすく、周囲の人間に迷惑をかけるという理由で施設をたらい回しにされるなど幼い頃から過酷な生活を送っていた。
挙句の果てにデイトレーダーの霊に憑依されて株に手を出して大負けし、借金地獄のホームレス生活に成り下がってしまうなど大人でも心が折れかねない境遇に陥っている。

そんな経緯もあって霊能力者に弟子入りして(正確にはデタラメに強い霊能力者の霊に取り憑かれて無理矢理に弟子にさせられた)霊と闘う術を身に付けており、最終的にはその師匠の力量をも超える程の実力者になる。
しかもその霊能力者は妖怪御三家の一角という最強クラスの人物である(その正体は下記を参照)。

術といっても武器は拳一つのみで、おそらくは何らかの霊的エネルギーを拳にのせて霊をぶん殴る。これだけである。
シンプルだが意外と便利で応用が利く能力で、霊体が何かに憑依していても憑依した物をぶん殴れば中の霊体にもダメージを与えられる。

一般の人々を襲う小妖怪から神クラスの大妖怪まで戦った経験のあるコガラシだが、いずれの敵もたった一撃で撃破している。
その拳を武器に闘うコガラシの強さは、まさに作中最強人物の1人と形容しても何ら問題はないレベルである。
さらにゆらぎ荘には御三家の出身である呑子を筆頭に高い戦闘能力を持つ人物が同居しておりそれぞれ得意な分野が大きく分かれているため、ただの下宿でありながら作中最強クラスの戦力を誇る。
主人公とその仲間の強さがインフレしているため、作品はシリアス展開でもバトル描写が手短に片付けられたりハンデありの戦闘になったり全面戦争を延々と行う展開が起こりにくいようになっており人物描写に重点が置かれる。
さらに妖怪や霊体からの物理的攻撃に対する耐性もあり、ちょっとした攻撃では大してダメージを喰らわない。
ただし風呂桶を投げ付けられて気絶する描写があるため、単純物理攻撃への耐性は人並みで霊力や妖力を纏った攻撃を通さない結界のような体質と思われる(実際、神刀そのものである朧の本気の斬撃を直接くらっているが、かすり傷一つ付いていない)。
この体質については第51話で『気合いを入れてるか否か』で変化する事をコガラシ本人が明言している。
能力発動時は無敵に近い強さを誇るが、完全な非戦闘時に不意打ちを喰らうと回避困難であるといったところだろう。

また、過去にはデイトレーダーだけでなく様々な霊に憑依されて体を操られているのだが、その中でやたらプロ意識の強い霊に憑依されて行動を強いられたことが何度もあった結果、周囲が唖然とするほど高い技術を持っていたりする。


所持スキル一覧



●憑依合体:八咫鋼
六代目八咫鋼の魔鏡院逢牙に憑依された事で彼女のスパルタ教育によって霊体が見えて自由に触れて拳でダメージを与えられるようになり、妖怪など人外の存在に対しても非常に強い効力を発揮する。
何重にも結界を張り通常の攻撃を受け付けないないはずの黒龍神・龍雅玄士郎をボディーブローで天蓋まで吹っ飛ばしてワンパンKO、海で遭遇した触手妖怪も拳の一振りで片付ける(しかも水深300メートルの海中で)など、インフレしすぎた能力を誇る。
文字通り殴るしかできないため基本的に近接戦闘向きで、拳圧で遠距離の相手を吹っ飛ばすことはできるが溜めに時間がかかるため使用頻度は少なめ。そもそもコガラシは必要もなく妖怪と戦う事はしない上、本格的な戦闘では搦め手や遠距離戦も得意な狭霧なども参戦するのでほとんど問題になる事はない。

●憑依合体:デイトレーダー
スキルというより不幸の元凶。
デイトレーダーの例に取り憑かれ、投資に大失敗して多額の借金を抱える羽目になる。
娘を有福にさせたい一心でコガラシを依代に取引を行なったが、大当たりしたところで満足して成仏してしまいその後に突然放り出されたコガラシが困惑している隙に株が大暴落を起こして借金を負う羽目になる。
その借金は遺族相続後に発覚した上、その故人の娘がコガラシを世話していた孤児院スタッフのさくらだったため、彼女に借金を背負わせてしまう。
コガラシ自身の過失は少なく、さくらの借金も彼女の伯父が肩代わりしてもらえたのだがこの出来事をコガラシは負い目に感じた事で現在までお詫びの印として日々の稼ぎをさくらに仕送りしている。
この仕送りが原因でコガラシは貧乏生活を送っており、携帯電話を所持していない。

●憑依合体:卓球コーチ
第3話で判明。
過去に卓球コーチの霊に取り憑かれ、やりたくも無い地獄の猛特訓に付き合わされた事で全国大会出場程度には強くなれたとの事。しかし、その影響でコガラシ自身は卓球が嫌いになってしまったという何とも皮肉な結果となってしまった。

●憑依合体:焼きの奥義を極めた伝説の料理人
第9話で判明。
一生をかけその技を磨き続け、死の瞬間に極めた伝説の料理人の奥義。
生きているかのような踊り串、神懸かった火加減による異常なまでの焦げ目のムラの無さを完璧に再現する。その味は夜々と猫神様はおろか、ゆらぎ荘の面々までをも魅了した。

●憑依合体:漫画家のアシスタント
第11話で判明。
漫画家志望だった人物の霊に取り憑かれたため、呑子の臨時アシスタントをこなせる。

●憑依合体:ロッククライマー
第26話で判明。
ロッククライマーの霊に取り憑かれたため、建物の壁すらも登れる力を身に付ける。
しかも兵藤を脇に抱えた状態でも登れるという凄まじい身体能力とバランス感覚を持っている。
この霊は生前にいったいどんなトレーニングをこなしていたのだろうか…。

●憑依合体:手品師
第39話で判明。
奇術師の霊に取り憑かれたことがキッカケで、プロ級のマジックができる。
ハロウィンパーティで無茶振りされ、即興で人体切断マジックを披露してみせた。

●憑依合体:壺振り師
第45話で判明。
複数のサイコロを壺の中で自由自在に操る。
壺の中で出目を操りつつサイコロを縦に積む事すら余裕でこなせる上、巨大サイコロでも抜群のバランス感覚を維持できる。

●憑依合体:パティシエ
第54話で判明。
パティシエの霊に取り憑かれ、フランスへ行って本格的に修行する羽目になった。
その結果、洋菓子店の店長が一目置くほどの速さと正確さを身に付ける。

●憑依合体:天才フィギュアスケーター
第70話で判明。
天才フィギュアスケーターの霊に取り憑かれた事でキャメルスピン、トリプルトウループ、イナバウアーと高度なテクニックを披露した。

●憑依合体:アウトドアマニア
第116話で判明。
ゆらぎ荘に住む前はアウトドアマニアの霊に取り憑かれた経験があり、千紗希と2人で無人島に遭難した時は手際良く住み処や食料を確保した。


弱点



このように圧倒的な戦闘力と憑依による様々なスキルを持つコガラシだがそんな彼にもいくつかの弱点はある。

ひとつは女性には攻撃できない事。
とはいえこれは弱点というより彼のポリシーみたいなもので朧に対して最初は拳を振るっていたが彼女が女性と判明すると一転して防御に徹していた。

また、変化の術や呪いなど術式の類にはほとんど耐性がなく術を掛けられればあっさり無力化してしまう。
霊的な力による干渉は物理的なものを除き受動的に受け入れてしまうと言って良い。

さらに彼の霊媒体質は霊が憑依しやすい他に霊具の効果が過剰に発揮されてしまい、思わぬ事態に発展する事も少なくない。
以下はコガラシの弱点によって陥った彼の状態をいくつか抜粋する。


●ボディソープにされる
第12話での出来事。
ゆらぎ荘の温泉を掃除していたところにこゆずが現れて寝ぼけていた彼女の変化の術でコガラシはボディソープにされてしまう。
どうやらソープの泡にも感覚があるらしく、幽奈達の身体が泡で包まれた時はコガラシの何かが崩壊してしまった。
また、泡が流れた時に喪失感を覚えておりソープの泡を使い切っていたら大変な事になっていたがこゆずが術を解いた事で元に戻った。

●コケシにされる
第58~63話での出来事。
かるらとマトラがゆらぎ荘に襲撃中、幽奈達の裸を見ないようにしていたコガラシにスズツキのヤツデ葉札によってコケシにされてしまい、そのままかるら達にさらわれてしまう。
その後、本性を現したかるらによって彼女から絵的にいろいろやばい事をされてしまった(かるらは改心してしばらくした後にこの行為について赤面していたが)。

●女子のパンツを見ないと死ぬ呪いにかかる
第99話での出来事。
狭霧と雲雀が任務中にバイト中のコガラシも加わるが呪いを操る悪霊が消滅する直前にコガラシに12時間以内に女子のパンツを12枚見ないと死ぬ呪いをかけてしまった。
内容があまりにもあれだがこゆずの術で出したパンツは無効でうららやかるらでも解呪できずコガラシは意識朦朧するほどの恐ろしい力を持っている。
呪いにかかると額に紋章が浮かび、下着であればパンツじゃなくてもいいがスパッツを履いてたり履いてないパンツを見せるのは無効で逆にパンツを履いてなくても直に見せてもいい模様。
しかし、呪いが解けても今度はブラジャーや全裸を見せないと死ぬ呪いに変わってしまったところで第99話は終了してしまった。

●水鉄砲になる
第106~108話での出来事。
女将コレクションによりゆらぎ荘の面々はウォーターサバゲーをする事になるがルールによってコガラシは水鉄砲になってしまう。
水鉄砲の威力はコガラシがドキドキすると威力が増し、ゆらぎ荘でトップクラスのバストを誇る呑子がある行為をした時は物凄い威力になっていた。

●霊能力を封印される
第114話での出来事。
夜に霊能力を封印する水晶を運んだところ、翌朝目覚めると霊能力が封印されていた。
幽奈が一日中密着する生活を送ることで霊力の減衰を引き止め、その間にうららが封印を解除する方法を探し出した。

●夢の中で女子の胸を揉む
第187話での出来事。
誅魔忍ブラという霊力のある女性向けのバスト補正用就寝用ウェアの入った段ボール箱を運んだところ、この道具とリンクしてしまい、ブラを付けて寝た女子の胸を夢の中で延々と揉む羽目になり、毎晩うなされる羽目になる。
一方でブラを付けた女子のほうは夢の中で片思いを寄せるコガラシにマッサージをしてもらえるため恥ずかしさもありつつ満足していたが、さすがにコガラシ本人が悩んでいたので着用を控えることとなった。


人物関係



ゆらぎ荘に入居して温泉を満喫していたところ、はち合わせた幽奈とお互い一糸纏わぬ姿のまま出会う。そのまま幽奈のポルターガイストによって気絶させられてしまい、第一印象は決して良いものとは言えなかった。
その後、幽奈を強制的に成仏させようとした救沌衆の洩寛の襲撃を跳ね除けた経緯から彼女はコガラシに全幅の信頼を寄せるようになり、以降は常に行動を共にする良きパートナーとしての関係を築いている。同時に寝起きセクハラを始めとして、互いに最もエロい被害に遭う関係にもなった。
コガラシの誠実な人柄にやがて幽奈は彼に恋をするのだが実はコガラシの存在が生前の幽奈にも深い関わりがあったりする。
初めは同い年の男という事でコガラシに対してゆらぎ荘の住人で特に身構えていたが、コガラシの人柄に触れて少しずつではあるが態度が軟化していく。
霊的類や妖怪退治を生業とするため、コガラシとは同業者のような立場である。
誅魔忍軍総出でも敵わない黒龍神を僅か一撃で倒したコガラシに対して複雑な感情も見せていたが、誅魔忍の任務を繰り返すうちに次第に彼に淡い想いを寄せるようになる。
狭霧と違い、男だからと特にコガラシを気にしてはいなかったが美味しい魚を焼いてもらった事からあっさり餌付けされた。
一緒に風呂に入る事に躊躇しないがお湯を浴びせられると猛烈に怒る。湯煙高校附属中学出身で、のちに湯煙高校へ進学したため、コガラシにとっては学校の後輩にあたる。
コガラシの事は夜々曰く「有能」で純粋に信頼している。
ゆらぎ荘で唯一の男性でもあるコガラシに逆セクハラしつつも彼を弟のように可愛いがっている。
過去に漫画家志望の霊に憑りつかれた事のあるコガラシを貴重なアシスタント枠として重宝しており漫画家である関係上、修羅場の時はたびたび彼にヘルプを頼んでいる。
酔った呑子さんが脱ぐ→コガラシが服を着ろ!と目を背けるのはワンセット。
年長者としてコガラシに助言を与える事も多い。
  • 仲居ちとせ
ゆらぎ荘の年長者として新入居者のコガラシを温かく見守る。
ゆらぎ荘の面々に内緒で中学生に扮していたところをナンパ男に襲われかけるが、コガラシにその場を助けられたこともある。いつもブレずに生きている彼に対し、「コガラシ君はどこでもコガラシ君なんですね」とコガラシとの出会いに幸運を感じている様子。
コガラシにとっては湯煙高校でのクラスメイトとなる少女。
こゆずのぬいぐるみ騒動で悩み、彼に調査を依頼したのが親しくなるきっかけとなる。
母親の影響で男は狼だと教えられ、男性に対し過度な誤解を抱いていたがコガラシの誠実さに触れて認識を改める事となり、クラスのコガラシに対する誤解を解こうとするなど彼を擁護する場面を見せている。
コガラシと幽奈がデートをしたと聞いた時は物憂げな表情を浮かべたり肝試しの際に足の怪我をコガラシに心配されトキめいたりと彼に対し脈があるかのような振る舞いを見せていき、幽奈と同時期に千紗希も彼に恋を抱く事になる。
ちなみに彼女の羞恥の基準は【スケベの兵藤に胸を見られる>コガラシに胸を押し付ける】だったりする。
  • 信楽こゆず
宮崎千紗希の相談が発端となるぬいぐるみ騒動で出会う。
能力を駆使しコガラシを追い詰めようとするがあっさり幻術を破られて戦意喪失するがその後は彼女の事情を聞いてゆらぎ荘に移住させた。
以降は良好な関係を築いているが、寝ぼけながらコガラシをボディーソープに変化させたりと騒動の発端を担う事が多い。
ある意味ではコガラシがもっとも翻弄される人物…かもしれない。
黒龍神との一件で出会う。
当初は敵対するも、コガラシの強さを認めてからはその強さを受け継ぐ世継ぎを龍雅家に残すためにたびたびコガラシへ夜這いを仕掛けたり、単純接触効果とやらを武器にして誘惑の限りを尽くしている。
本当に惚れた奴とでないと『そういうこと』はしないとコガラシが言い切ってからはガチで惚れさせるため呑子の漫画を参考にしたり、こゆずへ相談しに行ったりと努力を惜しまずに動いていたが気づけば彼女の方がコガラシにガチで惚れてしまった。
ナンパされそうなところを夏休みのバイトで誅魔の里に訪れていたコガラシに偶然助けられ、最初は狭霧に対抗しようとコガラシに恋人の振りを頼むが一連のやり取りで次第に彼の人柄に惚れこみ夏休み終了から間もなく湯煙高校に転向してそのままゆらぎ荘にも入居した。
以降は同じくコガラシに恋している幽奈、千紗希とライバル且つ友人関係を築いている。
  • 緋扇かるら
コガラシの16歳の誕生日にゆらぎ荘に突然現れた京都の妖怪を束ねる大天狗の少女。
コガラシを忌まわしき父の仇としてつけ狙っており、コガラシを拉致監禁して術を掛けて自分の下僕にしようとした。
…のは建前で、本当はコガラシにベタ惚れしており彼女の部屋にはコガラシのグッズで溢れている。
2年前からコガラシを探していてようやく見つけるが彼が女性だらけのゆらぎ荘に住んでる事にショックを受け、そして彼の誕生日にゆらぎ荘の面子と混浴してる光景を覗いてしまった事で遂に我慢のピークを迎え上記の状況になったのが事の真相である。
騒動が決着してからコガラシにフラれてしまうが後日、彼に誕生日プレゼントを渡して今後は正攻法で彼に振り向いてもらえるよう再びアピールする事を誓った。
  • 兵藤聡
コガラシが湯煙高校に入学して初めての同性の友達。
最初はちょっとした誤解で引かれたもののクラスメートの中では早い段階で打ち解け、欲望に忠実な兵藤にコガラシは呆れつつも湯煙高校においてはかけがえのない親友になった。
  • 魔境院逢牙
コガラシのインフレした戦闘能力を持つきっかけになった先代の八咫鋼。
戦闘能力は作中の登場人物でも最強クラスであり、胸のサイズも作中トップクラスの大きさを誇る呑子と同等或いは彼女をも越えるほどの爆乳。
蛾爛洞を完全に消滅させようと現世に蘇り蛾爛洞の本体だと言われる幽奈の消滅を目論みコガラシ達と熾烈な戦いを繰り広げた。
騒動後、蛾爛洞の一連の騒動は黒幕がいた事による誤解で、自身の行動で周りを巻き込んだ事を謝罪。
その後、コガラシ達と束の間の時間を過ごしコガラシの成長ぶりを見届けて成仏した。
ゲストキャラながらコミック14巻の表紙を飾っている。
  • さくら先生
幼少期のコガラシが施設にいた時にお世話になっていた先生。
コガラシの霊媒体質が原因で怪我をしても叱らず彼の身を案じる優しい性格。
実は彼女の父親がコガラシを借金地獄に落としたデイトレーダーの霊だったがその真実は株の暴落をコガラシが無視した事により知らず知らずに娘が遺産相続してしまい、一千万以上の借金を背負ってしまう。
借金自体はお金持ちの伯父に肩代わりしてもらったがこの出来事はコガラシにとって忘れられないトラウマになり、それからバイトで稼いだ給料は常に彼女のもとへ振り込むようになったのである。
現在もコガラシがいた施設で働いており、コガラシの近況を見て楽しくやっていると伯父に報告していた。


主な活躍と語録



主人公及びラッキースケベ要因なのでほぼ全ての話に登場しており、ここでは男気あるコガラシの台詞も一部抜粋する。


  • 第1話
『俺がおまえの未練を晴らしてやるよ、幽奈! 俺がおまえを幸せにしてやる!』
家賃タダの永住無料権が手に入るとはいえ、幽奈を想って発した初めての男前台詞。
幽奈はこの言葉を受け涙した。ここから二人の絆が始まったのである。
  • 第2話
コガラシが目を覚ますと浴衣がはだけた幽奈に抱きつかれており、さらに彼女は寝相が悪いためゆらぎ荘のはるか上空まで飛んでしまい入居早々、危うく天に召されかけた。
  • 第3話
前話のように今回は空に飛ぶ事はなかったがコガラシが目を覚ますと幽奈の尻が彼の顔に覆い被さった状態になっており、コガラシは離れようとするが幽奈も目覚めてしまい結局ポルターガイストが発動してしまった。
  • 第4話
コガラシは湯煙高校に入学する事になり、自身の体質のせいで過去の苦い学校生活を思い出して涙を流しつつも今度こそ真の青春を満喫しようとするがコガラシについてきた幽奈が同じクラスメートの宮崎千紗希のスカートをめくるなど彼女の行動でコガラシは一気にクラスメートから浮いた存在になってしまい落ち込んでしまった。
それでもコガラシはめげずに自己紹介をするもやはりクラスメートには馬鹿にされてしまうがそんな中で千紗希は彼にある相談を持ち込むが…?
  • 第5話
千紗希はコガラシに対してスカートの件もあって疑いつつも金銭面の都合もあって彼に心霊現象の相談をするが大事にしているヌイグルミを殴られてしまう上にラッキースケベが発生しまい、自宅から追い出してしまう。
もっとも殴るしか除霊の手段がないといえ女子のヌイグルミを全力で殴ったコガラシに落ち度はありこの点は幽奈も千紗希に同調していたため女心に関しては年相応かもしれない。
  • 第6話
『俺は久しぶりにオヤツが食える。それでいいじゃねえか』
千紗希の周りで発生していた心霊現象は化け狸の信楽こゆずによるものでコガラシと幽奈の活躍により無事に解決した。
翌日もコガラシはクラスメートから浮いてしまった状況が続き、それを見た幽奈をこの一言だけで許すというのが上記の台詞である。千紗希からのクッキーを幽奈と共に和やかに食べるシーンは微笑ましい。
  • 第7話
コガラシは仲居ちとせから温泉レジャーランドのペアチケットを貰い幽奈と一緒に出かけるが、ちとせからデートと言われて2人はドキドキしていた。
ちなみにこの話で幽奈は初めて浴衣以外の服装をお披露目して普段と違う彼女の姿を見たコガラシはより緊張する。
コガラシは初デートという事で幽奈をエスコートしようとするが彼女が幽霊なのもあって空回りを繰り返してしまう。
それから2人はウォータースライダーをするが幽奈が滑ろうとすると水着が外れてしまい後から滑りにきたコガラシに衝突、コガラシは幽奈の豊満な胸の感触を直に触れ合い彼女のポルターガイストで吹き飛ばされた。
いろいろあったが最後は幽奈の提案でお風呂に入る事になり自分のために頑張ってくれたコガラシに幽奈は労いの言葉をかけてそんな彼女にコガラシも何か思う事があったようだ。
  • 第8話
『そうか?わりと似合っててかわいいと思ったけどな』
似合わぬファッションだと自嘲した狭霧に対し、さらっとコガラシが発した言葉。狭霧はこれだけで赤面してコガラシへの態度がまた少し軟化するようになった。
  • 第15話
『悪霊だろうが神だろうが関係ねー。俺がぶん殴れねぇのは、女だけだ』
黒龍神の龍雅玄士郎を一撃で吹き飛ばした際の一言。
朧によれば玄士郎には幾重もの厳重な結界が張られていたらしいが、それらの結界を真正面から全てブチ破った上でオーバーキルしている。
コガラシの戦闘力は相手が神様だろうと余裕で勝ってしまうので以降に強敵と戦う時は何かしらハンデを抱える事が多い。
  • 第18話
『ガチで惚れ合った女としかそういうことをする気にはなれねぇ! そんだけだ!』
朧の夜這いに対して拒絶した際の一言。妖怪だろうが神刀だろうが朧は女だ、とさり気に朧を気遣う素振りも見せながら発した。布団に埋まりながら横で聞いていた千紗希の好感度も上昇する事になった。
  • 第25話
『宮崎がいりゃそれでいい』
クラスの皆のコガラシに対する誤解を解こうと奔走する千紗希に対し、照れながら放った言葉。結果は伴わなくともその気持ちだけでコガラシは十分なのだろう。
  • 第25話
『俺のことならいくらでもかじってくれていいから、それで手打ちにしてくれねーか?頼む』
クラスメートの二人が誤って妖怪の封印を解いてしまう事件が起こる。その時、コガラシは襲いかかる妖怪の牙を腕で受け止めて一旦制止させる。その後、頭を下げて妖怪に不始末を詫びた時がこの台詞である。
妖怪はコガラシの強さを察して「…いいだろう。ヌシと一戦交えるよりは、大人しく封じられていたほうがマシだろうよ」と引き下がり、自ら再び眠りについた。
神をも倒す力があるからと言って無闇に拳で黙らせようとはせず、人間側に非がある時は迷わず頭を下げるコガラシの誠実さが顕著に表れたシーンとなった。
この件でクラスメートの二人はコガラシが霊能力者である事を信じるようになった。
  • 第26話
『気にすんな。俺の目には映ってる』
男女二組によるフォークダンスに参加したいが、幽霊である身からどうしても躊躇してしまう幽奈。
そんな彼女の様子を察し、コガラシは幽奈を引っ張り出す。しかし、霊感が無い周囲のクラスメイトからすれば、コガラシは間抜けにも男一人で寂しくダンスを披露している風に見えてしまう。
当然、コガラシは周囲から嘲笑の的となってしまう。
それを感じた幽奈は、誘われた喜びなどよりも先に「わたしの姿見えませんから……またコガラシさんの評判が……」と彼の身を案じる。
そんな彼女にコガラシが微笑みながら発したのが上記の台詞。完全に王子様である。
彼女のためなら恥も外聞も厭わない彼の優しさに幽奈は胸を打たれ、目尻に涙を浮かべるのだった。
  • 第30話
『幽奈を悪霊なんかにさせない。幽奈がいつか成仏するまで、俺がずっとそばにいる』
愛海と泰久の成仏を見届けた後、コガラシの心も否応なく幽奈の悪霊化について思いを巡らす事になる。しかし、呑子の「アタシたちがいれば大丈夫」という言葉に後押しされてコガラシは朝日の輝く海でその覚悟を新たにした。
  • 第34話
『わりぃな狭霧! 俺らのアバンチュールのジャマはさせねーぜ!』
雲雀を押し倒している所を狭霧に発見された際、弁解しようとする雲雀をお姫様抱っこして言い放った台詞。普通ならネタばらしして誤解を解こうとする場面だが、コガラシは敢えて本当の事を言わずに「彼氏のフリをする」という雲雀との約束と彼女のプライドを守る事を選ぶ。
そしてコガラシはそのまま雲雀を抱えて雨野家を後にし、雲雀の一夜限りのお願いを完遂した。
一般的な男子なら気まずい場面を目撃された時点で慌てて弁解に走る所をコガラシは
1.上半身裸の雲雀に自分の上着を羽織らせる
2.お姫様抱っこして上記の台詞を放つ
3.そのまま縁側から庭に出て屋根づたいに逃走
というコンボを実行。そして雲雀の「こ…コガラシくんどうして…!?」という問いに対して「約束したろ? 雲雀の彼氏のフリするって」と、さらりと言ってのけた。
さらに「気が済んだら狭霧に謝っとけよ」と付け加え、誤解していた狭霧への配慮も忘れない。なんだこのイケメン
彼の義理堅さと行動力がよく現れたシーンと言えるだろう。
  • 第46話
『そりゃ分かるだろ。幽奈のことは毎日見てるからなぁ』
こゆずの力で一時的に生身の身体を得た幽奈を見たとき、事情を説明されるまでもなく初見で実体化を看破した。
幽奈が足で歩いている事を珍しく思ったゆらぎ荘の面々はいたが、幽体でなく実体である事に気付いたのはコガラシのみ。
馴染みの女の子のちょっとした違いにも一発で気付くイケメン対応で幽奈からの好感度はさらに上昇した。
  • 第53話
『幽奈こそ、あったかくしとけ』
幽奈からプレゼントされた手編みのマフラーをコガラシから幽奈自身にかけてあげた時』の台詞。
この時の幽奈はこゆずの術で生身の身体を一時的に手に入れており、慣れない冬の肌寒さに震えていた。
人生初の手編みマフラーを貰えた喜びよりも、まず先に幽奈の身体を心配するコガラシの優しさが十二分に表れた場面だったといえよう。
ちなみに「俺が貰ったんだから使い方は俺の自由だろ?」という彼らしいヘリクツ付きもある。
  • 第181話
『霊撮できるようになったんだ、浦方に教えてもらってよ。だから幽奈だってちゃんと写せるぜ!』
コガラシは霊能力のコントロールが困難な霊媒体質であったにも関わらず、幽奈を撮るためだけに術を覚えて使いこなしている。
彼の誠実さが現れている言葉である。


余談



人気投票は第1回は6位、第2回は10位。

『ゆらぎ荘の幽奈さん』という作品は可愛いヒロイン達はもちろんだが素晴らしいエロも提供してくれる男前のコガラシの存在も影響が大きかったのは間違いないだろう。



俺は……このwikiを追記・修正してやるって約束したんだ!!今更やめるわけには……いかねーんだよ!!

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最終更新:2024年01月08日 04:42