グレイブアーク/グレイブアーク・ファントム

登録日:2016/08/14 (日) 10:33:17
更新日:2020/12/16 Wed 23:35:24
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バルドナ・ドライブは俺を選んだ! 俺が最後の鍵を開ける!


グレイブアークとは、ゲーム『Another Century's Episode 3 THE FINAL』に登場する人型機動兵器である。
マクロスを巡る戦いにおいて、前搭乗機であるブラッドアークを破壊されたベルクトが乗り込む新たな機体。


†機体解説(通常形態)

ブラッドアークと同様に、アークシリーズの機体に酷似したフォルムを持っている。
カラーリングはグレーを基調としており、
ブラッドアークと同様に如何にも敵役が似合う禍々しさを感じさせる外見。

高機動戦を重視したブラッドアーク含めた既存のアークシリーズとは打って変わって、
全身各部に施された追加装甲と高火力武装の数々による重装甲、重装備が特徴的な機体。
特に顔面部は真っ白な能面のようであり、正に「墓石」を思わせるような無機質さがある。

ブラッドアークと同様にガーディアンシステムは未搭載らしいが、
素の火力や後述の更なる形態のことも考えると、システム無しでも従来のアークシリーズを軽く凌駕していると言っても過言ではない。

劇中ではミッション21において真・ドラゴン(第二形態)を倒した直後にまさかの登場。
続くミッション22におけるバルドナ・ドライブを巡った決戦においてもバレルたちと激闘を繰り広げるも……





この機体の真価を見定めるときが来るとは……





†グレイブアーク・ファントム

ミッション22での戦いで一定のダメージを与えると登場するグレイブアークの真なる姿。
全身の追加装甲をパージし、ずんぐりむっくりした通常形態とは真逆な流線型でスタイリッシュなフォルムに。
装甲を廃したことにより、その下にある外見はよりアークシリーズの機体に似通ったものとなる。

その性能も外見どおり、通常形態とは真逆の紙装甲、超高機動によるスピード重視になる。
各種高火力武装も廃してしまうため火力の低下はどうしても否めないが、
それでも持ち前の機動力による撹乱と手数の多さで十二分にカバーできる。
戦場を異常な速度で駆け巡り、あらゆる方向から襲い来るその姿は正に「墓石から這い出た亡霊」の如しである。



†武装解説

流石に反省したのかブラッドアークと比較すると武装名の厨二病はだいぶ抑え目である。


  • グレイブキャノン / グレイブライフル
本機のメインウェポン。
通常形態時は1発の威力を重視した大型のビーム弾を単発発射する。
また、チャージを行うことで更に高威力の照射ビームを発射することも可能。
連射が効かずチャージ版は隙も大きいが、その分威力は折り紙つき。
雑魚の殲滅は後述の武装で補えるので、主に固い敵やボス戦向きか。
ファントム形態ではキャノンもパージされ、代わりに従来のアークシリーズと同じような連射型のライフルがメインウェポンとなる。
とはいえ、機体コンセプトもあってか従来のものと比較して装弾数と連射力は桁違いである。

  • ライフル殴打 / バスターブレード
格闘におけるメインウェポン。
とはいえ通常形態は砲戦メインのため、やれるのは大型キャノンで直接殴りつけることだけである。
ファントム形態では従来どおりのビームソードを使用可能で、コンボ数も5と多い。

  • スケイルブーメラン
両形態共通の武装で左腕に装着されている「く」の字型のブーメラン。
最大8までのマルチロックが可能で雑魚の殲滅に重宝する他、シールドとしての使用も可能。
特にファントム形態では装甲がガタ落ちするので、これによって防御力を補えるのが嬉しい。

  • スプリットガイドミサイル
両形態共通の武装。胸部に装甲を展開することで放たれる小型のミサイル。
形態によって性能に多少の差異があり、通常形態では最大マルチロック×4、重複ロック×2とブラッドアークのミサイルとそう変わらないものの、1発辺りの威力が上昇している。
ファントム形態ではマルチロック可能数が4→2と減少してしまうも、威力が更に上昇。
ただ、両形態共に単発発射になっていたりもするのだが。

  • エナジーシェイプ
両形態共通の武装。ベルクト一派の機体にお馴染みのファンネル殺しなエネルギーフィールド。
威力自体はブラッドアークと比較して大幅に向上している。

  • スカートレッドミサイル
通常形態のみの武装。背部コンテナから発射後に多数分裂する大型ミサイルを2発同時に発射する。
フロムユーザーに分かり易く言うなら両肩コンテナミサイル、若しくは前作デンドロビウムのコンテナミサイルでもありか。
通常形態は上述のミサイル、ブーメランに加えてこの武装もあるので雑魚敵殲滅能力がとにかく凄まじい。
特にリミカ後はこれを垂れ流しまくるとそれはもう酷いことに。

  • ダッシュ
ファントム形態のみの武装。姿を消してから一直線に敵機へ突撃し、ライフルで殴打する。
火力の不足しがちなファントム形態の中では単発威力がそこそこ高く、
主に大型のボス敵の虚を突いての運用がメインとなるか。

  • ファントム
ファントム形態のみの武装。形態名と同名の特殊な光弾を発射する。
発射後しばらくはその場に留まった後、敵機に向かって一直線に突っ込んでいき大爆発を起こす。
ややクセがあるため慣れないと使いにくいが、上手く当てられればダッシュ以上に大ダメージを与えられる。







†劇中の活躍

ストーリー後半で満を持して登場するも、交戦機会は連続しての2回だけと意外に少ない。

"あちら側"の地球においてバルドナ・ドライブを完全起動させるため、
その障害となるバレルたち一行を排除するべく襲い掛かってくる。

1度目は明確な決着がつかぬまま撤退するも、その直前のやり取りにおいてフェイの言葉を聞いて激昂。
直後にフェイが元々は"あちら側"の世界出身であること、バルドナ・ドライブの鍵となっているのは、
バレルとその同一存在であるベルクトそのものであることが語られる。

そしてそれら全ての真実を知った上で、バルドナ・ドライブ上空で2度目の決戦を展開。
ファントム形態まで披露してバレルに猛攻を仕掛けるも、最終的には敗北し海面へと落下。



未来とかいうものを信じて戦ったところで……乗り越えられないものがある!!



……と、思いきや直後に復活。
バルドナ・ドライブを停止させようと無防備になっていたプレイヤー部隊に猛攻を仕掛け、
更には捨て駒扱いされたことに腹を立てて反抗してきたアンジェ諸共バルドナ・ドライブを破壊。
因みにこの時、ファントム形態で通常形態のキャノンを使用するという荒業を行っていた。
その代償故にか、チャージ射撃後にキャノンを持っていた右腕が破損している。

そして直後、停止寸前のバルドナ・ドライブのワームホールにスレスレで突っ込んでいき、
プレイヤー部隊を取り残したまま"こちら側"の世界へと姿を消していった。

ストーリー内におけるグレイブアークの活躍はここまでであり、その後ベルクトが本機をどうしたのかは全くの不明。
何せ最終決戦時は誰もが予想し得なかったもっととんでもない物を引っ下げて登場するし。


†余談

ブラッドアークと同様に、一定条件を満たしてポイントを支払うことでプレイヤーも使用可能になる。

通常形態、ファントム形態共に今までのアークシリーズとは異なる極端な性能となっているものの、
全体的に高いバランスで纏まっているのでその高性能ぶりを存分に楽しもう。






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最終更新:2020年12月16日 23:35