物体収容能力

登録日:2016/07/25 Mon 15:12:10
更新日:2024/04/02 Tue 19:58:22
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アニヲタよ、追記・修正の準備は十分か?








●目次

◆概要

物体収容能力とは能力バトルやファンタジーからギャグまでいろいろな所で見られる、アイテム収納スキルや道具である。
なお、収納するだけでなく出すことができるのがミソ。吸い込んでそれっきりになってしまうのはこの項目の対象外である。
この力は主に「大量の物体を収納できる」事がポイントなので、基本的に「何を収納しているか・するか」がキャラの個性や印象を大きく左右する。
同時に世界観の影響を最も受けやすいと言える、白紙のカンバスのような代物。


◆使用例

・大量に入るもの

特に著名なのはドラえもんだろう。
彼のポケットの中身はヤカンだの何だのの日用品や微妙なひみつ道具のようなトンチキアイテムから危険なひみつ道具のような破滅的破壊兵器までなんでもある。
特に鉄人兵団のようにガチの敵と戦う劇場版においては、半ば能力バトルに近い知恵が求められる。
ポケット内の道具の種類と、その組み合わせ運用は本当に世界の運命すら分けるほどの重大事なのだ。

純然たる能力バトルで近年有力なのは金ぴか王か。
彼は武器や移動用などの宝具(強力なアイテム)が大量に入った宝具GOBを用いて戦う。
ラスボス級の道具として明確な名前や設定がある、というのは結構レアな方であると思われる。

ファンなどの間では前述の青狸先輩のイメージから「四次元ポケット」と言われたりし、プリズマ☆イリヤドライでは
子ギルがあれこれ道具を取り出しては放り投げる様が「なんかどっかで見た光景……」と言われている(恐らくドラえもんが焦って道具を出している時のパロ)。

ちなみにドラえもんの道具類は未来デパート等で安く売っていたポンコツなども含め、基本市販品である。強力な道具が出る時は、割とやりくりして買ったという発言があることも。
それと対照的に彼の所持宝具は収蔵している「王の財宝」の文字通り全部自分のもので、過去未来すべての宝具が入っている(入っていく)という超財産家。
マルクス主義は死んだーっ!? ここにこのよーな富の偏在がー!? CVがのちに水田版でスネ夫をも演じるというのは何かの因果なのだろうか……。


・1つの器に1つのもの

有名作品ではドラゴンボールのホイポイカプセルは、個人用サイズの家くらいでも封入できるカプセル型の道具。
上記二つとの大きな違いは、カプセル一つに対して入る対象物が一つという対応形式であること。
また、内容物(使える容積?)によってか大きさがそれぞれ違い、サイズごとのカプセルを収めるセット用ケースがある。(工具のレンチ入れのような感じ)カプセル個々に番号なども振られている。
他作品ではウルトラセブンのカプセル怪獣や、いまむかしの項にあるポケモンの道具入れやモンスターボールあたりと同じ。能力的には後述のスタンド「エニグマ」が最も近い。

ホイポイカプセルのような一対一式のモンスターボールだが、アニメ等の描写においては「モンスターボールは基本全部同一サイズ」(ぼんぐりのような天然素材のものは不明だが)という描写がある。
中身が全長十数mもあるようなホエルオーからたかさ20cmのディグダあたりまでこれは共通している。
また多くのトレーナーはボールに名前を書いたりしないし、個性を主張するタイプのキャラクターでもボールには個性がないケースも多い。


両者の違いは作画上の省力に加え、道具としての使われ方にも多少起因すると思われる。

ホイポイカプセルは作中、旅行者などに便利な日用品として主に使われている。
戦う相手も宇宙人などなので人類の生活と余り関係がなく、地球のカプセルを運用しないというケースも多い。
このため使用者向け情報の表示が多くても問題は起きにくい。

ポケモンでは対戦相手と必要知識の共通性が非常に高く、上級者ほどその運用が重要な側面がある。
メタ読み属性相性が勝敗に影響する世界において、ボールもまた情報源の一つである。
(例:「おっヘビーボールやんけ、てことは重いポケモンやな!」→「グワーッくさむすび!」)
つまり「ボールにサイズ差がある」などの特徴が見えると、それだけで「何を出すかバレて対策されボコられるトレーナー」みたいな絵ヅラも発生しかねないのだ。

この為かサイズが同じでもボールに特徴がある仕様の世代においても、対戦でボールの違いは表現されにくい。
違う場合は「そのボールでないと捕獲が困難なので仕方ないポケモン」で一体だけ特徴づけられていたり、「高級品で捕獲率は高いというだけ」で中身の特徴とは関係ない場合だったり。
もしくはパフォーマーなど演出を重視するキャラクター故かという感じ。
一応設定上はヘビーボールなども「捕まえやすくなる」だけなので、ボールを麻雀でいう迷彩のように撹乱用の情報とする事も出来るだろうが……。


◆容器以外として

HUNTER×HUNTERでは、「不思議で便利な大風呂敷 (ファンファンクロス)」を陰獣の梟が……盗まれました。旅団長に。

有名な例の2人と違いこちらは明確に「能力」である。梟本人の運用時点で大量の貴重品運送を任されているほか、移動中の車を包み込んで捕縛用に用いている。
つまりは人を封じ込める檻としての機能も有しているという事である。

この辺は条件がある代わりに相手を酒にしてしまうという「西遊記」の瓢箪の宝貝(仙人の作る強力な道具)、紅葫蘆(べにひさご)より自由度が高い。
もっともこの瓢箪は「酒にする」という性質ゆえウツボカズラ的な攻撃用具の印象が強く、あまり収納系っぽくはないが。
ただし作品にもよるが、悟空は蝿に変身することで酒に漬かって溶かされず、中から話を聴いたり金角銀角の拠点に忍び込んだりと「収納性」を逆用している。

またキメラアント編の討伐参加ハンターの一人、ノヴの「4次元マンション(ハイドアンドシーク)」もこの系統の能力か。
こちらの特徴は本人と許可を受けた者が内部を住居および移動路として運用できる点で、より”人間が内部に入る前提の空間”としての性質が強い。
このような運用はドラえもんでも見受けられ、スペアポケット→四次元ポケットを通路や避難所として用いる事がキーになっているシナリオも幾つかある。


キン肉マンでは、ブラックホールに前述の能力と似た運用が見られる。
対戦相手のキン肉マングレートは四次元に閉じ込める一方で、
仲間のペンタゴンにはタッグ技「四次元ワープ」で転移用通路として奇襲させる為に提供している。


封仙娘娘追宝録という古いラノベにも「断縁極」という瓢箪の宝貝などが登場する。
この瓢箪は地上にばら撒かれた宝貝を収納する道具として使われており、意思や人化能力もある宝貝にとっては一時的な牢獄というか留置場状態でもあった。
ただし揺すろうがどうしようが中に影響はない。また同時に食糧庫や、作中の序盤は避難所としても使われていた。
ちなみにこの作品も「老酒にされちゃうんでしょう!?」「違うよ」「そう、紹興酒にしちまうんだ」とやっぱり紅葫蘆ネタをかましている。
宝貝は芭蕉扇など著名なものが半端ではない性能を誇るので、単体では酒にするような効果すらない「ただの収納」系は地味と思われるかも知れない。
しかし作中では「大量の兵士を入れて他国で解き放てばどうなるか」と、中身が強力なアイテムではない単体運用でも、やり口や容量次第では大災厄に繋がりうる事を示している。
本作では緊急避難的に、岩や水を吸い込んで危険な状況に対処した事がある。吸い込む事で無力化を図るという、たまに見られる防具的運用の一例。

境界線上のホライゾン』で登場する「位相空間」は「(金や技術があれば)誰でも使える四次元ポケット」。
通常は武装や物資収納用なのだが、7巻で登場した浅野・幸長はこの空間を倉庫サイズで入手し「ミリ単位で分割し、中にそれぞれ罠や兵器を仕込む」という形で実戦転用。
浅野自身も本来は後方支援や日常生活用に購入したのだが、蓋を開けたら前線投入されたためその頭脳や地勢をフル活用して戦闘していた。


下記の亀と同じジョジョ5部の能力ブチャラティの「スティッキィ・フィンガーズ」にも「開いたジッパーの中に入れる」という性質がある。
だがこれは「ジッパーの開閉による切断・縫合」という、言わば物体や空間に干渉する能力の一部。
どっちかと言うと自分は入れるがはガォンしたりもする3部ヴァニラ・アイス的。
敵味方での使い分けが可能という意味でもやはり後述の居住型というより、ブラックホール等の力に近い。


・外部干渉性

キン肉マンの後輩プロレス漫画、にわのまことの「ザ・モモタロウ」では妖術使いのシュテンドルフが徳利の中に主人公の仲間を閉じ込めている。
この徳利は中で酒に人間の強者をぶち込んで力の源「強者のエキス」を染み出させ搾り取っている。
作中では「漬けられた人間がドロドロに溶ける・・・」とトゥーン調グロギャグで紅葫蘆パロもやっていたり。

作中では縮められた人間を外からゆする事で酒の波に溺れさせる、大声で喋りかけて嫌がらせをする、
徳利二つを繋いで酒時計(砂時計と同じ)にして中の人間を確実に溺死する状態にし、時間制限マッチを仕掛けるなど拷問具的に用いていたりもする。
こうした用法はどこかに空間を作るタイプではなく、道具に対象を入れるタイプゆえの干渉のしやすさの表れであろう。
盗難問題などで言うと、対戦中にタイムアップが迫ったとき仲間が「砂時計なら一旦ひっくり返せばいい」とコーナーポストに置かれた状態の徳利にこっそり触れようとしている。


ジョジョのスタンドでは4部エニグマも該当する。
この能力は対象物を紙にして封印する能力で、再び封印を解けば時間が経過しないので温度すら維持したまま戻すことが出来る。
また封印した紙を破れば中の物を破壊できるため、前述のシュテンドルフのような外部干渉のし易さが強みになっているタイプと言える。


ポケモンのコミカライズの一つポケットモンスターSPECIALでは、ボールに対しダイレクトアタックが頻発する。
中のポケモンが死ぬ訳ではないが、開閉スイッチを破壊されたり凍結させられるなどでポケモンが出られなくなり、交代や出撃が出来なくなる。
「外からの干渉は基本」というのがこの世界のガチ戦闘の基本なため、主人公もラスボス級もごく普通にボールを狙う。

そのため「トレーナーの回避力が低い」という事は「弱さ」となりうる。
どんなに強いポケモンが手持ちでも「出せずに終わって悔しいでしょうねぇ」では意味がないのだ。
外部干渉性に対する考え方が、他のメディア展開作品と大きく描写を変えている顕著な一例と言える。


ドラえもんの四次元ポケットもお腹についているので、たまに取れたり、洗濯で壊れて中に水が入ったり、外れてどこかへ行ったり、というトラブルに見舞われているケースがある。
特にガチ戦闘のある劇場版(のび太が一回本当に死んだ)のドラえもん のび太と夢幻三剣士で敵に奪われた事も。


超人ロックの「ラフノールの鏡」は、空間を操って長方形の「鏡」を形成する能力である。
空間を断絶させているため、宇宙空間でも飛べ宇宙船としても用いることが出来る。また内部空間は「鏡」の見かけより広く、複数の人間が乗れる。
後述の「ミスター・プレジデント」のように精神など物質でないものを保持する機能もある。

この「鏡」の防御能力は劇中では一般的なバリア(エネルギー系障壁)より上とされ、破壊できるのはごく僅かなエスパーか兵器のみである。
性質からすると最近ではマクロスΔなどに見られる、次元断層などを防壁として運用する例の先達と言える。

このように防御力は非常に高いが、破壊不能という訳ではなく中身も影響を受ける。また空間制御をしている性質上、訓練されていない者は脱出が困難。
そのため、「鏡」を作れる熟練者は形成した「鏡」の中に相手を閉じ込め砕くことで殺害するという運用をすることも。
外部(内部も)干渉が一部の人間などにしかできない、という性質ゆえの描写であろう。

身体の周囲に障壁を作って飛行する、という描写そのものは後述の「ノーマン」に出て来る敵のゲルダン人にも見られる。
しかしこれは物理的なもののようで、劇中では普通に撃墜されて割られたり大型動物の胃液で溶かされたりしている。


外部干渉性でいくと、ヴァニラ・アイスの能力なども「鏡」のように極端に低い部類と言える。
スタンドごと自分を口の中に入れた状態では、外部からは見えないし接触しようとしても亜空間にその部分だけ転送、すなわち切断されるからだ。
(自分も「外からの光に干渉されない=見えない」のだが。ちなみに「鏡」も外が見えにくいとか)
出来るとしたら同類の空間制御系スタンドでもないと無理であろう。


・居住空間

ONE PIECEカポネ・ベッジの「シロシロの実」の能力やジョジョの奇妙な冒険 5部
「ミスター・プレジデント」は拠点である事が主体のタイプ。4次元マンションより更に「人などが入る空間」としての性質に特化している部類である。
描写的にも城人間の身体は身内を中に入れることで攻撃要員にしたりするし、亀は昇天するはずの人間の魂すら押し留めている。基本的には味方など内部で暴れない対象ありきの力と思われる。

ドラえもんの道具「かべ紙ハウス」シリーズや「デンデンハウス」などもこのタイプに属する。
特にデンデンハウスは耐爆性などシェルター機能があることが明言されている。外からの攻撃耐性を意識しているわけだ。
こういったアイディアは古くは中国の故事「壷中天」(壷の中に素晴らしい別天地があるのを知り、酒や肴を楽しむ人の話)にも見られる。即ちこれは人類の夢なのだよ!


・変化しないもの

下記のRPGネタにもあるが、ベクタートラップなど、新しい部類の道具や機構には圧縮はできても重量は変動しないというものもある。
項目中のものは四次元ポケットなど基本的に重量問題が起こるものはないので、割と少数派である。
該当項目にあるように、退避用スペースとしての運用もされている。

RPG「テイルズオブファンタジア」に登場する、飛行機械のレアバードを収納しておく専用容器「ウイングパック」も重量が変動しないものである。
ただしレアバードに重力遮断機能が付いているため、エンジンをつけっ放しで収納すれば実質的に重量問題はなくなる。
そんなエネルギーの無駄遣いをするからラスボスとひと悶着あるわけだが。


・タイプがやや違うもの

EAT-MAN(吉富昭仁)では、主人公が対象を口から食べる事で収納され、掌などから排出される。
この際、収納前には壊れていたものが直っていたりする。また小さな部品を少しずつ食べ、最後に完成品として出す事も出来る。
つまり性質的には空間干渉や物体圧縮系の能力というよりアルター能力のような再構成能力に近いタイプと言える。

空間転移絡みの話だが、スタートレックなど海外SF作品の転移装置では
「対象物を分析し転移先で複製、転移前の対象は破壊する」ということを行っているものがある。

身近なイメージとしては、FAXを送ったら相手の紙に字が印刷されるのではなく「送る紙の繊維一本までコピーされたもの」が相手機械によって作られ、
送った側では破棄されるような感じである。
「え?それ自己同一性どうなん?」と思う人もいるだろうし、実際ドラマ中でも転送装置の故障で「同じ存在が2人以上」というトラブルになる話も。

もっともEAT-MANではこのネタは扱っていないが、純粋な空間拡張や移動との微妙な違いは意外と小さくない可能性もあるのだ。


◆いまむかし

「魔界転生はFateの祖先」で、1964〜5年の作品。ドラえもんは1969年。
更に言えばこの時期、実は「能力系要素のある作品」で「能力者の一人」としてドラえもんより少し先にこのタイプのキャラが出ている。

手塚治虫の「ノーマン」という漫画で、この作品は複数人の特殊能力者チームが敵と戦うサイボーグ009的なものなのだが
この中の一人「ヨロメキス」の能力は「大量に物資を隠し持てる」というもの。

ドラえもんは後の劇場版でこそ道具の大量供給と組み合わせ能力で、戦闘要員としてなくてはならないという色彩を強めた。
が、連載最初期にはもちろんそんな性質はない。しかし「ノーマン」は能力分けが明確に成されている。
このため探せばもっと古い例はあるかも知れないが、少なくともFateのような作品に繋がる構成要素はこの時期には存在していたとは言える。

ちなみにヨロメキスは大きな袖に物を入れるキャラクターで、レイレイやムース(らんま1/2)の先例の一つと言える。


小説家になろうの作品(項目はないが書籍化はしている)には「反逆の勇者と道具袋」という作品がある。
西洋RPG風世界に召喚され、なんでも出し入れできる道具袋を運用するしか出来ないという主人公の物語。

この作品のようにゲーム系の界隈では「道具袋」というものが特殊なアイテムとして認知されている事がある。
これには「ぬののふく」が大した防御力もないアイテムなのに、もちものについてはやくそうを99個とか、普通の袋? にやたら大量に入るのは何でだよ!
と異様に感じたりする人のイメージも手伝っていると思われる。
このせいか逆に最近では重量制限があるゲームや、入る量の限度が設定されているアイテムなども出てきたりはしている。

このため量的制限は近年になってリアリティが付与できるようになってからのものだ、と思う人もいるかも知れない。
しかしこの道具袋と重量問題は、元祖TRPGであるD&Dにも見受けられる。
作中には持ち帰れるアイテムに重量制限などの規定が存在するが、一方で「ホールディングバッグ」という
”見かけより遥かに容積があり、重量の制限も無視できる”文字通りの意味で魔法の鞄が存在しているのだ。

SF要素のある作品では「道具をデータ化してコンピュータや各種端末に収納できる」といった理由付けがされることもある。
ポケットモンスターシリーズの、パソコンを使ったポケモンや道具の転送機能などが有名な例(ただし、モンスターボールの原理はポケモン自体の習性を利用したもの)。

こうした理由づけを設ける傾向は、初期CRPGではできなかったことが、最近になって出来るようになったので先祖返りした結果とも言える。
自由度の大幅な増加によって、シナリオと無関係の民間人をぶちのめしたり、メインクエストを無視して活動できるようになったのに似ているかも知れない。


◆ハンマースペースと技術の境

コメントでは「ヨロメキスのは技術」と指摘があった。
また類例のうち道士であるレイレイの方はともかく、ムースも術を用いない暗器使いである。
袖以外にも靴に鈎爪が仕込まれていて、上半身裸でも武器を使ってきたシーンもある。
特にこの仕込み靴は手品師の服に鳩用ポケットがあるようなもので、現実的隠し武器や道具の範疇に近いだろう。

こういった場合、能力やフィクション的描写と見做すかどうかは容積などが境目と思われる。
ムースは明らかに袖の大きさを越える量の暗器の山を落としたりする事があるので純粋な技術のみではない。


タグやコメント欄にもある「ハンマースペース」とは、「トムとジェリー」等で急にハンマーを取り出して殴るギャグから出来た概念らしい。
CITY HUNTERの槙村 香がよくやる「100tハンマー」のギャグは完全にこの後継。

ジャンプではBOY-ボーイ-の日々野晴矢は「四次元背中」から色んなものを取り出す。
金属バットやフライパンなどは頑張れば何とかなりそうだが、ボウリングの玉などは無茶な感じはする。


ちなみにシティーハンターでは、主人公のリョウ(表記不能)のコートには分解した銃や弾薬が仕込んであり、緊急用の武器になる。
ブラック・ジャックでは黒いロングコートの裏側にはメスなどが大量に入っている。

この2例は重量が見かけより重い事が作中で言及されていたり、季節無視の黒コートが気味悪がられていたりと明確に「実物としてそうなっている」描写がある。
ハンマースペース的な要素は一切排除されており、やろうと思えば実写でも可能だろう。
映画などでくり抜いた本に銃を仕込んでいたり、仕込み杖を持っている人間がいるのと大差ない。






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最終更新:2024年04月02日 19:58