ゲスニックマガジンの西条記者

登録日:2016/07/24 (日) 19:30:08
更新日:2022/12/23 Fri 20:21:05
所要時間:約 4 分で読めます





すみませ~~ん、こちらも質問いいですか?



ゲスニックマガジンの西条です!



ゲスニックマガジンの西条記者とは、NHK総合系列で夜10:00~から不定期で放送されているコント番組「LIFE~人生に捧げるコント~」のコントの一つ「囲み取材」に登場する人物である。

演:田中直樹(1回だけ内村光良)

人物

髪はオールバックでポマードで固め、ちょび髭、くぐもったしゃべり方、おまけにメモを取るときはペン先を舐める癖と如何にも胡散臭いジャーナリストといった風貌の中年の男性記者。
彼の所属する「ゲスニックマガジン」がどういう雑誌なのかは不明であるが、おそらくは芸能関係のゴシップを扱う雑誌であると思われる。
(なお、イカ大王体操に参加した時のテロップによれば、発行会社は「東京ゲスニックマガジン社」らしい。週刊誌か月刊誌かは不明)
そしてその風貌や雑誌名に違わず、その言動は下種そのものである。

著名人による離婚会見、写真集の発表記者会見、海外映画の記者会見など、様々なマスコミによる囲み取材が行われる現場に、
少し遅刻していきなり現れては(おそらく取材許可がないため勝手に取材に割り込んでいるからか?)、
普通では絶対に聞かないような「あんた、そんな事言ってるけど本当は○○なんでしょう?」といった下種な質問をどんどん浴びせる(大抵は異性や金絡みの質問である)。

卒業発表した国民的アイドルグループのセンターから、自作映画の日本へのPRでやってきた外国人映画監督、果ては芥川賞作家の芸人(しかも本人が演じている)まで誰でもお構いなしである。

しかも自分が記者会見場に現れた後は、著名人に対してほかの記者が質問しても、当人の回答を待たずに質問を遮って強引に自分の質問をさらに繰り返したり、
質問に対する相手の返答に「え~~っ!!!!」と大げさに反応して揚げ足を取る下種っぷり。
また、テンションが上がると「ゲスゲス!」といいながら奇怪なダンスを踊り著名人に異常に接近するなど奇妙な行動を取る他、「ラーカメマン」「ピンキーちゃん」など変な業界用語を使う。

肝心のジャーナリストのとしての記事の腕はというと、電車の週刊誌の中吊り広告を見て「ネタの宝庫」と記事を無断引用しようとしていたところを見ると、たいしたことはないのかもしれない。(単純に面倒臭がりなだけの可能性もあり)そもそも質問の内容はほぼ全否定されているのに記事が成立するのか疑問。

そして、あまりの横暴にその当人と付き人(たいていはマネージャーやイベントの主賓的な人物)を怒らせてしまい、最後は警備員によって会見場から追い出させられるというのが、
彼が登場するコント「囲み取材」の内容である。

しかしながら、コントということから荒唐無稽な人物という風に描かれているものの、どちらかというと近年のマスコミ取材においても、
「謝罪の言葉はないんですか?」「どのように責任を取るおつもりですか?」など記者から当事者に対して直球な質問が浴びせられている場面も多いため、ある種の社会風刺であるという見方もできる。
むしろゲスを自覚してるだけタチがいいというべきか。

根は悪い人物ではなく人情味がある一面を見せることもあり、特番で若手芸人に対して最初は毒ある質問をぶつけていたが、最後はエールを送ったり、ラジオ番組に出演した時は番組が開催した実際のイベントに「どうせ金儲けのため」と毒を吐くも、震災の復興のためのイベントと聞かされ涙を流していた。

また、結局彼が会見場から追い出されてコントが終わり、会見を受ける著名人も一貫して質問の内容に対して否定していることから、
彼が質問している内容が事実かどうかは視聴者の想像にゆだねられる結果となっており、現実の様々な会見も「本当はこうなのではないか?」と
視聴者に想像をかきたてられる内容となっている。


主な関係者


  • 著名人
毎回西条に場をひっかきまわされる役回り。
アイドルが比較的多めだが、有名ミュージシャン、映画監督などの場合もある。
共通して写真集発売、映画のPR、賞の発表などマスコミを招いた囲み取材を行なっている。
大抵隣にマネージャーがおり(いない場合は関係者)、そのマネージャーが質問を受け付ける形式となっているが、
西条があまりにも下種な質問を繰り返すため、それをすべて否定したあげく警備員に頼んで会見場から追い出してしまう。
だが、たまに西条の質問に対して詰まるシーンもあることから、実は西条の質問が事実なのではと思わせる。

  • 週刊サファイアの記者(演:塚地武雅)

毎回西条以外のキャストが変わる中で唯一共通して登場する人物。(一度だけ「ミュージックサファイア」だったことも。)本名は不明(西条からは「太ったあんた」などと呼ばれる。特番のテロップでは「名前不明」と表記され明かされなかった。)
なお、記事の内容は西条曰く「中身がない」らしい(だが、西条は好きとのこと)。
著名人やほかの記者に比べお人よしな性格が災いして、毎回西条がした質問に関する内容でからまれたり、その質問の内容で著名人やマネージャーに怒られた時に盾にされたりしている。
あまりにもしつこくそれでいて独特な西条の絡みに、ついつい素で笑ってしまうことも茶飯事。
だが、他の人物と違い、そこまで西条を敵視している様子はないため、後述する発言も考えると実は西条の唯一の理解者なのかもしれない。
一度、電車内でたまたま西条と遭遇したことがあり、そのときはさすがに中吊りの記事を無断引用しようとする彼を咎めていたが、結局は口車に載せられて芸人の離婚のネタを提供しようとした(だが、何故か拒否された。)また、最後は西条にこっそりと「頑張れよ、ゲスニックマガジン」とエールを送っていた。
舞台版で塚地のもうひとつの持ちキャラであるイカ大王と対面した際、西条は彼と勘違いしていた。
コントの最後は彼の「あの人が、マスコミ界の○○なのかもしれないなあ…」という一言で締めくくられる。(○○には取材対象のジャンルに関連した著名人や歴史上の人物の名前が入る)

  • 関東スポーツの記者(演:塚本高史)

初期の回にレギュラーとして登場していた記者。著名人にまともな質問をするものの、大抵西條に質問を遮られて回答してもらえずに終わる。外の人が番組レギュラーを卒業してしまったため登場しなくなったが、特番で何度か再登場している。
週刊サファイアの記者に比べ、直接的な西條との絡みは少ない。

  • 警備員

毎回著名人の指示により、西条を会見場から強引に連れ出す。(そのたびに西条は「なんだよ、取材拒否かよ!」と逆ギレ)。しかし、西条が強いのか警備員が弱いのか、毎回必ず西条に一回は逃げられる(「警備員頑張れ!」と言われた事もある)

主な語録


「本当は二人、めっちゃくちゃ仲悪いんでしょう?(離婚会見)」

「え~~~~!!!だってさあ、バンドの再結成ってさあ、100パーお金儲けってきいたんですけど!(ビジュアルバンドの再結成会見)」

「い~い~仕事だなあ~~~!!!日本でも出来ることを、人の金使って海外行ってさあ、どうせたっかいホテルに長期滞在して、鼻歌とか考えてるふりすりゃいいんでしょう?(LAで1週間のレコーディングを行ったミュージシャンの新アルバム発表会見)」

「せっかく子供産んでママになったんだから、今後はママタレとしてじゃんじゃん稼ぐんでしょ?(人気タレントの出産会見)」

「どうせまた、肝心なところは出してないんでしょ?(大胆露出が売りだという写真集会見)」

「ええ〜!だってアイドルはこの卒業の時期が一番儲かるって聞いたよ?
だからこの時期、どんだけ煽れるかがポイントなんでしょ?
そうだよね?みんな言ってるよね?(国民的アイドルグループ「放課後おとめ組」のセンターの卒業発表で。ちなみに彼女は別コント「おっさんが作っている」の登場人物)」

「えっ!?いついつ!?何時何分!?ゲスが何回周った時!?」

「え〜〜〜っ!?関係ないの!?どう考えたって関係ある質問でしょう!?」

「次のゲス問いいですか?」

「便利な言葉だなあぁ~!!!」

「う~そ~だ~ね~!!!」

他の人が新規作成した項目を追記・修正するだけでいいなんて、


い~い~仕事だなあ~~~!!!



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最終更新:2022年12月23日 20:21