ニナ・リンドベルイ

登録日:2016/07/18 (月) 17:55:59
更新日:2021/01/14 Thu 22:17:36
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*1
「クエスト達成、お疲れ様でした」


ニナ・リンドベルイ(Nina Lindberg)とは、ういんどみるOasis制作のエロゲー、祝福のカンパネラに登場するサブヒロイン。


CV:佐本二厘(PC版)結本ミチル(PSP版、アニメ)
血液型:O型
身長:157cm
スリーサイズ:83(C)/58/88
特技:耐寒、炊事、洗濯、掃除、事務処理
弱点:なし


Oasisのメンバーが住まうクランハウスの管理人にして、カリーナの元専属メイド。
レスターやカリーナがクランを始めた頃からの付き合いで古株の1人。


元々病弱なカリーナに付きっ切りな立場もあり、家事全般を完璧にこなすできたメイドさん。
それ以外にもOasisが引き受けるクエストに関する事務処理も担当している。
気の良い自然な笑顔を振りまき常にメンバーのためにそつなく仕事をこなせる縁の下の力持ち、
クランOasisにとって欠かすことのできない存在であり、みんなの母親みたいな立場にあると言える。


エルタニアからは離れた地であるノルキア・グレイスの出身。
母親は意外と心配性の頑固者なお人なんだとか。


線の細そうな控えめな外見とは裏腹に人間離れした酒豪という意外な一面も持っている。
メンバーの1人であるニックは度々酒飲み勝負を挑むも勝てた試しが無いらしい。
酒の席で周りが粗方飲み潰れてしまっても彼女はケロリとしていることがお約束である。


商店街でも目利きとして知られていたり、ライバルクランであるトルティア姉妹との交流も深かったりと、
クランOasis内部に留まらず外部に対しても結構な人脈を築いているようだ。


主であるカリーナのことはもちろん今でも大切に思っており、カリーナのレスターへの想いも熟知している。
とはいえ本編での言動の節々を見るにニナ自身もレスターに対しては全く気が無いわけでもなさそうで……

以下、ネタバレ含む。





















2週以降のストーリーで選択可能になるニナ関連のクエスト2つをクリア後、タイトル画面からニナルートを選択可能になる。
……なのだが、率直に言うと本編におけるニナルートは実質的なバッドエンドと言っても過言ではなかったり。


収穫祭を間近に控え皆の前で語られるのがクランOasis創設当時のこと。
実質3人で切り盛りしていた故にニナに対する負担も現在より大きかったらしいが、
それでもニナは大切なレスターとカリーナのために苦も無くこなしていたとのこと。


その中でも一番苦労したのが人員募集についてであり、
エルタリアの公女というカリーナの立場狙いでOasisに加入したがる人間も少なからずいたんだとか。
そういった人々を断り続ける中、純粋にレスターとカリーナの人柄に惚れたという理由で採用になったのがニックとのこと。


他にもシェリーからは激務の中で流行風邪にかかって寝込んでしまった過去なども明かされる。
当時のレスターとカリーナはその時にニナの大変さを改めて痛感したとのことで、
レスターが家事の補助になるアイテムを作り始めたのもこのことがきっかけだったんだとか。
カリーナもカリーナで今後は二ナに苦しい思いはさせたくないと心を新たにしたくらいである。


……そのニナもニナで熱が下がった直後に万全じゃないのに病み上がりの体を引き摺って仕事に復帰しようとし、
それを見つけたシェリーの荒療治によって着替え途中で柔肌曝け出しまくりの姿をレスターに見られてしまうなんて体験をしたんだとか。
で、恥ずかしさのあまり完治する2日間は部屋に閉じこもりっぱなしで、
ニナはレスターと共にシェリーには逆らわないようにしよう、と固く心に誓ったらしい。


思い出話もそこそこにその日の夜、ニナはレスターに柔肌を見られた時の事を思い出したことをきっかけに、
心の奥底に封じ込めていたはずの想いが一気に燃え上がるのを感じる。
そしてその衝動に駆られるまま一晩だけでいいから夢を見させて欲しいという感情の下、
レスターにシェリーから貰った、飲んでいる間の記憶を翌日に吹き飛ばすお酒を飲ませた上で、レスターと一夜を過ごすことになる。


翌日、綺麗さっぱり忘れてしまったレスターを他所にニナはいつもどおり振舞うものの、
密かにシェリーに対して、今ある日常を壊してまでレスターへの想いを正直に打ち明ける強さは自分にはない、
主であるカリーナのように日常と恋心のバランスを保ちながら過ごす強さを持てないずるい女なのだと涙ながらに吐露していた。

以下、更なるネタバレ含む。




















まさかの1人だけバッドエンドな展開で終わってしまった本編であるが、
ファンディスクの祝祭のカンパネラにおけるアフターストーリー、夢のあとのセグレートにおいてその後についてが描かれている。


唐突にニナの実家からお見合いのセッティングやら、いい年の娘さんなんだからそろそろ帰ってきてはどうかという手紙が届くようになる。
ニナは現在のOasisに欠かせないメンバーであり、誰もが二ナがいなくなることなど望んではいないのは明らか。


では具体的にどうしようかという話になり、ニナが帰る必要がないくらい現状満たされていることを証明できればいいということになり、
「ニナに素敵な恋人がいればお見合いしなくても大丈夫なんですね!」というミネットの一言をきっかけに、
レスターとニナがデートをするという運びになることに。


デート自体は穏やかに進み、レスターもニナも充実した時間を過ごせたのだが、
それをきっかけにニナは一夜だけの夢と決めていたレスターへの想いが再び燃え上がり始め、
実は度々それを鎮める為に行っていた自慰行為の回数が増えるようになったり、
レスターもまた特殊なお酒の効果で忘れているはずのその夜の記憶を夢に見るようになったりする。


一回のデートくらいでニナのことをそんな風に思ってあんな夢を見る自分が腹立たしいなどと、
相変わらずイケメン全開な捉え方をするレスターが半ばヤケクソ気味にニックとシェリーの3人で飲みまくったりするのだが、
酔い潰れたレスターが自室で寝入っている際、ニナはその側でレスターが呟く寝言を聞いてあの時の夢を見ているのだという確信を得てしまう。


一夜限りの夢にするはずだった自分の思いの所為で苦しんでいるレスターの姿を前にしてニナはどうしようもない後悔に駆られて泣き崩れる。
直後、起床したレスターに対してはいつものように平静を装いつつ優しい言葉をかけるも、その僅かな違和感だけでレスターもまた全てを悟りニナを抱きしめる。
彼女がもうOasisに戻ってくる気がないこと、ずっと苦しみ続けていたこと、自分もニナが好きだということ、その全てをぶちまける。


自分を罰したいなら自分の側にいて自分の表情を見ていてほしいと語るレスターに、
ニナは緊張の糸が切れたようにその場にへたり込んで再び泣き喚く。
ようやくお互いの本心を自覚したレスターとニナはやっと本当の恋人同士になった。


更に直後、ニナはカリーナの下へと赴き今までのことを洗いざらい打ち明けた上で、全てをカリーナの処断に委ねると頭を下げるも、
カリーナは直後にニナに対して強烈な平手打ちをかました上で、
「わたくしが傷つき、泣いてしまうだけだと思ったならば、それはみくびり過ぎですの!」と告白。
自分の恋心の所為でまたニナを苦しめていたことの方が辛いと胸の内を明かし、お互いにお互いの本心を確認した上で笑顔のまま涙を流し合っていた。


全てが円満に解決し、レスターと恋人同士という新しい立場を得ながらも、
二ナの本業はやはりクランハウスの母親としての立場。
いつものようにクエストに出発するレスターたちを、ニナもまたいつもの笑顔で見送っていた。

「ふふっ、はい、お気をつけていってらっしゃいませ!」





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最終更新:2021年01月14日 22:17
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*1 出典:祝福のカンパネラ ゲーム画面 ういんどみるOasis 有限会社アレス 2009年1月30日 ©Windmil / ARES Inc.