ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-未来編

登録日:2016/07/16 (土) 00:48:57
更新日:2024/03/18 Mon 19:17:25
所要時間:約 30 分で読めます






今から始まるのは、人類の命運をかけたコロシアイ。

希望と絶望の最大最後の戦いだよ。

大袈裟だって? いやいや、そんな事はないよ。

だってそう、この戦いこそがキミとボクの完結編なんだからね。



『ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-未来編』は2016年7月から放送中のテレビアニメ。
ダンガンロンパシリーズの一つであり、『ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-絶望編』と同クールでの放送となる。
絶望編と合わせて「希望ヶ峰学園シリーズ最終章」と銘打たれている。両作はそれぞれ話としてリンクし合っており、特に絶望編の第一話冒頭が本作第一話ラストのネタバレとなっているため、
平行して見ていくことが推奨される。というか、公式的にはこちらがダンガンロンパ3の奇数話、あちらを偶数話と銘打っているので、未来編だけ見ると1話飛ばしで話を追うことになってしまう。
ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』、及び2作目『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』の直接的な続編であるため、視聴する際はこの2作に触れておくことを強く推奨。
当然ながら、外伝作品である『絶対絶望少女 ダンガンロンパ AnotherEpisode』等のエピソードも関わるので、こちらも触れておいた方が良いだろう。
更に絶望編は『ダンガンロンパ/ゼロ』と時期が重なる為、こちらも推奨。
要するに、シリーズは全部押さえとけという事である。

時系列としては希望ヶ峰学園シリーズで最も未来にあたり、ダンガンロンパ2の後の物語となる。
タイトル(時系列順) 媒体
ダンガンロンパ3絶望編 アニメ
ダンガンロンパ/ゼロ 小説
ダンガンロンパ1 ゲーム/アニメ
絶対絶望少女 ゲーム
ダンガンロンパ2 ゲーム
ダンガンロンパ3未来編 アニメ
↑今ここ

■あらすじ



“超高校級の絶望”による「人類史上最大最悪の絶望的事件」によってかつて世界は崩壊まで追い詰められた。

そんな絶望に満ちた世界を救うべく、“未来機関”が結成される。

江ノ島盾子を倒した苗木誠たち第78期生は、未来機関に所属する事になった。
そこで世界の復興のため活動を続けるが、苗木は「絶望の残党」を庇ったとして反逆の罪に問われてしまう。

苗木の処分の為集まった未来機関一同だったが、モノクマによって監禁され、「最後のコロシアイ」を突き付けられる。

腕には奇妙なバングルが付けられ、一定時間が来ると睡眠薬が投与される。
更に、この中には“裏切り者”が存在し、未来機関を殺しに来るというのだ。

「生き残るためには、裏切り者を見つけ出し、殺すしかない」

“学級裁判”というルールが存在しないコロシアイ
殺すか殺されるか、極限状態のデスゲームに、苗木達は追い詰められていく。

希望が希望を殺す絶望の物語が始まる。

■ルール


その1「タイムリミットが来るとバングルから睡眠薬が注射されます」
その2「襲撃者は一度のタイムリミットで一人だけ殺します」
その3「NG行動を行うとバングルから致死量の毒が注射されます」

襲撃者は一人、また殺害人数は一回に付き一人であることなどから、これまでのゲームとは全く異質のものとなっている。
どちらかと言えば、ダンガンロンパシリーズをイメージしたテーブルゲームである超高校級の人狼に近いルールであると言えるだろう。
ちなみにNG行動違反者に注射される毒薬は、犠牲者に左目からの出血(血涙)や左半身の皮膚の変色(鬱血)というモノクマじみた変化をもたらす、やたらと手の込んだ代物である。
それまでのシリーズに引き続き、その様子は放映されているとのことだったが、十神によればそんなことはされていないという


■登場人物

◆78期生

初代『ダンガンロンパ』(以下『1』)でコロシアイを生き残った、主人公・苗木誠以下の面々。
現在は、世界再生を目的とした組織「未来機関」に属している。


第十四支部所属。希望ヶ峰学園78期生。高校級の希望
元・超高校級の幸運。コロシアイゲームで絶望を打ち破ったことから周りから「超高校級の希望」と呼ばれる。
本人がそう名乗っているわけではないが、特に絶望の残党よりそう呼ばれ敵対視されている。
未来機関が抹殺を決定した「絶望の残党」を独断で匿い、希望更生プログラムにかけた事で反逆の罪に問われ、
未来機関の主要メンバーが集った会場で裁きが決されるはずだったが、再びコロシアイに巻き込まれる事になる。
希望更生プログラムにかけた件について、「何故かは分からない」と語っている。
NG行動は「廊下を走る」。


第十四支部支部長。希望ヶ峰学園78期生。
元・高校級の探偵
他人とは積極的に関わらない性格だが、同期である苗木たちについては信頼している。
本作では特徴的だった片側の三つ編みを外し、髪を後ろで結んでいる。

『1』では舞園と共に「ダブルヒロイン」として扱われ、その後もちょくちょく出番自体はあったものの、
舞園の存在や元々クールな性格であることも相まって、ヒロインとは言うが「他の仲間よりは苗木に近い存在」ぐらいの扱いであった。
しかし今作のOPでは落下する霧切に必死に手を伸ばす苗木が描かれており、今まであまりなかったいかにもなヒロイン的描写に驚いたファンも多かった。
実質単独メインヒロインと言うべき存在だが、逆に嫌な予感がするという声も……

NG行動は「苗木誠が生存したまま4回目のタイムリミットを迎える」

CV.松風雅也

第十四支部所属。希望ヶ峰学園78期生。
元・高校級の占い師。「どんな予知でもぴったり3割の確率で的中する」というよく考えると凄い才能を持つ天才占い師。
ただし、ダンガンロンパ屈指の能天気バカであるため、年長者にもかかわらず誰かに頼られる機会は基本的にない。
本作ではトレードマークのドレッドヘアーを後ろで束ね、眼鏡をかけた姿で登場。

3億で買ったという水晶玉を取り出して苗木の未来を占おうとするが落として割れてしまい(=ただのガラス玉)、
いい意味で「コイツ全く成長してねえな」と視聴者に速攻で理解させた相変わらずのバカ&クズ。
未来機関の秘密施設に苗木らと共にやって来たが、一人だけ本部に呼ばれず置いてけぼりを喰らった。
そのため、一人だけコロシアイに巻き込まれずほぼ生存確定というおいしい立ち位置を手に入れた訳だが、視聴者ほぼ全員に「だって葉隠だし」で片付けられている。
ただし、一応残り生存者の数にカウントされているので、さすがにあれで終わりではないと思われる。

とか言っていたら、「※葉隠君はハブられています。ご了承下さい」とかいうテロップを流され、あげく武装ヘリに攻撃されて逃げ回るハメに…

今回の事件について占ったところ、全員生き残ってハッピーエンドに終わる未来が見えた。
もう一度言うが、的中率は3割である。


第十三支部所属。希望ヶ峰学園78期生。
元・高校級のスイマー。水泳のみならずスポーツなら何でもござれの褐色元気っ娘。
本来参加予定はなかったが、第十三支部支部長の代理として出席している。
霧切のことを「響子ちゃん」と下の名前で呼ぶなど、『1』の頃からの関係の発展を窺わせる。

『1』で生き残りとなって以降は他のキャラと違って後発作品に出てこなかったが、晴れて今作ではメインキャラとして再出演。
しかし、主人公でもヒロインでもネタキャラ枠でもないという立ち位置(と絶対絶望少女のある展開)から、
視聴者からは「78期生(『1』生き残り枠)で殺されるならこいつじゃね?」と少なからず思われており、
公式の「生き残り予想投票」では、旧キャラで唯一新キャラより順位が下になるという憂き目に遭っていたりする。
現在のところ、苗木を守るべく奮戦しており、その際に霧切さん差し置いて苗木と色んなフラグを立てちゃっている。
NG行動は「パンチ、キックを受ける」。嫌な予感しかしない…

◆未来機関の各幹部

未来機関の各支部を統括する幹部(新キャラクター)。全員が苗木らと同じ希望ヶ峰学園の卒業生、または関係者である。
反逆容疑のかけられた苗木の処遇を決めるため、未来機関の極秘施設に一同が集まっている。

  • 天願和夫(てんがん かずお)

未来機関会長・第一支部支部長。
元・希望ヶ峰学園学園長。腰の曲がった老年の男性で、苗木達をスカウトし絶望の残党を発見した。
未来機関の中では穏健派であり、行き過ぎた絶望の殲滅を嘆いてこれ以上争いのない世界を目指している。

ダンガンロンパ初の老人キャラ(『2』で出てきた初代学園長や外伝小説のキャラ等存在はするが、本編系列作品で1人のキャラとしての登場は初)。
見た目はいかにも温厚そうなおじいちゃんであり、一応苗木の処刑に対する穏健派の中心であるはずだが、
宗方や逆蔵に「昔はそんな性格じゃなく、絶望の殲滅に積極的だった」と指摘されており、宗方の回想では絶望の残党とも最前線で戦っていた武闘派。
作中では、牽制用に袖口に仕込んだ袖箭(本来はバネ仕掛けで矢を飛ばす不意打ち用の暗器だが、彼の装備しているものは機械化されているらしく連射が可能)と、
中国武術らしき体術で、拳が使えない状況とはいえ逆蔵を一撃で吹き飛ばすという実力を見せた。
NG行動は「質問に嘘で答える」。

  • 宗方京助(むなかた きょうすけ)

未来機関副会長・第二支部支部長。希望ヶ峰学園74期生。
元・高校級の生徒会長。白いスーツが特徴の長身男性。
機関では実権を握っており、誰よりも超高校級の絶望を憎んでいる。

未来編の新キャラクターの中では最も大きい存在であり、OPなどでは苗木と対になるように描かれているメインキャラクター。
上昇志向が強く言葉も冷淡だが、雪染との会話などからは真面目さの結果であることが割と読み取れる。
やたら機能性溢れる刀を常に帯刀しており、この刀で逆蔵や十六夜とともに絶望の残党と最前線で戦闘もこなしていた。ヒート・カタナの前ではメタルボディさえ真っ二つである。
同制作会社の別アニメの主人公との関係は特にない。

苗木の処刑賛成を逆蔵とともに頑として行おうとしており、グレート・ゴズをはじめとした処刑反対派との内部分裂を招いてしまっている。
苗木の事を高く評価すると同時に自分とは決定的に相容れない存在だと確信しており、苗木のやり方では先に待つのは絶望だけだと考えている。
今回の事件を起こした黒幕の目的は「邪魔者を排除した段階で殺しを中止し、何食わぬ顔で未来機関に希望の象徴である苗木と共に戻ること」と考え、
苗木に味方する者の中に黒幕がいるとしてわざと内部分裂を招いた。
黒幕の目的が完遂されれば、世界は希望の皮を被った絶望に覆い尽くされるとし、必要ならば自分を含めて参加者を全滅させる事も視野に入れている。
NG行動は「扉を開ける」。

  • 黄桜公一(きざくら こういち)

第三支部支部長。
元・希望ヶ峰学園スカウト担当の中年男性。天願とともに、苗木たちを未来機関にスカウトした。
気まぐれで考えのないように見えるが、ここぞという時に頼りになる、らしい。
希望ヶ峰学園のスカウトマン兼教師だった頃から二日酔いで担任業務に支障をきたすほどの酒好きだったが、現在もその飲んだくれぶりは変わっておらず、支部長集合による査問会という重大な会議の場にもかかわらずスキットルを持ち込んでいる。
昔の因縁に拘る76期生の三人をあざ笑ったり、不敵な笑みを浮かべながら「あの子と合流しないと」と呟くなど、現時点ではぶっちぎりに不穏な動向を見せている。
しかし根は親友との約束を守り続ける作中屈指の漢であり、その約束を守る為、かつてのコロシアイ学園生活に囚われた78期生の救出作戦にも参加していた。そのころの経験からトラップの扱いなどを得意としている。
NG行動は「左手を開く」。そのため、注目して見るとほぼ常時(襲撃タイム終了直後の寝起きの時点ですら)ポケットに左手を突っ込んでいる。というか、そうしないと寝ているときにうっかり手を開きかねないので当然といえる。


第四支部支部長。希望ヶ峰学園76期生。
元・高校級の薬剤師。ぶつ切りの言葉を並べて話し、マスクをしていて表情も読み取りづらいため、何を考えているのかわからない。
過去に安藤や十六夜ともめ事があり、彼女らからは裏切り者として蛇蝎の如く嫌われており、逆に彼女も安藤を深く憎んでいる。
本来の人格はお人好しであり、自身の作った薬で悩みが解決できたと聞くと満面の笑みを浮かべる人格者。
安藤との因縁が判明した絶望編4話よりファン急増中。未来編5話でのロリ静子ちゃんの可愛さは異常。
また色々と判明したそのあまりのいい人っぷりと報われなさぶりからダンガンロンパ3の天使枠だとも言われている。
NG行動は「自身の影を踏まれる」。

  • 雪染ちさ(ゆきぞめ ちさ)

第五支部支部長。希望ヶ峰学園74期生。
元・高校級の家政婦。健気でお人良しだが、天然なところもあるムードメーカー。同期の宗方の為なら命も惜しくないと考えている。
元・希望ヶ峰学園の教師でもあり、絶望の残党こと77期生の副担任(その後担任に昇格)でもあった。

クールで現実的な面子が多い新キャラ女性陣において、優しさや明るさを振りまく存在。
1話冒頭でも会議を前に緊迫した空気の中、一人楽しそうに会議場を掃除していた。
宗方に対しても「2人きりの時は『ちさ』でいいのに」とおねだりして宗方に「雪染くん」と返されるなど、堅物の宗方といい取り合わせになっている。
NG行動は「宗方京助が死亡する」。

  • 逆蔵十三(さかくら じゅうぞう)

第六支部支部長。希望ヶ峰学園74期生。
元・高校級のボクサー。同期の宗方の右腕のような存在で、宗方の理想となる未来機関を作り上げるために汚れ役を引き受けている。

「絶望に味方する人間も全員殺してしまえばいい」と主張する未来機関随一の過激派。
(もっとも、暴徒鎮圧・治安維持を担う第六支部の支部長として前線で絶望の残党と闘ってきた逆蔵の立場を考えれば、そういう思想になるのも無理からぬことだが)
無抵抗の苗木をいきなり腹パン+顔パンした際は流石に周りから制止を受けている。

ボクサーにあるまじき素人への容赦ない暴力の連続や、彼の暴力が状況の悪化ばかり招いている事から、最初こそは視聴者のヘイトを一身に集めていたが、
話を重ねるにつれ、ミサイルにぶっ飛ばされたり、静子ちゃんに殴り飛ばされたり、
しれっと存在を無視されたりと扱いが雑になってきており、「一周回って逆蔵が不憫になってきた」と妙な同情が集まっている。

NG行動は「素手で攻撃する」。おかげでボクサーなのに拳を封じられている。ただし、おそらくグローブを付ける(最悪バンデージを巻く)だけで回避可能。朝比奈のNG行動にあるように本気でボクサーの拳を封じたいなら「パンチをする」にすればいい。

なお、彼は別冊少年マガジンで連載されているマンガ「ダンガンロンパ害伝・キラーキラー」にも登場していて、これを読めば何故彼が過激的な考えを抱くに至ったのかが理解できる…かもしれない。

  • 月光ヶ原美彩(げっこうがはら みあや)
CV.貴家堂子

第七支部支部長。期生数不明。
元・高校級のセラピスト。“希望更生プログラム”の開発に関わった一人。
極度の人見知りで自分の言葉では喋らず、代わりにPCでモノミを通じて自分の意思を表現する。
放送前は声が不明、と怪しい存在であったが、第2話以降CVが公開された。伏せられていたのもいろいろ納得である。
ただしあくまで喋っているのは「モノミを通して」であり、彼女自身の声は不明。
大型の電動車椅子で移動する。この車椅子にはミサイルが内蔵されているが、殺傷力は低いようだ。

何を考えているのか本人の表情や言葉からは読み取れないものの、モノミの言葉や彼女自身のとっている行動から少なくとも
苗木の処刑に対しては懐疑的で反対派であることは間違いない様だ。あとわりと逆蔵には容赦無い。
名前と長いマフラーを付けた姿が某人気投票1位のポケモンを想起させると専らの評判。

NG行動は「右に曲がる」。ただし、誰も腕輪を見ていないため、嘘の可能性もある。
第4話にて彼女の正体が発覚。行動理由がよく分からないトリックスターと化した。

  • 安藤流流歌(あんどう るるか)

第八支部支部長。希望ヶ峰学園76期生。
元・高校級のお菓子職人。彼女の作るお菓子には麻薬並みの中毒性があるとされており、それを使って相手を釣る交渉術を得意とする。ただし、痛みなどで無理矢理中毒性を振り切ることは可能な様子。
裏切られる事が何よりも嫌い。

ファーがモコモコしたコートを着ていたり全体的にピンク色の容姿であることからほんわかした天然系だと思っていた視聴者も多かったが、
実際は割とサバサバした現実的な性格の模様で、十六夜に命じて朝日奈をクナイで黙らせたりと結構冷酷なところもある。
苗木の処刑に対しては賛成派であるものの、宗方達ともまた一線を画した考えを持っており、現状の未来機関に対しては少なからずの不満を抱いている。

彼女にとって静子ちゃんは「なんでもできるヒーロー」であり、それに対して恩返しができないことが、彼女を少しずつ歪めてしまった。
更に「才能を持つものはその才能に人生を縛られてしまう」状態にあり、それが悪い方向に作用した結果、静子ちゃんと仲違いを起こしてしまった。

NG行動は「参加者が会場の外に出る」。その為、参加者のその行動を阻止せざるを得なくなっている。

  • 十六夜惣之助(いざよい そうのすけ)

第九支部支部長。希望ヶ峰学園76期生。
元・高校級の鍛冶屋。武器開発を得意としており、コートの中には暗器が大量に仕込まれている。
本人の戦闘力も高いようで、回想シーンではコートからクナイを取り出し、宗方、逆蔵と共に絶望の残党とバトルを繰り広げていた。
無口かつ冷徹な口調で、同期である流流歌以外とはまともに話そうとしない。

……だが、流流歌に対してはダダ甘。
流流歌に膝枕されながらお菓子をあーんされて「おいちい」とのたまう姿のインパクトが強すぎて、多くの視聴者のイメージを固定してしまった。(ちなみにこれが初セリフ)。
流流歌には「よいちゃん」と呼ばれているが、今のところ大抵の視聴者からは「おいちいの人」と認識されていると思われる。
どうしてダンガンロンパ世界のイケメンはこんなにどいつもこいつも残念なんだ

ちなみに76期生の三人は希望ヶ峰学園の退学者であり、安藤&十六夜と忌村はその原因を相手が裏切ったからだと考えている。
そしてその怨恨がコロシアイに巻き込まれた事で爆発しており、他のメンバーと全然関係ないところで殺し合っている。状況考えろよ。
その途中、何とも怪しげなものを見つけた彼は、流流歌の下に戻ることなくタイムアップを迎えた。

NG行動は「食べ物を口にする」。

  • 御手洗亮太(みたらい りょうた)
CV.本郷奏多

第十支部支部長。希望ヶ峰学園77期生。
元・高校級のアニメーター。天願にスカウトされて未来機関に入った。
77期生は御手洗以外のほぼ全員が絶望に落ちたが、何故彼は無事だったのかは不明。

絶望編には彼と同姓同名の人物が登場するが、痩せ形で目に隈ができている彼と違い、絶望編の御手洗は丸々と太っていて血色も良い。
引きこもり気味ではあるもののよく喋る絶望編の御手洗と比べてこちらの御手洗はオドオドした性格であり、本当に同一人物か疑わせる。
そんな彼の秘密は絶望編にて明かされる。
なお、本郷奏多は舞台版『ダンガンロンパ』で苗木誠を演じていた俳優であり、その縁で本作に起用された。

  • 万代大作(ばんだい だいさく)

第十一支部支部長。希望ヶ峰学園66期生(卒業者の中では最年長である)。
元・高校級の農家。自作のことわざを使うが、特に意味はない。
見た目は完全にカー○おじさん。

ここでもう一度確認するが、CV:釘宮理恵である。CV:釘宮理恵である。
更に言えば、少年声(例:『鋼の錬金術師』アルフォンス)のほうの釘宮ではなく、少女声(例:『銀魂』神楽)のほうの釘宮である。
「舞台版苗木の俳優が担当」という御手洗と同時に声優が発表されたにもかかわらず、こちらが遥かに話題を掻っ攫っていったことは言うまでもない。
どシリアスな未来編において、葉隠と共にいるだけで笑いを取ってくれる清涼剤の役割である。
NG行動は「参加者の暴力を目撃する」…コロシアイゲームでそれはいくらなんでも酷すぎるだろ。もっとも、目をつぶっていれば回避可能だが。

  • グレート・ゴズ
CV.三宅健太

第十二支部支部長。希望ヶ峰学園69期生。
元・高校級のレスラー。未来機関に所属する前はプロレスラーとしても活躍していた。
名前の通り牛頭のマスクをしているが、性格も口調も穏やか。ただし怒らせると怖い。具体的には口調がとても荒くなる。
苗木を叱咤激励するときもこの口調になっていたことから、おそらくこっちが素。

苗木の処刑に対して明確に「ちゃんと話を聞くべき」と主張する、穏健派として真っ当な主張のできる唯一の人物。
いきなり暴力に訴えかけようとした逆蔵を止めるなど、未来機関幹部で最もちゃんと話の通じそうな好漢。
最終的に、強硬手段に出た宗方と決別し、苗木の逃走を補助した。
……だが、現在公式で開催されている「生き残り予想投票」最下位(=生き残りそうにないキャラ1位)。
いい人、肉体派と生き残りそうにない(実績あり)属性目白押しなのでやむなしだが。
NG行動は「3カウントを取られる」。
…この「3カウント」がプロレスにおけるピンフォール(押さえ込み勝利)の3カウントのみを指すとすると、
万代とは正反対にNG行動で殺す気が全く感じられない条件である(手段を択ばなければ可能性はゼロではないが、明らかに普通に殺害した方が早い)。

◆外部協力者



未来機関・第十四支部支部長代理。希望ヶ峰学園78期生。
元・高校級の御曹司。苗木達の同期であり、コロシアイ学園生活の生き残りの一人。
留守を任されたため、査問会には参加していなかった。性格はだいぶ丸くなっており、何だかんだ言いながら苗木をサポートしている。
月光ヶ原の協力で外部と通信を行った苗木達によってコロシアイが発生している事を知り(モノクマは全世界に放送されていると言っていたが、嘘だった)、
彼らの救出と、宗方が始末を目論んでいた絶望の残党の保護のために動く事になる。
そしてコロシアイゲームの会場に到着したが、部下が不用意に罠に触れた事で崩落に巻き込まれる。かませ眼鏡…


未来機関研究生。希望ヶ峰学園78期生。
元・高校級の文学少女殺人鬼
二重人格の持ち主であり、くしゃみをするか、気絶するか、頭にスタンガンをぶち込むことでジェノサイダーに切り替わる。
苗木達の同期であり、コロシアイ学園生活の生き残りの一人。友達のこまると共に塔和シティーで生活中。相変わらず風呂には入っていない。
十神からの要請によって、塔和シティに潜伏していると思われる塔和モナカを捜索する事に。
ちなみに十神に対する好意はもう行くとこまで逝っちゃっており、彼女の中の妄想の十神は色々と面白おかしいことをやってくれる。

CV.内田彩

苗木誠の妹。普通の少女。本人は必死に否定しているが実は結構ブラコン。
コロシアイ学園生活の際、超高校級の絶望によって塔和シティに監禁されていたが、『絶対絶望少女』の事件を経て、自らの意思で塔和シティに留まる事を選び、
オトナとコドモの争いを仲裁しながら兄が迎えに来てくれるのを待っている。
十神からの要請によって、塔和シティーに潜伏していると思われる塔和モナカを捜索する事に。
ちびこまるネタをやらかした。ついでに、兄に口説き文句っぽいことを言われた。


◆マスコットキャラクター達

ダンガンロンパシリーズおなじみのあいつら。
とは言え、『1』『2』でいなくなったはずの存在であり、なぜ今回また現れたのかは謎に包まれている。

CV.TARAKO

謎のクマ型ロボット。のぶ代じゃないよTARAKOだよ。
既に超高校級の絶望は存在しないはずだが、再び現れ、コロシアイゲームを開始する。
真意、目的、誰が操っているのかは一切不明。

CV.貴家堂子

謎のウサギ型ぬいぐるみ。
モノクマを敵視し、抵抗するがいまいち締まらない。
月光ヶ原のPC内に存在しており、彼女の意思を代弁する。


◆その他ネタバレな方々

  • 絶望の残党
黒幕たる人物を信奉し、かつて人類史上最大最悪の絶望的事件を引き起こした15名の超高校級の才能の持ち主。
1話の映像を見る限り、扇動・人員調達・戦闘員と、色々やっていた様子。
でも、本当は黒幕から雑魚とか思われていることは内緒だ。

+ シリーズの黒幕
  • 「超高校級の絶望」
ダンガンロンパ 希望ヶ峰学園シリーズ全体における黒幕。(ちなみにゼロ、1、2、絶対絶望少女 すべてにおいて黒幕として君臨している)
苗木誠を表の主人公とするならば、裏の主役ともいえる人物。
3まで見ている人ならば誰のことを指すかは明らかだが、一応明確な個人名は伏せておく。
え?そこらかしらに名前出てるじゃんって? 気にするな。

どこかの生徒会長よろしく超解析能力とそれを体現する知力と体力を有しており、計画を立てればどういう結果になるか予測できるほどの才能の持ち主。
だが、未来でどうなるか分からないことこそが希望の根源である。「未知」が存在しない黒幕の人生には輝かしい希望など有り得ない。
即ち、生まれつき希望に満ちた能力を持ち合わせてしまったが故に絶望することしかできない、というどうしようもない絶望の申し子。
上記の残党らは、この人物の絶望に触れたくないために自ら絶望に属することを選んだ人間であるとのこと。

この世の全てに絶望し、世の中を絶望に染めるために様々な事件を引き起こした。
しかし世界を破滅させた後の最後の仕上げの段階で「超高校級の希望」となった苗木誠に敗れる。

この人物に言わせれば「絶望の残党」や「未来機関」は雑魚であり、「才能やそれに憧れを持つものほど脆い」とのこと。
ついでに言うならばモナカ達「希望の戦士」にもこれっぽっちも期待していないし、興味もない。
だが、自身が認める理解者であり、自身にとっての「主人公」である苗木誠は特別視している。

既に故人のはずなのだが、一部の人間はまるでこの人物がまだ生きて事件を起こしているような口ぶりをしている。これまでのシリーズでも全編において黒幕、及びラスボスだった人物なだけに、むしろこのまま関わってこない方があり得ないくらいなのだが、果たしてその真相は……



+ 4話ネタバレ
  • 塔和モナカ

元・小学生級の学活の時間
かつて塔和シティでオトナ達の虐殺を行った「希望の戦士」の1人。
その目的はある人物に二代目江ノ島盾子を襲名させることだったが失敗に終わり、
召使いと共に何処かに姿を消していたが、月光ヶ原に成り代わってコロシアイゲームに潜り込んでいた。
参加者の月光ヶ原は彼女が遠隔操作しているロボットであり、本物は既に死亡している。ひょっとして電動車椅子に乗っていたのは暗示だったのだろうか。
あと、ロボットなのでNG行動による制約は一切ない

江ノ島を信奉していた絶望側の人間であり、普通に考えれば彼女が襲撃者である可能性が高いのだが、『絶対絶望少女』では真の黒幕の掌でコロコロ転がされていただけに、
「どうせ黒幕(笑)でしょ」という意見が大半だったりする。
彼女の目的は6話までは不明だったが少なくとも苗木(または朝日奈)に死なれると困るようで、2人を助け、行動を共にしている。
苗木のことはあからさまに馬鹿にしているが、結果的に苗木のメンタルブースターにスイッチを入れてしまった。

7話で判明した彼女の目的は「超高校級の希望である苗木誠の観察」であり、そのために苗木の側にいた。
やっぱりと言うか何と言うか黒幕でも何でもなくただの傍観者。曰く「ROM専」。しかし黒幕の正体や目的は知っているらしい。
ちなみに朝日奈さんに偽装工作をしたのはやっぱりモナカだったのだが、彼女はその理由を「ただのいたずら」と語っている。
苗木を観察した結果、「やっぱ絶望は希望に負けるわ」という結論に至り、ニートになるべく宇宙に旅だった。
こんなニートキャラになったは育ての親の狛枝が「絶望」だの「希望」だのあまりにうざかったためで、
腐川はそんな彼女を見て「考えることを止めることも、ある意味で絶望だと気付いていないのか」と呆れかえっていたが、
こまるは「いつか宇宙に飽きたら戻ってくるよ」と楽観的に見ている。

なお、月光ヶ原のボディには全員のNG行動が記載されたタブレットが存在していたこととモナカ自身がおそらくは霧切のNG行動を知っていたことなど、NG行動を把握していることになるが事情は不明。

+ 襲撃者の正体
その正体は自分自身
タイムリミットが来た後、モニターの一番近くにいた参加者は早めに起こされ、モニターから絶望のビテオが流される。
そのビデオを見た者は絶望し、モニターに保管されているナイフで自殺してしまう
その為、眠る前に部屋に鍵を掛けたりバリケードを作ったりしても意味がない。
今回のコロシアイの動機から見るに、最初からクリアさせる気のないシステムにしていたと思われる。

追記・修正をお願いします。












お~待~た~せ~

襲撃者さん起きてる~?

お待ちかねの襲撃タイムだよ~

さあ、今日のターゲットはだ~れ~か~な~




+ 一人目
  • 雪染ちさ
催眠ガスで全員が眠りについている間に何者かによってシャンデリアで全身を貫かれて死亡。
その死体の発見と共にモノクマはゲームの開始を宣言し、コロシアイは幕を開ける。
ただし、彼女の死を絶望編で彼女自身が認識しており、しかも「あーあ、死んじゃった」とあたかも軽そうに捉えているため、色々な意味で不穏ではある。単なるメタなのかそうでないのか、シリーズの性質上わかりづらい。

+ 二人目
  • 万代大作
NG行動「参加者の暴力を目撃する」を犯したことで毒を注射されて死亡。
苗木と朝日奈に暴力を振るおうとした逆蔵を止めようとした御手洗への特に意味のない暴力によって死亡という完全にとばっちりな死に方であり、当然逆蔵の好感度は急降下した。
これに対してグレート・いい人・ゴズは「なんて事をしてくれたんです」と至極もっともな事を言っていたが、逆蔵は舌打ち一つで流した。
恐らく、全キャラ内でもトップクラスに理不尽な死に方&3内でもぶっちぎりに避けようのないNG行動である。
というか逆蔵がいる時点で詰んでいる。
しかし、あの場面では衝突の予兆はあり(大作はその時点で衝突を止めようとしていた為、この時点で衝突の予兆の認識をしていたのは確実)回避そのものは簡単だったにも拘わらず、
あまりにも容易くNG行動に引っかかった事、そして担当声優の釘宮氏がここ数年非常に黒幕や腹黒い策士悪役が多い事もあってか
雪染に次いで彼の死については怪しまれており、今でも度々視聴者からは彼は偽装死で黒幕関係者ではないかと疑われている。
また、あまりにハードルの低いNG行動による見せしめ同然の殺され方は、同じく1で見せしめで殺された人と被らなくもない。

+ 三人目
  • 朝日奈葵
一度目の襲撃タイムで殺害され、1の生き残りの中で最初の犠牲者となる。
殺害された2話では露骨に死亡フラグを立てられており、一縷の希望に望みを託した視聴者を絶望に叩き落とした。


…と思ったら、何者かの工作でただおもちゃのナイフが刺さってただけでした。でも、何でそんな悪戯をされていたのかはこの時点では謎のまま。
まったく驚かせやがって…と安心して上を見てみると



  • グレート・ゴズ
一度目の襲撃タイムで殺害された犠牲者。目を潰され、ケーブルに吊るされた状態で発見される。
やっぱりこういう人は生き残れないのがダンガンロンパの常である。

+ 四人目
  • 天願和夫
苗木の処刑を餌に襲撃者を炙り出そうとする宗方の思惑に乗る形で彼と戦う事になり、
宗方と共に高所から墜落するという捨て身の戦法を行うが、運悪く崩落していた鉄材に体を貫かれ、重傷を負う。
そして宗方の質問に対し、自分の考えを語って聞かせたが、それでも自分のやり方を曲げない宗方が斬りかかってきたため、
咄嗟に自分の身体を貫いていた鉄材を引き抜いて応戦し彼の右目を奪うが、首を斬り裂かれて死亡。
この辺の格闘は、絶対絶望少女を除けば「気づいたら死んでいた」という展開ばかりだったそれまでのシリーズの展開と違い、非常に血生臭いことになっている。
襲撃者の正体にも気が付いていたようで、宗方はそれを聞いて驚愕していた。
しかし……

+ 五人目
  • 忌村静子
2回目の襲撃タイムで殺害された犠牲者。壁に磔になった状態で発見される。
襲撃タイム直前には、どこで流流歌との関係が歪んでしまったのか自問自答し、
「友達になりたかっただけなのに」と嘆いていたが、結局最後まで流流歌と和解することは出来なかった。
襲撃タイム後に発見された死体からは、胸に刺さっていたはずのナイフが消えていた。

+ 六人目
  • 十六夜惣之助
2回目の襲撃タイムの後、通路の瓦礫によりかかった状態で死亡しているのが発見される。
死因はNG行動「食べ物を口にする」を犯したこと。
露骨に怪しい隠し扉を発見した後、合流した流流歌に殺された。
死体には襲撃者の犯行に見せかけるための偽装工作が施されていたが、霧切は彼の死体にNG行動違反の痕跡があることに気付き、
十六夜のNG行動の内容と「唾液が甘かった」ことから流流歌の犯行だと見抜いた。忌村に刺さっていたナイフはこのために使われた。

(霧切が死体に触れた際、手袋に白い粉が付着したのに気付くシーンがあり、
NG行動違反による毒殺の特徴である左半身の変色がファンデーションなどで隠されていたと思われる。また、左目にも僅かに血涙の痕跡が残っていた)。

流流歌が自分のNG行動「参加者がゲームの会場から外に出ること」を明かせば、
それまでの彼であれば無理に出ようとはしないはずなのに、なぜ殺害という結末に至ったのか。
8話の時点で違和感を指摘し、「普段は流流歌の菓子で洗脳状態にあり、
NG行動で菓子を食べなかったために正気に戻り流流歌を見捨てようとしたのでは」と疑う声もあったが、9話の流流歌の回想によってその真相が明らかとなった。

十六夜は流流歌のNG行動を知っており、隠し扉のある部屋に大量のトラップを仕掛けるなど彼女を守るつもりだったが、
裏切られることへの過剰な恐怖から「十六夜が隠し扉のことを知っている(裏切る可能性がゼロではない)」という事実に耐え切れなくなった流流歌によって殺害されていた。
全てを捧げていた恋人に最後の最後に信じてもらえず、「裏切られる前に自分が裏切る」と騙し討ちのような形で命を奪われる仕打ちを受けながら、
しかし彼は最期まで流流歌を恨むことなく「分かっている、これは裏切りじゃない」と微笑んでいた。

なお、彼が見つけた隠し扉だが、実は偽物。というか、彼らがいる階層そのものが最初に眠らされる前にいた部屋の階層そっくりに作られた偽物。霧切は眠らされる前に十六夜の苦無が突き刺さったはずのドアの傷が消えていたことから気づいた。
そんな手の込んだ大仕掛けを未来機関の本部に作り出せる人物には限りがあり、霧切は最も確率が高いのは宗方だと推測している。少なくとも、宗方がこの真実を把握していない可能性はほぼ皆無であり、彼に有利が異様に傾いたゲームであったことに違いはない。
また、その偽階層だが地下に作られているため、隠し扉なんてあってもそもそも脱出不可能。
そして隠し扉が繋がっていた先はただのテラスであったため、NG行動と共に流流歌をピンポイントに狙った罠であった可能性が高い。

+ 七人目
  • 黄桜公一
NG行動「左手を開く」を犯した事で死亡。
隠し扉のある部屋の調査を止めようとしない霧切を殺そうと流流歌が落とし穴のトラップを発動させた際、落ちていく霧切の手を掴むために左手を開く。
NG行動違反の毒に侵されながらも最後の力を振り絞って霧切を引き上げ、そのまま自分は奈落の底へ転落していった。
8話アバンタイトルでは彼の苦い過去が描かれているが、
(78期生救出作戦の際に砲撃を受け、同行していた元同僚に左手を伸ばして伏せさせようとしたものの間に合わず1人だけ生き残った)
今度こそ伸ばした左手で人を救い、親友との約束を守った彼の顔には、毒に侵された凄惨な姿とは対照的な穏やかな笑みが浮かんでいた。

ついでに彼の死後、彼の落ちた落とし穴に八つ当たりでソファを蹴り込んだ逆蔵は更なる無駄なヘイトを集めた。

+ 八人目
  • 月光ヶ原美彩
査問審査会開始後に外部の施設で首がねじ切られた状態になって死んでいるのを、十神に発見されている。
これにより現在審査会に参加している月光ヶ原は偽物であり、その正体は「塔和モナカ」であることを十神に見破られている。
モナカは「あ~はいはい モナカがやりましたよ~」と言っているがあまりに気のない返事なので、月光ヶ原殺害はモナカではないのではと疑われている。
その後、ロボットの方はモナカがコントロールを放棄した事でオートモードに入り、
宗方に攻撃を受けた事で「動作モード:バーサーカー」を発動させて交戦に入るが、縦に両断され、破壊される。
参加者の月光ヶ原はあくまでもロボの方であり、破壊された時点で脱落扱いになると思われるため、8人目としてカウントする。
なお、彼女の胴体には頭脳(あるいはその補器)と思われるタブレットには参加者全員のNG行動が入力されており、宗方はそれによって全員のNG行動を把握していることとなった。

+ 九人目
  • 霧切響子
四回目のタイムアップを迎えたことで、NG行動「四回目のタイムアップ時に苗木誠が生存している」を満たしたことで死亡。タイミング的にタイムアップ直後に死亡しているので彼女が九人目と思われる。
死が目前に迫っているという中で、冷静に推理を重ね、苗木に希望を託し、死の眠りに落ちる瞬間までただただ苗木という希望を信じて喚きも無駄にあがきもせずに気丈にふるまい続けた。
ちなみに、何やら苗木との心の距離が近づきそうな発言をあれこれしており、着実にフラグを立てていたが朝日奈の件もあって油断していた視聴者の多くを絶望に叩き落した。
というか、このために朝日奈の偽殺人をやったんじゃなかろうか(スタッフが)。

+ 十人目
  • 安藤流流歌
四回目の襲撃タイムで殺害された犠牲者。
手をぼろぼろにしながら独り必死に部屋を封鎖しようとしていたが、モニターの一番近くにいたために
絶望のビテオを見てしまう事となる。ゴズ、忌村さんがビデオを見た後暴走したのと同様、
彼女は自身の身体を切り刻んた形跡が見られる。友人と和解できず、恋人を裏切り、そして誰にも発見されないという悲惨な最期を迎えた。

+ 十一人目
  • 逆蔵十三
ダンガンロンパ史上一二を争う漢の中の漢。宗方に胸を刀で刺されて、おそらく重体。タイムアップ明けからの状況が不明。
彼が何らかの裏切りを働いたことに対する制裁であるようだが、本人は何が何だかという感じ。とばっちりもいいところである。

霧切、安藤、そして彼が死亡した回の次のOPで生存人数が「6」となっていたため、誰かが死んでいないものと思われたが、死亡していないのは彼であった。
深く傷を負い死期を悟った彼は自ら左手首を切り落として襲撃時間も自由に動けるようにしていた。これにより、"襲撃者"に殺されかけていた苗木の命を(結果的にだが)救うことに成功し、彼の口から襲撃の真実と「宗方は自分を絶望と思いこまされて殺そうとしたのだ」と教えられることになる。カラクリを理解していてこれまで一度も絶望落ちしなかった苗木ですら自決に追い込まれかけた催眠映像があちらこちらで流れているエリアを、どうやって自我を保ったまま苗木を見つけるまで歩き回っていたのかは不明。貧血による耳鳴りや視力の低下によるものか。
苗木からは協力を求められるが、かつて「超高校級の『絶望』」の脅しに屈して宗方に虚偽報告を行った苦い過去と、その清算のために自分自身で殺すと誓っていた「超高校級の『絶望』」を苗木に倒されたことに対するやりきれない憎悪を口にし、その申し出を断り瀕死の身体を引きずってどこかへと去って行った。

しかし、勘違い(といっても前述のように裏切り行為を行っており全くの潔白ではないのだが)から裏切られ、見捨てられてもなお「宗方に生きていて欲しい」という一心から、死に体になりながらもコロシアイゲームの進行を止めるために施設の全電源を落とすという策に出る。逆蔵が裏切っていないことを知った宗方が駆け付けた時には既に息絶えてしまっており、結果的に和解は叶わなかったものの、自らの行動で宗方が助かると信じたその死に顔は安らかなものだった。
そして、最後の電源レバーを下ろした姿勢のまま息絶えたその後ろ姿は、試合に勝利し誇らしげに右の拳を掲げるボクサーそのものだった。

見捨てられ致命傷を与えられてもなお、ボクサーの命である左拳を捨ててまで宗方だけに尽くし続け、コロシアイゲームの幕を下ろしたその最期は、絶望編で明かされた「宗方に恋愛感情を抱いている」という衝撃的事実を鑑みるともはやただのヒロイン
毎回放送直前・直後に生配信されているダンガンラジオで、「京助取られた感じがして複雑(中原)」「逆蔵ヒロインだったよね?(緒方)」「真のヒロインの逆蔵くん(緒方)」と言われるなどもはや公認レベルのヒロインである。…男なのに。


残り生存者数

005人






+ 事件の根幹に関わった者たち
  • 天願和夫
今回の事件の真の黒幕。宗方との和解と襲撃者の正体判明後、これだけの舞台装置を作る権限を持った人物は宗方と彼しかおらず、その片割れである宗方があくまでも参加者の一人にすぎなかったことから、その正体が判明した。
彼の正体は未来機関のトップにして、絶対絶望少女でも劇中でうわさされていた通り真の超高校級の絶望……ではない。希望ヶ峰学園の元学園長として、その生涯の全てをささげた彼がこの凄惨な事件を起こした理由はただ一つ、「未来機関が絶望の中コロシアイをしたという事実を御手洗に突き付け、彼の持つ『希望のビデオ』を発動させることで世界中の人間が絶望を持てないように洗脳すること、その為に御手洗の精神を追い詰めること」であった。彼自身はあくまでも、最後に選択するのは御手洗であるというスタンスをとってはいたものの、実質使わないわけにはいかない状況へと追い込んだ脅迫に近く、事実御手洗はこの後『希望のビデオ』の発動を決意してしまい、最終決戦の幕が上がることとなってしまう。
「戦争で絶望を滅ぼせると思っているのなら甘い」という宗方に対する発言などから、かつて強硬派であった彼が考えを一変させた理由は、『絶望のビデオ』の実在を確認したことで「誰しもが心の奥底に絶望を抱え絶望に落ち得るのだから、武力による殲滅は意味がない(=絶望の残党を殲滅するには、人類から強引に負の感情を排除するぐらいのことをしなければいけない)」と気付いたことであることが覗える。
総じて、彼は希望を信じ希望の為に動いた人物であることは間違いないのだが、その為に関係も罪もない未来機関幹部にコロシアイを強要させた挙句、その最終判断を御手洗に投げたのは身勝手で無責任としか言いようがない。更に言えば、彼の計画が成功すれば世界から絶望はなくなるが、「絶望がなくなるのも絶望的」と言い放つ超高校級の絶望からすればこれもまたバッドエンドであるし、万が一御手洗が使わない選択肢をとってしまったら後に残るのは「未来機関のトップが自作自演でコロシアイをした」という絶望的な事実だけであり、世界の絶望が加速するのは想像に難くない(事実、このような手段に出るしかない未来機関を超高校級の絶望は「自分たちで気付いてないだろうけれど終わっている」と評している)。これまでも、カムクライズルプロジェクト、狛枝凪斗、希望の戦士など「偏った希望が絶望を生んでいる」という事態は劇中でも何度かあったが、彼の行動はその最たる例であるといえる。
結局動機が意味不明なまま物語が終わったため、「ボケてた」が一番納得できる理由などと言われることも。

  • 雪染ちさ
最初に被害者となった彼女は同時に、この物語に紛れ込んだ唯一の絶望の残党である(よって、その唯一が死亡することで幕を開けたこのゲームは正真正銘『希望が希望を殺す絶望の物語』であったと言える)。
その行動目的は世界中への絶望の伝播と宗方京助を最も絶望的な方法で絶望させることである。彼女は、宗方に泣きつくように「世界から絶望を消す」ことを吹き込んで彼の目的にその意思を刷り込んで天願との不和を発生させ、更に天願にはこのゲームで使われた『絶望のビデオ』と『人を自殺させるビデオ』を贈ることで舞台の準備を整えていった。また、未来機関として活動しながらもしっかり絶望の残党としての直接的なテロ行為も働いており、公園で遊んでいた幼児を虐殺した挙句、その証拠をいずれ宗方を絶望させるために自撮りするなどしている。
彼女が絶望の残党である、という事実が、彼女の死で余裕をなくしていた宗方の心にとどめを刺し、彼の暴走を招いて多くの死と絶望を招きこんでしまうことになる。出番こそ短かったが、彼女の存在がこの物語に落とした影響は暗く深い。
このように完全に絶望の一派と化してしまっていた彼女ではあったが、実は絶望に堕ちきってはいなかったのか最終回で超高校級の絶望に対して「ここから私たちの本当の希望が始まる」と反論している。

  • 宗方京助
未来機関最大の問題児。幹部たちの統制すら取れず、実際殺し合いに発展しているにもかかわらず「俺の未来機関は揺るがない( ・`ω・´)キリッ」などとのたまったおめでたい人。多くの参加者に黒幕として目をつけられ、実際に多くの死と絶望をもたらした彼であるが、この事件全体で言えば一人の被害者である。
それどころか、実のところ(誰も気付かなかったが)かなりの早期段階で黒幕を退けていた、という事実だけならばある意味今回の英雄と言える。
……が、皮肉にもその黒幕を倒し、「襲撃者は一人ではない」「あえて言うならば全員が襲撃者」「雪染もまた絶望」という事実を彼に教えられてしまった挙句、雪染が絶望の残党である証拠を見つけてしまったがために完全に暴走。未来機関メンバーを全滅させるために行動する、まさに天願にとって都合のいい駒となり果ててしまう。
しかし、苗木からの説得で自分の中にある、それでも消えない雪染と逆蔵への「会えてよかった」という想いを見付けてしまい、「自分たちはどこで間違えてしまったのか」と後悔の中、遂に苗木との和解を果たすこととなる。
尚、このゲームが始まるのとほぼ同時にジャバウォック島に軍艦が向かったようであり、十神はこれを偶然ではなく絶望を完全に排斥しようとする宗方の仕業ではないかと睨んでいたが、実は劇中では彼がこの船を送ったことは明言されていない(それどころか、希望編でのとあるシーンから、彼が船を送ったとは思えない言動を見せている)。

  • 御手洗亮太
世界中の人間を絶望に染めた『絶望のビデオ』の技術元となった人物であり、それに対抗できる洗脳アイテム『希望のビデオ』の製作者、そして天願の真の目的そのものであり、あえて定義するなら本作のラスボスにあたる人物。
当初の天願の予定では彼はコロシアイゲームに参加することはなかったのだが、何故か呼んでいないのに査問会に来てしまったためゲームに巻き込まれる。しかし、(こればかりは天願にとって幸運と言わざるを得ないのだが)結果的に生存。更には天願が黒幕で『絶望のビデオ』を使っているという事実を突きつけられたことにより、このような技術を超高校級の絶望に渡してそのまま逃げてしまった自分の罪を贖うために『希望のビデオ』の利用を決意した。
彼が『希望のビデオ』を起動したことで、未来編の物語は一度幕を閉じ、真の最終回である希望編へと物語は繋がっていくのであった……。







そして、物語は希望の結末へ

continued to the hope side …











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最終更新:2024年03月18日 19:17